※この作品はR-18です。

ダンジョンに性交を求める眷属の物語   作:kuracjaponski

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第三章-エイナのお仕事-

 翌朝、目が覚めた時にはすっかり日が高く昇っていた。

 

 すぐ隣では女神様が寝息を立てながらすやすやと眠っている。

 

 ハムザはベッドから起き上がり、体をぐっと伸ばした。

 

 「やれやれ。テント暮らしも飽きてきたな。ここじゃ寝起きにコーヒーすら飲めん」

 

 彼らテルクシノエ・ファミリアの本拠地(ホーム)は、路地裏にあるテントだ。当然水道など通っておらず、喉が渇いたらどこかのカフェに入るか露店で水を買うしかない。寝床こそ確保しているものの、生活はその日暮らしのホームレスそのものであった。

 

 がさごそとハムザが着替える音で、テルクシノエが目を覚ました。

 

 「…むぅ?もう朝か。おはようじゃ、ハムザ。ふあぁ」

 

 時刻は正午を少し回ったくらいだろうか。我ながらよく寝たものだと感心しながら、水筒にまだ少し残っていた水を飲む。今日もダンジョンに行くか。少なくとも一階層では敵なしだったので、今日は二階層へ行ってみようかなぁ、などと思い鎧に手をかけると、テントの外から声がした。

 

 「やっと見つけた」

 

 どこかで聞いたことがある声だな、とハムザは思った。

 

 「テルクシノエ様、ギルドの者です。お話がありますので、こちらへ入れてください」

 

 その声の主は返事が帰ってくる前に、中へ入ってきた。

 

 「おぉ、エイナちゃん!」

 

 白と黒のブラウスを着合わせた小ぎれいなギルドの制服に身を包んだ女性。年は若く見え、エルフの特徴である長い耳を持ちながら、顔立ちは凛々しいエルフのそれではなく柔和で穏やかだ。文字通りのハーフエルフ、エルフとヒューマンのハーフ。エイナは眼鏡の奥から翡翠色の目でじっと主神テルクシノエを見つめながら、顔に似合わずとげとげしい口調でこう告げた。

 

 「テルクシノエ様。初めまして、ギルド職員のエイナ・チュールと申します。この度はそちらの団員であるハムザ・スムルト様の件で伺いました。率直に申し上げますと、ハムザ様のスキルである性交願望(セクロス・シテーゼ)について、申請して頂いた書類内容に不備があるのではないでしょうか」

 

 質問をされた当人は、ぽかんとしてただエイナを見つめている。

 

 「さらに申し上げますと、ファミリアに所属する冒険者の情報を故意に偽って提出した場合、そのファミリアには数々の罰則ペナルティが科せられます。ですので、どうか正直に先ほどの私の質問にお答えください」

 

 エイナは、強硬手段に出た。もともと、神たちは自らの眷属の情報を開示することに難色を示すことが多い。眷属のレベルや特性、スキル等を偽ることは日常茶飯事。神とギルドのの化かしあいは今に始まったことではなかった。だからエイナはその事実の裏をつき、『お前が嘘をついているのは知っている。証拠はないがそれを認めれば、罰則を回避してやってもいい』と持ち掛けにきたのだ。

 

 しかし、こんなことは当然暴挙である。『眷属のステイタス確認』は神にのみ許された神の力。眷属の背中に神の血を垂らし、鍵を開けステイタスを開示する。通常それは眷属の背中に浮かび上がる神の文字であり、ファミリアが提出する義務があるとされるのはその写しでしかない。当然、写しとなればいくらでもねつ造が出来る。

 

 加えて、ギルドに出来るのはそこまでである。翻訳されたステイタスを提出させること。決して神の力を使って鍵を開け、背中に文字を浮かび上がらせる『ステイタスの更新』を強制させることはできないのだ。

 

 だからここでテルクシノエが証拠を見せろなどと言って単純に否定されてしまえば、後に待っているのはやったやってないの水掛け論だった。それだけでなく、あらぬ嫌疑をかけられていると逆襲されかねない。まさしくエイナの暴挙。裏を返せば、それほど追い込まれていたのかもしれない。

 

 「うぅむ…。書類の不備ってなんじゃ?私はちゃんと書いたと思ったのだが。…おぉ、そうじゃ。なんなら見せてやろうか、ステイタスを?」

 

 「…え?」

 

 予想外の返答だった。同時に、この暴挙が最悪の結末を迎えるだろうということを、彼女の直感が告げていた。

 

 

 歓楽街の路地裏。テルクシノエ・ファミリアのテント内では、今まさに眷属のステイタス更新が行われている。

 

 「ほれ、見てみるのじゃ。そもそも、お主は神の文字が読めるのか?」

 

 エイナは、少しくらいならと返答した。事実、ギルドに勤めることが出来るのは限られたエリートのみ。彼女にも、多少の心得はある。

 

 ハムザの背中に浮かび上がったその神の文字をみて、エイナは驚愕した。

 

ハムザ・スムルト

 Lv.1

 力:F 145→320  耐久:G 80→203  器用:G 120→260  敏捷:G 80→265 魔力:I 0

<魔法> 【】

<スキル> 【性交一途-セクロスシテーゼ-】

 ・性交の数だけ早熟する

 ・精液に魅了効果 経験値ーエクセリアー付与

 ・快感の丈により効果上昇

 

 「と、トータル500オーバー!?」

 

 それだけでない。スキル欄に記載されている説明は、ギルドに提出された内容と字一つ違わない。エイナの読みは、完全に外れていた。

 

 「こんなの、ありえませんよ!?いくら最初のうちはステイタスが上がりやすいとはいえ、こんな上昇速度は普通じゃありません…」

 

 (…でも。ということは…)

 

 スキルの効果、ということだ。未確認のレアスキル。成長に作用するだけでなく、説明によれば相手にも作用する。珍しいレアスキルの中でもとりわけ稀有な部類だろうと、彼女は考えた。しかし、これが事実だとすれば確認したいことは山ほどある。どれほどまで効果が上昇するのか。相手に付与される経験値は実際にどれほどなのか。魅了作用は永続なのかどうか…。他にも確かめたいことはたくさんある。

 

 「どうだ?エイナ君。確認がとれたじゃろ。()()間違っていなかった」

 

 その言葉に、エイナは覚悟を決めた。この女神、とぼけた顔してとんだやり手だ。こうなってしまえば、自分に取れる選択肢はひとつ。

 

 (…この成長速度を報告して、『理由はわかりません』なんてロイマンが許さないし…。やっぱり、しっかり調査しないといけないよね…)

 

 やらなければ。自分の仕事を。

 

 エイナは、覚悟を決めた。

 

 「わかりました、神テルクシノエ。申請していただいた内容に偽りはありませんでした。それを踏まえて、改めてお願い致しましょう。ギルドはこの未確認のレアスキルを解明し、新たな冒険者支援のモデルケースとして、ハムザ様のこれからの迷宮探索をサポート致します。つきましては、成長速度に作用する諸条件は、全てハムザ様の担当である私で対応することにご同意頂けますでしょうか」

 

 蚊帳の外に置かれていたハムザはあくびをしながら成り行きを見守っている。

 

 「つまり、こういうことじゃな?エイナ君がハムザとセックスして、スキルの効果がどれくらい出たかを調べる」

 

 テルクシノエは口元を吊り上げながら、要約する。

 

 「…そういうことですね。あくまでも仕事として、ですが。もし愛する女性がいて、その人に相手を依頼できるのであれば、それでもかまいませんが…」

 

 「そんなものはおらん」

 

 ハムザは口を挟んだ。

 

 「それに、俺は世界で一番エイナちゃんを愛してる。エイナちゃんと中出しセクロスできれば他に何もいらな~い」

 

 気の抜けた愛の告白。不本意ながら、エイナは少しどきっとした。明らかな嘘でも、口にされれば困惑するものだな、と思った。

 

 「…では、今後はこちらから指示がない場合、むやみに射精しないでください。私と、あるいは私が用意した以外の女性との性交渉も、しないでくださいね」

 

 「それはどうかな~。ヤりたい時にやるのが信条だし。まぁ、ヤったら事後報告くらいはしてやろう!」

 

 「先ほどの愛の告白は、嘘だったのですか?ひどい…。私もちょっとはハムザさんの事を良いなと思い始めていたのに…」

 

 今度はエイナが逆襲した。ハムザは慌てて発言を撤回した。

 

 「うそうそ。俺は本気だ。エイナちゃんかわいー。世界一愛してる。だからおまんこにちんこを入れさせてください。ただそれだけで良い。他になにもいらな~い」

 

 (エッチのことばかり。単純な人…。そんなに私としたいのかしら)

 

 そうエイナは思った。

 

 (単純な体の関係…。いえ、これはもっと学術的なものよ。『恩恵』の効果範囲の検証。きっとこれをやり遂げれば、ノイマンももう私を馬鹿にはできなくなるかも知れないし)

 

 (そういうことなら、やってやりましょう…!)

 

 エイナの翡翠の目が、めらめらと燃えていた。

 

 ●

 

  「ん…こう、ですか?」

 

 やる気に満ちた心とは裏腹に、エイナは空回りしていた。

 

 「もっと、こう、優しく…。いてっ!こら、歯を立てるなって」

 

 ペニスをしゃぶるエイナの動きはぎこちない。それもそのはず、彼女は経験ゼロのど素人。今まで言い寄る男は数多くいたものの、彼女の眼鏡に叶う人物はいなかったからだ。

 

 「…もう、さっきから強くとか優しくとか、よくわからないんですけど...」

 

 勃起したペニスを口に含み、舌を使って愛撫してみる。男の反応はまちまちで、エイナはいまだにどうしたらいいかわからないでいた。

 

 「…う~ん、もういっか。セクロスしよう」

 

 とにかくちんこを突っ込めばどうにかなるか、というハムザを遮るエイナ。

 

 「まだエッチはだめです!さ、最初は弱い刺激でどれほどの効果が出るかを検証する必要がありますので…って、あっ…」

 

 しゃがみながらフェラチオしていたエイナは、いきなり両腕で持ち上げられた。

 

 「うるさい。いくぞ!べッドへ突撃だ~!」

 

 (…え、これって…?)

 

 エイナにとっては、予想もしなかったことだった。想像以上の男の筋力で、軽々と持ち上げられる。なすがままに男の両腕にすっぽり収まるエイナ。

 

 (…お姫様だっこ…!?)

 

 ぱっと顔を紅潮させる。ギルドに勤めている才女とはいえ、彼女はまだ十九歳。少女だったのは遥か昔ではない。予想外の男の挙動にもとからなかった余裕をさらに失ったエイナは、落っこちないように両腕をハムザの首筋に回した。

 

 (……あっ)

 

 近い。近すぎる。目の前には、ハムザの顔がある。褐色の肌に紅の瞳。昨日ギルドロビーを大混乱に陥れたゴロツキが、今では少し頼もしく思えてしまった。

 

 (…あぁ、私きっと、このまま断り切れずに中出しさせちゃうんだろうな…)

 

 そう想像した途端。

 

「きゃあっ…!?」

 

 ぼふんっ!とベッドへ落下した。訳も分からないうちに両足をがっちり掴んで開脚され、そのまま下着を脱がされた。

 

 「おぉ、エイナちゃんのおまんこ、もうトロトロだぞ。それ、セクロスしよう」

 

 (…え?私、濡れてるの…?)

 

 ペニスを股間にあてがう男を、慌てて制止する。

 

 「…だめっ!エッチはだめ。今日は弱い刺激の効果を検証したいから…エッチは絶対だめだからね」

 

 「ううむ。ま、いっか。ではハーフエルフのおまんこ、いただきまーすっ!」

 

 ハムザはむしゃぶりついた。じゅるじゅるとまん汁をすすり、わざとらしく音を立てる。舐めても舐めても溢れてくるそれは、ベッドのシーツをすでにぐしょぐしょにしていた。

 

 「ちょっと感じやすすぎるんじゃないか?エイナちゃん」

 

 濡れたまんこに指先を当て、そのまま中へと侵入させる。エイナはびくっと体を仰け反らせてうめき声を漏らす。

 

 「…あぁ、だめです…。こんなんじゃ…あんっ…。仕事にならない…ですっ…ああっ!」

 

 (…私が刺激を与えないといけないのに…。これじゃ全く立場が逆じゃないの…)

 

 何とか態勢を立て直そうとすうも、エイナは既に快感に身をゆだね、すっかり出来上がってしまっていた。

 

 「ぐふふふ…初めてでこんだけ濡れるってことは、エイナちゃん。もしかしてオナニー大好きだな?」

 

 エイナは硬直した。バレてしまった。ギルドに勤める才女だろうが何だろうが、まだ十九歳。家に一人でいれば、オナニーだってする。それも、結構な頻度で。

 

 「なに、恥ずかしがらなくていいぞ。俺様もオナニー大好き。射精大好き。だからこれから二人でオナニーするぞ!ちんこをおまんこに突っ込んで、ずぼずぼ出し入れするタイプのオナニーをしよう。二人でな」

 

 卑猥な発言を恥じらいもなく連発する男に、エイナは少し笑みをもらした。

 

 「ふふっ。なにそれ。…だめですよ。今日はお口だけで…。あんっ…。だから、お願い。あゆ、指、抜いて…?ねぇ、言うこと聞いて?あっ…」

 

 言葉とは裏腹に、初めての手マンにエイナの股間は喜びの汁を垂れ流し続け、物ほしそうにひくつき始めた。

 

 

 「ぐふふふ。生ハメ交尾はオナニーよりも何倍も気持ちいぞ?俺、今すぐエイナちゃんのおまんこ欲しい。えっちさせろー」

 

 なすが儘にされつつ、エイナは勃起したペニスを眺める。

 

(あぁ、すごい…。それになんかちょっと、この人可愛いかも…)

 

 ハムザの指はエイナの膣内で愛撫を繰りかえす。その刺激にいよいよエイナは耐えかねる。

 

 「…あっ。あぁッ…。あぁ、もうだ…だめ。……いくっ…!」

 

 絶頂に達し、快感が体を駆け巡る。その快楽に、エイナは何度体を仰け反らせただろうか。

 

 「あぁ…」

 

 (イかせれちゃった…。初めて男の人の指でイっちゃった。私がイかせないといけないのに…)

 

 初めて受ける異性からの愛撫の感触に、自分の体は大喜びをしてしまっているようだ。

 

 (なんかちょっと悔しいかも…。でも…)

 

 「なぁエイナちゃん。セックスオナニーしよう。俺もう、エイナちゃんのおまんこで中出ししないと死んじゃう病にかかってしまったぞ。たすけてー、いかせてー」

 

 (そっか…。オナニーの延長線上だと思えばいいのかな。それに、仕事だしね…。気持ちいいこと、嫌いじゃないし)

 

 そして、エイナは無理矢理自分の気持ちに折り合いをつけて、言った。

 

 「…うん、いいよ」

 

 「ぐふふふ…。今日は死ぬほど中出しするぞ。ほぉーれ。あ、入った」

 

 極限まで勃起したペニスが、エイナの奥深くまで突き刺さる。

 

 「…おぉ~。なんて感慨深い瞬間だ…。ついにエルフとセックスしているぞ」

 

 そう言って嬉しそうに腰を動かし、ペニスで膣内の感触を堪能する。

 

 「…んぅっ。私、ハーフエルフだから…。エルフとはちょっと違うよお…」

 

 「んなことはわかってる。しかし絡みついてきて、締め付けてきて、かなりいい具合だぞ。エルフのおまんこは絶品だ、ありがとう神様…」

 

 だから違うのにぃ、とうめくエイナ。途端、男がゆっくりとピストン運動を開始する。

 

 「おほほほ、気持ちいー…。エイナちゃんのおまんこ気持ちいぃ…。今日は五回くらい中出ししたいなぁ」

 

 「あっ…私もっ。きもちいいっ…」

 

 思わず出た言葉に、我ながら驚いたエイナ。半ば無理矢理なうえ、奇妙な状況であることは事実だが、こうして男と交わるセックスを、実はずっとあこがれていた。

 

 「エイナちゃんはオナニー大好きな変態エルフ。これから毎日無料まんこさせてくれる、やりマンエルフだ!あぁ、エロい美人エルフマジ最高…」

 

 それからしばらくの間、二人は股間を押し付けあって快楽を貪り続けていた。テント内では卑猥な音が鳴り響く。

 

 (…もう、いいかな…?)

 

 ふと、男に突かれながら、快感を全身で味わいながら、エイナは叫びたい衝動に駆られていた。

 

 叫んだら、もう戻れはしない。でも、同じことだ。目の前の男には、既に痴態を見られてしまっているのだから。

 

 ぱんぱんぱん、とぶつかり合う音が響く。徐々に男に弱い部分を掴まれ、執拗に攻められている。卑猥な吐息が漏れ、頬が紅潮するのが自分でもよくわかる。エイナは、息を切らせて叫んだ。

 

 「…あぁっ!エッチ大好き!きもちいいことっ…大好きっ!オナニーも毎日したい、ちんちん毎日欲しいっ!」

 

 あぁ…、と。言ってしまった。普段はクールに振る舞い、浮ついた話に興味がないふりをしていたエイナ・チュールはもういない。本当はスケベで毎日欠かさずオナニーをしている自分が、本来の姿。叫んだことで、エイナの中で開放感が広がっていった。その途端、抑えていたものが弾けとび、エイナは絶頂に達した。

 

 「あっ…!?」

 

 不意の絶頂だった。自分からコントロールできない絶頂。エイナにとっては自らの意思で操れないこの感覚、オナニーをしているだけでは味わえない、このイかされたという感覚がたまらなく新鮮だった。

 

 「いっちゃったじゃないか。くそっ…!エイナちゃんがエロ娘だったなんてっ…!最高だ!エロいエルフ最高っ!俺の子種でおまんこをぱんぱんにしてやろう!」

 

 絶頂後も動きをとめず、今度はラストスパートをかけるハムザ。エイナは素早い腰の動きに合わせ、自らも腰を動かす。頭の中にあるのは、目の前の男の精子をたっぷり注ぎ込まれることだけだった。

 

 「うおおおおっ!よし、一発目、いくぞーーーっ!」

 

 膣内で暴れるペニス。ハムザは腰を打ち付け、ペニスを奥まで突き立てて精子をハーフエルフにぶちまけた。

 

 「うおお…やべっ。きもちえー…」

 

 どくどくと射精の快感に打ちひしがれるハムザの表情を、エイナはじっくりと観察していた。

 

 (ふふ…。やっぱり、なんか子供みたいで可愛いかも…)

 

 ペニスを引き抜くと、ごぽっと精子があふれ出てきた。股間を伝う感触にエイナは手を伸ばし、零れてきた精子を指先でぬぐい取る。

 

 「ふふ、これがハムザ君の精液ね…。あぁ、ちょっといい匂い…」

 

 そう言ってぺろりと舐め取る。

 

 (やっぱり、中出しさせちゃったなぁ…。あとで避妊薬を買いに行こうっと)

 

 エイナは射精後にぐったりしたハムザのペニスを握り、残りの精液を舐めとった。

 

 「おいし...くはないけど、独特な味ね。それに、もう元気がないみたい」

 

 ハムザはおかしいな、という表情で首をかしげる。

 

 「あれ…?前にセックスしたときは四回くらいは出せたのに…なんか少しショック…」

 

 「そうなの?もしかしたら、多く射精できるのも何か条件があるのかもね。やっぱり、検証の余地がまだまだたくさんあるわ…」

 

 そういってエイナは瞳を輝かせて、小さくなったハムザのペニスにキスをした。

 

 「じゃ、私はギルドに戻るからね。ハムザ君、今日もダンジョンに行くのよね?後でギルドに寄ってね。あと、神様によろしく言っておいてね」

 

 じゃ、ばいばい。と言ってテントから出ていくエイナ。ぐったりしたハムザとは対照的に、肌をつやつやと輝かせるんるん気分で帰っていった。すれ違いで、テルクシノエが戻ってくる。

 

 「なんじゃ、どうやらずいぶん仲良くなったみたいじゃな?」

 

 「そりゃあ、今の今まで仲良くやってたからなぁ…」

 

 

 

 それから数刻後。ハムザは言われた通り、ギルドへやってきた。

 

 「あっ。やっときたわね。昨日は一階層まで行ったんだって?今のハムザ君のステイタスなら、三階層まで行っても問題ないはずよ。でも、過信は禁物だからね!ダンジョンでは決して冒険しないこと!それと…」

 

 「わかってるわかってる」

 

 エイナの小言を面倒くさそうに遮って、ハムザは沈黙した。

 

 「…本当にわかってる?」

 

 うむ、と頷いた。

 

 「じゃあ、言ってみて」

 

 「ダンジョンでオナニーのし過ぎは禁物」

 

 はぁ、と嘆息してエイナは眼鏡を直した。それからハムザの耳元まで顔を近づけて、ささやいた。

 

 「今日のことは、絶対内緒にしてね?私だって、変態に思われたくないんだから…」

 

 「わかってる、わかってるって。ダンジョンは何が起こるかわからない、だろ?」

 

 ハムザは大声でエイナの口癖を繰り返した。それを見た彼女はふふっと微笑して、その通りよ、と言った。

 

 「それに、今からダンジョンに行っても、あまり長居はしちゃだめよ。夜までには戻ってくること。じゃ、気を付けて行ってらっしゃい。しっかりね!」

 

 エイナはぱちっ、とウインクしてハムザを送り出す。そんな一連の様子を見て、同僚が声をかけてきた。

 

 「ねぇーエイナぁ。ずいぶん仲良くなったみたいじゃない?いったいどうしたの~?」

 

 「なんでもないわよ。ただ、ストレス発散できただけだよ?」

 

 「なにそれ、えっろ~い」

 

 さぁ、仕事仕事!そういっていつものエイナ・チュールに戻る。浮ついた話には興味なし。世話焼きで、優しくて、冒険者思いの受付嬢が、いつものようにそこに座っていた。

 

 ただし、いつも以上にかわいらしい笑顔で。

 




練習で書いているものです。クオリティはあまり追及していないので、誤字脱字、本編との矛盾等はご容赦ください。
ご意見・ご感想大歓迎です。
変な点があったら教えてください。しょっちゅう加筆しています。
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