淫靡な水音が鳴っている。
早々に移動したベッドの上、寝そべった俺の肉棒を膣で咥え込んだフランが、腰を振るのではなく体を持ち上げては叩きつけるように落として、豊満な体を汗で濡らしながら快感を貪っているのだ。
普通の家庭なら、今まさに家族で晩メシを囲んでいたりもするだろう。
まだ、夜と言うにも早い時間だ。
「はい、運んできましたっ」
そう言ったのは、ベッドに寄せたテーブルに酒やツマミを運び終えた全裸のミリアだ。
天使と見まごうその整った表情に『怒っています』と書いてあるのが見えるようで、思わず笑ってしまう。
「まーだ怒ってんのかよ、ミリア?」
「当たり前でしょっ!」
「なんでだよ。先生に犯されながらピンクローターでクリを刺激されながらイキまくって、ベッドに移動してからはそれプラス、俺のチンコで口を犯してションベン漏らすまでイカせてやってってのに」
「だからよっ!」
やれやれだ。
気持ちよかったのなら、それでいいだろうに。
あたしは怒ってますっ!
そんな感じで仁王立ちになってジョッキを飲み干したミリアに手を伸ばすと、エールで満たされた別のジョッキを渡される。
「そうじゃなくて、こっち来いって。まあ、これは飲むけど」
ミリアがベッドに上がって来たので、エールを飲んでからその白く細い肢体に手を伸ばす。
「ちょっと、ジョッキを置いてからにして」
「へいへい。ほら、置いたからキスだ」
「もう。キスさえしてたらあたしの機嫌がすぐ直ると思ってるでしょ?」
「滅相もありませんよ、姫様」
それでも、ミリアは上体を折って俺に唇を寄せる。
最初はされるがままだったが、その舌は徐々に俺の舌を絡め取るように動き出した。
それだけでなく、自分が上になっているのでなかなか入ってこない俺の唾液を、音を立てながら吸い上げるようになるまでにそう時間はかかっていない。
「んっ」
「なあ、ミリア。クンニされんのと先生に仕返しすんの、どっちがいい?」
至近距離にある顔が一瞬キョトンとした後、いい笑顔に変わった。
「仕返しに決まってるでしょ」
「じゃあ俺が先生をこっち向かせたら、頭の後ろで手を組むようにして拘束しろ」
「わかった」
顔を密着させての密やかな会話なので、フランは気づいていない。
ただ大きな尻から見事なくびれにかけてを俺が手を伸ばして撫で上げるとそれだけで大きく喘いだくらいだから、普通に話しても気づかなかった可能性は高いか。
「もうっ、なによ。もう少しでイキそうだったのにっ!」
「いいからいいから。それより、こっち向いてくれって。先生の揺れるおっぱいを見ながら射精したいんだよ」
「カズヤくんは、ホントおっぱいが好きね。こっちの男は性を連想させるからか、大きな胸の女を嫌うのに」
まんざらでもなさそうなフランが、俺にその巨乳を見せつけるように跨る向きを変えた。
抜いた肉棒をまた挿入した時の喘ぎと胸の揺れは芝居ではなさそうだが、それがまたたまらない。
「あんっ。これでいいかしら?」
「もちろんだ。せっかくだからその最高のおっぱいがもっと見えるように、頭の後ろで手を組んでくれよ」
「こ、こう?」
「ああ。それでいい」
「これじゃ、おっぱいを見せつけながら男の子を犯す変態女みたいね」
「それでいいんだよ。なあ、ミリア?」
「そうね。えいっ! 樹よ、この淫乱巨乳女をこの姿勢で拘束してっ!」
「なっ、なにしてんのよっ!?」
「これでいい、カズヤ?」
「おう。じゃあ次は先生の汗を、魔法で乾かすなりなんなりしてくれ」
「汗を? なんでそんな」
「いいからいいから」
ミリアが俺の言う通りにしたので、補給要請リストにあるのは知っていたが、イマイチ使い道が疑問だった物を召喚。
「なにこれ。ピンクローターはわかるけど」
「『肌に優しいピンクローター固定テープとピンクローターのセット』だとさ。汗と振動ですぐ剥がれると思うんだが、せっかくだから試してみようかってよ」
「このピラピラは何なの?」
「こうすんのさ」
フランの巨乳。
その頂の尖り切った乳首をピンクローターで押し潰すようにして、柔らかな胸の肉に粘着テープを貼り付ける。
重さですぐに落ちるだろうと思ったそれは、見事にピンクローターを固定して重力に負ける気配などありそうにない。
「わあっ」
「落ちねえな。なんでか」
「なんかこれ、ピラピラは魔道具みたいだよ」
「魔道具? さっき貰ったこの指輪みてえな?」
「うん。汗で濡れても落ちないっぽい」
「マジか」
「ちょ、ちょっと。ピンクローターをこんな状態で震えさせたらっ!」
「ああ。試してやるよ」
スイッチを上げる。
「ああっ!」
独特の駆動音より大きな喘ぎ。
気に入ってくれたようで何よりだ。
「ねえ、カズヤ。これ、もしかして……」
「もちろんだ。もう片方と、下にも貼ってやるのさ。ミリアがやるか?」
「とーぜんっ!」
同じ物を2つ召喚してミリアに渡し、なるべく優しくフランの体を横たえた。
ピンクローターは振動したままで、肉棒も抜いていない。
「あはぁっ!」
「アヘるにはまだ早えって、先生」
「もう貼っていい、カズヤ?」
「おう。まずはもう片方の乳首からだな」
「うんっ。うへへ、覚悟しなさい。さっき、あんなに激しくしてくれた恨みよ」
「待っ、謝るからっ!」
「ダーメ。はい、ペタリっと」
そのスイッチは上げずに、それだけでなくもう片方のスイッチも切る。
やはりどうせなら、ちゃんと準備を整えてから喘がせたい。
「次は下だ。できるか、ミリア?」
「もっちろん。クリちゃんに当たるようにすればいいんだよね?」
「ああ。本当にテープが魔道具で剥がれねえなら、きっと楽しいぜ」
「だねっ。にひひ」
ミリアはいたずらなどでノッてくると、途端に話し方が幼くなる。
もう、湿っぽい空気なんて欠片もありはしない。
それでいいのだ。
俺がまたここに戻ってくると言ったのはウソではないし、その時は2人と一緒に暮らしてもいいとまで思っている。
「おお、上手に貼れたな」
「えへー」
「いい眺めだぜ、先生。巨乳のてっぺんにローターを貼り付けてよ。ちょっと視線を下げりゃ、パイパンにもそれが貼ってあるんだ。完全に、変態淫乱女だよ」
「じ、自分がそうしたくせにっ」
「そうだよ。ならついでに、ふとももにオマンコに向かって矢印して、カズヤ専用精液便所とでも書いとこうか?」
「そっ、そんなのっ……」
膣がキュウッと締まった。
そうされた自分の姿を、頭に思い浮かべたのだろう。
フランは幼い頃からミリアや他のパーティーメンバーとレズプレイを繰り返して自分はSだという確信に至ったようだが、10日と少しこのカラダと飽きるほどセックスを繰り返した俺にはわかる。
フランには、間違いなくMの素養もあるのだ。
「まあ、それは帰った時にとっとくか。そんじゃやるぞ、ミリア?」
「スイッチ2つ準備完了っ!」
「せっかくだから同時にいくか」
「うんっ」
「……せーの」
「ま、待ってっ!」
ミリアが両手にローターのスイッチを持って笑顔で俺を見る。
もちろん、俺も心からの笑顔を返した。
「待たない」
「待たないわ」
スイッチを上げる。
「やあぁぁっ!」
かなりの大声だ。
膣も一気に締まっている。
「お、もうイッてやがる」
「これはそうなるって」
「あひゃ、んぎ━━ぃっ!?」
「そんじゃ、このまま腰を振りまくってやるか」
「わあ」
拳1つ分ほどしか挿入していなかった肉棒を蠕動している最中の膣に深く沈め、すぐにゆっくりと引く。
「あ、はあんっ!」
「うっわ。フラン、もうお漏らししちゃってる」
「まだまだ」
迸る小便に腹筋を叩かれながら、フランの膝を曲げて大きく股を開かせ、徐々に抽送を速める。
それだけでなく、ドッペルゲンガーを召喚だ。
操作モードにも慣れたもので、思うだけでドッペルゲンガーはフランの頭の横に膝をついた。
「まさか、お口も?」
「とーぜん。なんたって、意地でも上書きしねえとだからな。ミリアはさっき上書きされたか?」
「バッチリ。フランの枠だけどね」
「ならよかった。ほら、先生。大好きなチンコで口も犯してやろうな」
「んぶうっ! んんっ、んっ、んっんっんっんっ……」
小便まみれの肉棒が、ふくよかな下腹部に飲み込まれては顔を出す。
しばらくそうして腰を振っていると、ミリアがキスをねだりながら股間に俺の手を導いた。
熱い。
そして、指を膣に潜り込ませただけで、てのひらに垂れた淫液が溜まるほど濡れ切っている。
「んうっ。もっとイジってぇ」
「見ててガマンできなくなったか」
「だってぇ」
「じゃあ、とりあえずコレでいいな」
「またオモチャ。カズヤのが欲しいのにっ」
「すぐにくれてやるって」
「ホント?」
「ああ」
ミリアのお気に入りは、長さも太さもそうではないが、膣に挿入する太い部分とクリトリスを刺激する枝のような部分だけでなく、アナルに当たる部分もあるバイブだ。
深くキスをしながら、それをゆっくりと膣に入れた。
「はあんっ。でも、やっぱりカズヤのが欲しいのっ」
「キスしながらこれで1回イッたら、先生の顔を跨いで四つん這いになりな。バックで好きなだけ突きまくってやるから」
「うれしっ、やんっ。スイッチ入れるの早いってばぁ」
もはやこのベッドルームに、淫蕩の気配を感じさせない音や動きはないんじゃないだろうか。
そんな事をぼんやり考えながら腰を振り、細い体を抱きしめて舌を絡め合う。
何度目の蠕動だろう。
そう考えながらまたイッているらしいフランに視線を落とすと、ミリアが強引に俺の顔を元に戻した。
「ヤキモチ妬きな姫様だ」
「だって、あたしもっ」
「イクのか?」
「う、んっ。イッちゃいそ、あんっ。イ、イクうっ!」
痛いほどの力で俺を抱きしめながら身を震わせたミリアが、舌を突き出すようにしてキスをねだる。
それに応えて舌を絡めていると、左手の先を何かに掴まれた。
フランだ。
どうやらキスに夢中で、腰を振るのを忘れていたらしい。
「やれやれ。うちの姫様達と来たら」
「んんっ。もうダメっ、早くカズヤのおちんちん欲しいのっ!」
バイブを自分で抜いたミリアは、それを投げ捨てながらそう言ってフランの体を躊躇なく跨いだ。
エールで喉を潤し、タバコを1本吸う時間すら俺にはないらしい。
「まあ、いいか」
今日でしばらくお別れだ。
そうとまでは口に出さず、ドッペルゲンガーを操作してミリアの秘所を貫いた。
嬌声が上がると、掴まれたままの左手がより強く握られる。
自分も忘れるなと言われているようで、なんだか妙な気分だ。
「忘れるもんかよって、2人共……」