IF~インフィニット・ストラトス~ BAD ENDルート 作:アブソリュート
後編はエロばかりにしようと思います
結構中途半端で終わった感じかもしれませんが次回に期待(?)して頂けると嬉しかったりする
それでは、どうぞ!!
青い空、白い雲。太陽の日差しが眩しく思わず目を瞑ってしまう。
日の暖かさはちょうど良く昼寝するにはもってこいの日だった。辺りは森で覆われていて、そよ風が吹くと木の枝が揺れ、それに釣られ影も静かに動く。
そんな素晴らしい風景が―――たった数分で戦場へと変わり果てていた。
「おい! 状況はどうなってるんだ!!」
指揮官らしい女性は声を張り上げる。すると、一人部下と思える女性が走り指揮官の近くまで行くと敬礼をしてから現状報告を始める。
「はっ! 状況を報告します。チームA及びチームBは全滅。チームCは辛うじて残ってますが時間の問題です」
女性は驚愕の表情で絶叫に近い声を出す。
「ば、バカなことを言うな! チームAとチームBは仕方がないとしてもチームCが歯が立たないとは一体何者なんだ!?」
女性が言うチームAとチームBはISが乗れない人が配置されるのであった。チームCはISが乗れる少人数のチームであった。情報によると敵は一人。しかも、IS操縦者としか聞かされていなかった。
女性は信じることが出来なかった。たった一人で部隊を壊滅に追いやるなど思ってもいなかったのだから。
「はっ……チームBの生き残りが一人帰還したので情報を聞き出そうとしたのですが……」
「……したのですが、何だ?」
「『悪魔だ、死神が現れた』としか言わなくて。詳しく聞き出そうとすると発狂するほどで聞き出せる状態ではなかったです」
「……被害、及び敵の損傷具合は?」
女性は疲れた表情で部下の女性に問う。すると部下の女性は震えた声で告げる。
「……被害は死者0名、軽症者多数、重傷者は幸いいませんでした」
「……何だと?」
「敵の損傷についてですが……全弾使いましてもダメージを与えることが出来ませんでした」
「………………」
―――絶句。
女性はもはや言葉すら出なかった。ただずっと部下の報告に耳を傾けていた。
「チームCも前線に行きましたが……恐らく」
「……相手の武装は、何だ?」
重火器を多数持っているのなら話はわかる。だが、部下は死者がいないと言ったのだ。だとしたら一体……。
「―――ブレード一本です」
「………………」
……有り得ない。普通に考えて剣一本でどうこう出来る筈がない。まして、こちらの武装はサブマシンガン、スナイパーライフル、ランチャーの類に近接武器がいくつかあった筈だ。
それをたった一人で、しかもブレード一本で部隊を壊滅まで追いやったのか。
そんなことを考えていると部下の一人が息を切らしながらも走ってくる。
「ほ、報告です!」
「今度は何だ?」
「て、敵がこちらまで近づいて……ひぃ!?」
部下が言い終わる前に敵の姿が見える。火の海と化した森から薄っら影が出ていた。ユラユラと動く影は次第に姿を現せ、こちらに近づいてくる。
「―――そういうことか」
敵の姿を見て確信した。道理で勝てないわけだ。ブレード一本で部隊を壊滅まで追い込むことが出来るのも頷ける。だって、そんなことが出来るのは一人しかいないのだから。
敵が指揮官の目の前に立つと静かに見下ろしていた。
「なるほど。最近、貴女が私たちの研究所を襲ってる人でしたか」
「………………」
反応が返ってこない。それどころか目付きが一層険しくなるだけだった。
「ここは貴女の目当ての人は居ませんよ。私が聞いた話が合っていればですが」
それに、指揮官はこの研究所を守るようにとしか言われていなかった。ただ……ここ最近一人のIS操縦者が研究所を襲っては一人の男の子を探しているとしか聞かされていなかった。
「……一夏は、どこだ」
低い声。とても女性とは思えない声だった。尋ねられているだけなのに体中、震えが止まらない。
「……私はこの部隊の指揮官だがそんなに偉くはないのです。だから詳しく聞かされていない」
「………………」
そう言うと女性は後ろを振り返り何も言わずに空へと消えていった。
「……私たちはとんでもない化け物を敵に回したようだな」
―――『ブリュンヒルデ』
「ふっ、ふっ、ふふ~ん」
ここ、とある研究所で鼻歌をしながら研究をしている女性がいた。周りにいる研究員の男たちは何だろうと思いつつ女性に訊く。
「主任」
「なぁに?」
楽しげな表情で返事を返す女性。副主任と呼ばれる研究員は怪訝そうな顔で訊く。
「何……作ってんっすか?」
「何……って見て分からないの?」
「いや、見ればわかりますよ」
主任が作っていたのは幾つもの種類が置いてあったクスリだった。そのクスリを見た男性は顔を青ざめる。そう……あれしかない。
「誰か命令違反でもしたんっすか?」
「ん~? 誰もしてないけど?」
「じゃあ、作んなくていいじゃないっすか」
「え~……面白いじゃない、このクスリ」
「アンタが作ったそれを面白半分で呑ませた俺らどうなったか分かって言ってるんっすよね!?」
実はこのクスリにはある効果があったのだ。
―――逝くことが出来ない。この言葉の意味がわかるだろうか? しかも質が悪いのが媚薬効果入りということだ。呑んだ直後、肉棒の血管が浮き出て今にも破裂しそうなほど膨れ上がる。それなのに いくら刺激を与えても射精することが出来ないといった事態になった。
そのせいで主任を除く研究員が一時間近くオナニーをして苦しみ悶えていたのだ。あの時のことは今でも覚えている。考えてもみてくれ。三十人近い男たちがその場でオナニーをして苦しんでいる姿を―――。
むさ苦しい上に気持ちが悪くて仕方がないだろう?
だが、その光景を主任は腹を抱えて面白がっていたのだ。ドSなんてものではなかった。まさにあれは悪魔としか言いようがない。これを機会に主任は命令に従えないものは、このクスリを呑ますと言ってきたのだ。すると、研究員の皆は以後、主任に逆らうようなことはしなかった。
ちなみに、このクスリは効果が切れると、今まで与えられた刺激が一気に解放され射精が止まらないという始末。
「あれで犠牲者が出なかったことは奇跡に近いんっすからね……」
「でも……気持ちよかったでしょ?」
気持ちよかったかと言われれば気持ちがイイ。射精するあの感覚は死んでも良いと思えるほどではあったが正直そんな方法じゃないやり方を希望したい。
「多分、あの位だったら男でも女でも耐えられるわ。けれど、それ以上時間を伸ばすと精神が崩壊するわね」
「だったら作るのを止めてください。いや、本当に。マジで」
「あら……貴方が最後に『~っす』を入れていないってことはよっぽどの事ね。でも―――」
主任は爽やかな顔で副主任を含めた研究員に告げる。
「イ ヤ よ♪」
「ですよねー!!」
副主任は研究室の床に跪き顔を俯かせる。その光景を見守っていた研究員たちが副主任の肩に手を置き慰める。
「お疲れっす」
「言えただけでもイイじゃないですか」
「さすが、我々男の中の代表者でありますな」
研究室から副主任の慰める声が広がる。それに感動したのか少し涙目になる副主任であった。
「お前ら……。俺は……イイ奴らに出会えて……良かったっす!」
だが彼は気づいていなかった。俯いた瞬間、主任が近くに置いてあったホワイトボードで『慰めろ』と命令されて仕方なくやっていたことに。主任はこの事がバレないように必死に笑いを堪えていた。
そんなことをしていると研究室が微かに揺れる。揺れを感じた主任は不思議そうな表情を浮かべては辺りを見渡すが、研究員たちも何だろうという表情を浮かべていた。
「なんか外であったのかしら?」
「あっ……主任」
「何かしら」
「外の警備員から連絡が入ってます」
主任は通信を繋ぐように研究員の一人に指示を出すと外の警備員との通信が繋がる。正直面倒だと思いつつも表情に出さないように努める。すると、外の警備員から悲痛な声が聞こえてくる。
「はいは~い。どうしたの?」
「あ、アイツが現れたんだ!!」
「現れた……? もしかして―――」
「お、織斑千冬……があっ!?」
警備員はそれだけ言うと急に通信が途切れた。ザアァとうるさい雑音だけが研究室に鳴り響く。そんな重い雰囲気を壊した人物がいた。
「―――ク、ククッ、アハハハハハハ!!」
―――主任だった。
彼女は手で顔を覆い腹を抱えて笑い出した。手で顔を隠しきれていない右目からは涙を流しているものの拭う素振りを見せない。研究員は不安な表情で主任を見守っていた。すると、副主任が主任に笑っている理由を訊く。
「どうしたんっすか? 今の会話で面白いところでもあったんすか?」
「ああ……いや、そういう訳じゃないわ。ただ……」
「ただ……何っすか?」
「待ちに待った日が来たなぁって思ってね」
次の日が楽しみで仕方がない子供のように興奮が隠せない。どれほどこの日を待ち望んでいたことか。『あの日』からの夢。いや、願望と言うべきか。ついに……叶う。
「さぁ、行きますかね」
主任は楽しそうにスキップをしながら現場へと向かうのであった。
「う、うぅっ……し、にたく、ない」
「貴様らを殺すつもりなど無い。それよりも一夏はどこだ」
千冬はリーダーらしき警備員の首を片手で持ち上げ一夏の居場所を聞き出していた。千冬の周りには二名ほど警備員が倒れていた。一人は白眼で気絶していた。もう一人は恐怖のあまりに頭を抱えて許しを乞いていた。
「わ、私はそんなことは知らない! ただ、ここの警備を任されただけで―――」
「貴様らの茶番はもう聞き飽きた」
「かひゅ!?」
千冬はリーダーらしき警備員の首に力を込める。既に三人の警備員のISはシールドエネルギーは残っていない。警備員は手加減されているとは言えども首を締め付けらているせいで声が出せなかった。次第に酸素の量が少なくなり意識が遠退く。意識を無くした警備員に用がなくなったからか地面に放り投げる。
「……はぁ」
……疲れた。ここ数ヶ月で、一体幾つの研究所を破壊したことか。数えきれないほど研究所を破壊し続けた。だが、どこの研究所を襲っても知らないとしか言わない。場所を聞き出しても当たることはなかった。
それどころか遊ばれている気がする。そうとしか思えなかった。
(まあ、一夏が見つかるまで探し続けるだけだがな)
目の前の研究所を破壊するため に『暮桜』の唯一の武器『雪片』を展開する。『雪片』を携え研究所に突入しようとした時、一人の女性が研究所の入り口から現れる。
「あらあら、ここの警備員をここまでボロボロにしてまで何のようかしら?」
「……貴様は誰だ」
千冬の鋭い視線にも気にしない様子で女性は弾んだ声で答える。
「私? 私はここで一番偉い人だけど? それが何かしら?」
「………………」
……何なんだ、この女は? 普通、襲撃者に対して自分が一番偉い人だと言わないと思うが……。
(それに……この女)
私がISを展開しているのに怖じけづいた様子がない。
(罠か? だとしたら他にも仲間が―――)
「言っておくけどここには貴女と私しかいないわ」
「―――ッ!?」
心を読まれただと!? この女……何者だ?
「言っておくけど、別に貴女の心を読めるわけではないからね。というかそんな表情をしていれば察しがつくでしょ?」
「………………」
「……まあ、そんなことはどうでもいいわね。それよりもこんな所を襲ってまで何をお探しなのかしら?」
「……一夏はどこだ」
私は何度この言葉を言ったのだろう。研究所を襲撃する度にこの言葉を言ってきた。だが、一度たりとも求めている返事が返っては来なかった。今度こそと期待を込めて静かに告げると女性は思いもしない事を言った。
「貴女の『弟』さんはここにはいないわ。いえ……もうこの世には存在していないわ」
「―――なん、だ、と?」
「確かに『弟』さんはいなくなってしまったわ。けど、『妹』の一夏ちゃんならここにいるわよ?」
「……貴様たちは一夏に―――」
女性が言ってる事の意味が分からない。弟ではなく妹の一夏ならいると言われてすぐに理解が出来る筈がない。それでも一つだけ理解できるのは一夏に何かをしたということだ。
「何をしたんだああぁぁぁぁぁぁ!!」
携えていた『雪片』を振りかざし女性の首を斬るつもりで横に振るう。
殺してしまったらどうなるのか、殺人を犯すとはどういうことなのか、なんてことを考えることなど出来なかった。たった一人の弟が拐われて挙句の果てには『弟』ではなく『妹』としてならいると言われて冷静になれる筈がない。
女性を殺すつもりで『雪片』を振る。あと少し首を斬ろうとした刹那、女性は不敵な笑みを浮かべる。まるでこの時を待ち望んでいたことかのような顔をしている。
(―――ッ!? 不味い!!)
振りかざした『雪片』の勢いを殺すことでなんとか女性の首を斬らずに済んだ。全ての勢いを殺すことが出来ず少しだけ雪片の刃が食い込んでいた。
食い込んでいる部分から血が溢れてくる。それなのに女性は怯えた表情どころか楽しげな顔をしている。
「……貴様は死ぬつもりだったのか?」
あのまま勢いを殺さなければ今頃死んでいる筈だ。だが、あの笑みを見た瞬間、私の中で何かいけないと訴えていたような気がした。
それは何とは言えないがこの女性を殺したのと同時に何かを失う気がした。
「えぇ……死ぬつもりだったわよ」
「……何故だ?」
「だって、私が死ねば一夏ちゃんも死ぬかどうか確かめたくって、ねぇ?」
「………………」
もし、私がこの女性を殺していたら一夏が死んでいたのかもしれないだと?
そう思うと血の気が一気に下がった気がした。顔は青ざめ手にしている『雪片』がカタカタと震える。
女性は首から流れている血を指ですくい取り舐める。
「よくアニメとかゲームとかで血を舐めている人がいるけど、実際に舐めても美味しい訳ではないのにね。なんで舐めるのかしら?」
「………………」
この女……正気じゃない。首から血が流れているのに笑っていられるなど普通ではない。
「そんなに顔を青ざめちゃって……どうしたの?」
「……うるさい」
千冬はそれだけ言うと女性はつまらなさそうな顔をする。首に食い込んでいる『雪片』から抜け出そうとする様子が全くない。
この女は本当に死ぬつもりだったと言うのか?
「はぁ……さすがと言うべきなのかしら。弟さん……じゃなくて、妹さんとそっくりなのね」
「何のことだ?」
「普通ならこの状況で冷静にいられないと思うのだけど。それなのに貴女たち姉妹は冷静でいられる。もっと焦ったり動揺したりしないのかしら? つまんないじゃない」
私はともかくとして一夏も冷静に判断出来たとは意外だな。いや、アイツは鈍い所があったからな。人一倍図太いのも頷ける。
「まあ最初から期待していないけどね。貴女が面白いことが出来るとは思えないしね」
「随分な言われようだな」
まさか初対面の相手にここまで言われるとはな。
そう言えば似たような奴が一人いた気がする。学生時代に無視ばかりした挙句の果てには乳野郎と教室にいる生徒が全員聞こえるほどの声で言った馬鹿がいた。腹が立ったからアイアンクローをお見舞いしたら静かになったがな。
「……あっ! そうよ、そうだわ!! こうすれば良かったのにね」
そう言うと女性は『雪片』の刃に手を添える。
「―――おい、まさか」
「うふふ……なぁに?」
「やめろ……やめるんだ!!」
女性はゆっくりと『雪片』の刃に近づき首を一層食い込ませていく。食い込んだ部分からはさっきよりも血が多く流れる。千冬はどうしたらいいか分からなくなっていた。
無理に『雪片』を引こうとして間違えて首を刎ねてしまったら一夏が死ぬかもしれない。だからと言って何もしない訳にはいかない。少しでも女性から首から遠ざけようと動かすが手で添えられているせいで首から離れることが出来なかった。
(どうする!? どうすればいい!!)
心臓の音が激しく音をたてる。脳まで響いてくるほど心臓が鳴り響いていた。呼吸が浅くなり何度も息を吸わないと自我を保っていられない。顔の血の気は引いて青ざめていく。
そんな千冬の様子をじっと見ていた女性はある提案を告げる。
「このままだと私……死ぬわね」
「……頼む。やめてくれ」
「じゃあ~ISの展開を解いたら、それを私の方に投げてちょうだい」
「……わかった」
千冬はISの展開を解くと腕に付いているガントレットを外し女性の方へ投げる。女性は足元に落ちているガントレットを拾い上げ研究所入り口の所まで投げる。千冬は気が緩んだせいか足の力が抜けて地面に座り込む。
女性は千冬の近くまで近づき見下ろす形で視線を向ける。
「そんな簡単にISを渡していい物なの? 大事じゃないの?」
「………………」
ISよりも一夏の方が大事に決まってる。ISが無くても別にいい。だが、一夏は別だ。それを分かっていて、この女は聞いてくるのか。
「へぇ~……妹思いでいいわね。一つだけ教えてあげるわ」
女性は着ている白衣の襟の部分をさらけだすと、そこには金属製の首輪が付いていた。
「……首輪?」
「そう、これはただの首輪じゃないわ。私が死ぬのと同時に妹さんにも付いている首輪が作動仕組みになっているの」
「もし、お前が死んだ場合、一夏はどうなる?」
「その時は首輪が作動して―――首が吹っ飛ぶように設定しているわ」
―――なんてことだ。
あのままこの女の首を斬ってたら一夏の首が吹き飛んでいたということか!?
そんな危ないことをこの女は平気でやっていたというのか。やはりこの女……正気ではない。
「あ、そうそう。変な気は起こさないことね。私が死ななくても遠隔操作でいつでも殺せるわ」
つまり、この場で逆らうようなことがあれば一夏の命が危なくなるということか。ならば、隙を見て一夏の首輪を外せばいいだけのこと―――。
「妹さんの首輪を外せばこっちのもんだ的な目をしているけど不可能だからね」
「……なんだと?」
「私の首輪もそうだけど一度付けたら外せないわ。この首輪は神経と同化することで体内のナノマシンが制御出来る仕組みになっているの。無理に外そうとすれば運が良くて体の一部が動かないだけで済むかもしれないわね」
「………………」
では……どうすればいいのだ? これでは一夏を連れて逃げ出すことが出来ないではないか。
「どうする? このまま私を殺した後、研究所を壊して亡骸の妹さんを持ち帰るの
か。それとも妹さんを助けるために身を投げ出すのか。―――どっちにする?」
女性は千冬の反応を楽しんでいた。今にも絶望しそうな顔は彼女にとって幸福の時間でしかなかった。千冬は身を震わせ拳を強く握りしめる。顔を俯かせ目の前の女性を殴り飛ばしたい衝動を抑えながら言う。
「―――私はどうなってもいい。だが、これ以上一夏に手を出すな」
女性は歪んだ笑みを浮かべる。顔を俯かせている千冬の頭を掴み地面に這いつくばらせる。
「ぐっ!!」
「『出すな』じゃなくて『出さないで下さい』でしょ?」
「……て、をださない、で、くだ、さい」
「よく言えました」
女性は空いている手で白衣のポケットを探り一夏と同じ首輪を取り出す。そして、千冬の首に首輪を装着するとカチッとはまる音がする。
「ようこそ、我が研究所へ―――『ブリュンヒルデ』」
前編は千冬がどうやって捕まったのかを書いてみました
後編は千冬がどうなるのか。あの後の一夏がどうなったのか。主任の過去を書いていこうと思ってます
そう考えると前編後編に分けないと字数がものすごく多くなるので時間が……足りない(涙)
何か意見などがあればコメントをお待ちしていますので
では、また!!