※この作品はR-18です。

けだものフレンズ   作:卯月風流

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今後の展開アンケートについて、
ご協力を有難うございました。

とりあえず進行回ですが、また頑張って更新してまいりま…………たーのしー!





13話 ラッキービースト

 

 僕はサーバルちゃんに見送られ、力強く大地を踏みしめ一歩一歩前へと進みゲートをくぐった。

 

 生い茂る木々や草。さばんなちほーから、じゃんぐるちほーへと入ったことが景観の変化ですぐにわかる。

 

 サーバルちゃんと別れた時には傾いていた日は既に暮れ、夜の帳が下りたじゃんぐるちほーは何とも言えない不気味さを持っていて、僕に不安を感じさせる。

 

『しっぽちゃんはスゴイから大丈夫だよ!』

 

 そんな僕の中で、サーバルちゃんの言葉と笑顔が輝きを放ち、僕の中に生まれた不安を消す光になってくれた。

 

 僕は気を取り直してズンズン歩く。

 

 まっすぐ歩く。

 

 ……歩く。

 

 時と共に暗さを増す風景。

 

 空に光るわずかな輝きも木々に遮られると、視界のほとんどが黒に染まり、また消えたはずの不安が顔を出しはじめる。

 その時、僕の真横の茂みが ガサリ と音を立て、何かの影が僕に向かってきた。

 

「うわぁっ!」

 

 たまらず声を上げると、その影は僕の前で止まる。

 驚きながらも目を凝らして良く見ると、サーバルちゃんのような耳を持った小さな生き物だった。

 僕がじっと見ていると、その小さな生き物も僕を見ていたようで、やがて言葉を放った。

 

「ヤア。君の名前を教えて。君は何が見たい?」

「……え?」

 

「ボクはラッキービースト。君の名前を教えて。」

「あ……ど、どうも。僕は……えっと。しっぽっていいます。」

 

「しっぽ だね? ヨロシクね。

 しっぽ は何が見たい?」

 

「えぇっと……ぼ、僕は図書館を見たいです。」

「図書館 だね。

 図書館 までのルートを検索するよ。」

 

 そう言い放つと同時に、突然てこてこと歩き始めるラッキービースト。

 

「ジャパリパークは気候を元にして、いくつかの地方に分かれているよ。

 それぞれに動物、植物が展示されているんだ――」

 

 グルグルと回るように動きながら説明を始めるラッキービースト。

 僕は話ができる相手が出来た事に安心し、これまでの疲れも相まってラッキービーストの話す難しい言葉が子守唄のように聞こえてくるのだった。

 

 

 ・。・。★・。・゜☆・。・。★

 

 

 瞼が白み始め、ゆっくりと頭が働き始める感覚。

 目を開けると、光を浴びる地面と木々の姿。

 僕はゆっくりと身体を起こす。

 

「……あ。僕……眠っちゃったのか。」

 

 あたりを見回すと、昨日出逢ったラッキービーストの姿は無かった。

 僕が眠ってしまったから、呆れてどこかへ行ってしまったのかもしれない。

 

「おはよう。しっぽ じゃあ出発しよう。」

「うわぁ!」

 

 ラッキービーストが僕のカバンの中から突然出てきて、思わず驚きの声を上げる。

 驚く僕のことなど一切気にせずラッキービーストは続ける。

 

「じゃあ確認するよ。

 目的地は ジャパリ図書館 だね。

 図書館 までのルートを検索するね。」

 

「は、はい。」

 

 僕の方を向いて固まるラッキービースト。

 しばらくすると、ラッキービーストのお腹の丸いところに地図が現れた。

 その光景に驚く僕をまったく気にしないでラッキービーストが言葉を続ける。

 

「ジャパリ図書館 は 森林地方にあるよ。

 途中 3つの地方を通るね。

 ただとっても距離があるから 歩いていくのはオススメできないよ。

 ジャパリバス に乗って移動しよう」

 

「バス?」

 

「バス は乗り物の一種だよ。

 それじゃあガイドを開始するよ。

 案内時間は 2 時間程だよ」

 

 そう告げるとラッキービーストは、すぐに歩き始めた。

 僕は慌ててラッキービーストを追いかける。

 

 その後、ラッキービーストはじゃんぐるちほーについて教えてくれたり、見かけたフレンズ達の事も教えてくれた。

 中には僕に声をかけてくれるフレンズもいて、皆が口をそろえてラッキービーストが喋る事に驚き、そしてラッキービーストの事は『ボス』と呼んでいるのを教えてくれた。

 

 サーバルちゃんの言う通り、フレンズは皆優しい子が多く、僕は順調にボスの後に続く形で歩みを進めていく。

 ボスは、何でも知っているし、説明をしてくれたりして優しいし、時々ツタに絡まったりするおっちょこちょいなところもあるけれど、とても頼りになるフレンズだと思って………

 

「マ…マママ……ママ…マ……」

「ぼ、ボス!? どうしたの!?」

「マ……ママ…マ……」

 

 思って……いた。

 

 川に行き当たり、壊れている橋を見た瞬間におかしくなって震えるボス。

 僕はそんなボスに戸惑いながらも、なんとかならないかと思い辺りを見回す。

 

 すると、川の真ん中で動いている影があった。

 

「たのしーい! あははは!」

 

 そこには壊れた橋を滑って遊ぶフレンズがいた。






超余談



筆者のアニメの楽しみ方


1周目 (^▽^) かーわいー!


2周目 (σロ-ロ) ほう……ここでまた新しい情報……っと。
         エンディングの輪郭やこれまでの情報を鑑みるに
         やはりセルリアンという存在はかつての――


3周目 (^q^) たーのしー!


1粒で3度美味しい『けものフレンズ』 大好きです。

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