自室に戻るとマーズはまだ眠っていた。俺は魔法を解きマーズを起こす前にもう一度精神に侵入して記憶を読み取る。
マーズの記憶にはやはり性に関する情報はなかった。となると俺が持っているはずなのだが……
まだ俺がマーズファルドの片割れとして覚醒しきっていないのかその記憶はない。
だからこうしてマーズファルドの記憶を見ることで思い出せないかと試行錯誤しているところだ。
『……き……が、我……なる……か』
すると突然、頭の中にノイズの様に夢で聞いた男の声が響く。もうその声が誰かは分かっている。マーズファルドだ。
『貴様が、我となるのか』
マーズファルドは俺に直接語りかけてくる。
俺がマーズファルドになる、その意味ももう分かっている。
マーズが俺を殺して吸収してマーズファルドに戻れるようにその逆、俺がマーズを殺してマーズファルドになることも出来るのだ。
『そんなことは……させぬ……』
ここは一種の精神世界なのだろう。意識のないマーズの声が脳内に響く。その声は苦悶に満ちていた。
『貴様は既に我半身に敗北しておる。我は敗者に非ず、我に敗者は不要だ』
必死に吸収されないように抗うマーズを嘲笑うようにマーズファルドは侮蔑の呪詛を吐く。
『さあ、新たなる
マーズファルドが俺にマーズを殺し、一つになれと捲し立てる。
『そんなことするわけないだろ』
だが、俺はその選択肢をにべにもなく切り捨てる。
『ならば貴様が消え、その敗者に呑まれるのか』
『そんなこともしない』
『ならばどうするつもりだ』
不快感を露にするマーズファルド。普通ならそれだけで死を覚悟するレベルなのだろうが、今の俺には大した事に感じない。
『答えはこうだ。俺がそいつを調教して自分のものにする』
『正気か?自分の半身、自分自身を犯すなど常軌を逸しているぞ』
『こんな良い女はそんなに居るわけないだろ、そんなのを殺すなんてもったいなさすぎる』
『ならば貴様は我にならぬと言うのか』
『そうだ。お前は復活できない』
『我の半身たる貴様が我の意志に反すると』
マーズファルドは次第に怒気を交えて俺を威圧してくる。
『ああ、そうだ。お前が復活に失敗したせいで俺の性格は歪んでいてな。恨むなら転生に失敗した自分を恨むんだな』
『なぜそんな不条理なことをする』
答えによっては俺の体ののコントロールを奪ってでも復活すると付け加えながらマーズファルドは問いかけてくる。
『俺がそうしたいからだ』
『……………………』
俺の答えにマーズファルドは黙り込む。体を奪われるかと思い俺は意思を強く保つ。
『く、くは、ははははははは』
しかし次にマーズファルドは声をあげ笑い出す。姿は見えないが、実体があれば間違いなく腹を抱え涙を流しているであろう大笑いだ。
『はは、それでよい。それでこそ我だ!我は支配者に非ず。破壊者に非ず。我は自由の申し子!!心の赴くままに庇護し、心の赴くままに破滅を与える。心の赴くままに世界を支配し、心の赴くままに女を犯す。その自由なる者こそ
怒気も消え失せ、押し潰すような雰囲気もなくなり、自分と同じ存在を見つけた子供のようにはしゃぎながら台詞を紡ぐマーズファルド。
それは本当に子供のな声だった。
『我半身、いや新たなる
マーズファルドは力強く宣託してから存在感を消していく。いや、マーズファルドが俺の中に入り込んでいく。ただし、それは体を奪うためではなく、俺に含まれる為だ。
『だが、努々忘れるな、我は復活を諦めたわけではない。期があればいつでもその体、奪わせてもらう』
俺の中に完全に入り込む前に警告するように言い残し、マーズファルドは消える。
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マーズファルドとの邂逅が終わり、意識が現実に戻ってくる。
俺は手を開いたり閉じたりして自分の体が自分のものだということを確認する。
しばらくそうしてから問題なしと断定すると、その事を意識か外す。
「さて、なら始めるか」
マーズファルドを取り込んだためか、性に関する知識が桁外れに増し、魔法のコントロールのしかたも格段に分かるようになっている。
マーズに弱体化の呪いを何重にもかけ、部屋全体にも結界を重ねがけして、仕上げに部屋に触手結界を張れば準備は完了だ。
触手結界自体に防御力はないが、辺り一面に生えている触手の粘液が気化して部屋中に漂うことによって欲情効果をもたらしてくれる。
そして、そのままマーズを目覚めさせる。
ばぎゃ!
マーズは目覚めると同時に俺に向かって拳を繰り出してくる。だが、その拳は結界に阻まれ俺の前で止められる。
(弱体化させてもこれか……初めは直接するのは無理だな)
破壊こそされなかったが、結界にかなりのダメージを与えられている。こんなの食らったらいくら俺が頑丈だからといってもただじゃ済まない。
「我は貴様を取り込む!我はマーズファルドに戻るのだ!!」
「残念だけどそれは叶わない。君は俺のものになるんだからな」
「くっ、我が凌辱された程度で堕ちると思うなよ」
「そんなことは思ってないよ」
マーズは魔法耐性は低いが、精神力は尋常じゃないくらいに高い。それは先程掛けた淫魔からも分かる。先程のマーズの感度は常人じゃなくても神経が焼ききれるほとだった。それを廃人にならずに意思を保っていた時点で精神力の強さがどれ程か分かるだろう。
だが、と俺は笑う。
「そんなに簡単に堕ちられたら詰まらないだろ」
簡単に堕ちるよりじっくりと長い時間をかけて調教する方が愉しい。
俺の言葉を聞き屈辱に歪んだマーズの顔を見なてから、マーズの漆黒の瞳を覗き込む。
「んっ、っ~~~~~~」
マーズはビクンと体を跳ねさせ、白い肌が椛色に染めて息を荒くしていく。淫魔法で発情させたのだ。
「きさま……こんなもので……我が……ひゃあっ!?」
鋭い目で俺を睨み付けていたマーズは足下から生えてきた触手に右足を掴まれ、そのまま逆さ吊りにされる。
そのまま服を破り、マーズを剥いていく。マーズは下着を履いていないようで、上着を破くとすぐに白い肌が露になる。
「く、この程度でどうこうなるとでも思っているのか」
「まんこから愛液垂れ流して、クリも乳首も立ってるやつに言われてもな……」
まあ、それは淫魔法の影響でしかないんだろうが、
「くぁっ、あっ……んっ……っぁ!」
触手で乳首をコリコリと触ってやると、しっかりかり感じているようで、必死に声を抑えている。
「んっ……んん……っ」
秘裂からは大量の蜜が漏れ出て、股間からおへその方へと流れている。愛液が伝う刺激でさえ感じてしまい、もどかしさを感じているようで体を捩らせ刺激を得て耐えようと健気な努力をしている。
「ふぁ……」
俺は触手でマーズの体を固定させる。今まで自分で作り出すわずかな刺激でその場をしのいでいたのが急に出来なくなりマーズはおかしな声をあげる。
「どうせなら俺の技だけで気持ちよくなってほしいだろ」
「……無理だな」
「まあ、そこは試してみるってことで」
マーズはまだ俺を睨み付けているが、その目には確実に怯えの色が混ざってきている。それはマーズが俺に感じさせられているという証拠なのだが、それを言ってもマーズは否定するだけだろう。
「ん、ぶふっ……ふぅっ!」
触手をマーズの口に入れようとすると、口を堅く閉ざすので触手で鼻から上を完全に飲み込む。
「ぅ、ぅぅっ…………ぷは、んぶ!?」
口を開けまいと必死に我慢していたが、ついに体が言うことを聞かず、酸素を求めて口を開ける。俺はその瞬間を逃さずにマーズの口に触手を捩じ込む。
「んんん!!んぁ……んじゅっ」
せめての抵抗として舌で触手を押し返したり、噛みきろうと歯を立ててくるが、舌の力だけで押し返せるほど触手の力は弱くなく、ゴムのような形を変えるので噛みきれない。
「んぷっ、んんんん!!」
「良いことを教えてやるよ、その触手の粘液には媚薬の効果がある。下手に舐めたり、噛んだりして触手を刺激すると触手が興奮して粘液の量が増えるだけだぞ」
マーズはその言葉に体を硬直させ、一切の抵抗を止める。
マーズはすでに限界まで感度が高まっているのだ。そこにさらに媚薬を足されればどうなるか理解したのだろう。
「体はかなり未熟みたいだな……おっぱいも小さいし、下には毛も生えてないのか」
ここまで弱らせれば近付いても問題ないので、俺はマーズの体を近くで嘗め回すように観察する。それこそ産毛の数まで数えるかのように。
「ん、んん……」
やはりじっくり見られるのは恥ずかしいのかマーズはイヤイヤと頭を左右に振っている。
「でも、小さいだけでちゃんとあるな、触り心地も悪くなさそうだ」
「んんんんぅぅぅ!!!」
俺はその感触を確かめるため、マーズの胸をペロリと一舐めする。するとマーズはくぐもった嬌声をあげ、秘裂から潮を吹く。
「もしかして今のでイッた?」
「んんぅ!んんん!!!」
「だよね、ならもっとしても問題ないよな」
マーズに話しかけながらさわさわと小さくも柔らかい乳房を撫でる。
「んぅぅ……んん」
マーズはその優しい刺激に酔いしれるかのようにうっとりとした目になる。
「随分と気持ち良さそうだな」
「!?んんっ!!!」
自分の感じていた快楽を否定するかのように声を上げる。
しかし、そんな隙を与えるわけがない。
「~~~~~~~~~!?!!」
そのまま乳首を力一杯つねってやると、マーズは声にならない悲鳴を上げ暴れる。
「やっぱり痛みには弱いんだな」
マーズファルドの防御力が俺に受け継がれているせいで、マーズの防御力は0になっている。今まではマーズの圧倒的攻撃力で攻撃を受ける前に敵を屠って来たためダメージを受けたことがない。つまり普通より痛みを感じやすいのに痛みを感じたことがない。
そんなやつが初めて痛みを感じたらどうなるか……
「辛いだろ?止めてほしいか?」
「んふぅ……」
俺の言葉にはプライドからか首を横に振る。だから、さらに乳首に爪を立てる。マーズは股間からは黄金の液体をチョロチョロと漏らす。
「もう一度聞くぞ、止めてほしいか?」
マーズは一瞬躊躇いを見せるが、先程と同じく首を横に振る。
(まあこの程度でどうこうなるとは思ってないけどな)
マーズの心をこの程度で折れるとは少しも思っていない。これはただ、マーズに痛みの恐怖を植え込む作業だ。
「何かしたら歯を全部抜くぞ、ゆっくりと、痛覚を激増させた状態でな」
蕩けた目になっているマーズはただ黙っているだけ。首肯も反抗もしない。
普段ならこんな脅しなど効かないのだろうが、快楽で思考が纏まってない今なら十分に効果があるようだ。
「それで良い、ご褒美に喋れるようにだけしてあげるよ。ただし、触手はそのままだから快楽を誤魔化そうとして力むと媚薬が出るから」
俺は触手に特殊な魔法をかけ、声帯のわずかな震えだけで触手が代わりに声を発してくれるようにする。こうすることでマーズの嬌声を聞くことができる。
「もう……やめろ……われは……おちな、んぁ……」
「俺が聞きたいのはそんな堅苦しい言葉じゃなくて、本当のマーズの声なんだけどな」
赤子が母乳を飲むように優しく乳房を吸い上げるとマーズは軽く嬌声をあげ黙り込む。
「やっぱり柔らかくて気持ちいいな、ちょっぴり甘くていつまでも舐めてたくなる味だ」
「ぁっ……そんなにっ、やさしく、なめないで……」
「さっきは痛くしたからな、その分気持ちよくなってもらわないとな」
「いらない……わたしは……きもちよくなんて……なり……たくない……」
マーズファルドを意識して我と言っていたのが私になっているところを見るとよほど余裕がないらしい。
(このまま押すか)
俺は乳房からそのままお腹の方へと舌を這わして秘裂を目指す。
マーズの肌はもっちりとしていて押せば押し返してくるほどよい弾力があった。
「ん……ぅ……」
舌がおへそ辺りまで来るとマーズはピクンと反応する。どうやらマーズはおへも弱いらしい。これは良いことを知ったとおへそを舌でほじくる。
「ふっ……あぁぁ…はっ!んんぅぅぅ……ひゃあ」
おへそに集中している神経を直接刺激するように舐めると、マーズは簡単に喘ぐ。
「あぁぁ……だめ、そこ……ぞくぞくしちゃ……ちが、ふぁぁぁぁぁあ!!」
おへそに唾液を流し込み、溜まったそれを吸い上げたりと変則的な責めかたもしてみる。
そうやっておへそを舐めていると、つぅーと愛液が垂れてくる。
「自分からコーティングしてくるとは積極的だな」
「やぁ……そんなんじゃ、ない……」
マーズのお腹は俺の唾液と自身の女の蜜で艶かしく彩られた。
それで俺は次なる段階に進む。おへその次に来る性感帯となれば女の秘部しかない。
「まって……そこだけは……やめてくれ」
ついにマーズの口から懇願の言葉が出る。その羞恥と屈辱に歪み、今にも泣き出しそうな顔を見ると無性にもっと見たいという欲求が沸いてくる。
「そんなこと言ってもクリは触ってくれって主張してるし、まんこもヒクついて下さいってねだってるぞ」
マーズのそこはもう挿入しても問題ないくらいだった。いや、むしろ挿入してくれと蕾を開かせている。
俺はその秘裂に指を入れる。膣は入ってきた指を離さないようにガッチリと咥え、小さくもイッて痙攣しながらも指を奥へ奥へと導いていく。
しかし、指は膣の奥まで届くことなく止まる。そこにはマーズの初めての証、処女膜が立ちはだかっていた。
俺はその処女膜を優しく擦る。
「ひゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
それでマーズは言い訳できないくらい盛大にイク。全身を跳ねさせ、潮を吹きながら絶頂する。俺はそれを口で蓋をしてやる。
マーズの体液を吸い上げ、飲み込んでいく。
「あああああああ!!!」
吸い上げるときの振動でさえ今のマーズにはとてつもない快楽として受け取られるようで、マーズは降りることの出来ない絶頂地獄に叩き落とされる。
「あ゛あ゛あ゛!!!やめてくれ!!もう……イッてる!!イッてますから……あぁぁぁ!」
皮を剥かれ、大気に触れただけで絶頂するほど敏感なクリを強めに摘まむ。
「ひぃぁぁぁぁあ!!」
そして仕上げにおしりの穴、アナルに触手を挿入してやる。
「ああああああああ~~~~~~!?!!」
それがとどめとなり、マーズは白目を剥き、意識を失う。