※この作品はR-18です。

八咫烏は勘違う(R18版)   作:マスクドライダー

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ちょっと本編がアレな展開が続くので、頑張ってこちらも更新です。
私の気分転換のようなものですが、よろしかったら皆さんもご一緒にどうぞ。
本編でいう「第96話 着せ替え黒乃ちゃん」の続きとなります。
タイトルバレみたいなものですが、2人のお風呂ックスをお楽しみあれ。


スウィート・バスルーム

「ふぅっ……」

 

 家に戻った一夏は、すぐさま風呂を沸かして汗を流しにかかった。たった今洗髪を終えたところで、シャンプーの泡に包まれていた頭からは水が滴り落ちる。ボーっとすることしばらく、どうしても視線が自らのペニスへと向いてしまう。そういえば―――

 

(前回は洗ってないのに咥えさせたんだよな……)

 

 誘ったのは黒乃のようなものだし、積極的に咥えにいったのも黒乃だ。しかし、それを抜きにしても冷静ではなかったと反省する次第。ペニスは生殖行動のために必要な器官であると同時に、生理的排泄の機能を持つ。洗ってもないソレとなれば、さぞかし酷い臭いや味がしたろうに。

 

(待て、それはそれで―――いやいや、落ち着け馬鹿)

 

 背徳感というかなんというか、そんな汚らしいモノを咥えてもらったとなると、ある種興奮してしまう一夏がいた。すぐさまマナー違反だろうとかぶりを振ったが、性的興奮を覚えたせいか一夏のペニスは臨戦態勢に入りかけてしまう。とりあえず今はその時ではないと、落ち着く意味も込めて身体を洗い始めようとすると―――

 

(お、お邪魔しま~す……)

「なぁっ!?く、黒乃……?」

 

 浴室の戸が開閉する音がしたので目を向けてみると、そこには産まれたままの姿の黒乃がいた。長い髪は風呂に入る際は結い上げている。今の黒乃の状態もそれということは、単に背中を流しにきたとかではなく、一夏と共に湯あみをするためというのは容易に想像がついた。

 

「…………」

(え、えと……とりあえず、それ借りるね……)

 

 想像がつくだけに、これから起こり得ることを想像してしまう。だからこそ一夏はなにも口には出来ず、ただ黒乃の官能的な肢体を眺めるのみ。そんな視線を送られているのを誤魔化すように、一夏の手からボディタオルを取り上げると、そこへボディソープを垂らして泡立てた。

 

「あ~……文字通りかゆいところに手が届くって奴だな、ハハハ……」

(おおっ、上手いねイッチー。座布団1枚!ハハハ……)

 

 恋人同士ならば、多くの男女がこうやって過ごした経験はあることだろう。しかし、初めてとなると妙に気まずくて仕方ない。気の利いた台詞もいえず、飛び出したのはちょっとしたジョーク。例え黒乃が脳内でノったとしてもそれは伝わらず、シンとした空気が張り詰めてしまう。

 

 なにが気まずいかって、両者とも妙に気を遣っているからだろう。一夏はもはやペニスの勃起を止められず、そそり立つソレがなんだか気恥ずかしい。一方の黒乃も、今後そういった展開―――つまり一夏の理性が振り切れるのを期待してこの場にいるのがどうにも……。

 

(いや、違う……違うだろ……。黒乃がこんな健気なことをしてくれてるのに、いつまでもヘタレててどうすんだ!)

 

 据え膳食わぬは男の恥、なんていう言葉がある。前回の2人にとっての初めての情事もその言葉が当てはまるだろうし、今に至ってもそれに近い。家に戻って続きをしようと持ち掛けたのは一夏だが、ここで進まねばまたしても男としての自尊はないも同然。変なプライドにこだわる気はないが、一夏は意を決し―――

 

「く、黒乃、洗い方……変えてほしい。その、なんていうか、黒乃がスポンジになってくれ!」

(はい……?あ、あぁ……そういう……。うん、勿論―――あなたがそれを望むなら)

「……だから違う、俺はなにをいっているんだ……。だからその、つまり……いぃ!?」

「んっ……ふっ……!」

 

 緊張と動揺でいまいち意味の伝わりにくい遠回しな発言をしてしまい、思わず一夏は頭を抱えてしまった。しかし、消えていない前世の残っている知識から、黒乃はしっかりその意味を理解している。一夏が頭を抱えている間に、自らの身体に泡を纏わせていき―――その豊満な胸を一夏の背に擦り付けた。

 

「ぁぁぁぁっ……すげえっ、先っぽ固いのしっかり伝わってくる……!」

(あ……んっ。わたっ、しも……乳首こすれて、気持ちいっ、いっ!)

 

 張りのある確かな圧を全体的に感じると共に、その両中心にはしっかりとした固さを帯びたものが。言わずもがな、黒乃の乳首だ。一夏は背中を上に下に擦れていくソレのなんともいえない感触を楽しみ、黒乃は男らしい背中で摩擦する己の乳首から快感を得る。

 

(次、腕ね……)

「柔らかい……。はぁ……ずっと挟まれていたいくらいだ……」

 

 ある程度背中に擦らせるのを続けると、今度は一夏の片腕を胸の谷間で挟み込んだ。泡にまみれた黒乃の胸に挟まれるのは、不思議といつもより柔らかさが増しているような気さえする。そしてまたしても、ヌルヌル、ヌチヌチと官能的な音が浴室へ反響した。

 

 その音がだんだんと2人を興奮させていくのか、どうにも息遣いは甘く激しい。一夏の身体の部位を次々とその艶めかしい肢体を擦らせていくにつれ、もはや両者の我慢の限界は近かった。一夏のペニスは今にも黒乃を犯してやりたいとそそり立ち、黒乃のおマンコもそれを受け入れたいとびしょ濡れだ。

 

「黒乃っ……!俺、もう!」

(私もだよ……。だけど、ちょっと我慢しようね。おちんちんでパコパコするだけがエッチじゃないでしょ?)

「……黒乃?」

 

 切ないような顔で今すぐ入れたいとせがむ一夏だが、珍しくも黒乃はそれを拒んだ。なにをするともりなのか、とりあえず一夏の身体を包む泡のみ洗い流し始める。焦らしているのかと一夏がますます切ない表情を浮かべると、黒乃は再度胸をたっぷり泡で包むと―――

 

(お待たせ。待たせたぶん―――)

「うっ、ぐっ!」

(いっぱい気持ちよくしてみせるから)

 

 一夏の怒張したペニスの前にしゃがむような体勢になると、それを思い切り胸で挟み込んだ。黒乃の胸の温度や柔らかさに快楽神経が一気に総動員し、思わず一夏は身体をビクリと反応させる。そして若干の恐ろしさも覚えるのは、これでまだなにも始まってすらいないという点だった。

 

「あっ、んっ……んっ、んっ、んっ……!」

「うああああっ!?なんだっ……なんだこれ、気持ちよすぎる!」

 

 黒乃はしばらくポジションを確かめるように身体をくねらせてから、自らの胸を上下に動かして一夏のペニスをしごき始めた。泡に包まれているおかげで潤滑は十分。勢いよく上下に滑るおかげで、一夏は絶叫してしまうほどの快楽が突き抜ける。

 

(パイズリ、どうかな……男の子、好きでしょ?)

「すげぇ、ホントにすげぇ!ああっ、黒乃……すごっ……!」

(ん~語彙力が死んじゃうくらいってことかな……。フフッ、嬉しい……)

 

 男のロマンというかなんというか、大きいおっぱいがあるのならペニスを挟んでもらいたいものだろう。一夏にとっては自らを慰めた妄想の一端であり、いいかえるのなら夢にまでみたというやつ。それも泡のおまけつきとまでくれば、語彙力が死ぬのも無理はない。

 

 一夏の口から幼稚な感想しか出てこない様子を、黒乃は心から愛しく思った。なぜなら、それは間違いなく一夏が気持ちよくなっている証拠だろうから。おかげでだんだんと蕩けた様子に変貌しているが、一夏としてはその表情も快楽の材料として扱っていた。

 

(汚したい。俺の為にメスの顔してるその美貌を、俺の精液で穢したい!)

「リク……エスト……」

「……もっとだ。もっと激しく頼む!」

(もっとね……。ちょっとぎこりないかも知れないけど、一気にいくよ)

 

 それまで逃さないよう確実な上下運動を続けていたが、一夏のリクエストを受け力強くペニスをしごく。黒乃の胸が股間に打ち付けられるたび、泡で包まれている影響かダパン!というような音を上げた。そんな音の反響もかき消すかのように、一夏の快感からくる叫び声も音量が上がる。

 

「あぁ、あぁああ!堪んねぇ、黒乃の胸っ、黒乃のおっぱい最高だ!」

(えへへ……それなりに、自慢の、おっぱい、ですから)

 

 黒乃の胸はただだらしなく大きいということではなく、張りもあれば弾力もあり形だって美しい。なんの努力もせずに美しいプロポーションを保ててはいたが、黒乃が意識することによってソレには何倍も磨きがかかっている。そんな胸が、今一夏のペニスを挟んで激しく上下に動いているのだ。

 

 ヌルヌル、クチャクチャと音を立てながら胸が通過していくたび、なにもかもどうでもよくなってしまいそうな快感が突き抜ける。また、黒乃の奉仕的な様がスパイスとなって走る快楽をまたいっそう強いものにさせた。一夏は、そんな黒乃を汚してしまいたくて仕方がないのだ。

 

 今から欲望の白濁を吐き出し、マーキングするかのように黒乃に対して引っかける。そんなシーンが脳裏にチラつき、ついに一夏のペニスはビクビクと大きく跳ね始めた。そんな射精の予兆を感じ取った黒乃も興奮したかのように息を荒げ、最大限に胸を上下させる速度を上げた。

 

「黒乃っ、このまま出すぞ!」

(うん、出して!私のおっぱいでイって!)

「あっ!ぐっ、うぅ!うぁっ、あぁ!」

 

 激しい上下運動の最中、ついに一夏は果てた。胸の谷間から覗いている亀頭から勢いよく精液が飛び出し、あまりの威力に黒乃の顔面へ大半が付着する。黒乃はそれだけ気持ちよくなってくれたのだと歓喜すると同時に、別の角度での歓喜も胸中へ渦巻く。

 

(あぅ……精液、顔にかかってる……。イッチーの精液の匂い、顔に染みついて……マーキングされちゃってるよぉ……!)

 

 黒乃にとってこういった場での最大の悦びとは、自分の物として扱われることだ。顔射には己の精液を受け止めてほしいという心理の他に、一夏が思った通りに所有物に対してのマーキングという意味合いもある。それをしっかり理解しているからこそ、黒乃は嬉しくてたまらないのだ。

 

 しばらく恍惚の表情を浮かべ、自身がどんな表情を―――メスの顔をしているのかを想像し、ブルッと身震いして見せる。そして深呼吸をするようにして一夏の精液の匂いを自らの鼻腔に広げ、ふいに顔面へ付着したソレを指で掬いあげれば、その指先は黒乃の口の中へ消えた。

 

「んちゅ……んっ、ちゅぴっ、はむっ……」

「黒乃……?!」

(あぁぁぁぁ……!見られてる、精液舐め取ってるの見られちゃってる……。でも、止められない……むしろ、見られて興奮してる……!お股ムズムズしちゃう……!)

 

 射精の興奮を抑えるように息を整えていた一夏だが、水音がするので顔をあげてみれば、そこでは黒乃が官能的な様子で顔面の精液を舐め取っているではないか。己の支配欲に駆られてぶちまけた精液を舐め取るその姿に、一夏はとんでもない歓喜と興奮を覚える。思わず視線は釘づけになり、ゴクリと生唾を飲まずにはいられない。

 

 一方の黒乃は、一夏の隠そうともしないやましい視線に興奮を覚えていた。やはり被虐体質はこういった場では強みにしかならないのか、一夏が自分をそういった視線で見つめてくれるという事実が嬉しくて堪らない。そして興奮を抑えきれず、黒乃の片指がついに股の間へ伸びた。

 

「ひうっ、あっ、んっ!つっ……っ!うぅん、はっ、あっ、んーっ!」

「っ…………!!!!」

 

 精液を舐め取る行為は継続させつつ、いや―――その行為をいわゆるオカズにするかのようにして、黒乃は自らのおマンコを弄り始めた。決して激しい物ではないが、黒乃の指先が膣内をまさぐる度にクチュリと確かな水音が響く。黒乃の籠った喘ぎ声も同じくだ。

 

 これは別に一夏を誘おうという思惑があってのことではないのだが、目の前で繰り広げられる光景を眺めて黙っていられる者はもう男ではない。1度の射精で落ち着きを取り戻しかけていたペニスは瞬く間に怒張し、一夏の脳内も解れた黒乃のおマンコにソレをぶち込んでやりたいという思いのみ。

 

「黒乃!」

(わひゃつ!?イ、イッチー……)

「入れるぞ、いいな?」

(は、はい……。私のおマンコ、イッチーのおっきくて固いおちんちんでズンズン突いてください!)

 

 手早くペニスの泡を洗い流して一応持ち込んでおいたゴムを装着すると、一夏は黒乃の手を止めさせ半ば強引に立ち上がらせた。そのままお尻を突き出すような体勢にさせると、究極的に端的な言葉と共にペニスをパチンと黒乃のお尻へ叩きつけた。

 

 特に抵抗する理由なんてない。黒乃も一夏のペニスをハメて欲しくて堪らないのだから。左手は壁に沿わせつつ、右手で右臀部を掴むようにして外側へ引っ張った。するとそれに伴い黒乃のおマンコはご開帳。物欲しそうにひだをヒクつかせ、一夏のペニスを今か今かと待ち受けるかのようだ。

 

「くろっ、のぉっ……!」

「んくっ!んあっ、あぁあぁぁぁあぁぁ……!」

 

 黒乃のおマンコへペニスをあてがい、感触を確かめるようにゆっくり挿れていく。膣内のひだは総動員してペニスを奥の方へと引き入れ、抵抗感など一切感じさせずに根本まで飲み込んだ。やはり入れているだけで気持ちよく、しばらくはひだの蠢きを堪能したい気分だった。黒乃に声をかける暇も出来るし、一石二鳥というもの。

 

「はぁ……はぁ……。黒乃、具合は……どうだ……?」

「き……もちいぃ……。あつい……しあわ……せっ……。あっ……んっ……!」

「そう……か……。あぁ、俺も挿れてるだけで気持ちいい」

 

 前回の挿入で非処女となったとはいえ、まだ2度目だ。すんなり奥へはいったが、だからといって痛くないとは言い切れない。黒乃を心配する一夏の気持ちは本物だが、実際はそんなに気を遣う必要もなかったかもと即座に思い始めてしまう。

 

 なぜなら黒乃が感想を述べる度に、種類がかわるがわるひだの蠢きが一夏のペニスを襲うから。特に黒乃が幸せと呟いた際の蠢きなんて、あまりにも甘美すぎて変な声が漏れてしまいそうだった。2人の愛がそうさせるこの現象に、一夏は頬を緩ませずにはいられない。

 

「……動くぞ」

(うん……)

 

 前にいきなり激しく腰を前後させたことが起因しているのか、一夏は膣内の全てを捉えるかのようにペニスを押して引いてを繰り返した。一夏のモノを受け入れる体勢のできた濡れているおマンコは、なんの抵抗も感じさせずストロークもしやすい。

 

「はぁ……くっ……」

「ひっ、あぁっ、あぁぁぁ……」

「そういや、さ。体位で感じ方とか、違うっていうよな。……やっぱ違うか?」

(違っ……う……。全然違うよ!前より深っ……深いのっ。奥の奥まで、おちんちんで、抉られてるのっ!)

 

 ギリギリと歯を食いしばるようにして襲い来る射精感に抗っていた一夏だったが、まるで思い出すようにして黒乃に問いかける。話しかけていると、気分が紛れるとでも思ったのだろう。実際のところ、それは挿れる側である一夏も既に違いを感じ取っている。

 

 正常位でも奥の方―――つまり黒乃の子宮口まで十分届いたが、なんというかこの立ちバックは、ちょっと深めに突き入れれば簡単に亀頭と子宮口がキスできる。深くまで突き入れた後にグリグリと腰を回せば、いわゆるポルチオ攻めが余裕でできてしまいそうだ。

 

 その深さというか深度を、挿れられる側である黒乃の方が実感していた。膣のひだをかき分けて、ペニスが奥へと押し入ろうとするのがよく解る。もちろん子宮口へ亀頭がコツリと振れるたび、痺れるような感覚が下腹部から広がっていくのもだ。ゆっくり動いてこれかと思うと、2人はその先を強く切望してしまう。

 

「あぁ……いいな、この体位好きかも知れない。黒乃の顔が見えないのは残念だけど……さ!」

「お゛っ……!?ふっ……ぅ……!」

「黒乃を強姦してるみたいですごくいい」

「ん゛っ!?ん゛ーっ!?んふっ、あっ、ひぐっ、んっあっ!あっ!あっ!あぁっ!」

 

 一夏は1度ペニスが抜ける寸前まで腰を引くと、勢いをつけるようにして思い切り突いた。それまでのまったりした感覚とは打って変わった走り抜けるような快感に、黒乃は思わず下品とも取れる喘ぎ声をあげた。反射的に口元を抑えるが、一夏の腰振りが激しい物へと変わってそれどころでなくなってしまう。

 

「いい、本当にいいな……ただ本能に任すようで!交尾みたいで!」

(ダメっ、ダメぇっ!そういうこといっちゃダメだよぉっ!感じすぎ……感じ過ぎちゃう!交尾セックスはまっちゃうからぁ!ひ……いひぃっ!あひっ!んぅんっ……あっ!あ゛ーっ!)

 

 幾度となく確認することになるが、黒乃は真性の被虐体質である。そんな黒乃がまるで動物の交尾だといわれてマゾヒスト魂に触れないはずもなく、一夏が見えていないのをいいことに、半笑いの状態で全身を駆け巡る快楽に身を落とした。

 

 そんなことも露知らず、一夏は自身が宣言した通り獣同士の交わりを意識するかの如く、一心不乱に腰を前後に振り続けた。腰が打ち付けられると同時に、パンパンと鳴り響く破裂音がその激しさを現しているといえよう。愛ありきで成り立つ退廃的なセックスに、2人は心の底から酔いしれるばかり。

 

「交尾……交尾っ、黒乃と交尾!」

「ふぁぁあん!ひあっあっ!あひっ!ん゛っ!うんっ!あはっ!」

 

 自分で言っておきながらよほど交尾というフレーズが気に入ったのか、連呼しながらとにかく腰を前後に前後に前後に。もはや端からみれば本当に強姦に見まごうような様だが、愛し合うがゆえにそうみえるというのはなんとも皮肉な話だ。

 

「はっ、はっ……!……ありがとう」

(いっちぃ……?)

「黒乃が俺のこと好きでいてくれるから、俺は……俺はこんなにも気持ちいいんだ!俺も好きだ、好きなんだ!黒乃のことを愛してる!」

「あっ、あぁ……あぁああああぁぁああっ!」

 

 突然のことに首を傾げずにはいられなかったが、一夏はある事実をしっかり感じ取っていた。それは、黒乃が数えきれないくらいに達しているということ。前回もそうだったが、感じやすい体質ゆえにちょっとしたことでも黒乃は簡単に達してしまう。

 

 それがこれだけ激しい突き入れともなると、むしろ達さない方がおかしいというもの。既に黒乃がイって膣が締まる感覚はもう覚えた。今回も同じような状態だったため、一夏は感謝せずにはいられなかったのだ。なぜこんなにも黒乃が達してしまうかを考えた時、導き出した結論こそソレだからだ。

 

「すきっ……すき、すき、すき、すき!すき……すきぃいいぃいいいいっ!」

「黒乃……。ああ、俺には黒乃しかいないよ。黒乃だから、黒乃だから!」

 

 感じやすいという要素ももちろんあるが、黒乃が行為中に何度もイく最大の要因は一夏を愛し過ぎるがゆえ。一夏以外のモノを受け入れるくらいなら死を選ぶだろうが、例えば一夏以外のモノならば感じはしてもここまで連続でイきはしないだろう。

 

 そういえるのは、今の黒乃に全て集約されている。女性は心でも感じさせるのがよいというが、黒乃の欲する言葉は一夏の自分を必要としてくれる旨の台詞。欲しい言葉を投げかけられてからの黒乃は、うわごとのように好きだとしか発さなくなってしまう。

 

「そろそろ限界だ……!出すぞ、黒乃!」

(いいよ、イって!好きなだけドピュドピュ出して!)

 

 長く黒乃を愉しみたいという心理から我慢を重ねたが、ついに限界というものが来てしまった。だが耐えただけに、発射の瞬間はどれほど気持ちいいのだろうと期待してしまう一夏もいる。膨らむ期待に胸躍るかのように、一夏は最後のスパートをかけた。

 

「う……おお、おおおおっ!」

「あんっ、んくっ、い……あうぅん!あっく、ふわ、ひうっ、ひあぁぁぁぁあっ!」

「ああっ!出―――」

「あ゛っ!?ほ……ぁ……あぁんっ!あっ、ああぁあぁああぁぁああああ~っ!」

 

 射精のほんの数舜前、一夏はそれまで激しい突き入れを繰り返したペニスを、一気におマンコの奥へ奥へと押し込む。子宮口を突くどころか、割って侵入してしまうほどに深く深く。本当に最奥、これ以上は先へ進めない場に辿り着いた時―――一夏のペニスが白濁を吐き出した。

 

 それに伴ってゴムが変形して奥を刺激する感覚が堪らないのか、黒乃は身もだえしながら声にならないような声をあげる。そして2人とも一気に熱が冷めた反動か、なにをするでもなくボーッとした時間が過ぎる。余韻を楽しむというのもあるが、いつまでもこうというわけにはいかない。一夏はゆっくりとペニスを引き抜いた。

 

「くっ……!」

「あっ……っ~~~……!」

「はぁ……はぁ……。なっ、わっ、とっ……!だ、大丈夫か黒乃!?」

(ご、ごめん……大丈夫……。ま、また腰が立たないや……)

 

 やはりひだが行かないでと絡みつくような動きをみせるが、そのまま続行したくなる衝動を抑えつつペニスを引き抜いた―――その時である。黒乃の体勢がヘナヘナとゆっくり後方へ倒れていくので、一夏は慌ててフォローを入れた。とはいえ、2人して軽く尻もちをつくようにはなってしまうが。

 

 前回もそうだったが、あまりの激しさと気持ちよさでこうなってしまうのだろう。いや、むしろ立ちバックという体位でよく立ち続けた方だ。一夏としてはその様が可愛くて仕方がないのか、クスクスと笑いをこぼしながら慈しむように黒乃を抱きしめる。

 

 既に場所は風呂場なので一夏が運ぶ必要がなくよかったところだろう。そのまま黒乃も髪や身体を洗い、同じく一夏も局部を洗い流す。それが終わるとようやくひと段落といったところで、2人仲良く湯船の中へ。黒乃は一夏を背もたれのようにして、思い切り体重を預けた。

 

「それにしても、こうして一緒に風呂なんて何年ぶりだ?」

(あ~……昔はよく一緒に入ってたよねー)

「……いつからだろうな、一緒に入らなくなったのは。けど面白くないか、しばらく入らなくなったのにまたこうしてっていうの」

 

 幼少期の一夏からいわせれば、例え性別が異なろうと一緒に風呂なんて当たり前のことだった。子供というのは無垢なもので、その時期は誰だって似たようなものかも知れない。だが本当に、本当にいつの間にか順番に入るようになっていた。それも当たり前といえば当たり前なのだが、今の状況でそれは当てはまらない。

 

 こうして2人が同じ湯船につかっているのは、2人の関係が家族や幼馴染から脱却して恋人となったからだ。一夏のいう通り、そう考えると面白い話かも知れない。なるべくしてなったというか、運命がそうさせるというか。大げさかもと思いつつ、一夏はこの出遭いに感謝せざるを得ない。

 

「黒乃……」

(あなた……)

 

 出遭いそのものが嬉しくて、そう思うと自分を愛してくれる黒乃が愛しくて堪らなくなってしまった。一夏は黒乃の腰へ腕を回すと、自分も体重をかけるようにして覆い被さる。そのまま名を呼びながら顔を近づければ、2人の唇と唇が重なった。

 

 いうまでもなく、舌と舌も激しく絡み合う。お互いを激しく求め合う貪り喰らうようなキスは、もはや2人の間では当たり前のことらしい。そして、それはお互いの口内を余すところなく味わい尽くすまで終わらない。湯船が揺れて立つ波音に混じり、キスの水音が響くことしばらく―――ようやく2人の顔は距離を置いた。

 

「黒乃……その、な……。俺、まだまだ全然し足りないんだ。風呂から出たらまたしたいんだが……」

(フフ、もちろん。あなたが私を求めてくれるなら、いくらでもこの身を捧げるよ)

「そうか!なら遠慮なくいかせてもらうからな。ヘヘッ、実は黒乃にいってみたかったんだよ。今夜は寝かせないぜ?」

(は、はわわっ!?イケメンボイスでそれはダメーっ!死ねるーっ!あぁぁぁぁああああっ、私の旦那がイケメン過ぎる件についてええええ!)

「おっ、ちょっ……す、少しキザだったか?なぁ聞いてるか黒乃?黒乃ーっ!?」

 

 一夏が悪戯っぽい笑みを浮かべて歯が浮くような台詞を吐いた途端、黒乃は水面に顔を着けてブクブクと息を吹き続けた。主人公特有?のイケメンボイスにやられたわけで、これは要するに一種の照れ隠しだ。だがいった本人からすると笑われているように感じたのか、少し引きつった笑みを浮かべながら訂正を入れようとする。

 

 しかし泡沫の弾ける音でそれが耳に届かないのか、黒乃は肺の息を全て出し切るまでそれを続けた。呼吸をするために顔をあげれば、一夏が照れながら悪かったなどと謝るが黒乃にとっては意味の解らない言葉だった。とりあえず、意味は解らずとも首を横へは振っておくが。

 

 そうして、のぼせてしまうのではないかという程に2人の戯れは続く。仮に風呂から出ようとまだ続く。1度交わりながらも、2人の夜はまだまだ始まったばかりである。きっと一夏の宣言通り、気づいた内に朝日を拝むことになるのだろう……。

 

 

 




もっとガッツリとソーププレイ風にすればよかったかと書き上げてから反省。
ぶっちゃけパターン的には1回目となにも変わっていないような。
まるで成長していない……。という安〇先生の幻聴が聞こえました。
というわけで、お風呂から出てからの話は何か黒乃に着させようと。
着てる方が恥ずかしい系の下着か、はたまた……気分によって変わるとは思いますけれど。
さて、そういうわけで次回があれば風呂上がりの情事でお送りいたします。
お目汚し失礼しました、よろしかったら次回もお付き合いください!

この作品の続きに需要があるかどうかの是非

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