「……しーらーぬーいっ、何してんの?」
「ひゃ、かげろ…!?」
艦娘宿舎の1室、陽炎型の一番艦と二番艦に充てがわれた部屋に、二人はいた。
赤いツインテールに黄色のリボンを付けた、この部屋の主である陽炎と、ピンク色のポニーテールに青い髪留めをしたこの部屋のもう一人の主、不知火だった。
「何してるの、って聞いたんだけどー…もしかして、お邪魔だった?『お兄ちゃん』は」
「あ、いえ……そんな、ことは……無い、です……」
だが、この光景はどう見ても異質だった。
表向きにはいないとされている男性的素質を持つ艦娘。陽炎と不知火は、まさしくそれであった。
「んー、でもさー…兄としては、弟の隠し事は見逃せないっていうか?」
けらけらと笑を浮かべる陽炎の視線は、自慰行為を行うために脱いでいた不知火の股間に向かっている。
「か、隠し事って程では…」
「それで、今日は誰を使うつもりだったの?」
羞恥に目を逸らす不知火。だがそれが、彼の落ち度であった。次の瞬間には、実兄に押し倒されていた。
陽炎型、ひいては甲型駆逐艦娘にはある意味では女性的魅力の多い者もいる。
それらを率いる長男・次男である2人でも、思わず惹かれてしまう程に。そして、興奮してしまう程に。
だが、互いに立場というものがある。本人にその感情をぶつけられないというどこか真面目な所や、今の関係を壊したくないという臆病な心が、暴走を踏みとどまっていた。
だが、それでも。いつかは決壊するかもしれない。それならば、互いで発散させればいいのではないか?それが、2人の出した結論だった。
「き、今日は……黒潮、を……」
「なるほどねぇ……ほら、アイマスクつけて?」
渡されたアイマスクで、自身の視界を塞ぐ不知火。視界が暗闇に覆われると、逸物に触れられる感触に思わず身を跳ねさせる。
「『なんやぁ、お兄のここ……こない硬くなっとるで?』」
耳元で囁かれる、陽炎の声。黒潮のそれに似せた声は、より一層不知火の劣情を掻き立てる。
「『どーして欲しいん……お兄?』」
「くわえ、て……ください、っ……」
名残惜しそうに不知火の逸物から手を離す陽炎。このまま出させてもよかったが自身の昂りを発散せずにはいられない。
不知火は何連戦も出来るほどの持続力は無いのだ。
「ん、っぁ……きもちいです、黒潮っ……!」
不知火のモノを咥えて舌を這わせ、一気に吸い上げる。
僅かに苦味のある先走りすら、感情を昂らせるフレーバーだ。
「んむ、んく、んんっ……」
「ぁ、ま、黒潮……っ!」
陽炎は静止も気にせず喉奥で亀頭を扱く。それに合わせて不知火が再び腰を跳ねさせる。
「ひ、ぁ…あぁ…っ…!」
口内で肉棒が跳ねる。それに合わせて陽炎はその肉棒を再び吸い上げる。それに促されたのか、不知火はそのまま陽炎の口内で果ててしまう。
「んく、っ……はぁ、いつも濃いわねぇ……」
「そう、でしょうか……」
不知火のアイマスクを外した陽炎は、口を大きく開けて精液を飲みきったことを実弟に教える。
だが不知火の方は、余裕もなく顔を蕩けさせ肩を上下させる。
「……あー、不知火。もう1戦大丈夫?」
「はぁっ、はぁっ……もう、いっせん……?」
聞き返す不知火の反応よりも早く、自身のスパッツを脱ぎガチガチに隆起している剛直を見せる陽炎。
不知火はただ、呆然と頷くことしか出来なかった。
久里浜です、お久しぶりの方はお久しぶりです。
無事に進路が決まり今後4年は安泰なので久しぶりに書きました。
抜いていただければ幸いです。しら『ぬい』だけに((