※この作品はR-18です。

東日本陸軍退役将校の淫蕩なる異世界生活   作:ふくふくろう

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カリタスの街6

 

 

 

「おはよう、ホリノウチくん」

「おはようございます、司祭様」

「よく眠れたかしら?」

「ええ。それはもう」

「それなら良かったわ。お水はこの桶に出したばかりだから、好きに使って」

「ありがとうございます」

「それと朝食は、客室に運ばせるわね。どんなに遅くなってもお昼前には、面白い人を紹介できると思うわ」

「わかりました。でも楽しみなような、ちょっと怖いような……」

「うふふ。誓って悪いようにはしないから安心して」

「はい」

 

 便所の隣の手洗い場から、アニマが出てゆく。

 そのままオレがさっき便器に出した小便の始末をして、紹介するという人物のところにでも出かけるのだろう。

 

(オリジナル、アニマが動くぞ。たぶん、今から教会を出る。戻るのは、遅くても昼前)

(了解。こっちはもう、教会に繋がるすべての道を見張れる状態だ)

(頼むぜ。オレのチンコを試した翌日に紹介するってんだから、おそらく人身売買に関わってる相手のはずだ)

(だな)

 

 手早く洗顔を済ませる。

 しかし窓が木製の木窓なのに、どうして普通に鏡が流通しているのか。

 冒険者ギルドの便所にも鏡はあったので、そう高価な物でもないはずだ。

 

 部屋に戻って30分ほどすると、50は過ぎていると思われる男が朝食を運んできた。

 軽く探りを入れてみたがアニマの悪い話は一切出てこなかったし、孤児達の暮らしぶりも悪くはないらしい。

 

(おい、おかしいぞ。ドッペルゲンガー)

(あん?)

(どの道にも、あのアニマって女が姿を見せねえ)

(マジかよ)

(ああ)

(……あのアマ、ハイド系のスキル持ちか。厄介だな)

(だが誰かを連れて教会に戻るとなりゃ、その姿までは消せねえだろ。突入班を街中に散らして、それとなく探らせるぞ?)

(頼んだ)

 

 アニマの魔法が水属性なのは、昨日のセックスで確認している。

 だが、クラスの方は聞いていない。

 司祭なんて身分で、しかもたった1人で教会の運営を任されているのだから、それに向いたクラスなのだろうとは思っていたが。

 

 ノック。

 

 さっきの男が食器でも下げに来たのだろうと気軽に返事をすると、ドアを開けたのは意外な人物だった。

 

「朝食は済んだみたいね」

「え、ええ。お早いお戻りでしたね、司祭様。おかえりなさい」

「ただいま。時間が平気なら、私のベッドルームに来てくれるかしら?」

「はい。すぐに伺います」

「ありがとう。じゃあ、待ってるわ」

 

 パタンとドアが閉まる。

 思わず出かかった舌打ちを押し込め、強く拳を握った。

 

(オリジナル)

(なんだ?)

(突入班を戻せ)

(は?)

(アニマは、もう教会に戻ってんだよ)

(マジかよ……)

 

 採取ポーチ。

 それが腰にあるのを確認して、木窓の閂を外した。

 これで何かあればここから、オリジナル達が侵入できる。

 

 体の大きな女はキツイだろうが、そんなのが10人いたって、オリジナルとキナの脳筋バーサーカップルの足元にも及ばないだろう。

 強さが、ではない。

 背中を預けられる安心感がだ。

 

(そんじゃ、オレは行くぞ)

(お、おう。突入班には、戻れって通話魔法を飛ばしてもらってる。くれぐれも、気をつけろよ)

(へえ。オマエがオレの身を気遣うとはな)

(俺を殺してもいいのは、俺だけだ。よく覚えとけ、タコ助)

(ふざけんな、ダボ。言っとくが、ホラン村で2度も殺された借りはぜってーに返すからな?)

(はっ。せいぜい頑張りな。オマエが強くなりゃ、それだけ俺もレベルが上がる。ありがてえくらいだぜ)

(クッソ。この世界は、どんだけイケ好かねえ理屈で動いてんだか)

(でも、俺達は自由に戦える)

(……だな。それだけで、いいか)

 

 野上圭子も、そう思っていたのだろうか。

 

(ああ。だからせいぜいあの司祭と客を悦ばして、とっとと証拠を掴め)

(へいへい。じゃあな)

 

 部屋を出る。

 ガラス窓がないので廊下は薄暗いが、歩くのに支障はない。

 アニマの部屋のドアをノック。

 すぐに『どうぞ』と声が聞こえた。

 

「失礼しま……」

「うふふ」

 

 オレを紹介するのだから相手は女で、セックスが目的であるのは明らかだと思ってはいた。

 だが、こんな紹介の仕方があるか。

 コイツは、やっぱりイカレてやがる。

 

(でもま、愉しめそうじゃあるな)

(……変態は変態を呼ぶんだな。勉強んなったわ)

(うっせえよ)

「お姉様、やめてくださいませ。こんな姿を男性の目に晒すなんて、ネジュは恥ずかしくて死んでしまいそうですわっ!」

(お姉様、ねえ)

(顔立ちは似てねえし、歳もかなり離れてる。なのに、なんでお姉様なんだろな?)

(レズ女は、年上の相手をそう呼んだりすんだよ)

(へえ、なるほどねえ。しかし若いな。キナより2つ3つ下だろ、その子)

(だな。食べ頃ってヤツだ)

(……かわいそうにな、その子)

「えっと。紹介したい人物というのは、この方なんでしょうか?」

「そうよ。この子は、ネジュ。ホリノウチくんより2つ下ね」

「なるほど。それでその、ネジュ様はどうしてこんなお姿で?」

「身なりから貴族だと判断したんでしょうけど、ここでは呼び捨てでいいわ。敬語も必要ないのよ」

「ですが」

 

 アニマがニヤリと笑う。

 今までに見せていない表情だ。

 顔立ちは優しく整っていていかにも優し気な若奥さんといった風情であるのに、いや、だからこそ狂気じみた笑み。

 

「いいのよ。だって敬語を使いながら相手を犯すなんて、ホリノウチくんの練習にならないじゃないの」

「練習? それに犯すって、いったい……」

「うふふ」

 

 アニマがオレに歩み寄る。

 それを見てネジュという少女は、露出させた未成熟なおっぱいのふくらみを強調させるような状態で後ろ手に縛られ、その縄にスカートの裾を挟まれて白いパンティーを丸出しにされている少女は、眉根を寄せながら瞳を逸らした。

 耳は長くないようだがその髪が見事な金髪であるのは、エルフの血でも入っているからか。

 

 アニマのキス。

 

 黙ってそれを受ける。

 たっぷり舌と舌を絡ませ、わざとなのか淫靡な水音をかなり鳴らしてから、アニマはゆっくりと顔を離した。

 互いの唾液が混ざり合い、アニマの舌から、つうっと糸を引く。

 

「私は、あなたを高く評価しているわ。ただの薬師でいるのはもったいない」

「ありがたいお言葉ですが、僕には製薬の知識以外に取り柄なんて」

「あるじゃないの。……これが、ね?」

 

 そう囁かれながら撫で上げられたのは、もちろんチンコだ。

 

「でも、セックスが人よりできるからって」

「それ以上に有用な、男が成り上がるための武器なんてありはしないわよ。さあ、脱ぎなさい。私が口で大きくして上げるから。そしたら、ネジュを犯すの」

「武器……」

「ええ。私のパートナーになりなさい。女にはね、自分よりか弱い存在である男に犯されたいって者も多いの。だから、これは練習。これからいろんなプレイに慣れたら、2人で成功への階段を上りましょう。街の1つや2つ、私達ならすぐにでも手に入れられるわ」

 

 これは、まいった。

 まさかオレを売り飛ばしたりするのではなく、手元に置いて愉しみながら一緒に成り上がるつもりとは。

 

(……すまねえ、オリジナル。どうやら、やりすぎちまったらしい)

(だなあ。でも、どうすんだよ?)

(とりあえず従いながら迷うフリでもして、この部屋を出る前に話を断るさ。そうすりゃ諦めて、オレの出発前には強硬手段って流れになるだろ)

(なるほどなあ。でも、そのネジュって子が本気で嫌がってたらすぐに断れよ? そんくれえ接触鑑定でわかるだろ)

(へいへい。ま、いらねえ気遣いさ。この世界の女が、オレのコレを見てオマンコで咥え込みてえって思わねえはずがねえ)

 

 オリジナルと話しながら、服だけでなく靴まで脱いでしまっている。

 それは採取ポーチと一緒に、手近なテーブルにそっと置いた。

 

「……少し、考えさせてください」

「いいわよ。でも、ネジュはもう期待しちゃってるの。見て。あんなに頬を赤らめながらも、視線はホリノウチくんのおちんちんに釘付けだわ」

「あ、ホントですね。さっきは顔を背けてたのに」

「ええ。もうグショグショでしょうから、大きくなったら遠慮なく犯してあげてちょうだい。できればいろんな場所をぶったり、口汚く罵ったりしながら。あの子、そういうのが大好きなのよ」

「そんな人がいるのは知ってましたけど、会うのは初めてです」

「でしょうね。でも、愉しいわよ。大きくしてる間、試しに言葉で責めてみるといいわ」

「なるほど」

 

 アニマがしゃがみ込む。

 キスの気配だけで顔を背けたネジュだが、今回はそうしないようだ。

 

「お姉様、そんな嬉しそうに……」

「羨ましいの、ネジュ?」

 

 敬語はいらないし呼び捨てにしろと言われてはいるが、いつもの調子で言葉責めなどしたら速攻で地がバレるだろう。

 なので、できるだけ柔らかい言葉を選ぶ。

 

「べ、別に」

「でもネジュは、司祭様が好きなんでしょう?」

「当り前ですわ。お姉様はこの街で一番の魔法医で、わたくしの家庭教師を任されるほどの才女。それだけじゃなくって、とってもお優しいんだからっ」

「へえ。じゃあその司祭様がなるべく手荒に犯せなんて言うんだから、ネジュは本当にそういうのが好きな変態さんなんだね」

「そ、それはっ」

 

 ネジュの顔がさらに赤くなる。

 

「知ってる? そういうのって、ドMって言うんだよ?」

 

 返事はない。

 だがその代わり、後ろ手に縛られてベッドの上で女の子座りしている、そのふとももがかすかに動いた。

 豪奢なドレスのような服を着た変態少女は、この程度の言葉遊びでオナニーがしたくてたまらなくなっているらしい。

 これは愉しめそうだ。

 

「自分が変態なのは自覚してるみたいだね」

「くっ」

「じゃあ、お望み通り犯してあげようかな。司祭様、もうだいぶ勃起したんで大丈夫ですよ」

「……ん、ちゅっ。ならお願いね。私は、葡萄酒でも舐めながら見物させてもらうわ」

「今のところは見物ですか」

「ええ。うふふ」

 

 アニマが立ち上り、ソファーに移動する。

 

「ひっ!?」

「ああ、これ? 人より少し大きいだけだから。淫乱でドMなネジュなら、きっと気に入ると思うよ」

「そ、そんな大きいのなんてムリよっ!」

「へーきへーき」

「い、いやよ。男とだなんてそれだけで吐き気がするのに、そんな大きいのなんて……」

(おや)

(どした、ドッペルゲンガー?)

 

 話しながらベッドに歩み寄りつつ、ニヤリと笑っておく。

 男が嫌いなら、それなりに怖がってくれるだろう。

 

(今このドMは、『男とだなんて吐き気がする』って言ったろ)

(なるほどねえ。それじゃあ、そのネジュってお姫様は今までの行方不明者と関わってねえと)

(お姫様?)

(支部長さん達に映像は見せられねえから確実じゃねえが、この街の領主の一人娘はメンネジュールって名前らしい。親しい連中は、ネジュ様って呼ぶんだとさ)

(へえ。まさか、お姫様を犯せるとはな。そりゃ楽しみだぜ)

(こんなに離れてても、接触鑑定のウィンドウは表示されてんだ。その子が本気で嫌がってたらやめろよ? ちゃんと見てっからな)

(わあってるっての)

 

 

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