俺達はMPの心配をしなくてよくなるので大歓迎だが、暗殺者系なんてクラスでハイドの上位スキルまで持っているキナは、旅の資金ができたらソロの方が楽なのではないだろうか。
「キナはそれでいいのか? ソロがいいなら、ハッキリそう言っていいんだぞ」
「はい、問題ありません。というか、願ったり叶ったりですよ」
「ふうん」
「なら、まずはメシを食いな。そろそろ昼だろ」
「あ、はい。11時48分ですね」
「パンもたくさん買ってあるからな。足りなきゃまた買いに出るから、気にしねえで好きなだけ食え」
「ありがとうございます。こんなご馳走、本当にひさしぶりで。いただきますっ」
「かなり苦労してたみてえだなあ」
「勢いでパーティーを抜けたので、ほとんど持ち合わせがなくて。えへへ……」
嬉しそうにフォークを持ち上げたキナがそれを口に運ぶのを横目に、バックパックからミリアとフランに持たされたノートを取り出そうとすると、ドッペルゲンガーに仕草で止められる。
「おいおい。わからねえ事はオレに聞けっての」
「そういや、妙な特技があるんだったな。次の次の街の情勢と、付近のモンスターは?」
「街の名はムジュネ。貴族が治める形態だが、治安はまあ悪くはねえ。平民が通う学校もあるしな」
「危険度は低いか。獲物は?」
「街から出て徒歩なら1キロほどの場所に、漁村を兼ねた港がある。そこの近くで狩りがいいだろうな。このまま海沿いを南下するなら、いい稼ぎになる獲物がいるんだ」
「へえ」
そのモンスターはなんと亜人型の魚で、食用でもあるらしい。
死体を丸ごと持ち帰れば魚肉として売れるので、いい稼ぎになるそうだ。
「魔女の作った獣人の楽園は、少し内陸にあってな。神代街道だけ使って目指すなら、海沿いを南下して西に折れるのがいい」
「海沿いはどのくれえ進むんだ?」
「オレの計画通りに進むならムジュネで2泊、カリタスで休養日を作るから3泊、ズロンザに2泊。んでまた3泊するメドって街から西に向かう。そっからは途中のギナスって街で2泊して、次に泊まるのが魔女の街だ」
「意外と近いんだな、魔女の街ってのは。」
「はっ、冗談。街から街までは60から100kmはあるんだぜ。徒歩なら30日以上、馬車でも2週間はかかるんだ。移動手段が発達してねえこの世界じゃあ、とんでもねえ長旅さ」
「なるほどなあ」
こちらにも帆船はあるが、大型の船が進めるほどの沖にはそれを簡単に沈めるほどのモンスターが住むらしい。
なのでそんな海を行く船を運航しているのはグランドールくらいしっかりとまとまっている街の公用船や、少なくともニムのアルベール商会くらいの規模で商売をする、大陸でも数少ない大商人が所有する大型の船だけだそうだ。
そんな船に、なんの伝手もない俺達が乗せてもらえるはずがない。
このまま陸路を進むしかないだろう。
「ごちそうさまでした」
キナがそう言ったのは、俺達が魔女の街を出たら海沿いに戻ってから南下を続けるか、そこよりずっと内陸にある目的地を最短距離で目指すかを話していた時だ。
「足りたか?」
「もちろんです。お腹いっぱいですよ。エールの入る隙間もないくらいです」
「なら、食休みが終わったらお愉しみだな」
「顔がエロいぞ、スカトロリコン」
「いやあ。オレ達からすりゃ、16だって立派なロリだからな。たまんねえぜ」
「それはどういう意味なんですか? カズヤさんは、どう見ても成人したてですけど……」
どうやらやはりエロ系の思考は丸見えでも、それ以外の思考はレジストされてキナには見えていないらしい。
ドッペルゲンガーがもの言いたげな表情で俺を見る。
俺が落ち人である事を、告白するべきだと言っているのだろう。
パーティーを組み続ける事になったら話せばいいような気もするが、ドッペルゲンガーは打ち明けるべきだと思っているようなので、黙って頷いた。
ミリアとフランに俺がそうしたように、ドッペルゲンガーが俺達のいた世界の事を話し出す。
キナは興味津々で、途中からは身を乗り出して相槌を打つほどだ。
世界の事だけでなく明日から乗って移動するバイクや、一緒に狩りをするのなら慣れてもらわねばならない銃、それらだけでなくいつの日か召喚が可能になったら乗り込む事になる車両にまで話は及んでいた。
「夢みたいなお話ですね。異国の王子様じゃなくって、異世界の王子様ですか……」
「家族は、子猫ちゃん?」
「お母さんとおばあちゃんが」
「そうかい。ならグラン地方に戻ったら、その2人にだけはオレ達が落ち人だって事を話していい。それ以外には口外するな。決して」
「わかりました。約束します」
「そんじゃ、お愉しみといくか」
「……その、やっぱり体を2つ使ってですか?」
「当たり前だろうがよ。オリジナル、ベッドに移動するぞ。先に行って子猫ちゃんを濡らしとけ。酒やツマミなんかは、オレが移動しとく」
「まだ昼だっての」
「日に9回も10回も射精できるくせに、何を言ってんだか。今からおっぱじめねえと、ものたんなくて明日がキツイぞ?」
「人を性欲の権化みてえに言うな」
「違うってんなら反論してみろよ。これまでの実例をいちいち上げて論破してやる」
そんなのはゴメンなので、素直に腰を上げる。
するとキナも立ち上がったのだが、ふと視線をやった伏し目がちなその表情はすでに真っ赤だ。
まだ指も触れていないのに。
そう考えるとガマンができなくて、その尻に手を伸ばした。
「んくっ……」
「さ、ベッドに行こうぜ」
「どうして、お尻を揉むんで、すかっ……」
「そうしたいからさ」
「くくっ。覚悟しとけよ、子猫ちゃん。おまえさんが相手だと、この遅漏オヤジは覚えたての猿みてえになっちまうぞ。朝はまるで、早漏の童貞みてえだっただろ? それが、これからずうっとだからな。きっとクチマンコやオマンコだけじゃなく、全身にオリジナルの精液の臭いがこびりつくぜ」
「そ、そんなの……」
んなはずがあるかよと言ってやりたいが、ありそうな事なのでやめておく。
まだ1度しか試していないが、キナの膣はまるで俺の肉棒にあつらえたかのようにピッタリなのだ。
ベッドの縁で胡坐を掻き、抱き寄せる。
そのまま横抱きにすると驚かれたようだが、唇を寄せるとそっと瞳が閉じられた。
「んっ」
キス。
そうしながらふとももで手を上下させる、その動きに合わせてキナの体がビクンと震える。
侵入した先にある熱い舌がされるがままだったのも最初だけ。
くちづけはすぐに大胆で、熱心なものになった。
「やっ。も、もっとしてください……」
「お互い脱いだらな。ほら、俺が裸にしてやろう」
「は、恥ずかしいんですけど」
「そんな表情もいいのさ」
つい数時間前には全裸で性器を舐め合い、挿入して膣内射精されて絶頂に達したというのに、キナは本当に恥ずかしくて仕方がないらしい。
レザーアーマーの上を外した途端、年相応か、それよりわずかに大ぶりな乳房を両手で隠してしまった。
「悪い子猫ちゃんだ。こんなのにはお仕置きが必要だよ。なあ、オリジナル?」
「……だな」
「パイパンにするのは当然として、あとはどんなお仕置きがいいだろうなあ」
キスの間に、ドッペルゲンガーは酒やツマミ、灰皿をベッドに寄せた小さなテーブルに移動させ終えたらしい。
ドッペルゲンガーがベッドに腰かけたので、その体に寄りかからせるようにしてまだ胸を手で隠しているキナを座らせた。
「タバコでも吸いながら考えるか」
「そんじゃオレは、こうだ」
「きゃっ!」
ドッペルゲンガーがキナの股を大きく開かせる。
M字開脚というやつだ。
「尻尾が痛くねえのか、そんなんして?」
「そ、それは平気なんですけど。あ、あまり見ないでくださいっ」
「どうだよ、オリジナル。子猫ちゃんのパンツは?」
タバコを咥え、オイルライターで火を点ける。
「ふーっ、どうもこうもねえよ。白だから色が変わってるだけじゃなく、オマンコが透けて見えてるぜ。こっちのパンツにはあの、布地が厚くなってる部分がなぜかねえからな」
「クロッチか。こっちの女はすぐに濡れっから、そうなったらすぐ魔法でオマンコとパンツを清潔にするんだってよ。だから、クロッチ部分なんか必要ねえって訳さ」
「へえ」
「じゃあ子猫ちゃん。その魔法でオマンコとパンツをキレイにするんじゃなくて、16なら当たり前にあるマン毛を剃り上げておこうか」
「そ、そんなっ」
「レズ遊びをする淫乱みてえで嫌か?」
「も、もちろんですっ」
「でもまあ、子猫ちゃんは淫乱だしな。レズプレイも、これから覚えてもらうから問題ねえ」
「なっ!」
「マジかよ?」
「そりゃあそうだろうがよ。大荷物と子猫ちゃんを同時に運ぶとなりゃ、オレの体は出しっぱなしだ。このオナホールはオリジナルがメインで使うにしたって、休日なんかじゃ10発も射精されたらもう使い物にはなんねえだろ。そしたら、オレはどうするんだっての」
「なるほどなあ……」
いくらこの世界の女は性欲が旺盛でタフだといっても、たしかに俺とドッペルゲンガーが満足するまで付き合っていたら身が保たないだろう。
そうなると当然ドッペルゲンガーは別の女を部屋に連れ込むだろうし、月に1度しか射精できないこちらの男とは違って俺達の体は15に戻っていて可能なら毎日でも射精したいから、毎晩部屋を2つも取っていたら金のムダだ。
「どうした。早く剃毛を済ませなっての。もしどうしても嫌だってんなら、そこらで射精日の男でもとっ捕まえてきて、オリジナルの目の前でソイツと生板ショーでもさせるぞ。いいのか、え?」
「そ、そんなのっ。キナはカズヤさんとしか嫌ですっ!」
「なら、ちゃんとマン毛を剃れるよな。オナホールは、常にその所有者のために手入れをしとかねえと。じゃなかったら、飽きたって捨てられるぜ。いいのか?」
「い、嫌に決まってますっ!」
「なら、早くしな」
「ううっ……」
別に俺は陰毛を剃り上げていなくてもまったく構わないのだが、このスカトロリコンはそうでなければ物足りないのだろう。
それに恥ずかしがるキナはとてもかわいらしいので、黙ってエールを呷った。
空いたジョッキに、小さな木の樽から柄杓でエールを注ぎ足す。
「そ、剃りました」
「なら確認してやってくれや、オリジナル」
「おう」
「ええっ!?」
俺は変態ではない。
決してそれは間違いないのだが、ドッペルゲンガーに膝の辺りで両手を固定され、強制的にM字開脚をさせられて顔を真っ赤にしているキナが、この手で秘所を曝け出したらどんな反応を見せてくれるのかは少しばかり気になる。
なのでジョッキを置いて手を伸ばし、右のリボン結びからゆっくりと解いた。
「や、ああっ……」
「恥丘には剃り残しはねえな」
「じゃあ、次は」
「ああ。脱がせてすべて確認する」
「ううっ」
左も解く。
するといつかのフランのように、濡れすぎているせいで酷くゆっくりとショーツが落ち、秘所が魔力灯に照らされた。
「大丈夫だ、ツルツルんなってるぞ。こんなのはガキか、よっぽどの淫乱女のオマンコだな」
「まだだっての、オリジナル」
「えっ」
キナの声は、俺のそれを代弁したようなものだ。
そのかわいらしい顔の向こうで、ドッペルゲンガーが悪魔のようにニヤリと笑う。
「こうして、ケツマンコの周りも調べなくっちゃよ」
「きゃあっ!」
大股開きのまま、キナの体が持ち上げられる。
当然、濡れ切った秘所だけではなく、黒ずみのない肛門までが丸見えだ。
「どうだ、オリジナル?」
「み、見ないでくださいっ! お願いですからっ!」
「……大丈夫だ、キナ。俺にはなんも見えねえよ」
「そ、そうですか。って、なんですかその思考はっ!?」
「即バレか。なあに、見えねえから目じゃなくて、舌でたしかめようかなってよ」
「ダメえっ、待ってくださいっ!」
「待たない」