※この作品はR-18です。

村石君の華やかな憂鬱   作:Mr,J

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第54話

夕闇が広がる空の下。小高い山の上、一際大きな建物が佇む屋敷を背に赤く染まる夕日が傾斜し、屋敷を赤く染め、やがて東の空から薄暗い夜の空が広がり始める。

その日、初めて鮎川家に来た村石竜也は、家の中が広すぎて何処に何があるのか全く分らない状態で、屋敷の案内人に付き添われて、屋敷の中を歩いていた。

 

今朝まで鬼頭家に居た竜也が鮎川家に来て感じたのは、どちらも大きな家だが・・・鬼頭家は家の形が洋風と言うか・・・近代的な建物だったのに対して、鮎川家は古典的と言った感じであった。

竜也が利用する部屋を案内すると言った凛は、他に予定が入ったらしく屋敷の女性使用人が色々と案内する事になった。

階段を上がった先にある部屋へ行くと、使用人が手を差し伸べて「こちらです」と、部屋を紹介してくれた。

 

入り口の襖の上に『来客用・風の間』と、書かれている。

 

「少し狭いかもしれませんが・・・自由にお使い下さい」

 

と、部屋の中を見せるが・・・とても狭いと言う雰囲気は感じられなかった。むしろ・・・竜也が住んでいるアパートの部屋よりも広かった。

 

「こ・・・この部屋を使っても良いのですか?」

「はい、構いませんが・・・」

 

部屋の面積は広く、大人の男性が20人入っても、まだ余裕のある広さだった。

使用人は、更に竜也に鍵を渡す。

 

「これは・・・?」

「防犯の鍵です」

「貴重品とかは無いけど・・・」

「ご自身の安全の為です」

「はい?」

「夜這いされない為に、室内は内側から掛けれる設備になっております」

 

(夜這い・・・?)

 

あまり聞き慣れない言葉に、竜也は少し不安を感じた。

 

「宜しければ・・・浴衣に着替えて頂ければ、お洋服を洗濯しますが・・・」

「あ・・・はい、後で着替えます」

「では・・・食事の時間にお呼びします」

 

そう言って使用人は一礼して、部屋を去って行く。

使用人の案内が出て行った後・・・竜也はトイレへと行き、用を済ませて部屋に戻ろうとした時、目の前に背丈の低い少女が歩いている姿を見付けた。

浴衣姿で、背の低く黒髪を肩の下まで垂らした少女を見て、竜也は凛だと思って声を掛ける。

 

「やあ、凛・・・こんな所に居たの?」

 

と、気軽に声を掛けながら、軽く肩を触る。

 

「ヒッ・・・!」

 

驚きながら振り返った少女は、凛と姿は似ているが・・・少し雰囲気が違った。

 

「どうしたの?」

「あ・・・あの、何か用ですか?」

 

珍しく女の子らしく恥じらいながら、顔を俯かせる少女の様子を見て竜也はふと・・・違和感を感じた。

 

「あれ・・・?凛じゃないの?」

「お・・・お姉様なら、今は用があって事務所に居るかと思われます」

 

(お姉様・・・?)

 

「き・・・君って、もしかして妹なの?」

「は・・・はい」

 

この時、竜也は・・・少女の視線が自分に向けられている事に気付き、その場を去ろうと試みた。

 

「突然声を掛けてすみませんでした」

 

振り返ろうとした時、少女の手が竜也の手を強く握って離さなかった。

 

「ちょっと、どちらへ行かれるのですか?」

「あ・・・えっと、部屋に戻ります」

「でしたら・・・私が案内致します」

 

少女は、竜也の腕を両腕で握り締めて小さな体に押し当てる。竜也の腕に柔らかな小さな胸の感触が伝わる。

 

「こ・・・こんな事しちゃって良いの?」

「貴方は・・・村石竜也さんですよね?」

「は・・・はい、良くご存じで」

「以前から貴方には会って見たいと思っておりました」

「初対面で、良く分ったね」

「屋敷の者が、貴方が来ていると噂していたのです。私も学校から帰宅して、服を着替えてから貴方がどの部屋にいるか探していました」

 

(僕を探してたんだ・・・)

 

「こちらですよね?」

 

竜也は、入り口の『風の間』と、言う字を見て「そうだね」と、答える。

 

「ありがとう、案内してくれて」

 

しかし・・・少女は、手を離さずに一緒に部屋へと入る。

そして、鍵を掛けると自分の浴衣の帯を解き、わざと衣服の前を広げる。

 

「フフ・・・竜也さん、では楽しい事始めましょう」

「き・・・君、どうしちゃったの?」

 

少女は無理矢理竜也を押し倒して、その上に跨がる。

 

「お姉様が貴方を屋敷に迎え入れた・・・と、言う事は・・・つまり貴方とお姉様は、既に肉体関係を済ませた・・・と、言う事でしょ?」

 

少女とは思えない鋭い勘に竜也は驚いた。

 

「何かと強気で、怒りっぽいお姉様よりも私の方が良いわよ。まだアッチも毛は生えていないし・・・今なら甘酸っぱい青い果実を堪能出来るわよ」

 

もはや・・・彼女の理性に竜也は追いつけなかった。既に竜也のフェロモンに酔ったのか、少女はうっとりとした眼差しで、竜也の上に跨がり顔を近付ける。

 

「き・・・気持ちは分るけど、もう少しお互いを理解しあってから、そう言うことはしよう」

 

そう言って竜也が少女を押し退けようとする。その時、彼の両手が少女の柔らかく膨らみ掛けの胸の感触を味わった。

 

「ヒャン!」

突然の感覚に少女が身震いしだす。

 

「あ、ゴメン…」

咄嗟の事に竜也が慌てると…

 

「なんてね」

 

スキを見た少女は勢い良く竜也の唇に自分の唇を重ねる。

 

「ンン…」

 

少女は、両手で竜也の顔を掴み、さらに唇を離すと…今度は舌で、相手の舌を舐め始める。

 

「ハァ…ハァ…」

 

少女は、前髪を垂らしたオデコを竜也に重ねる。

 

「もう…我慢出来ないわ…」

「何が…?」

 

少女は、幼いワレメのある部分を竜也の股間の上に乗せて、腰を前後に振る。興奮した竜也も相手の誘惑に乗せられて陰茎が勃起し始める。

 

「フフ・・・竜也さんのオチンチン堅くなって来ている・・・」

 

その勢いで、少女は自分の陰部をショーツの上から指で押し開き、更に勢い付けて前後左右に忙しなく腰を振る。

 

「ハァ・・・ハァ・・・」

 

少女の興奮した涎が口から垂れて、竜也の顔に落ちる。

 

「ハァ・・・ハァ・・・私をメチョメチョにしちゃって…お願い…。貴方のオチンチンで、私の中をいっぱい…かき回して」

 

もう少女の言葉では無かった。完全に性欲に飢えた女の言葉としか思えなかった。

凛の性欲も強かったが…妹と言う、彼女も姉に劣らない物があった。

 

(この姉妹の教育は、一体どうなっているのか?)

 

彼女達の両親を見てみたい…と、竜也は思った。

性欲の虜になった妹が浴衣を脱ぎ始める、浴衣の下から柔らかな白い肌が現れた。美しい肌を見せた少女は女児用のシャツとショーツだけの格好となり、更にシャツとショーツに手を掛けようとした時、部屋の鍵が開く音が聞こえた。

部屋に入って来たのは凛だった。彼女は、部屋に入るなり急いで鍵を掛けて、直ぐに妹を取り押える。

 

「コラ、舞…貴女は食事前から、そんな事を始めるの?」

 

舞と呼ばれた少女は、つまんなさそうに姉を見る。

 

「だってお姉ちゃんがいると竜也さんと一緒になれないんだもん」

「彼は、あたしの旦那様になって貰う方よ。貴女は自分で良い人を見つけなさい」

「竜也さん以上の人なんて見つからないわよ…」

「きっと良い人見つかるわよ。早く服を着なさい」

 

舞に浴衣を渡す。浴衣を着込んだ舞は帯を締める。

 

「先に食堂へ行っててね」

「はあい…」

 

つまらなそうに舞は返事をして部屋を出る。

2人きりになった部屋で、凛は竜也を見る。

 

「妹が変な事をして、ゴメンなさい」

「え…いや、大丈夫」

「使用人から、説明は聞いてなかったのね?」

「え…何が?」

 

それを聞いて凛は少し溜息を吐く。

 

「あの子って、あたし以上に性欲があるのよ。気を付けないと…夜這いしたりするから、戸締りはしっかりして置いてね」

 

それを聞いた竜也が、使用人の説明が…舞の事だったと思い知らされる。

 

「あの子が発情すると手が付けられないのよ。男女問わずに襲いに掛かるから部屋に入って来たら追い出しても構わないわ。まともに相手してると精子を絞り取られるかもしれないから気を付けてね…」

 

なんか厄介な存在に目を付けられた…と、竜也は感じた。

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