遅れまくってスイマセン
下手に永遠を生きるとやることがなくなって退屈になってしまう。
昔は私に見合う強者も多かったんだけど、時代が進むにつれて私と戦える魔族なんていなくなってしまった。
そんなときに現れたのがマーズファルド様。
あの御方は私の無聊を慰めてくれた。
戦いで私を上回り、力で私を従えて女にしてくださった。
そんなマーズファルド様も神族と人間の連合の前に破れてしまった。
私は再び無意味な時を過ごすはめになってしまったのだ。
でも。
最近になって現れたのがマーズファルド様の片割れ。
マーズファルドちゃんとタクト君。
特にタクト君は戦いの面ではあまりときめかないけど、なんだか気になってしまう存在だ。
少し様子見している間に私以外の配下を全員、手玉に取ってしまっているし、このまま行くと次は私の番かしら?
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「タクト君、ちょっとお話ししない?」
エレーナは俺を見つけるなり腕を組んでくる。
前にもやられたが、有無を言わせず間接技をかけて動きを封じるのは止めて欲しい。
「今度はなんだよ?」
俺はもう抵抗を諦めてさっさと本題に入る。
こいつにはターニャの性癖やイルムの不在を教えてもらったので、その礼に付き合ってやる。
「いや、タクト君がターニャちゃんやイルムちゃんをどうやって堕したのか気になって」
二人とも表面的な態度は今まで通りにさせているが、この女にはお見通しらしい。
まぁ、もともと俺が裏でマーズの配下を堕していたのにも気づいていたし、今さら驚きはしないが。
「あ、大丈夫。マーズファルドちゃんはそういうとこ鈍いから、タクト君がやってることには気づいてないと思うよ」
エレーナはさらっと俺が心配していることを見抜いくる。
本当にやりにくい相手だ。
しかし、こちらの知りたいことを教えてくれたのでスルーすることにした。
「それで、俺から話を聞いてどうするつもりなんだ?」
「別にどうもしないよ。面白そうだから聞きたいだけ」
俺の質問にニコニコと答えるエレーナ。
この女に敵対されるのは面倒臭い。
最悪、エレーナ抜きでもマーズに使えるが、この女がマーズに告げ口しないとも限らないし、このまま堕してしまおうか?
「タクト君、悪いこと考えてるでしょ」
「だとしたらどうする?」
俺はいつでもエレーナを虚数空間に引きずり込めるようにした上で挑発してみる。
「まあまあ、そんなに焦らなくても、いつでも付き合うから、今はお話ししよ」
可愛らしくウィンクをして俺の挑発を受け流す。
いつでも付き合うってのはどういうことだ?
こいつは俺の事を警戒してないのか?
俺がそんなことを考えている内にエレーナは手ずから紅茶を注ぎ、俺に差し出してくる。
立ち上る湯気からは上品な香りが立ち込め、それだけで最高級の物だと分かる。
以外と美味しい物好きな俺は一口飲んでみるが、とびきり旨かった。
と言うより、何でメイドであるラストより上手く淹れれるんだ。
「ふふ、私こう見えても才女ですから」
エレーナは俺の反応が気に入ったのか冗談目かして優雅に一礼する。
その仕草に毒気を抜かれた俺は大人しく彼女が聞きたがっていることを話してやる。
「あっはっはっは。まさかあのイルムちゃんをそんな方法で言いなりにするなんてね」
話がイルムの所まで行くとエレーナはおかしそうに笑う。
何でもイルム以外の話は大体は予想できていたらしい。
しかし、イルムが自分が今までしてきた方法で支配されたのは完全に予想外だったそうだ。
「やっぱりタクト君はマーズファルド様の半身だね」
エレーナは楽しそうにそんなことを言う。
俺としては、マーズファルドと同じにして欲しくはないのだが、本人を知っている者の口から言われると否定しづらい。
そもそも俺はマーズファルドの事をほとんど知らないわけだし。
「マーズファルドってどんな奴だったんだ?」
質問に答えてやったんだからそれくらい教えろと、そこまで興味がない素振りでマーズファルドの事を聞いてみる。
「マーズファルド様はタクト君みたいな方だったよ。女好きで、独占欲が強く、自己中心的で、無神経で」
エレーナの言い分に俺は眉をヒクつかせる。
俺はそこまでダメな人間じゃないはず……
いや、前半は否定できないけど。
あくまでエレーナが言っているのはマーズファルドの事だ。
「それでいて側に居させて欲しいと思わせてくれる、素敵な方」
そう言うと、エレーナはうっとりと、恋する乙女のような表情で頬に手を添える。
エレーナにとってマーズファルドはそれだけ偉大な存在だったのだろう。
「だけど、タクト君はマーズファルド様と違うんだよね」
「ああ、俺はタクトでマーズファルドじゃない」
そこだけははっきりと違うと言える。
俺はマーズファルドの第2の人生になるつもりはない。
「うん、それでこそタクト君だ。ところでタクト君は私のこと欲しいと思う?」
エレーナは以外にも満足した様子で頷く。
そして、唐突に顔を近付けてそんなことを聞いてくる。
「何のつもりだ?」
エレーナはマーズファルドを崇拝しているのだから、わざわざマーズファルドでない俺にそんなことを聞いてくるのは不自然だ。
「実は私、楽しそうだしタクトの側にいたいな~って思ってきてるんだよね。でもそれだけじゃまだ納得できないんだよ。だから、タクト君が私を満足させられるか試したいんだよね」
俺を見据える目は値踏みをするように冷たく、俺の手を掴む指は生気を感じさせない。
今、目の前に対峙しているのは不死者の王としてのエレーナなのだと否が応でも理解させられる。
しかし、
「俺を試すとは大きく出たな。その言葉、後悔させてやるよ」
俺はマーズファルドじゃないが、マーズファルドと同等の力を持っている。
そんな俺を試すなんて見下した態度を取るこいつを滅茶苦茶にしたいという欲求がムクムクと沸き上がってくる。
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「それじゃあ、私の部屋に行こうか」
私はタクト君の反応に満足しながら踵を返す。
永遠に近い時間を生きれる私にとっては、文化も芸術も全てが虚しいもの。
それを唯一、慰めてくれたのがマーズファルド様に抱かれている時だった。
女としての実感。
子を孕まさせる生有るものとしての実感。
それらを全て与えてくれる至福の時間だった。
(きっとタクト君も、マーズファルド様には及ばないにしても、それなりには楽しい時間をくれるはず)
そう思って自分の部屋に向かおうとすると、いきなり頬に手を回され、後ろを向かされる。
「─────」
タクト君は強引に、私の唇を奪っていた。
私は最初、何が起こったのか分からなかった。
粘膜と粘膜が触れ合うだけの軽いキスなのに、かつて無い多幸感に包まれているのだ。
「んっ───ふあぁんっ?」
タクト君の舌が私の唇を強引にこじ開けると、私は甘い声と共に体を跳ねさせる。
「──んぅっ、や……ま、まって……」
流石に数万年ぶりに男に抱かれるとはいえ、キスだけでここまで感じさせられるはずがない。
私は1度、状況を整理したくて制止の声をあげるが、そんなことで待ってくれるタクト君ではない。
「あ……ん、……ふ……ちゅ、んぅ……やぁ、ちゅ……んっ」
ねっとりとしたタクト君の舌の感触を感じただけで、軽くイってしまった。
「大口を叩いていた割りにあっさりとイクんだな」
タクト君の勝ち誇った顔を見ると、少しムッとして理性を取り戻せた。
「んちゅ……んっ、あっ、……ちゅ」
私からも舌を絡めて仕返しをする。
肺の中の酸素が無くなるような長いキスの後、タクト君は呼吸をするために、唇を離す。
「やっ……ああぁぁん♥️」
強引に破かれた下着から、大きな乳房がぶるんと飛び足してしまう。
すっかり乳首は淫らに張り詰めて、膣からは女の蜜が溢れかえっている。
「こんなにグチュグチュに濡らして」
「あっ……それは……ふぁ……淫魔法の……っ、せい♥️」
マーズファルド様の時より強力になっているが、これはどう考えても淫魔法をかけられている。
きっと、マーズファルド様の記憶が、無意識に私にだけ合わせた効果にさせているのだろう。
「んあっ♥️♥️」
それは嬉しい事なのだけれど、今の私にとっては少し刺激が強すぎる。
「はああぁんっ♥️♥️♥️」
Gスポットを刺激されて、クリを弄られただけで潮を吹いてしまう。
あまりの快楽に、目の前がチカチカと点滅してしまうほどだ。
「やあぁん♥️んっ、ぁはぁっ……タクトくん……」
足の指の間や、耳の穴、うなじなどを触手で舐め回され、全身がおまんこみたいに敏感になっていく。
「ふあぁぁあああんっ♥️♥️」
クリも触手に吸い出されて、潮吹きが止まらない。
もうイって無い時なんか無くなって、連続アクメの快楽地獄に全身を悶えさせる。
妊娠もしていないのに、乳首からは母乳が吹き出してきた。
それはまるでタクト君に飲んで欲しいと言ってるかのような勢いで出ている。
「はあぁっ♥️んぅっ、はぁあっ♥️あぁん、ふあぁあん♥️激し、あはぁっ、たくと、くん……はぁあぁっ……やぁ、ぁはああぁあぁあぁぁっ♥️♥️」
私の淫らな姿にチンポを硬くしたタクト君が、初めて私のおまんこにチンポを挿入してくる。
と同時に、母乳を溢れさせている乳首へとむしゃぶり付き、思いっきり吸い上げてくる。
おまんこがタクト君のチンポに吸い付くようにヒク付き、搾り上げる。
膣の粘膜をいやらしく擦られながら母乳を赤子のように吸われる快感に、私はあっという間に絶頂の渦に呑み込まれていく。
タクト君が母乳を吸う毎に官能の熱を帯びた乳房はどんどん柔らかくなっていき、タクト君がしゃぶる度に形を変えていく。
「──────────っ!」
快楽に溺れている私を追い詰めるかのように、いつの間にか現れたタクト君の分身が、私のアナルにまでチンポを挿入する。
完全に油断していた私は、声になら無い嬌声を上げ、激しく自分を極まらせる。
タクト君の淫魔法のせいで、普通なら気を飛ばすほどの快楽でも意識を失うことができない。
それどころか、普通の絶頂ですら普段では得られない快楽に変換されてしまう。
そんな快楽を1秒に一回のペースで与えられているのだ。
もはやイっているのが当たりの状態になっている。
「ん……はぁ……あぁ、ん……ぁ♥️はぁ……ん、ぁあ……んふぅ♥️」
軽く千を越える絶頂を繰り返し、私は極限まで蕩けきっていた。
タクト君に身を任せるようにしなだれかかり、甘えるようにキスをねだる。
それでもタクト君は意地悪を止めてくれない。
私がとっくに白旗を上げていると知っていて、私に精を注いでくれないのだ。
「っ……ぁ……かっ、はぁ……ぁあ…………っ♥️」
後ろと前、2つの穴を同時に犯され、私の体は限界まで高められていた。
タクト君の精が欲しくておねだりをしても、唇を塞がれてだまらされ、早くタクト君の女にして貰いたいのに、どこまでも焦らされる。
タクト君は私を女にするつもりはないのだろう。
そう、女ではなく完全な性奴隷にするつもりなのだ。
それでも良いかなと思ってしまうのが怖いところだ。
だから、私は少しズルをする事にした。
「うっ!」
タクト君から初めて気持ち良さそうな声が漏れる。
そこからは余裕の無さそうな表情になり、抽挿を早めて私を堕しにかかる。
とはいえ、余裕がないのは私も同じだ。
タクト君を射精させようと膣を締め上げ、チンポを扱く。
「ぁ、あぁ……イク……ふあぁああぁぁぁん♥️♥️♥️」
「うくっ……ぁ」
私がイクのとタクト君が精を吐き出すのは同じタイミングだった。
子宮まで精で満たされ、それでも収まりきらずに溢れかえってしまう。
「ふふ、今回は引き分けかな?」
私がホクホク顔でそう言うと、タクト君はブスッとした顔で渋々ながら頷く。
タクト君は今回で私を性奴隷にするつもりだったが、実際は女止まりに終わってしまったのだ。
「でも気落ちしなくていいよ。これからはいつでも相手してあげるし、私に淫魔法を使わせるなんてマーズファルド様でもできなかったんだから」
そう私は満足げに言って、久し振りに微睡みに飲まれていく。