「こ、これはさすがに、女の私でも恥ずかしいんですけど……」
「知るかよ。オリジナル、ちょっと退け」
「へいへい」
ムチムチした17歳の尻と紐パンが食い込んでいる濡れ切った秘所は、ソファーに座る俺の眼前に来ている。
ドッペルゲンガーが俺の位置に座れば、そこに触れるも舐めるも思いのままだ。
座る位置をズラすのではなくララがさっきまでいた対面のソファーに、咥えタバコで葡萄酒のカップを持ったまま移動すると、椅子に座っているファマルと目が合った。
「大丈夫か?」
臭いが、とまでは言わない。
この世界では男女への気遣いを逆にする必要があるが、日本の男だって男性器が臭うと言われれば傷つく連中もいるだろう。
「ええ。ベッドルームは換気魔道具が動いてますから。それも、かなり強いのが」
「なるほどね」
こちらから見えるのは、テーブルに手を付いた状態のララの顔。
ソファーに移動したドッペルゲンガーに尻と秘所を見られているのを自覚したのか、ララが強く目を閉じると、その様子を見守っているファマルはうっとりとしたような表情を見せた。
どうやら愛する妻が羞恥に耐える姿が、とてもお気に召したらしい。
タバコを消して葡萄酒を呷る。
ドッペルゲンガーは焦らしているのか、白い尻には手を伸ばさず、テーブルにあったララのカップを持ち上げて一気に飲み干した。
俺が夏季迷彩服の胸ポケットに入っているタバコの木箱とマッチ箱をテーブルに置くと、すぐにドッペルゲンガーの手がそれに伸びる。
「ふーっ。淫乱女のケツを眺めながらやる酒とタバコは美味いぜ。しっかし、エロいカッコしてやがるなあ。やっぱこの短いスカートとオマンコが丸見えのパンツはあれか、外でいい男がいたらすぐに咥え込むために着けてんのか?」
「違います。私はファマル以外の男なんてっ」
「そのダンナ以外の男にケツを突き出して、オマンコ濡らしながら言われてもなぁ」
「くっ」
「もうダンナは、こんな淫乱女を嫁にしたなら首輪と貞操帯でもしといた方がいいんじゃねえか。発情した動物以下の変態淫乱女だから、普段から四つん這いで歩かせてよ」
「そ、そんなの……」
「想像して興奮してんじゃねえよ、変態淫乱女。そんじゃ、準備を始めっかねえ」
俺もファマルも、普通なら屈辱を感じる姿勢で初対面の男に秘所を晒しているララも、おそらくテーブルにあるバイブにドッペルゲンガーは手を伸ばすのだと思った。
だが、その手には補給要請で出した、まったく別の物体が握られている。
「おいおい。マジかよ、この変態野郎」
「テメエでテメエを変態って罵る方が変態だろって」
「絶対に別人格だ。俺は今、それを確信してる真っ最中なんだよ」
「ぬかせ、タコ。オレはオマエでオマエはオレさ。さあ、ドMにゃたまんねえご褒美をくれてやるぞ」
「あー、奥さん。もうここでやめてくれって言ったら、そのドッペルゲンガーはすぐに消す。だからあんま、ムリはしないでくれよ」
「あ、あの。私はこれから何をされ…… あぅうっ!?」
上がった声が喘ぎに近いのは、ドッペルゲンガーが手にしたそれを寄せたのが、すでに濡れ切っている秘所の膣口かクリトリスであるからだろう。
「あ、くっ……」
円を描くようにドッペルゲンガーの手が動くたび、ララは唇を噛んで喘ぎを上げまいと努力している。
その目が強く閉じられているのも、愛する夫に感じている表情を見せないようにしているからのはずだ。
「呆れるしかねえ淫乱っぷりだなあ。声を殺してても、無意識にケツを振ってやがる」
「おい、その先はここですんじゃねえぞ。便所でやれ」
「なんでだよ。ガマンさせながら便所まで歩かせんのが楽しいんじゃねえか」
「なら、せめてリビングでだ。ファマルもいるんだぞ」
「えっと、ホリノウチさん。それはどういう?」
「このバカが出したのは、俺の故郷の浣腸器ってもんでな。便秘の人間に医者が医療行為で使うんだが、こっちじゃそれを水属性の医者がやるだろ」
「ああ。そんな話を聞いた事があるような気もします」
「説明がまどろっこしいんだよ、オリジナル。いいか、寝取られ好きのお坊ちゃん」
「はっ、はい」
ニヤリと笑ったドッペルゲンガーが接触鑑定の事を軽く説明して、それで知ったララの思考を暴露する。
『いつも布団をかぶってファマルに淫語で性感を高めてもらいながらそうするように、カズヤ・ホリノウチとそのドッペルゲンガーに膣と肛門を同時に貫かれたい』
それが、スキルで読み取られた今のララの思考だそうだ。
「ララ……」
「ご、ごめん。ファマル、ごめんっ」
「なんて素敵なんだ。謝る事なんてないよ。僕、ちゃんと見てるからね。もう1人のホリノウチさんが言う準備も、それをした後に、2本のおちんちんでララが乱れる姿も全部っ!」
「そ、そんなの……」
「うっは。オマンコとケツ穴が同時にヒクついてやがる」
「……3人共とんでもなく楽しそうで何よりだが、俺はスカトロ系は苦手なんだ。やるなら向こうでやれ。ファマル、もうムリだってなればすぐに大声を上げろよ。こっからでもこのバカは消せっから」
「はい。行きましょう、とりあえずリビングですっ」
「ったくよう、仕方ねえなあ。オリジナルだって本当はスカトロ好きなのに」
「ねえよ、タコ助」
それでもドッペルゲンガーは素直に席を立って3人でリビングに向かったので、ドアが閉まってからタバコを咥えて火を点ける。
ミリアとフランには触れても名前しか鑑定できなかったが、まさか低レベルの人間相手ならその思考までバッチリ読み取れてしまうとは。
「とんでもねえなあ、接触鑑定……」
もしかすると神様ってヤツは、サイコロでも振って人間のスキルを決めているんじゃないだろうか。
あのドッペルゲンガーに他人の意思を読むスキルなんて、絶対に与えてはいけない。
……にしても、男2人に膣と肛門を同時に貫かれたいとは。
休暇があると東日本陸軍の兵士は少し後方の安全な街で好きなように過ごしたものだが、同僚や部下と飲み屋や売春女のいる置屋に一緒に入る事はあっても、同じ部屋や同じベッドで女を抱いた経験はない。
もちろん、同じ女で射精する事も。
そんなのを好む連中がいるのは知っていたが、まさか自分がそれをするとは思ってもみなかった。
しかも相手が人妻でその行為のすべてをその夫が目を輝かせながら眺めていて、同時に人妻の体で快楽を得るのはもう1人の自分。
訳がわからな過ぎて、アタマがおかしくなりそうだ。
葡萄酒を呷り、タバコに火を点ける。
考えてもわからないのなら、それはするだけムダってものだろう。
ふと目についたのでフォークを刺して口に運んだ揚げ物は、粗塩と柑橘系の果汁がかけてあって悪くない味がした。
「ふうっ。待たせたな、オリジナル」
「そりゃいいが、ムチャはしてねえだろうな?」
「当たり前だっての。なあ、ファマル」
「はいっ。最高でしたねえ、兄貴。便器に辿り着いたけどお漏らししちゃった時の、ララの表情とか。3回目に浣腸される前の、おねだりとか。いやぁ。僕が射精日なら、それ見ただけで出ちゃってたかも」
兄貴っておい。
そして夫に違う男とのハードなスカトロプレイを暴露されて顔を赤らめてんじゃねえよ、いつの間にかおっぱい丸出しになってる若妻。
「俺が見てねえと思って、なにしてくれてんだか……」
「怠惰な本体様に代わって、依頼をこなしてるだけさ。おい、部屋の戻ったら本体様にどうするんだった?」
「はい」
大きな胸を揺らしながら、ララがソファーに歩み寄る。
上は脱いだのにスカートがそのままなのは、ドッペルゲンガーにそうしろと言われたのだろう。
たしかに俺は、全裸より少し隠れている女の体の方が好みではある。
「失礼しますね」
「ん?」
いきなり丁寧な言葉づかいで言われて面食らうが、その直後に俺の前にしゃがみ込んだララの動きと表情にはもっと驚いた。
ララはしゃがみ込んでズボンの上から俺の肉棒をさすり、うっとりとした表情でほうっと溜め息のような吐息まで吐いたのだ。
「ええっと、奥さん?」
「今日の私は2人のご主人さまにこのいやらしいカラダのすべてを使ってご奉仕する、淫乱マゾ奴隷。呼び捨てか、できるならメスブタ、もしくは肉便器とでも呼んでください」
「おいおい。まさか奥さんのケツに、シャブでもぶち込んだんじゃねえだろうな?」
「補給要請リストにそんなのあるはずがねえだろって。吹っ切れたみてえだから、今夜の自分がどんな存在なのかを教えてやっただけさ」
「それに兄貴は、僕にいい事を教えてくれたんですよ。最初は休みの日にあまり動かないでいる時だけでもおちんちんの皮を剥いておくとか、お風呂場を作ってそこで充分に体を温めたら上がって冷水でおちんちんを冷やすのを繰り返すといいとか。いろんな事を、たくさん」
「いや、だから兄貴ってオマエ」
皮余りなら普段から剥いておけとか、風呂で湯に浸かっては肉棒に水をかけ、冷やしたら浴槽に戻ってそれを繰り返すとか、そんなのは兵舎の風呂で股間を隠す新兵がよく言われていたからまだわかる。
だが兄貴だの、よりにもよってマゾ奴隷だの、このバカは何を考えているんだか。
「ホントはファマルがケツ穴を犯されて感じられるかも試そうかと思ったんだがよ、本人がそれはさすがに怖えって言うからやめた」
「俺の方がこえーよ、タコ助! 俺は絶対にホモじゃねえぞ!?」
思わずファマルの尻を犯すドッペルゲンガーを想像して、全身に鳥肌が立った。
「オレだってそうだっての。ただ、テメエの嫁にバイブでケツ穴をほじられたりして、前立腺で勃起するんならそれがいいかなってよ」
「……こっちの男にもあんのか、前立腺? そして、それで勃起なんてすんのかよ?」
「シラネって。まあ嫁のオマンコとファマルのケツ穴、交互にならオレがチンコでもやれるとは思うが」
「頼むからカンベンしてくれ、お願いだから。そうなったらもう、オートモードは永遠に封印だぞ」
「だよなあ。お、マゾ奴隷がご主人さまを脱がせ終わったな」
あまりの会話の内容の酷さで気にもしていなかったが、たしかにララは俺のブーツと靴下とズボンと下着を脱がせ終え、手を膝に置いた姿勢で鼻息を荒くしている。
「ご主人さま」
「あ、ああ」
「淫乱人妻のクチマンコで、たくさん気持ちよくなってください。そしてその後はオマンコでもケツマンコでもご自由に使って、オチンポミルクを肉便器の好きな場所にたくさん注ぎ込んでくださいね」