※この作品はR-18です。

こばやしさんちのめいどらごん   作:書いてる人

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誤字修正しました。
ご指摘ありがとうございます。

誤字ありましたらご指摘お願いします。顔から火吹き出しながら修正します。


小林さんは困っている

 

 

じわじわと追い詰められている。

限界は遠くない。

 

 

「トールッッ!!」

「はい!なんですか!」

「だから来ないでってば!!」

「来てません立ってるだけですよ」

「だからッ、」

「風呂前に立ってるのがなんでいけないんですか!あれぇ、何かするつもりですかぁ?」

「〜〜ッ!く、もういいよ!!」

 

 

さながら思春期男子が母親を敬遠するがごとく、だ。

 

 

 

 

トールの嫌がらせが始まって2日目になる。

 

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

ガバッと起き上がって、全くスッキリしない朝を迎えた。部屋にトールはおらず、カンナちゃんだけ。

 

 

「っ、………はぁ」

 

 

ぐしゃぐしゃと髪をかく。顔に手を当て深くため息。

 

 

「なんで、ああなる……」

 

 

昨日振り返ってそこにいたトールを今思い返しても血の気が引く。鳩尾が凍りつくようにかんじる。

 

それに、…………。

朝っぱらから少しの疼き。今までは寝ればリセットされていたのに。

 

トールのせいだトールのせいだトールのせいだ!!

 

 

 

 

ガチャン!!

 

 

「トール!」

「あ、おはようございます小林さん」

「……、おはよ」

「コーヒーありますよ!」

 

 

……。普通すぎて怖い。

え?夢?

 

混乱したまま椅子に座って、コーヒーをトールが持ってくる。え?あれ?夢?いやいや夢なわけあるか。だって、あんなリアルな夢が…………、全身を這う熱くねっとりした舌の感触。トールの顔。…………。くそぉ、顔が赤い自信がある。

夢なわけない。

 

混乱する。トールが不自然に普通で、ハテナが浮かんだままコーヒーを口につける。

 

 

「…………、?」

 

 

側にトールが立ったまま。

なんだ?とコーヒーから口を離してトールの方を見上げると、眼前に顔があった。

 

 

ちゅ、

 

 

「は」

「我慢しないと言いました」

 

 

いい笑顔だった。

 

 

「朝の小林さんはコーヒー味ですね」

「なぁッッ?!ぁ、く!!」

 

 

恥ずかしさで立ち上がる。勢いに任せすぎてコーヒーが少しテーブルにまけた。

 

 

「トールッッ!!」

「はい、なんですか小林さん」

「っ!なんでもないよッッ!!」

 

なんでもなくないけど!!

 

トールの曇りない笑顔に変に見入ってしまって無理やり目を逸らす。

 

トイレ行こう!そうしよう!

と少しキレつつ態勢を立て直す為にトイレの方へ向かう。

…………あと、ちょっとだけ、やろう。たった一人になれるプライベートな場所はトイレくらいしかない。

 

…………。

 

 

「…………ト、トール?」

「なんですか?」

「なんでついてくるの、かな?」

「え?小林さんのメイドですから」

「…………ちょっと、え?ご、ご飯とかの準備とか、」

「終わってます!」

 

 

ふふんと胸を貼られた。主張しすぎな胸がさらに主張する。

 

 

「……テレビでも見てなよ」

「小林さんが出てきてから一緒に見ます」

「え?いや、トイレの番とかいらないから、」

「いりますよ」

「いや、いらないよ」

「だって小林さんオナニーしますよね?」

「なッ?!」

 

 

カァっとトマトくらい真っ赤になった自信ある。

当然でしょ?という風なトールの視線が恥ずかしすぎる。

 

 

「ちょ、あ、朝っぱらから何をっ!!」

「え?しませんかオナ、」

「ちょ!!うるさ、」

 

 

バンッッ!

 

 

「っうぁ?!」

 

 

トールの両手に挟まれた。

びっくりする。なんだこれ、壁ドン?壁ドンか??いやドアドンか??それじゃただのノックだろ……、あ、やばい、混乱してる。

目の前のトールがとても静か。落ち着き払った顔が目の前に迫る。

体が触れ合うくらい近い。

締め付けてくる。柔らかく熱い。

 

 

「……トー、」

「オナニーするなら私に言ってください」

「は?!」

「私が小林さんを気持ちよくさせま、」

「な、何を言って、…そんな事言うわけが、」

「……そうですか」

「そ、う」

「キスしますね」

「な?!、ンンッ!!」

 

 

抱きしめられ、そのまま。まだ顔も洗わず歯磨きもしてないのに。

…………そこじゃ、ないよなぁ。じわりじわりと自分の常識が塗り変わって行っている。

 

思う。

私がキスが弱いというのは本当だとは思うが、それはトールの、ドラゴンの、身体的な問題じゃあないだろうかと。

長い。とにかく長いのだ。いくら鼻で息が出来ても、こんなにちゅっちゅしてるとそれだけでは足りないのだ、酸素が。

それに、長い上に、上手くなっている。

 

 

「ふ……ぁ、…っ、」

 

 

ちゅ、ぬちゅ、と音が響く。

 

ずるりと、膝から力が抜けそうになって、がちゃりと音がした。

 

 

 

 

 

 

 

「お、おっっ、おはようございますカンナ!!」

「……?おはようトールさま。小林は」

「トイレですよ!」

「そう……、トールさまそこで何してる?」

「え?!えっと、いや、こ、小林さんトイレまだかなーって!!」

 

 

…………っ、下手くそか。なんだその言い訳は。

間一髪でトールにトイレの中へ入れられた。

膝の力が抜けて便器に寄り掛かる形になる。トイレとかそんなの関係ない、何かに寄り掛かりたい。

 

見られたらどうする気だ。子供に見せていいもんじゃないだろ。

 

 

「っ…………」

 

 

プルプル震えつつ今更唇に触れる。

トール、柔らかいよな。

じゃ、ない。

 

 

「…………。と、トール」

「はい!」

「いるんかい…」

 

 

本当に私を持ってるようだ。

どうしろと。

ため息をついてトイレを済ますことにする。

 

 

ガチャンと出る。すぐ目の前にトールがいた。

いつもよりかなり上機嫌なトール。もう少し申し訳なさそうにしたりとかないのか。以前の弱り切った猫みたいなトールはどこいった。

 

 

「終わりましたか小林さん」

「終わったよ、もう……。手洗ってくるからテレビ見てなよ」

「はぁーい」

 

 

さっきまであたふたしてたのに。

ギャーギャー言うのも疲れてきたし、多分、トールは言うこと聞かない。

なんか頭痛くなってきたなぁ。

 

 

手を洗って顔洗って。

 

 

「、?!」

 

 

カァと赤くなる自分が鏡に映る。

 

首筋に覚えのない赤いそれ。

これは、これは!

 

 

首筋に手を当てたままどたどたと走ってリビングに。

 

 

「トールッ!おま、な、なん、」

「え?」

 

 

キョトンとするトール。味噌汁入れる手が止まってる。

てかキョトンじゃねえ!

 

 

「おま、ちょっとこい」

「へぁっ?!」

 

 

カンナちゃんが味噌汁を啜りながらはてなと首を傾げていた。

 

 

「トール!こ、これはなんだ!」

「あっ!それですか!私の小林さんマークです」

「こんなとこつけたら隠せないだろ!!」

「あ、そこですか。えー……悪い虫がつかなくていいんじゃ、」

「よくあるか!!」

 

 

頭がいたい。

ええーと拗ねるような顔をするトール。

 

本当、トールのタガが外れきっていると思った。

 

 

 

 






ルコア「トールくんのアクセル全開なのかなこれは。怖いねぇ」



エロ少なくてごめんね。
でもトールと小林さんが喋ってるだけでセックスみたいなもんじゃん????


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