ドッペルゲンガーはもうそれ以上話す気はないようで、幼女にしか見えない女の胸へ手を伸ばしてさらに喘がせている。
「……まあ、相手が大人ならいいのか。キナ、OKが出たぞ。出発は明日。それから1日で少なくとも街2つ分進んで、宿に泊まるのを繰り返す。名乗るのが遅れたが、俺はカズヤ・ホリノウチな。相棒がいるんだが、それは後で紹介する」
「ま、毎日2つ分の街渡り。そんなの、馬車でもキツイですよ」
「馬車より速く移動できるんだよ。さっき、俺のスキルは見たろ?」
「召喚系ですよね」
「ああ。だから移動そのものは問題ねえんだが、MPがな。時間に余裕がありゃ他の女で回復してもいいんだが、道中なんかだと」
「そ、それは……」
キナの顔が真っ赤だ。
口調も丁寧すぎるほどの敬語だし、年齢的にまだ初心なのかもしれない。
それはこの世界では女らしくないと言われてしまうのかもしれないが、俺にとってはとても好ましい事だ。
キナの肩を抱く。
「どうする、キナが回復してくれるか?」
「耳に、息っ」
「敏感なんだな。じゃあ、舐めてやろう」
「あふっ。にゃ、ダメにゃぁっ……」
人間より高い位置、長い黒髪からぴょこんと飛び出している猫耳に囁きかけ、ちょっと舐め上げただけで口調がとろけている。
「返事は?」
「な、なんでもします。一目惚れした王子様がこんな事を見逃してくれただけでなく、魔女の街に連れてってくれるなんて。だからっ……」
「だから?」
「そ、その。王子様がしたいように、キナを犯してくれていいです。四つん這いにさせて『女のくせにそんな恰好をするのか』って言いながら、尻尾をシコシコしてクリトリスを舌でツンツンとか。で、でも、キナの尻尾はアナルに届くけど、さすがに入りはしないかと」
「……えーっと。キナ、お前さんはもしかして?」
これはヤバイ。
そう思っていると、顔を真っ赤にしているキナがハッキリと頷く。
「暗殺者系のクラスだから、鑑定スキルくらいあります」
「あっちゃあ」
まさかの下心が丸読まれ。
恥ずかしいなんてもんじゃない。
だが考えてみればこれまでも、剣士系だの盗賊系だのって言い方はよく耳にした気がする。
ならば街中を歩く時はまだしも、門番に街へ出入りさせてもらう時や、冒険者ギルドできわどい服の冒険者を見て頭をもたげていたエロい考えは、かなりの人数にスキルでバレバレだったのかもしれない。
「……今度から、なるべく外じゃエロい女を見ないようにする」
「それがいいです。王子様くらいかわいい男の子なのに女を犯したいとか、その場で押し倒されてもおかしくないかと」
「へえ。じゃあ、キナに押し倒してもらうかな」
「キ、キナは臭いからそういうのはダメです」
「臭い? どこがだよ?」
「昨日の夕方に大部屋に行ったらそう言われて。この街じゃ獣人は臭いから、大部屋で雑魚寝はできないって。だから、仕方なくちょっと高い個室に泊まったんです」
「くだんねえイジメを。下に行って、そいつらぶん殴ってやろうか」
「ダ、ダメですっ。グラン地方ならみんなが庇ってくれるけど、外の街じゃ強い冒険者には逆らっちゃいけないって教えられましたっ!」
それが、冒険者の常識なのか。
「ったく。そりゃあ辛かったなあ、キナ」
「平気です。魔女様のお墓にお参りできるなら、そんなのへっちゃらなんですから」
「そうかい。でもま、おかげでキナに会えたんだからな。枕を交換はできても大部屋じゃすぐバレるし、オナニーなんかしてられねえだろ」
「ううっ、それはお願いですから忘れてほしいなあと」
「どうだろうなあ。オナニーは毎日してんのか、キナ?」
「ほ、ほとんどしないです」
「ふうん。じゃあ、キスの経験は?」
「あるはずないですよ」
「俺が初めてでもいいのかよ?」
「あ、当たり前です」
「そうかい」
「んっ……」
歳と同じく身長もほとんど変わらないので、キスをするのは簡単だ。
獣人だから牙でもあるのかと思ったが、俺が舌で確認した八重歯は人間とそう変わらない。
舌の感触も、そうだ。
幼い頃の記憶では猫の舌はざらついていたような気がするが、キナのそれは、すべすべして熱く柔らかい。
「魔女の街ってのは、徒歩でどのくらいの位置にあるんだ?」
「歩きなら、1月以上はかかるかと」
「なるほど」
酒を飲みながらドッペルゲンガーの特技、いつでも過去の記憶を見られるそれを使って知ったのだが、大昔のちょんまげを結っていた頃の日本人は、1日に30から35kmを歩いて旅をしていたらしい。
こちらではモンスターが出るので、それを倒しながらとなると歩く距離は当然少なくなる。
マールの街からグランドールまで走った時の原付バイクのメーターは83kmを差していたので、こちらの旅人は1日に徒歩で約20kmを歩く計算だ。
「のんびり進んでも1週間はかからねえな。俺は37なんだが、キナのレベルは? ああ、言いたくなかったらいいぞ」
「38だからほとんど同じですね。でも、そんな低レベルでどうやって馬車より早く街渡りを?」
「明日んなりゃわかるさ。暗殺者系っていうおっかねえクラスなのはわかったが、魔法は?」
「土属性と獣属性のダブルです」
「……うん、さっぱりわからん」
そんなのは道中に聞けばいいなと、キナの胸に手を伸ばす。
こちらでよく見かけるビキニのレザーアーマーの上だけを装備しているので、手触りが硬い。
「にゃあっ。ブ、ブラを外すんですかっ!?」
「とーぜんだろ」
「黒髪の王子様の前で、そんな……」
「興奮するか?」
「し、しないですっ」
「そうかい。でも、乳首はビンビンじゃねえか」
「ううっ。恥ずかしい……」
パイズリができるほどではないが、胸のサイズはミリアよりありそうだ。
「若いと張りが違うなあ、やはり」
「んうっ!」
シャンナはほとんどなかったので、もっとも記憶に新しい乳房となると女将のそれになる。
16歳であるキナのそれは、やはり指を沈めてもそれを押し返す力が強い。
「下も脱ごうか、キナ。俺も脱ぐから」
「わ、わかりました……」
着せたまま後ろからとかの方が好みだが、本人が望めばそのまま初体験だ。
できるなら、普通にそれをさせてやりたい。
俺はスカートの外にどうやって尻尾を出しているか見たくて、キナは純粋に男の体に興味があるらしい。
お互いが脱ぐのをチラチラ見ながら裸になるというのが、新兵同士のセックスのようで微笑ましいものだ。
志願兵には女も多かったが、最前線に出されると大抵はすぐにそれを後悔する。
5年、10年、15年、20年。
除隊が許されるのは、その区切りの年だけ。
なので戦場から去りたい女は、手近にいる中で最も好ましい男を誘って結婚を約束し、妊娠だけして休暇後に必ず受ける身体検査を終えると、どちらかの故郷なんかに帰って子を産む。
俺は、その誘惑に乗った事はない。
「いいな。かなり鍛えられてるのに、しっかりと丸い尻だ」
「王子様の筋肉、まるで前衛職の女冒険者みたい。そ、それにその大きさ……」
「怖いか?」
「ちょっとだけ」
「なら、まずはあまり見ないようにして触って慣れるといい。ほら、こうすればあんま見えねえだろ」
肉棒に手を導き、そのまま軽く抱きしめる。
「こうされると、なんだか安心します。ドキドキが凄いのに、不思議……」
「そうかい」
「んっ、お尻っ」
「いい揉み応えだ。若いケツもいいな、それに」
にちっ
揉むたびに鳴る、そんな水音もいい。
それほどに、キナは秘所を濡らしているのだ。
尻を揉みながら手と耳で愉しんでいると、キナの動きが少しずつではあるが大胆になってきた。
肉棒に触れているだけだった手が、それをさするようになり、柔らかくではあるが握ったりもし始める。
「にゃっ。尻尾もとか、あはぁっ!」
「尻尾は性感帯なのか?」
「ち、違います。でも男の人に触られるのなんて初めてで、あんっ……」
キナは尻尾を柔らかく握っては離したり、優しくしごくようにされるのが嫌いではないらしい。
そうしているうちに俺の肩に顔をうずめるようになったし、尻を揉むたびに鳴る音がくちゅくちゅとなってからは、その鎖骨辺りに舌を這わせ出した。
「MPは減ってんのか?」
「こ、ここに来る時、ハイディングを」
「俺のスキル、ハイドに名前が似てるな」
「そ、そのハイドの上位互換です。効果が上がって、時間も延長されてて。ああ。王子様の汗、美味しい」
「もっといい味の場所も試すか?」
「そ、それって……」
「今キナが夢中でしごいてるそれさ。もっと強くして、好きに舐めまくるといい。できれば咥えてもほしいが」
「王子様は、優しいんですね」
「ん?」
「本当は早くキナを犯したいって、鑑定画面に出てます」
「あー……」
鑑定スキルってのは、本当に厄介だ。
「だから、そうしてください」
「いや、さすがに初めての女にそんなのは」
「違いますよ」
「ああ、セックスの経験はある訳か」
キナが体を離す。
するとすぐに、ベッドが軋んだ。
「見てください。こんなになってます。セックスどころか、オナニーさえ王子様を見た日までした事がなかったのに、こんなに……」
そう言いながら四つん這いになって2本の指で秘所を広げるキナの目は、どうしようもないほど情欲に濡れている。
尻もそうだが、一緒に揺らされる尻尾のゆらりとした動きも、まるで娼婦が男を誘っているかのようだ。
なら、その誘いに乗ってやろうか。
秘所に顔を寄せた。
淫臭は、人間の女と変わらない。
それを漂わせている、秘所の構造もだ。
クリトリスに舌先を当て、割れ目の全体を舌の表面で一気に舐め上げる。
「あはぁっ!?」
大陰唇と小陰唇の間。
そこを尖らせた舌先が上下するたびに、キナの尻がビクンと動く。
「あぁん……」
クリトリスと膣口には、決して舌を向けない。
それをするのはお互いに舐め合う時。
俺がそう思うと同時に、キナが動いた。
「王子様、寝る時みたいに横になってください」
「そうか。俺の考えが読めるから」
「そうです。だからいやらしく舐めて、しゃぶって。咥えたら、はしたない音も出します」
「ははっ、そりゃあ楽しみだ」
ベッドに横になる。
お互いに肉棒と尻尾があるので、その体勢が1番だろう。
顔に跨った尻を引き寄せるよりも早く、肉棒の根元にキナの舌が触れた。
いきなり咥えたり、カリから舐めたりしない。
誰にでもできそうな事だが、性欲が異常なまでに強いこちらの世界の女、それも処女にはなかなかできない自制だろう。
「なんつー便利な」
こちらの常識に慣れた女にフェラを教えるというのは、かなり面倒な作業だ。
それが鑑定スキルで思考を読めるだけで、こうまで楽になるとは。
いや、楽になっただけではない。
キナは肉棒に舌を這わせながら鑑定画面を見ているのか、俺がじれったさを感じる前に、舌の当たる場所や舐め方を変える。
それも、俺が望むようにだ。
「こりゃあスゲエ……」
「ううっ。おっひふへ、ふはへふほははっほ」
「何を言ってるかわかんねえよ」
それでもキナには、俺の考えが読めている。
歯が当たらぬようにパクリと咥えられたまま、舌先が尿道を上下した。
これじゃあまるで、俺だけが気持ちいいようで面白くない。
淫液が足を伝ってシーツに染みるほど濡れている秘所に顔を寄せて、まずは皮がかぶり気味のクリトリスを舌で剥く。
「にゃぁっ!」