女将はシャンナを腕枕した状態なので、ごく浅い抽送を繰り返す。
そうするたびに、たぷたぷと波打つように揺れる腹と乳房の柔らかな肉。
それが30も半ばを過ぎている熟れた女のどうしようもなく柔らかい肢体は、どこに指を食い込ませても感じてしまうと教えてくれているようで、酷く淫靡な眺めだ。
Gスポットというのは大抵、そこで感じるようになるのには時間がかかるものだが、女将は死んだ夫にしっかりと開発されていたのだろう。
喘ぎを噛み殺しながらも、腕枕をしていない方の手がシーツを強く握ってシワを作っている。
「オリジナル。お姫様は、まだダメそうだ。上、使っていいか?」
屹立した肉棒を揺らしながら、ドッペルゲンガーが女将の顔の横に膝をつく。
「悩むなあ。こんないい女は、独り占めしてえって気分なんだが」
「おいおい、そんなにかよ?」
「考えてみろって。こっちで今まで、巧いって思えるフェラなんかされた記憶は? 若いのや熟しかけてんのにはずいぶんぶち込んだが、熟れ切った、それも俺達みてえなチンコには最適な出産経験のあるオマンコは初めてだろ?」
「……そういや、そうだなあ。んじゃ、是非とも味見させてくれや」
「まあ、女将さんがいいって言ったらな」
「聞くまでもねえって。でもまあ、一応は言っとくか。ほらよ、姐さん。このチンコでクチマンコも気持ちよくなりてえなら、せいぜいエロくガマン汁を舐め取りなよ」
女将が俺を見る。
人格が同じだとは言っていないし、俺が普通に会話しているので、スキルで出した分身ではあるがドッペルゲンガーは俺とは別人だと思っているのかもしれない。
「任せるよ、女将さん。こんなド変態の性悪だが、それは心の表に出てこない性格ばかりを寄せ集めた人格だからで、俺である事に変わりはねえらしいし。まあ、全力で否定してえんだけど」
「そ、そうなのかい?」
「そうさ。だからアンタがオレのチンコを使っても、3Pにすりゃならねえんだ。ちょっと変わったスキルを持つ男と、ちょっと変わったセックスをしてるってだけさ。ほら、早く舐めねえとガマン汁が垂れちまうぞ」
頷く。
すると女将は躊躇いがちにではあるが、ドッペルゲンガーが握って倒す肉棒の先に舌を伸ばした。
「おお、舌の触れさせ方がエロいな。微妙な力加減ってのを、よくわかってやがる」
「だろ」
「それに接触鑑定のウィンドウを見ろよ、オリジナル」
「ん?」
もう慣れてしまって視界の右側に出ても気にしなくなっている、自動的に浮かび上がったウィンドウに小さく腰を振りながら目をやる。
「うっわ。レベル差があってほとんど鑑定レジストなのに、なんでエロ系の思考だけはバッチリ表示されてんだよ。ド変態のスキルだからか?」
「うっせえって。いやあ、ツイてんなあ。こりゃあ愉しめそうだ」
俺もそうだが、それに輪をかけてドッペルゲンガーはSっ気が強い。
今まさに己の尿道を尖らせた舌でチロチロと刺激する、見た目も悪くない床上手が根っからのドMなんて状況は、願ったり叶ったりなのだろう。
「ほうら、中古の肉便器さんよ。三度の飯より大好きなチンコを、遠慮しねえで咥えなよ。ああ、そうじゃなかったな。このどうしようもねえ淫乱女は、中古ババアって呼ばれた方が興奮するんだった。わりいわりい」
女将はそんなセリフに怒るどころか、膣をキュウッと締めながら素直にドッペルゲンガーの肉棒を咥える。
そのまま口腔内を犯すように腰を振られても、嫌がっているそぶりはない。
「おお、いいクチマンコだ。さすがババア」
「イキイキしやがって、ったく」
「いやあ。ほれ、こっちも見なよ」
そう言いながら、ドッペルゲンガーがシャンナの赤髪を撫でる。
すると浮かび上がったのは、ララの時と同じくすべての情報が表示された接触鑑定の結果画面だ。
「あー、母娘してドMなのかよ。見るからに気が強そうなのになあ」
「そういう事だ。お姫様をあんまイジメっと、オリジナルは怒るだろうからよ。その分をこのババアで発散できるのはありがてえ。しばらくこの村にいようぜ、オリジナル」
「アホか。のんびりしてたら雪に降られるっての」
「でもこの雨、少なくても明日までは降り続きそうだぜ?」
「そりゃあマズイな……」
たとえ雨が晴れても、道はすぐに乾いてはくれない。
この村まで来た道と同じく、ポテマの街の向こうの神代街道に繋がる道も、土が剥き出しで整備なんてされてはいない田舎道。
馬車の轍や雨風によってできたデコボコ道がさらにぬかるめば、いくら悪路に強いと定評のある型の原付バイクでも速度は鈍るだろう。
モンスターにも出会うので、半日で次の街に辿り着くという余裕を持った計算で南を目指す予定だ。
それが朝から日暮れまで走っても次の街に到着できないなら、どうしたって野営になる。
ドッペルゲンガーを歩哨に立たせれば東日本陸軍にいた頃よりずっと楽な野営だろうが、この世界のモンスターは基本的に夜行性であるらしいから、気軽に野営などしてもよいものかどうか。
「ううんっ……」
「おっ、お姫様のお目覚めだ。もっと腰を振りまくろうぜ、オリジナル。目覚まし代わりにちょうどいい」
「気がついたら腕枕をしてくれてる母親が上下の口にチンコ咥えてアヘってるとか、トラウマになんねえだろうな」
「平気だっての。お姫様の淫乱っぷりを舐めちゃあいけねえ。ピンク色の肛門を舌で突っついたら、腰を揺すっておねだりするほどだぜ? 末恐ろしいったらねえやな」
「そうかい。まあ女将さんはGスポもしっかり開発されてるみてえだから、まずはここでイッてもらうけどな」
「奥を派手にカリで擦ってやりゃいいのに。オリジナルはホント、ねちっこいセックスが好きだよなあ。もっと若さを自覚しようぜ。せっかくなんだからよ」
「ほっとけ」
「そんじゃオレがその分、クチマンコを乱暴に使ってやるかね」
ドッペルゲンガーはその言葉通り、仰向けになっている女将に横を向かせて腰を振り始め、空いている手を肉棒が口に入り切らない部分に導きまでしている。
俺も相変わらず浅い抽送ではあるが、わずかに腰を振るピッチを上げた。
「んぶぅ。んんっ、んっんっんっ……」
「はははっ。こりゃスゲエ。こんな風にクチマンコを犯されてんのに、そんでも即対応してバキュームフェラだぜ」
「搗き立てのじゃなく、雑煮に入れて煮込んだ餅みてえなオマンコも最高だぞ。絡みつきながら締まって、少し腰を振ればすぐ蠕動するんだ」
「かなりの好きモノで、自分は男が射精するための道具なんだってしっかり自覚してんだろうな。たまには年増のババアも悪くねえじゃねえか」
「えええぇっ!?」
そんな声を上げたのは、目覚めて目を擦りながら辺りを見回したシャンナだ。
「よう、お姫様。続きがしたきゃ、さっさと脱いじまいな。じゃねえと、かーちゃんが2本のチンコから特濃の精液を搾り取っちまうぜ?」
「おかーさん、えっろ……」
たしかに女将は起きた娘の顔こそ見えていないだろうが、その声は聞こえているはずなのに、口を犯されながらドッペルゲンガーの肉棒をしごきつつ色っぽい喘ぎを上げている。
「こっち来てここも見てみな、シャンナ」
「ん━━━━っ!?」
言いながら俺が指の腹で擦り上げたのは、今まで触れてもいなかったクリトリスだ。
淫乱な熟女らしくすっかり肥大してしまっているそれは、『肉体改造でもされたのかよ?』と言いたくなるほど勃起し切っている。
「なになに。って、うっわ。な、なにこれっ!?」
「潮吹きだな。Gスポットを擦られながらクリを刺激されて、堪え切れなかったらしい。締めつけと蠕動もかなりのもんだ」
「おかーさんもチカチカってなって、パーンってなったのかな」
「さっきそんな感じだったのか、シャンナは?」
「うんっ」
「それはイクとか、イッた、なんて言うんだ。セックスでの絶頂ってヤツだな」
「えっちなマンガでよくあるあれだね。そっかー、あれがイクウッ! ってのなんだねえ」
イクウッの言い方がおかしかってので笑うと、シャンナも笑いながらキャミソールを脱ぎ捨てた。
全裸になってしまうと、さらに罪悪感のような感情が加速する。
ふくらみかけてはいるが、どうしようもなく未発達な乳房。
くびれなどない、見事な幼児体型。
白く丸いが小さな尻。
そして無毛の恥丘と、その下に見えるピッタリと閉じた縦スジ。
「えへ、脱いじゃった。ね、お兄ちゃん」
「ん?」
「ちゅー、してもいいかなあ」
俺はロリコンではないのでそれはお断りしておきたいが、恥ずかしそうにモジモジしながら言われては嫌だと返すのも気が引ける。
「あっちのお兄ちゃん、まあアレも俺なんだが。あっちのとじゃダメなのか?」
「うんっ。あっちのお兄ちゃん、なんかキモイのっ」
「お、おう。それには全面的に同意するがよ」
「……ロリに嫌われた。死にたい」
「死んだら別人格に再設定できるなら、いくらでも痛みに耐えてやるが?」
「うっせえ。いいぞ、お姫様。オレが許す。キスでもフェラでも好きにしろ。でも後で、オレにもしてくれよ?」
「やった。それは考えとくっ」
「女の『考えとく』ほど当てにならねえセリフがあるかよ……」
どうしたものかと考えているうちに、シャンナが立ち上がって俺の両頬に手を添えた。
「あーっと、ちょっと待て」
「ヤダ。待たない」
「くくっ、ザマアミロ」
そう笑ったドッペルゲンガーと、イッたばかりなのにまだ肉棒をしごきながら荒い呼吸をしている女将が見えなくなる。
小さな唇。
その肉の薄さ、感触の頼りなさに恐怖のようなものを覚えかけたが、それ以上に怖かったのはすぐに俺の口腔内へ侵入してきた、まるでオモチャのように小さなシャンナの舌だ。
小さいだけでなく短いので、前歯の裏までしか届かないそれが、俺の舌を探しているのかせわしなく動く。
「んんんっ!」
焦れたのか、俺の頭を掻き抱くようにされたので、これ以上シャンナが力を込めれば唇が切れてしまいかねないと、仕方なく舌を伸ばした。