世の中はバレンタイン一色、あれもこれも皆んながチョコレートまみれである。そんなこと言う私もその中の一人だ。
「よいしょ!完成!」
台の上には赤い袋に可愛くラッピングされた袋がいくつも並んでいる。
「ふうっ、流石に疲れるな…」
頰に流れる汗を手で拭き、じっと袋を見つめる。
他の袋よりも少し大きめで、リボンも華やかなチョコレート。
「うううっ…」
顔が熱くなるのを感じる。
急に恥ずかしくなり、しゅぱっとしゃがんでしまう。何も襲ってくるはずがないのに、恐る恐る台の上のチョコレートを見つめる。
しかし、また恥ずかしくなりしゃがんでしまう。
「あ、あれは!ただ入れ物が無くなっただけだし!リボンも丁度切れただけだし!別に量だってちょっと多くいれてなんかないし!!」
誰に言ってるのか。
赤い顔をしながら否定していく。
「だから別に恥ずかしくなんかないし!!」
ガシッとチョコを持って走り出す。
行く先は大体わかる。というより、この時間はトレーニングしてるはずだ。
タッタッタと走っていく。そして彼の後ろ姿が目に入った。
その途端、走っていた足を止め壁際に隠れる。ドキドキする心臓を押さえて、意を決し飛び出す。
「フェルグッ!!」
「ふう。今日もよく汗を流した。もはやエーテルで形作られた仮初めの体躯に過ぎず、正しき肉も骨も持ってはおらん身だが。どうあれ動くのは気分が良い。あとは旨い酒と食い物、それに良い女が居てくれれば…」
声をかけようとすると、独り言をブツブツと呟いていた。
「他には何も要らんのだがなぁ。はは。なかなか、うまい話は転がっておらんものだ。」
ガハハハと笑いながら言っている。
むぅーっ!!
「フェルグス!!」
「…ん、マスターかどうしたって、なんでそんな頰を膨らませているんだ?」
「しらない!」
いい女って目の前にいるじゃん!!なんて言えるはずもなく、無駄に怒ったため、どう切り返すか悩んでいた。
「きょ、今日は何の日か知ってる?」
「…鍛錬の日か?鍛錬なら付き合ってやるぞ。一汗かいたばかりだが、おまえの頼みなら構わん。」
「ちがう!」
声を出して否定する。フェルグスも驚いたように、一歩下がる。
体の後ろで持ってあるチョコレートが、ぐだ子の心を表すようにガサガサと揺れる。
「えっと、だから、その…」
「なんだ?」
モジモジと、太ももを擦り合わせる。
視線もいつの間にか何処かにいってしまい、フェルグスを見えていない。というより、自分でも何処を見ているのかわからない。
「きょ、今日はバレンタインデー!!」
「なにぃ?バレンタイン、だぁ?」
顔を上げてフェルグスを見る。
フェルグスも私を見ていて、それだけでまた顔が赤くなる。
意を決して渡そうとすると、フェルグスが近づいてきた。
「おまえ、顔に何か付いてるぞ。」
「ひゃっ!」
フェルグスがぐだ子の頰を指先で撫でる。その指先には茶色の何かが付いていた。
「スンッ、これは。チョコレートか?」
ペロリと指に付いたチョコレートを舐めとる。
「っ!!こ、これ!!」
「ん?おおっ!?」
前に立つフェルグスの胸にチョコレートを押し付ける。
「こ、これ!チョコレート!手作り!バレンタインだから!あげる!!」
目をつむり、必死に伝える。
さっきまでの頭の中のシミュレーションならば…
『ふっ、これ。チョコレートよ。』
『な、なんだってぇ!!!この俺にチョコレート!?』
『ええ、ありがたいと思いなさい(髪の毛パサァ)』
『うおおおおおっ!!(血涙)』
なんて思ってたのが、全て崩壊だ。
「成る程、おまえから俺にか。」
「うううっ…」
「はははっ、そうかそうか。わからんもんだな。」
「な、なに?」
急に笑い出したフェルグスを薄めに顔をあげる。
フェルグスはニカッと笑い、ぐだ子を見る。
「夜まで待て。」
「ふぇ?」
「ジル元帥が作ったバーがあったろ。今日の夜そこに来い。」
「え、ええっと…」
「オトナの男の包容力ってのを、見せてやるよ。」
「……!!!??!?」
ぐだ子は顔を真っ赤にして、フェルグスから離れる。
「やっ、それは!えっと!その!!」
ぐだ子は恥ずかしくなり、振り返ってマイルームへと走り出す。
でも、
「い、行くから!!」
そうフェルグスに叫び、ダッシュで戻っていった。
「…俊敏Aだな。」
フェルグスは渡されたチョコレートをポンポンと手で遊びながら自室へと帰っていった。
「どうしよ!」
「なに、藪から棒に?」
ぐだ子はマイルームには戻らず、そのままブーディカの部屋に行っていた。
ブーディカはいきなり入ってくるぐだ子を怪訝な目で見ていたが、顔を赤くして何か思いつめているのを悟り、少しだけニヤリとした。
ぐだ子は事情を少しづつ小出しにしつつ、ブーディカに事情を話した。
「要するに、男(フェルグス)にバーに誘われたけど、何をどうしたらいいのか全然わからないから教えてくれってこと?」
「そう!さすがブーディカ!」
「うーん、あたしもそこまでそういうのに詳しくないからなー」
「ど、どうすれば!?」
ぐだ子はこの世の終わりの様な顔をする。
ブーディカも困った様に笑いながら、一つ提案をする。
「でも、こういうのに詳しそうなのは何人か居るわ。今から呼んでくるわね。」
「おねがいします!」
そして、そそくさブーディカはぐだ子を残し部屋を出ると数分後に三人のサーヴァントを連れてきた。
「ヴィヴィラフランス!御機嫌ようマスター!」
「マスターお疲れ様。私の膝で寝ますか?」
「うぅむ。何故余も呼ばれたのだ?」
入ってきたのはマリーにマタハリ、さらにはヴラドだ。
「ええっと、どうして?」
「余もわからぬ。おまえはわかるのか?」
ヴラドも困惑の表情を浮かべている。
「簡単よ、マリーとマタハリと私でマスターに完璧なコーディネートをしてあげるのよ。」
「わたくしがお化粧を教えて差し上げます。」
「バーに行くんでしょ、それなら私が一番よくわかっていますわ。男なんてイチコロですよ。」
二人ともノリノリだ。
というより、何処から出したのその化粧道具と服。
「じゃ、じゃあヴラドが呼ばれた理由は?」
「はい、ヴラド様は裁縫が得意と聞きまして、なんでもエリザベートさんや他の人たちにもイベントで服を作ってらっしゃるそうですから。」
「確かに作ったが…」
「ここにも服がありますけど、ちょっと直して欲しいところとか出てくると思うんです。そこで、ヴラド様に直してもらおうと。」
「ほう。わかった。」
「ねえねえ、マリー、イベントって?」
「それは秘密です。」
うふふふと笑うマリー。
そのままぐだ子に近づいてくる。
ぐだ子も何かを感じ取ったのかジリッと後ずさりする。
「さあマスター。今から楽しい楽しいお化粧のレッスンの時間です。」
「ま、マリー、そこまで張り切らなくても…」
すると、ぐだ子の後ろにぽわりと柔らかい感触。
「マスター、あなたに似合う服をいっぱい選んであげますからね。お人形さんみたいに。」
「マタハリ…!」
後ろから抱きしめられ、逃れられない。
ぐだ子は涙目を浮かべながら、最後の砦に向かった。
「ブーディカ!たすけっ!」
「…行ってらっしゃい!」
「ふぎゃああぁぁぁ!!」
こうしてぐだ子のコーディネート大作戦(マリー命名)が開始された。
部屋からは「きゃあっ!可愛い!!」「マスター!これも似合ってますわ!」「マリーこれなんかどう?」「あら、いいですわ!あっ、これなんかも!」「絶対似合うわ!!」「ふぎゃああぁぁぁ!!」という風に女の子たちのきゃっきゃした声が聞こえていた。
先でワイワイしている三人を見ながら、ヴラドとブーディカは優しい目をしていた。
「…余はいるか?」
「あははは…大丈夫そうだね。」
「お主は混ざらなくてよいのか?」
「あたしはこういうのに疎いから……ねぇねぇ!二人ともこれなんかどう!!」
「きゃあ!いいですわ!綺麗で可愛い!」
「さすがブーディカ様ですわ!」
「…やはり混ざりたいのではないか。」
ヴラドは苦笑した。
時間は夜、カルデアの中ではあるがバーの前に立っていた。
無機質な廊下や屋根とは一風変わって、木製の扉が取り付けられている。
ぐだ子は結局、女性サーヴァント三人の手により渾身のおめかしをしていた。バーに似合うような大人っぽい雰囲気といつもしているサイドテールは今はおろしている。
三人ともいい仕事が出来たとスッキリとした顔をしていた。
一方のヴラドも皆がやっている間にちょっとした小物を作ってくれて、それを髪につけていた。
準備は万端。
バーの前で大きく深呼吸をして、そっとドアに手をかけた。
カランコロン
「おっ、来たな。マスター。」
座っていたフェルグスはぐだ子の方を見て笑った。
「ふぇ、フェルグス…その、こ、こんばんわ。」
「ふっ、ああ。こんばんわマスター。今日はいつにも増して綺麗だな。」
不意に投げかけられる甘い言葉。
顔がさらに赤くなる。
下を向いて赤くなってる顔を必死に隠す。
「あ、ありがと…フェルグスも今日は、その、いつもの格好じゃないんだね。」
「ああ、これか。」
フェルグスはいつもの格好とは違う、ジャケット姿だ。
「当たり前だ。俺の時代ならあれで通せたかもしれないが、この時代のこんな綺麗な女性を前にして、あの格好はいけないだろ?」
「うあっ…ううっ…」
「おいおいマスター。これくらいで照れてたら困るぞ。」
度重なる甘い言葉にぐだ子の頭はショート寸前だった。
「ほら座れ。マスターこの娘に水を。」
「かしこまりました。」
「って、マスターじゃどっちかわかりにくいか。なら、マスター。この夜だけマスターのこと名前で呼んでもいいか?」
「それは!…いいけど。」
「なら決まりだ。」
フェルグスはお酒の入ったグラスをそっと置き、ぐだ子の方を見た。
「ぐだ子。」
「っ!!??!?」
「どうぞお水です。」
ぐだ子は置かれた水を乱暴に取り、ゴクゴクと一気に飲み込む。
タンッ!と音が成る程強く置いた。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
これ程までに強い敵が居ただろうか、いや居ない。
「マスターもう一杯。」
「かしこまりました。」
ぐだ子はマスターにおかわりを頼む。
「ははは。元気はいいことだ。」
「むぅ!馬鹿にしてるでしょ!」
「いやいや、そんなはずはないだろう。ぐだ子は酒はもういける口か?」
「ううん、まだだよ。私の住んでた日本じゃお酒は20歳になってからなんだ。」
「ほう、そうなのか。」
グラスに入ったお酒に口をつける。
「酒を飲ましたいところだが、そんな事をすればマシュに叱られてしまうからな。」
「むっ。」
「ん、どうした?」
「わ、私が目の前にいるのに、他の女の子を出すんだ。」
頰を膨らませ、そっぽを向く。
「ははは。嫉妬か?」
「そんなんじゃないもん!」
「ああ。悪かった。大丈夫だ、今日はおまえしか見えないからな。」
「っ!そういう甘い言葉も禁止!!」
マスターがニコニコと近づいて来ながら、そっとグラスを置いた。
「ぐだ子様、こちらオリジナルカクテルです。」
「あっ、ありがとございます。でも私、お酒は飲めなくて。」
「大丈夫です。お酒ではありませんから。」
マスターはニコリと微笑み、戻ってグラスを拭き始めた。
ぐだ子は恐る恐る、カクテルに口をつけた。
「あっ、美味しい!」
「ありがとうございます。」
「これなんですか?」
「営業秘密、ということで。」
静かに音楽が流れる。
そのまま、私とフェルグスは静かに二人でゆっくりと談笑した。
時間は過ぎて、私がいつも寝る時間になった。
日頃の習慣のせいか、くあっと欠伸をしてしまう。
「そうか、もうそんな時間か。」
「あ、ごめんなさい。」
「いや、いいんだ。でも、そろそろか。」
「えっ、いや。」
素直に言葉が出てしまった。
フェルグスもそれを聞き、少し驚いていたが直ぐに笑顔になった。
「ちがうぞ、ぐだ子。実はな…」
ジャケットのポケットからキーを取り出した。
2017と書かれたキー。
「部屋はもう取ってあるんだが。」
「えっ…」
キーをカウンターに置き、ぐだ子を見る。
「ぐだ子。来てくれるか?」
こんな真剣な表情で見つめられてしまったら、そんなの…
「…はい。」
こうしか言えないじゃない。
ぐだ子とフェルグスは席を立ち、ぐだ子は先にバーから出ようとする。でも、フェルグスに止められた。
「どしたの?」
「外は殺風景だからな。折角のムードが台無しだ。だから」
フェルグスはぐだ子の目の前で指を動かした。
「…これでよし。」
「なにしたの?」
「幻覚のルーンを刻んだんだよ。俺もスカサハに弟子入りしてたからな。それくらいは出来る。ドアを開けてみろ、驚くぞ。」
ぐだ子はそっとドアを開けると目の前には、街があった。
「フェルグスこれって…」
「ああ。俺が生きていた頃の街の風景さ。ほら、空を見てみろ。」
「わあっ…」
「綺麗だろ。」
「うん。」
それは私が久しぶりに見た、輪もかかっていない綺麗な夜空だった。
「ほら行くぞ。」
フェルグスは私に向かって腕を差し出す。
私はそこに自分の腕を絡ませた。
部屋にはあっという間に着いた。
フェルグスはさっきのキーで鍵を開けた。
中はルーンがかかっているので、いつものベッドには見えない。
フェルグスの時代のベッド。そこが妙にムードを引き立たせる。
「ほら見てみろぐだ子。ここからも夜景が見えるぞ。」
「ほんとだ、綺麗。」
私は夜空を眺めていた。
しかし、フェルグスはその夜景からは直ぐに目を離し、私を見ていた。
「…フェルグス?」
「…月並みかもしれないが、言わずにはいられないな。この夜景よりも、おまえの方が綺麗だ、ぐだ子。」
「フェルグス…」
頰に添えられる手。
それはちょっとひんやりしてて、私の火照った顔を気持ちよく冷やしてくれた。
「いいか?」
「…うん。」
フェルグスと私は夜景をバックにキスをした。
そのままベッドに押し倒される。
未だキスをするフェルグスの首に腕を回し、そっと口を開く。口の中で絡まる舌と舌。フェルグスからさっきまでバーで飲んだいたお酒の味がして頭が軽くなってきた。
フェルグスは口を離すと、すかさず首元に顔を持ってきてチュッと吸い付くようにキスをした。
その間に慣れた手つきで服を脱がされ、いつの間にか下着姿だけになっていた。
ブラジャーも簡単に脱がされ、胸が露わになる。フェルグスはゆっくりと揉んでいく。
「んっ、ああっ…あっ、んんっ…」
「気持ちいいか?ぐだ子。」
「うん、きもち、いいよ。」
フェルグスはそう聞くと、ぐだ子の胸に唇をつけた。
胸をキスしていき、それはだんだん中心へと向かっていく。
そして乳首に唇は辿り着いた。
チュッ
「んあっ、フェルグス…そこ、だめぇ…」
「どうしてだ?」
「す、すごいから…」
フェルグスは笑うと先ほどよりも強く乳首に吸い付く。
「ああっ!だ、駄目だってば!ああん!んあっ!」
「美味しいぞ、ぐだ子の胸は。」
「そ、そんな、味なんて、しないでしょっ。」
そしてフェルグスは下の方に手を伸ばし、股の間に手を入れた。
ショーツの上からクイクイとおまんこの穴を押していく。
「ふぇ、フェルグス、ああっ、あっあっ、んあっ!」
「気持ち良さそうな声が聞こえるな。」
「だってこんなのあんっ!そんな、んんっ!押さないでぇ!」
フェルグスはショーツをゆっくりと取る。ショーツとおまんこの間には透明な糸が艶かしく繋がっていた。
「美味しそうだな。」
「えっ?」
「頂くぞ。」
フェルグスはそのまま顔をおまんこに近づけ、愛液を舐めとっていく。
「ふぇ、フェルグス!ああん!そんなとこ!汚いのにあんっ!」
「いや、汚くなんかないぞ。」
フェルグスはそのまま舌を中にさし入れる。
「な、中に…舌が、ああっ、動いて、あったかい…あっ…」
トロトロと流れてくる愛液を舐めとっていく。
おまんこから顔を離し、ズボンのベルトを外した。
そして露わになるフェルグスのペニス。
「あっ、おっきい…」
初めて見るそのものにぐだ子はそっと声を漏らした。
「おっきいか。すまないが、まだ完全には勃ってないんだ。」
はははと笑う。
「じゃあ、私が勃たしてあげる。」
「ほう?」
私はゆっくりと起き上がって、フェルグスのペニスに顔を近づける。
フェルグスのお酒の匂いに当てられたのか、自分でも何を言っているのかわかってない。
「無理しなくていいぞ。」
「む、無理じゃないもん。」
ぐだ子はペニスそっとキスをした。
上からフェルグスは必死に、頑張るぐだ子の姿を見てとても愛おしく感じた。
目を瞑りながらも、必死にフェルグスを気持ちよくさせようとしている姿はとても嬉しかった。
未だにペニスの先端にキスをしているぐだ子の頭を優しく撫でてやった。
「あっ、大きくなった!」
「ああ。ありがとう。」
フェルグスはぐだ子をそのまま押し倒し、股を開く。
ぐだ子は胸の前で手を握り、じっとフェルグスを見ている。
その眼には少しだけ涙が浮かんでる。
「ぐだ子…」
「ごめん、ここまで来て、こわいの…」
えぐっえぐっと嗚咽のあげる。
「ごめん、ごめん、フェルグス。」
「……」
フェルグスはそっとぐだ子を抱きしめた。
「フェルグス…」
「大丈夫だ。ぐだ子、何もこわくない。」
フェルグスは頭を撫でる。
「俺は赤枝騎士団の一員、フェルグス・マック・ロイだ。おまえの不安だって俺が倒してやる。おまえを泣かせる奴は許さないさ。」
ぐだ子の顔を見て、ニカッと笑う。
それにつられて、ぐだ子も笑う。
「倒してくれなきゃ自害させてやる。」
「ああ、存分にしてくれ。」
二人はまたキスをした。
そして、ゆっくりとペニスをおまんこにあてがう。
フェルグスはぐだ子を抱きしめながら、ゆっくりと腰をすすめた。
ぐだ子もフェルグスを抱きしめて離さない。
股から血が垂れてきた。
「…ありがとうフェルグス。」
「ああ。どういたしましてだ。」
フェルグスはゆっくりと腰を動かし始める。
「んふっ、ああっ、んっ、んんっ」
「痛いか?」
「うん、でも、この痛みがいいの。フェルグスが付けてくれた私の初めて」
「ふん、興奮させてくれる!」
「あっ、中でおっきく…」
バチュバチュと卑猥な音が響く。
「あんっ!あっ、んんっ!んあっ!だ、めんっああ!」
「声がいやらしくなってきたぞ。」
「なんか、私、初めてなのに!んんっ!きもち、よくて!ああっ!」
「それは良かった。」
「も、もっと…フェルグス、気持ちよく…させて?」
「…わかった」
そしてフェルグスはグッとペニスを奥まで差し込んだ。
「あっぐ!し、子宮が、おされてっ!」
そのままズルズルと壁を削りながら出されていくペニス。
「す、すごいぃ!気持ち、いぃ!」
「これを速くするぞ。」
「っ!?」
バチュンバチュンと腰の動きが速くなる。
「あっ!うあっ!んんっ!あ、ああっ!き、きもち、いい!」
「ああ、俺もだ!」
「だ、だめぇ!あっ!んひぃ!あ、ああんっ!んっ、あぁ!」
「気持ちいいか?」
「い、イキそう!イクッ!だめぇ!イクイクイクッ!」
「そうか、なら俺もおまえと一緒にイッてやる!」
フェルグスは腰を大きく振り、ペニスを子宮に叩きつけた。
ぐだ子もそれが後押しとなった。
「イクイク!あっ、あっ!イクッ、イグゥッーーー!」
「ああ、俺もイクぞ!」
フェルグスはぐだ子を抱きしめ、ぐだ子も逃さないとフェルグスを抱きしめ返した。
「ああっ、中で出てる…あっつい、火傷しそう。んあっ!まだ出てる。」
「ふぅ…気持ちよかったよ。ぐだ子。」
「うん。ありがと、フェルグス。」
そう言うとぐだ子はそのまま寝てしまった。
緊張していたんだろう。最後まで気を張って、大したものだ。
しかし、繋がったまま寝るとは中々。
フェルグスはぐだ子から離れる。
精力絶倫とまで、言われたフェルグスがたった一回の行為で終わるのは初めてだ。
しかし、それでも。
「おまえの寝顔は何回するよりも価値があるよ。」
フェルグスもペニスを拭いてしまった後、その寝顔を見ながらソファで眠った。
翌朝
いつも起きる時間に目が覚めた。
辺りを見渡せば、何の変哲も無い部屋だ。けど、自分の部屋では無い。そういえば、フェルグスに連れてきてもらって…!?
昨日の事を事細かく思い出した。
ぐだ子は布団にくるまり、身体を隠した。
しかも、まだ裸のままだ。
「おっ、起きたのか?」
布団越しに聞こえるのはフェルグスの声だ。
「ううう…」
「なんだ?」
「は、恥ずかしい…」
「ははは。」
「わ、笑うな!」
ソファに座った音がする。
「たった一回やっただけでそんなんじゃな、この先大変だな。」
「こ、この先って!?」
ガバッと布団から顔を出す。
「なんだ?嫌か?」
「…そんなことない。」
「そうか。」
フェルグスはニヤニヤとぐだ子を眺める。
ぐだ子は無性に腹が立った。
「ど、どうせ昨日の夜は満足してなかったんでしょ!いいもん!今日の夜覚悟しとけ!!」
高らかに宣言してそっぽを向く。
「ああ、おまえも覚悟しとけよ。明日は立てないかもな。」
「の、のぞむところだ!」
顔を赤くする。意図せずに今夜もヤル流れになってしまった。
「ほら、ぐだ子、こっち向け。涎を拭いてやる。」
「ほい。」
ぐだ子は顔を向ける。しかし、近づいてきたのは手ではなく、フェルグスの顔だった。
「んむっ!」
「…この感じなら、今夜も成されるがままだな。」
「ば、ばかにしてぇ!」
ぐだ子は笑いながら、抱きついてやった。
フェルグス編、終わり。
男性サーヴァントを書いていきますが、誰かリクエストがあればある程度は請け負います。
一応、女性サーヴァントでも可です。女性サーヴァントの場合はぐだ男になりますが…