醜女との性描写があります。苦手な方は今話を飛ばして、次話からお読み下さい。
目を覚ましたのは、息ができなかったからだ。
水の入ったバケツに顔を突っ込まれたのでも、濡れタオルで口と鼻を塞がれたのでもない。
ゲロが出そうな臭うケツが、俺の顔に押し付けられていたから。
「……おえっ。がっ、げっ。ぶはっ!」
「やっと起きたか。よう、王子様」
「よう。ネズミか出っ歯って呼ぼうと思ってたが、鶏ガラでもいいな。なんだその貧相な体と、見ただけで吐きそうなグロマンは。オナニーのしすぎでビラビラが垂れてるっての、気色わりい」
ネズミは全裸で俺の顔を跨いで見下ろしているので、見たくない秘所までが丸見えだ。
だが、これは絶好のチャンス。
その細い首に斧をプレゼントしてやる。
その拍子に怪我をしたって、このブスを殺れるならそれでいい。
ステータス画面を表示、……出ない?
なぜだ!?
「おー、焦ってる焦ってる」
「ぶひひっ。ガニスのスキルは相変わらず最高だぁ」
「まあな。拘束してりゃスキルを使うどころか、ステータスさえ出せやしねえ。これをくれた神様には感謝してるぜ」
補給要請、低級戦斧!
そう心の中で叫ぶが、ネズミはニヤニヤ笑うだけ。
ステータスを見られないだけでなく、スキルも使用不可にするスキルなのか。反則にもほどがある。
「ちなみに俺は、今はどんな状態なんだ? さっきとは縛られ方が違うけどよ」
「あー? ここはヒジーの土魔法で作った野営小屋の中で、土を固めたベッドで大の字だよ。んでその股の部分は大きく抉れてて、そこでヒジーが王子様のケツの匂いを嗅ぎまくってるって状態だな」
「ブタが俺のケツをか。考えただけでゲロ吐きそうだ」
「吐けよ。ヒジーが喜んで舐めてくれるぜ?」
「言ってろ、変態共が」
「ひひっ。そんじゃ、愉しませてもらうかな」
ネズミが俺の胸の辺りに腰を下ろす。
まだ死を覚悟して一矢報いるような状態ではないのだが、首を伸ばしても歯が届かない位置だ。
どうやらネズミの方は、かなり用心深い性格であるらしい。
「ひっひ。乳首の感触が気持ちいいぜ、王子様?」
乳首に濡れた感触。
俺に秘所を押し当てたまま、ネズミはゆるゆると腰を揺する。
「なあ、オマンコを舐めてやっからもっと上に来いよ?」
「そんな目をしたうちは、怖くてできやしねえさ。咬み千切られたらたまんねえからな」
「……そうかよ」
反撃目的ではなく、隙を作るためだってのに。
これだから、用心深いヤツは嫌いだ。
目を閉じる。
隙を作るためには、勃起してしまうのがいい。
肉棒に夢中になってくれれば、拘束を緩めてさらなる快感を得ようとしてくれるチャンスもある。
「ガニス、オラもうガマンできねえだぁ。この子のケツ穴、うんこの匂いまですっからよう」
「ったく。だからオマエは早漏だってんだよ。まずは1粒だけだぞ?」
「わがってるって」
拷問ついでに、肉棒に真珠でも埋め込むつもりか。
こちらの女は性欲が強いので、俺を売るとすればセックス用としてだろう。
ありそうな話だ。
「さあて、王子様。こっからは天国のような地獄だ。長保ちするといいなあ? お互いのためによ」
「どういう意味だ?」
「すぐわかるさ」
「んだば、まずはほぐさねえどなあ。ぶひっ、ぶひひっ。たまんねえだ」
肛門に濡れた感触。
これは、舌だ。
込み上げる嫌悪感に、全身が怖気立つ。
ネズミが腰を揺するのをやめたので、肛門に舌が這わされるペチャペチャという音しか聞こえない。
「ああ、たまんねえな。そそるカオしやがって。どうだ、どんな男も顔をそむけるようなブスにケツ穴を舐められる気分は? ええ?」
「刺激が足りねえな。ヘタクソ共が」
「だとさ、ヒジー」
「おねだりなんて、かわいい顔していやらしいだなあ」
ふざけやがれ、ブタ。
「天国に到着の時間だ。まあ、本当は地獄なんだけどよ」
舌が肛門から離れる。
代わりに押し当てられたのは、ひんやりとした硬い感触だ。
「カマでも掘ろうってか。やってもいいが、ぜってーにぶっ殺す……」
「ぶひっ。ホントは指で押し込んで、その指をペチャペチャ舐めてえんだどもなあ」
「アタイ達には猛毒なんだからムリだっての」
「わがってるだ。ほんじゃ、天国にご案内だぁ」
肛門に唾液らしきものが垂らされ、ひんやりした硬い何かがそこを圧迫する。
普通に生きている男の肛門が、そんな簡単に異物を受け入れるものか。
「は、入んねえだ」
「男のくせに、ケツが筋肉の塊だからな」
「オラ、もうガマンできねえだ。あれ頼むだよ、ガニス」
「堪え性がねえなあ。んじゃ、今度はチンポにプレゼントだ。パラリシス・ニードル」
またか。
しかも今度は、肉棒の先に。
声を上げるほどではないが、それなりの痛みを堪えているうちに、俺はまた意識を失った。
「ああっ、たまんねえだっ。このチンポたまんねえだーっ!」
「だからよう、ヒジー。そんな腰を振りまくったら、この王子様はもう射精することしか考えらんねえんだから……」
「おほっ。あっつい子種きただっ、奥に、ぶひーっ! オマンコの奥、ビュルビュルって、ぶひひっー!」
俺は、射精しているのか。
その前にまず、勃起していたのか。
体が熱い。
意識がハッキリしてくると、特に熱いのは肉棒だとすぐに理解できた。
熱い。
痛いほど硬い。
それに精液を吐き出したばかりなのに、萎える気配がない。
たしかに俺は性欲は強い方だし、レベルアップを繰り返すたびにそれが強くなっているような気はしていた。
だがこんな状況で、意識を取り戻したならいくらなんでも。
「混乱してるなあ、王子様? ああ、でも今からは肉バイブとか、腰振り人形って呼び方の方がいいか。ひひひっ、今度はアタイが搾り取ってやるよ。ほら、リセットされたならどけって。ヒジー」
「もったいながったがなぁ……」
「だからいつも言ってるだろうが。長く愉しみたかったら、膣内射精は一番最後にするんだよ。じゃねえと染みたのがリセットされて、賢者タイムになっちまうんだから」
「テメエら、俺に何をした?」
ネズミが笑う。
「はぁ、えがったあ……」
そんな声がして腰の上から重みがなくなると、肉棒にボタボタと何かが落ちてきた。
「っは。こぼれたマン汁とチンポ汁が、スライムみてえになってら」
「何をしたって訊いてんだよ」
「慌てんなって。わかりやすく説明してやっから。まずは生活魔法で、こうだ」
肉棒が濡れていた感触がなくなる。
それがどうしたと問う前に、ネズミがその手を俺に見せた。
「手がどうしたよ?」
「いいから見ろ。濡れてねえよな?」
「……ああ」
「これで、こうする」
肉棒が握られた。
その手が遠慮なく上下すると、にちゃにちゃと淫靡な音が聞こえる。
その途端、とんでもない快感が肉棒から脳天までを駆け上がった。
「くっあ……」
「ひひっ。もっと喘げって、特濃ミルク製造機ちゃん?」
なんだこれは。
ブサイクの手コキが、どうしてこんなに気持ちいい。
それにどうして、俺の肉棒は大した刺激など与えられていないのに、尿道からトロトロと先走りを垂れ流しているんだ。
「もう射精したくてたまんねえだろ? ほら、出せよ」
「だ、誰が」
「そんじゃ、こうだ」
ネズミが俺の胸に顔を寄せる。
「うあっ!?」
手コキをされながら乳首を舐め上げられた瞬間、射精していた。
頭が痺れる。
パラリシス・ニードルとやらのそれとは違って、まだ擦り上げられている肉棒と舌が捏ね回す乳首に与えられている刺激のせいでそうなっているようだ。
射精が、止まらない……
「まーだ出てやがる。いいザマだなあ、ええ?」
……そうか。
シャブなんて比較にならないくらいのクスリ。
魔法やスキルなんてのがあるんなら、そんなのが存在してもおかしくはないか。
「次はしゃぶってやるよ。知ってっか? ガマン汁が口に染みた状態でフェラして、そこに射精させると、女は口だけでイッちまえるんだよ。ケツ穴もそうだ。だからその状態を長く維持するために、膣内射精は最後の最後。もうイキすぎて、腹がいっぱいになってからなのさ」
「ド淫乱で、拉致監禁しての逆レイプさえ平然とする。こっちの女はどうしようもねえな。世の男達に同情するぜ」
「ひひっ。それが普通なんだよ。どっかのお貴族の家に生まれて今まで大事にされてたんだろうが、周りにいた女はいつも思ってただろうさ。このボンボンを犯してやりたいって。んで帰ったら、お坊ちゃまをオカズにオナニーだ」
「バカだろ、オマエ」
誰が貴族のボンボンだ。
俺は、赤目の子。
クソ野郎共を皆殺しにするために生まれた、忌み子なんだよ。
肉棒が舐め上げられる。
ドブネズミ以下のブサイクなツラが見えなくなって何よりだ。
「ああ、濃いねえ。ブリッブリしてるよ。指で抓めそうだ。さあ、今度はあたいの口に吐き出すんだ」
ふざけるなと言い返しても、俺はまただらしなく射精してしまうだろう。
なら、口を開くものか。
「ひひっ、だんまりか。でも今日は耐えられても、明日はどうかねえ? きっと射精したくてしたくて、荷台で見張るヒジーにおねだりをしまくるよ。なんでもするから射精させてくれって懇願する未来が、まるで見えるようだ」
目が覚めてまず見えたのは、馬車の荷台の幌とブタの下卑た笑顔だった。
馬の蹄の音に、馬車の車輪が石畳で鳴る音。
それと、くちゅくちゅという水音が聞こえる。
「起きただな。ちょうど、朝ごはんの時間だあ」
声は出さないと決めた。
なので、無言のままブタを睨む。
「ぶひっ。その目がたまんねえだ」
「遊ぶのはいいけど壊すなよ、ヒジー?」
今日も御者はネズミか。
ブタがバカすぎて手綱を預けられないなんてのは、ありそうな事だ。
目をトロンとさせながら自慰をしているらしいブタは、達しそうなのか口の端から涎まで垂らしている。
「わかってるだ。……ぶひ、イクっ。オラ、めんけえ男の子の顔とチンポ見ながらイッまうだっ!」
水音だけでも耳障りなのに、ブヒブヒ啼くんじゃねえ。
それにこの肥溜め以下の臭いは何だ。
そう思っていると達したらしく、おぞましささえ感じさせる奇声を上げたブタが、その手を俺の顔の上に移動させた。
ネズミにキツく言われているので、俺がその手を咬み千切れるほどには近づけないし、デブのくせに飛びかかられたら避ける用心もしているらしい。
「ほうら、朝ごはんだでぇ。新鮮なマン汁だぁ、ぶひっ」