(朝っぱらからお盛んだなあ、オリジナル)
(オマエなんか学校に行く前のシャンナをテーブルの上で犯して、射精までしてたくせに)
(へへっ。ありゃガキのくせにド淫乱で、男を知ったばかりのロリマンコはかなり具合がいいからな。時間がありゃぶち込むさ)
(相手はオークらしい。エロい事ばっか考えてて、ヘタを打つんじゃねえぞ。そしたら、俺がその体を使う。これからずっとだ)
(わかってるっての。お互いの快感を共有するかはオレのステータス画面で選択可能だ、問題ねえよ)
(そんな事もできんのかよ。便利だなあ)
こちらの世界のナントカという宗教では、初期から持っているスキルではなく一定レベルに到達して増えたそれを、戦いの神からの褒美であるとしているらしい。
なのでいいスキルを得た者ほど、戦いの神に愛されているとして尊敬されるそうだ。
(まあどう考えても俺は、エロい神に愛されてるとしか思えねえんだよなあ)
(人間だろうが神だろうが、戦いなんてものを好むなら好色なのが当り前さ。いいじゃねえか、それで愉しめるんだから。そんな風によ)
(まあなあ)
女将は肉棒の表面を舐め終え、玉袋を持ち上げたやわやわと揉みながら、うっとりとした表情で肛門の臭いを嗅いでいる。
酒を口に含むついでに真ん中のスイッチを押してやると、スカートが短すぎるせいで見下ろせる大きな尻の肉がブルンっと震えた。
「ま、またこの子は……」
「いいからさっさと舐めて、咥え込んでくれよ。どうやら、この本体でMPを回復してやる必要もありそうだ」
「なるほどね。わかったよ」
ドッペルゲンガーは足を止めて木陰から、その下にいれば雨に濡れないで済みそうなほど大きな木を覗いている。
そこで動物か何かの肉を調理もせず奪い合うように貪っているのは、6体ほどの鬼だ。
ゴブリンが大人になったのが、このオークというモンスターなのかもしれない。
見た目の醜悪さはさほど変わらない。
だが、それを視界にいれただけで感じる邪悪さは、まるで子供と大人のように違う。
その姿は角こそないが、緑色の肌を持つ鬼としか言いようがなかった。
(おい、ドッペルゲンガー)
(わかってるよ。ついでに、武器がどんくれえ濡れても平気か試せってんだろ)
(ああ)
ドッペルゲンガーがポンチョの内側から出したのは、補給要請で2つだけ出して持たせた、鈍器のような鉄の塊。
手榴弾だ。
それは俺が日本で使っていたボールのような形状ではなく、まるでそれを打つバットを短くしたような形をしている。
二極化前に2度あった世界大戦の最初の方で使われていた物に似ているが、俺はそれが雨に濡れてもちゃんと作動したのかまでは歴史の授業で教わっていなかった。
(そんじゃ、始めるぜ。まずは1つだけプレゼントだ)
(ああ。女将はオークが森で一番の脅威って言ってたから、倒せるなら安心して森を歩ける)
(1発で全滅はしねえでほしいんだがなあ)
(そうなったら銃と中級金属槍がどんくれえ通るかは、死体で試せばいいさ)
(あいよ)
ドッペルゲンガーが金属の棒を操作して、手榴弾の持ち手を握り込む。
あとは投げれば爆発するはずだが、どうなるか。
振りかぶり、投げた仕草でディスプレイの景色が揺れ、飛んでゆく手榴弾がすぐに見えた。
雨のカーテンを引き裂きながら飛んだ手榴弾は、6匹いるオークのちょうど真ん中あたりに落ちる。
口の周りを汚し、血の滴る肉を持っている1匹が、『なんだこりゃ?』という感じで初めて目にする鉄の塊に手を伸ばす。
ドガアンッ
音は、かなりのものだ。
それに爆発そのものの威力はそうでもなさそうだが、持ち手までが金属製であるので、その破片がオーク達の皮膚を食い破っている。
(ちょうどいい。さすが、オレ)
手榴弾を投げただけで、さすがも何もない。
だが、ちょうどいいのには同意だ。
大樹の木陰で呻きを上げ、よろよろと立ち上がったオークは2匹。
他は爆発と、それによって飛び散った手榴弾の破片で絶命したらしい。
最も爆発から遠かったオーク2匹がどうにか生き残った形だが、片方は顔面を、もう片方は腹を酷く負傷したようだ。
(大した敵じゃねえんだな、オーク)
(でも頑丈だぜ。ま、こうなっちゃそんなん関係ねえが)
ドッペルゲンガーの視界にライフルの銃身が映る。
それが向いているのは、もちろん腹から血を流すオークだ。
内臓は、はみ出していない。
もう片方は顔中が血だらけなので、先に殺るならこちらだろう。
この豪雨でも、銃声は問題なく響いた。
腹を押さえていたオークの目に吸い込まれた銃弾が、後頭部から抜けながら血と脳漿を撒き散らす。
(銃も問題なしっと。なら、銃弾と蝶番式のブリーチ部分までびしょ濡れだったらどうだよ)
装填。
手早くそれを終えたドッペルゲンガーが狙ったのは、血だらけの顔を押さえながら、それでも自分と仲間達に何が起こったのかを判断しようとしているらしい、オークの下半身だ。
パアンッ
大樹の木陰だからか、オークのふとももから血が噴き出すのがハッキリと見えた。
わざと急所を狙わなかったのは、ライフルと一緒に背負っていた中級金属槍の刃が、その肌を破れるのか確認するためだろう。
「ここまでくりゃ安心か。レベルは、……来てねえな。見た目は厳ついが、やっぱり大した敵じゃなさそうだ」
「んっ、終わったのかい?」
「ああ。いいから咥えなよ。オークは解体の必要こそねえが、あんな森で次の獲物を探し当てるには時間がかかる」
「わかったよ」
視界を奪われ、足まで負傷したオークがドッペルゲンガーに切り刻まれるのを見ていてもつまらない。
肉棒を咥えた女将の髪を耳にかけてよく顔が見えるようにして、盆に手を伸ばした。
まだ勃起し切っていないので、フェラは激しいものではない。
限界まで咥え込んだ肉棒の先は喉にまで達しているが、女将の舌は苦しさなど感じさせない動きで踊っている。
「いい眺めだ」
ハチミツ酒を飲む。
咥えたタバコにオイルライターで火を点ける前に、すべての遠隔スイッチを強くした。
「ん━━っ!」
「勃起したら、エロい垂れ尻をこっちに向けて跨れ」
ドッペルゲンガーはオークの様々な部位に金属槍の穂先を突き刺し、上から下から見事な槍捌きで斬り裂く。
自身の状況を理解しているかも怪しいそれが蹲ってからは、じっと傷口に目をやっている。
そこまでするのは、オークは大した敵ではないがそれなりに頑丈だと認めたゆえだろう。
(オリジナル、低級も試すぞ。いいか?)
(もちろん。もう咥えてっから、MPの回復はすぐ始まる)
(用意のいいこって。低級金属槍、召喚っと)
低級金属槍の穂先も問題なくオークの皮膚には食い込んだが、最後に首を刎ね飛ばすと、刃がかなり傷んでしまっている。
同じように腕や足を切り落とした中級の方は研ぎの必要すらなさそうなのに、低級の刃はもうボロボロだ。
(切れ味もだいぶ違ったし、これが中級と低級の違いなんだなあ。上級は出せねえのかよ、オリジナル?)
(リストにゃねえな。中級だって、消費MPが低級の10倍なんだ。出せるのはまだまだ先だろう)
(レベルは、上がってねえか。クルマでの快適な旅も遠そうだ。嫌んなるぜ)
(もう戻るか?)
(冗談だろ。次に上がる予定のレベル37までは近いんだろうし、まだまだ狩るさ。それにお姫様に、今夜は美味い肉をたらふく食わしてやるって約束してるんでな)
(そうかい。オークがその森で最も手強いモンスターだとしても、野生動物にはまた違った怖さがあるからな。せいぜい気をつけろ)
(誰に言ってんだっての)
唇に挟んでいるだけだったタバコに火を点ける。
女将のフェラは口に含めない部分を手でしごき上げながらのバキュームフェラになっていて、肉棒を吸い上げている口に隙間ができるたび、ブブッだのズボボッだのと下品な音が鳴っていた。
「この音がまたいい。聞いてると興奮すんだよな」
女将は返事をしない。
ただ、フェラはさらに激しくなった。
手でしごいている肉棒の根元まで滑りをよくしようと唾液を垂らす時にも、下品なフェラ音が鳴るようになっている。
「はあっ、はあっ。や、やっぱりこれだけ激しくしても、射精する気配はないねえ」
「そんな事を考えてたんかよ。俺をフェラだけで射精させようと思ったら、それだけで疲れき切っちまうっての。素直に跨りなって」
「悔しいねえ」
「ほら、遠隔バイブを抜きながらオナニーでもして俺を煽りなよ。セーラー服だけ脱いでな」
「下着はそのままかい。まったく、この子は……」
はしたない下着姿で行われる熟女のオナニーショーと、オークの死体に背を向けて新たな獲物を求めて歩き出したドッペルゲンガーの視界を、等分に眺めながら紫煙を吹かす。
女将はオナニーで大きく達すると、膣から抜いた遠隔バイブを舐めながら俺を跨いだ。
ドッペルゲンガーはまだまだ戻るつもりはないようで、肉が取れそうな動物を見かけても背負ったライフルを下ろさず、オークを探して豪雨の森を歩き回っている。
階下から物音が聞こえたのは、俺がそろそろ射精するぞと女将に告げてすぐだ。
いったんは止んだ音が、切迫したような足音になって近づいてくる。
「シャンナが学校から帰ったなら、もう昼か。女将さん。俺はいらねえが、シャンナのメシの準備はいいのかい?」
「も、もう少しなんだろっ?」
「ああ。でも俺は別に、シャンナで射精してもいいんだよ。さっきからイキまくってる中古マンコが、いやらしくおねだりでもしてくれるんなら考えなくもねえが」
「ううっ、またこの子は……」