ダンジョンに性交を求める眷属の物語 作:kuracjaponski
プロローグ ―予言の子―
早朝。【アポロン・ファミリア】
最上階に位置する回廊型の空中庭園に躍り出たアポロンは、湿った朝の匂いを胸いっぱいに吸い込んでから、一通の巻紙を読み始めた。
『トゥリウス、マルペッサ、アカンサスの死を確認。
懸念の通り、【テルクシノエ・ファミリア】が我らがトゥリウス含む三名の死に関わっている模様。
十三階層の災害は我らが同士の死と無関係であり、実際には未開拓領域に於ける
また、上記ファミリアにて、女性冒険者が捕縛されているとの旨、信頼の置ける情報筋から連絡あり。
同志の死に深い哀悼の意を示す。ルアン』
輝く男神のアポロンは、崩れ落ちるように膝を突き、右手に羊皮紙をくしゃくしゃに握りしめ、左手を胸に当てて死者の名を呼んだ。
「トゥリウス…マルペッサ…アカンサス…あぁ、美しき者達よ……」
「有望な団員を殺したのが【テルクシノエ・ファミリア】であるならば、必ずや報復をしなければなりません」
傍に控えるのは、美麗の従者ヒュアキントス。【アポロン・ファミリア】の団長を務める彼の声は、悲嘆に暮れる主神アポロンの復讐心を搔き立てた。
「そうだ、そうなのだ」
朝日に照らされるアポロンの口元が、怒りで歪にゆがんでいく。
「復讐をお考えであれば、私ヒュアキントスにご命令下さい」
「もちろんだ、ヒュアキントス。ハムザ・スムルトこそ我がファミリア最大の敵。あやつの首を刎ね、私の前に持って来るのだ」
深々と頭を下げる従者。それから二人は幾つもの円柱が連なる回廊をぐるぐると歩き続けながら、議論を交わし合った。
「…しかし
「【疾風】の暴走以来、
ヒュアキントスの考察に、アポロンは大仰に片手を上げた。
「焦るな、我が子よ。闇派閥が生き残っているからと言って、それが強大な悪であるかどうかは分からん。それに、かつては巨大な悪意であったとしても、それが今や落花寸前ともなれば、容易く落とせよう」
ヒュアキントスは頭を下げた。アポロンは空中庭園の中央花壇に足を踏み入れ、一輪のチューリップを摘み取ってからベンチに腰を下ろした。
「
一枚、一枚と花びらを千切っていくアポロン。それからふとその手を止め、そうだな、と顔を上げた。
「奴隷の調教を急げ。貴族への納入を早め、倍の金をせしめるように。足りなければ能力の低く、成長の見込めぬ団員を売り払っても良い。とにかく金を集めるのだ。私は策を練る。テルクシノエを天界へと送り返す策をな」
美麗な青年はアポロンの目の前に跪いた。そして男神は輝く朝日に手を翳してから、その手を勢いよく振り下げて言った。
「太陽に向かって唾を吐けばどうなるのか、奴らに教えてやるのだ。ゆけ、ヒュアキントス!」
●
【アポロン・ファミリア】の館の一画。
真っ暗で冷たい部屋の中で、少年少女が全裸のまま鎖にきつく繋がれていた。
部屋には窓もなく、唯一ある扉には鍵が掛かり、内側からは開けられないようになっていた。
彼らは声も出さず、暗闇に死人のような顔を浮かべている。
その時、扉が開いた。差し込む眩い光に思わず顔をしかめる少年少女。その何人かは、はっとして唾を飲み込んだ。
それから鞭を持った団員達が部屋に雪崩れ込み、蝋燭に火を点した。石造りの部屋が次第に明るくなり、頑丈そうな鎖や汚れた石床、顔は綺麗だが体中傷だらけになった奴隷達の姿を浮かび上がらせた。
『食事の時間だぞ!』
団員の大声が部屋に響く。しかし、囚われた者達は、誰一人として嬉しそうにしていない。繋がれた彼らは皆、極めて美しい容姿を持っていたが、その表情は仮面のようで、とても人間とは思えない。
「さぁ、今日もはりきってやるわよ」
「ダフネちゃん、あんまり痛くしたら可哀そうだよお…」
隣に佇む気の弱そうな少女が、少年をかばった。しかし、気の強いダフネはその言葉を鞭で遮る。
「カサンドラ、あんたがそんなんだから、奴隷が調子に乗るんじゃないの。これはアポロン様の命令なんだから、ちゃんとやらなきゃまずいわよ?」
ダフネの容赦ない打擲により少年の肌は赤く腫れあがり、裂けていく。
「ちょっとぉ…可哀そうだよ、ダフネちゃん。やめてあげて…」
カサンドラは奴隷に近づき、膨れ上がった下半身の欲望を解放してやるように、左手を玉袋に添え、残りの手で竿を包み込むと、少年の性器はぐんぐんと膨れ上がった。嬉しそうにその固い性器を眺め、カサンドラは上下にしごき始めた。
「ずっと我慢してたんだよね?いっぱい射精したいよね?」
「うぅ……」
嗚咽とも快楽の溜息とも漏れる声を上げてから、少年はゆっくりと頷いた。だが、ダフネはカサンドラの手を引っ張って奴隷と引きはがしてから、思いっきり奴隷を打擲した。
「調子に乗るな!お前はご主人様の命令もなく勃起させて、射精したいっていうの!?そんな態度じゃ酷い貴族に売るわよ」
鞭を器用に操り、直接性器を打つ。少年は痛みを堪え切れずに涙を流し、枯れた声で哀願し始めた。
「申し訳ございません、ご主人様…ご命令に背き勃起させた私に、どうかもっと罰を与えて下さい…」
ダフネは手を止め、ふんと鼻をならしてから、おどおどしているカサンドラに向き合って釘を刺した。
「いい?ちゃんとやらないと売り飛ばされるのはウチらなんだからね?アポロン様の命令に背いたらどうなるか、あんただって見てきたでしょう」
カサンドラはう~んと声を漏らし、仕方がないとして頷いた。ダフネは「まったく、もう…甘いんだから」と言ってから自分の奴隷に向き直る。
「さて、お嬢ちゃん。隣の男の子のペニスをしっかり見てごらん」
ダフネの前に繋がれているのは、瑞々しい肌と黄金色の長い髪を持った少女だった。
つい最近『
少女はダフネの命令に反し、目を瞑り少年の裸体から顔を背けた。すかさずダフネは打擲した。
「目を背けるな!いい?あんたはもう奴隷なの。まともな暮らしが出来るとしたら、アポロン様に気に入られて団員になるしかないのよ。いい加減理解しないと、もっとひどい目を見るよ」
だが、強情な少女はダフネの言葉に耳を傾けようとはせず、目を瞑ったまま首を左右に振った。少女は目尻に涙を溜め、力の限り叫んだ。
「私はっ…ぜったいに貴女達を許さないっ!」
「ダフネちゃ~ん…可哀そうだよぉ」
カサンドラの同情の声も意に介さず、ダフネは少女に鞭を打った。ぴしゃり、ぴしゃりと酷い一撃が加えられていく度、少女の可憐な体は蚯蚓腫れで覆われていく。
だが、強情な少女はどれだけ打たれても一向に反省の気配を見せないので、ダフネは鞭打ち手を止める。その瞬間、奴隷少女の顔に勝利と安堵が混じり合ったような笑みが浮かぶが……ダフネが吊り下がった一本の鎖を思い切り引くと、少女の体が持ち上げられた。
「あっ……!?」
彼女は思わず声を上げた。両脚に繋がれていた枷が鎖に持ち上げられると、股を大きく開いた状態で空中で固定されてしまう。
ダフネは容赦なく少女の股の間に指を入れ、恥部を激しく刺激した。
「ほら、ほらっ!どれだけ強がっても、あんたなんて所詮はメスなの。ウチらのいうことを聞く人形になるしかないんだって、今日分からせてあげる」
苦痛の声を上げる少女の頬からとめどなく伝う涙が、汚れた石床に何粒も零れていく。
「ちょ、ちょっとダフネちゃん…それはまだ早いよぉ~…」
「そんなことない。しっかり濡れてきてる」
ダフネは少女の恥部から愛液が滲み始めていることを確認して、カサンドラの奴隷の鎖を緩めた。
少年は身体の自由を得る。そしてダフネは少年の手を引き、恥ずかしい格好のまま吊り下げられた少女の目の前に少年を導いた。
「挿れなさい」
端的な命令。金髪の少女はびくっと体を跳ねさせ、恐々と少年の顔を見つめた。
思わぬご馳走にすっかり正気を失った少年は、目を真っ赤に充血させて、はち切れんほど股間を固くさせていた。
そして恐る恐る二人の顔色を伺い、少女の秘部に両手を添え、ぐっと花びらを開いてから、痙攣する下半身の渇望をゆっくりと挿入した。
「…ぉぉっ…」
彼が快楽の声を漏らすと、すかさずダフネの鞭が飛ぶ。だが、鞭を打たれてもなお、少年は快楽を貪るために腰を動かしていった。美しい少女のすすり泣きは、もう悲鳴のようだった。
「お願い、止めて…やめて!」
少女は涙ながらに訴え、その悲痛な声色は同じ奴隷である少年に同情を搔き立て、彼は腰の動きを止め、逡巡する様子を見せる。だが、ダフネがぴしゃりと言った。
「そいつをいっぱい苛めれば、今後はあんたにもしっかりご褒美を上げるわよ」
その言葉がスイッチになり、少年は再び腰の動きを早めていく。
「いや…!いや!やめて……!おねがい……‥」
だが、彼はもう少女の哀願には耳を貸そうともせず、猿のようにひたすら少女の穴を貪っているだけだ。
「そうだよ、あんた、やれば出来るじゃないか」満足したダフネの笑い声。
必死に腰を動かす少年の尻に鞭を打ちながら、ダフネはカサンドラに命令する。
「ほら、あんたも打たなきゃ。快楽と痛みを同時に覚えさせて、鞭を打った時に勃起するように調教しないと駄目だからね」
口を曲げながらも、カサンドラは仕方なしと鞭を手に取った。そして、打つ。
「えいっ!」
ぺちん、と弱々しい音が鳴った。あまり痛そうには見えない一撃に、ダフネは呆れたように溜息を吐く。
「あっ…ご主人様、
へこへこと腰を振る少年はカサンドラに目配せした。カサンドラがにっこりと「いいよ」と言おうとしたその瞬間、ダフネは少年を少女から引き離した。
爆発前のペニスを抜かれた少年は、苦しそうな表情でダフネを見上げる。
「達しちゃ駄目。あんたは奴隷なんだから、絶対に射精なんて駄目」
「ダフネちゃん、可哀そうだよぉ……」
友人を五月蠅そうに退けてから、ダフネは少年を再び縛り上げ、鞭を打った。泣き濡れる少女にも打擲を重ね、恥部に指を出し入れし、敏感になっている性器を掻きまわす。
「あぁっ…!!」
体を痙攣させる少女。金髪はだらしなく乱れ、眼元は涙のせいで真っ赤に染まっている。だが、快楽の余韻は間違いなく幼い少女の身体にも染みついていた。恥部は愛液で濡れ、子種を受け入れる準備は十分に整っているように見えた。
そんな少女に対し、ダフネの口調は冷ややかだ。
「あんたは死ぬほど絶頂させてあげる。女がどういう生き物なのか、身体に覚え込ませてあげないとね」
それと、とカサンドラに言い添える。
「そっちの奴隷は一段落。餌を与えていいわよ」
カサンドラは渋々彼女の言葉に従った。少年の目の前に皿を置き、鎖を緩めてやった。すると少年は犬のように皿に口を付け、一日に一度の食事にありついた。
●
その日の夜。
皆が寝静まった頃、【アポロン・ファミリア】の館に動く影があった。
その影はいそいそと階段を下り、抜き足差し足で廊下を渡る。暗い館内には月明りが縞模様を作り、今にも消えそうなランプの火がゆらゆらと揺れている。
彼女は木造りの大扉の閂を抜いて、出来るだけ音を立てないように奴隷の間の扉を押し開いた。
何人かの奴隷は目を覚ましたようだったが、深夜の来訪者には興味を示さない。彼女は明かりを掲げて、暗闇の中に繋がれている自分の奴隷を呼んだ。
「…奴隷君?ねぇ、起きて…」
夜まで続いた調教に疲れ果てた少年は、薄目でその声の主を見つめた。
「……カサンドラ様…ご主人様…」
カサンドラは少年の枷を外してやった。それから彼の手を引き、奴隷の間から出してやった。そして大広間へと続く大階段の脇にある巨大な石像の影に少年を招き、彼を台座に座らせる。少年の腰は、立っているカサンドラの目線とちょうど同じ位置にあった。
「あぁ…ご主人様…」
少年はこれから何が起こるのかを理解していた。カサンドラは日中の厳しい調教に対する詫びとして、このように奴隷を連れ出し、『抜いてやる』ことがあった。優しい眼差しを送る美しい少女に対し、少年は頬を赤らめる。
カサンドラの柔らかい手が、既に性的な期待で膨らんでいる性器に触れた。優しい手つきで上下に擦ってから、少女は柔和な表情のまま一歩近づいて、整った顔を股の間に埋めた。
「苦しいよね…。今、抜いてあげるね…」
勃起して汁を垂れ流している性器に頬を当て、カサンドラは少年の太ももの付け根に口づけをする。悦びの声に笑顔を返し、カサンドラは若い欲望を口に招き入れた。
「んぶっ…んんっ……」
優しい面持ちの少女によって繰り広げられるのは、苛烈な口淫責め。カサンドラは知っていた。彼が責められるのが好きなタイプだと言うことを。
口淫の卑猥な音が、誰も居ない館内に響く。石像の陰に隠れて性器を呑み込むカサンドラの表情は、まるで弟を助ける姉のように柔和で優しさに満ちていた。
だが、カサンドラ本人は既にアポロンによる寵愛を受けた身分。奴隷である少年とは根本的に地位が異なるので、このようなことは禁忌でもあった。奴隷に温情をかけるということは、【アポロン・ファミリア】の団員としてはあってはならないこと。
アポロンは言う——奴隷は商品であると。
優れた容姿を持ち、神の欲求を満たす身体を持つ者だけが、
奴隷売買で一種のブランドを築いたアポロンはその資金力を活かし成長を続け、今ではオラリオ有数のファミリアの一つになった。
そして奴隷達は、調教が終わる頃には岐路に立たされる。家族となるか、奴隷のまま売られるか。
カサンドラが温情をかけているこの少年も、そう遠くないうちに選別されるだろう。そして、カサンドラは経験から、彼が奴隷として売られていくだろうということが分かっていた。可愛い顔つきの少年は、とある有名な収集家に買われることが大半だ。その男は少年達を生きたまま壁に埋めており、彼の館の大広間の壁は、使い道のなくなった少年奴隷達の『ひとがた』で彩られているという。この少年も、きっとその一員として迎え入れられるのだろう。
快楽のツボを知る彼女は、そのような恐れを抱きながら的確に愛撫を重ねていた。少年は既に限界が近く、深く激しく口奉仕をするカサンドラに射精の許しを乞う。
「カサンドラ様…射精をしても、宜しいでしょうか…」
「…んっ。いつでも、出していいよ…お姉さんが全部飲んであげる…」
その言葉のすぐ後に、少年は全身を震わせて腰を突き出した。立ったまま喉の奥を性器に突かれたカサンドラだったが、両手を少年の腰に回してから、更に性器を自分の喉奥にぐっと押し込ませた。
「あぁっ……!」
少年は美しい少女になされるがまま、彼女の喉奥で精液を迸らせる。カサンドラは喉を鳴らしながらごくごくと飲み込んでいった。長く続いた禁欲生活のせいで溜まっていた少年の欲望は、数十秒の間留まることなく迸り続ける。しかし、カサンドラはその全てを胃に流し込んでから、ようやく射精が収まった頃に性器を引き抜いて、精液や体液で汚れる綺麗な顔に笑みを浮かべて言った。
「…気持ちよかった?もっとして欲しい?」
少年は息を切らせていたが、ややあってから頷いた。カサンドラは嬉しそうに再び性器を口に含もうと近づいた。その時、急にカサンドラの視界がぼやけ、目の前が真っ暗になった。
(あ、れ……?)
……。
カサンドラは暗闇に居た。そこは夢とも現実とも言えるような曖昧な場所だった。恐る恐る周囲を見渡すと、ぼんやりと光に照らされたいくつもの死体が転がっている。
「リッソスさん……!ルアン…!」
中には良く知る人物も含まれていた。夥しい数の死体の山だ。カサンドラは我を忘れて駆けだそうとした。だが、死体を踏んずけてしまうせいでうまく走れない。踏みつけた死体と目が合った。
「…ヒュアキントス様…!?」
【アポロン・ファミリア】の団長、
「助けて…助けて!ダフネちゃん、助けて!!」
するとすぐ近くで光が舞い始める。飛び交う蛍のような淡い光が、積み上がった骸骨の山に居る男の姿を浮かび上がらせる。
その男は、浅黒い肌をしていた。紅い瞳がおぞましく光り、カサンドラをじっと見つめている。
「あなたは…誰!?ここはどこなの!?」
男は玉座に座っていた。見覚えのある玉座だ…主神の玉座だ。骸の山の上に玉座が敷かれており、その男が冷酷な空気を纏ってじっとカサンドラを見つめているのだ。
ふいに、どこからか声が響いてきた。
『聞け 太陽の慟哭を 天空は暗闇に包まれ もう永遠に 光は来ない
哀れな死すべき人間よ 太陽の子らよ 愚かな神を許し給え』
(これは———予言…?)
カサンドラは耳を澄ませて響く声に聞き入った。
『我が声を聞け プリアモスの娘よ 破滅の導き手の 怒りは鎮まらぬ
心を捧げねば 命を捧げねば 冷酷な英雄の許しを 乞うことすら叶わぬ
ただ 全ての贄が捧げられた時にのみ 二羽の籠の鳥の 飛翔は叶わん
離別を恐れてはならぬ 王の声に耳を傾けねばならぬ
玉は砕かねばならぬ さすれば叶わん
心せよ 予言の子よ 我が声を忘るるなかれ 我が慟哭を 忘るるなかれ
囚人達よ もう啼く必要はない
贄は必ず 夜の覇王を動かすだろう』
「………」
立ち尽くしたままその予言の言葉を胸に刻んでいると……目の前が真っ暗に反転した。
次の瞬間、カサンドラはわっと飛び起きていた。
「ちょっとあんた、大丈夫!?」
目の前には明かりを持ったダフネが冷や汗を垂らして自分の顔を覗き込んでいた。奴隷の少年の心配そうな顔つきも目に入る。
「…えっと、私…いったい…?」
ダフネははぁ、とため息を吐き、「こっちが聞きたいわよ、まったくもう」と嫌気が差したように口を尖らせた。
場所は相変わらず石像のすぐ傍だった。どうやらそんなに時間は経っていないらしい。少年から漂う淫靡な体臭と、喉の奥にこびりついた精液の臭い。カサンドラはダフネの手を借りて立ち上がった。
「…ダフネちゃん…予言を見たの」
「はぁ…何かと思えば、そんなんだろうと思ったわ。いつもの悪夢にうなされてたって訳ね」
「違うの!悪夢じゃなくて…もっとはっきりとした…えっと…予言、みたいなもので…」
「――勘弁してちょうだい」
ダフネに遮られ、カサンドラははっとして動きを止めた。
「あんたが夜な夜な抜け出したら、私は後を追わなきゃいけないの。あんたが余計なことをしてるのがバレたら、同室の私にまで危害が及ぶって、分からない?くだらない予言なんかの為に、私はどこかに売られたくないの」
「ごめん…なさい…」
すっかり元気を失くして、カサンドラは肩を落としてダフネに謝り続ける。だが、ダフネが語気を弱める気配はない。
「分かる?あなたは自分の好き勝手にしてるだけかも知れないけど、私にも危害が及ぶのよ。あんた、迷惑を掛けているの!」
「うん…ごめんね…ダフネちゃん……」
「はぁ……もういいわ」
今にも泣きそうになるカサンドラに呆れたのか、ダフネは背を向けて離れていく。
彼女は数歩歩いてから足を止め、振り向きざまに言った。
「ウチ、寝るから。さっさとその奴隷を繋いで、あんたも寝室に戻って来なさい。いやなら別にいいわ。部屋を変えてもらうから。誰かに嗅ぎつけられててひどいことになっても、もう知らない」
どうでも良いことですが、私初めて中国のKTV(カラオケ風俗)なるものに行って参りました。
風俗童貞のままでは春姫編が書けないと思ったので、思い切ったのです。
日本では色々しがらみがありますので、中国でした。
30人くらいの女性から一人を選び、侍らせます。
それでお喋りしてから、お触りを楽しみました。
とんでもないおっぱいの持ち主だったので、息子が激しく勃起する筈でした。
でも、友人と行った事や、トイレを我慢していたせいで膀胱がやばかったのも重なり、息子は小さくなったまま死んでしまいました。
インポをネタにして慰みにすることができなくなってしまった。そんな素敵な体験を正月にしてきました。
仕事もあるので更新が遅れていますが、ちゃんと更新します。