※この作品はR-18です。

ディノの幸せ?な新婚生活   作:ちびっこ

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サクラ可愛すぎだろぉぉぉ!ということで、また書いた。
連載にしたけど、その3があるかはわからない。


その2

 ノックの音が聞こえ、ディーノはドアへと視線を向ける。

 

「ディノ、起きてるか?」

 

 サクラの声にドキッと心臓が跳ねる。昨日、理性が飛んだというより理性が負けを認めて開き直り、サクラを美味しくいただこうとした。が、サクラの兄の桂に止められてしまったことから、昨日の今日にサクラが訪ねてくるとは思わなかったのである。

 

 ディーノが動揺している間に扉が開く。いつもと変わらないサクラがそこに居た。

 

「ディノ?」

「すまん。今起きた。……桂は?」

「兄ならもう帰ったぞ」

 

 ホッと息を吐く。サクラは気付いていないだろうが、兄の桂にはディーノが何をしようとしていたのか、全てバレている。どんな顔をして会えばいいのやら。

 

 さらに桂にはあの後にディーノが落ち着くためにサクラをおかずにしたことさえバレている。恐らく浮気や遊びで発散するよりはいいと思っているのと、ディーノが健康的な成人男性とわかっているから、何も言わずに帰ったのだ。気遣いに頭が下がる。

 

「ディノ」

 

 無邪気にディーノに抱きついてくるサクラは可愛い。昨日のことは桂のおかげで落ち着いたのだろう。抱きしめながらも優しく頭を撫でる。

 

「あの、その」

 

 抱きついてきた時点でわかっていたが、今日のサクラは甘えモードのようだ。朝からはかなり珍しい。サクラが見てないことをいいことに、思いっきりディーノはニヤついた。

 

「兄はもう帰ったぞ」

「ん? ああ」

 

 さっき聞いたよな?と思いながらディーノは返事をする。もしかすると、すぐに帰ったから寂しいのかもしれない。だから朝から甘えモードなのだろう。

 

「今度はオレ達から会いに行こうぜ」

 

 ゆっくりとサクラはディーノから離れた。どこか悲しそうな表情をしながら。サクラなら喜ぶところのはずである。どこか変だなと思いながら、声をかけた。

 

「どうした?」

 

 フルフルと首を横に振りながらも、サクラの眼は潤んでいた。どう見たって、何もないはずがない。ディーノは逃げようとするサクラを掴んで、優しく抱き寄せた。

 

「オレに話せないことなのか?」

「……ディノに、嫌われたくない」

「安心しろ。オレがサクラを嫌うわけがないからな」

 

 ほんと……?と確認するように、サクラはディーノの顔を見上げた。

 

「約束する」

 

 平静を装って答えたが、正直かなりきつい。約束できないという意味ではない。サクラの眼は潤んだままで、頬も赤いのだ。昨日の今日で自制がどこまで持つかわからない。出来れば、早く理由を知って頭を切り替えたい。

 

 サクラはディーノの焦りに気付かなかったようで、いつものように首に手を回した。恐らく恥ずかしくて耳打ちするのだろう。

 

 ディーノはサクラの背で気付かれないようやなグッと拳を握った。本当なら安心させるように背を叩いてあげたいが、サクラの吐息がはっきりと聞こえ始めたので、押し倒したくなってしまったのだ。普段ならもう少し自制が持つのに……。

 

「その、だから……昨日の、続き、したい、な」

 

 予想もしなかった内容にディーノは驚いたのは一瞬で、次にはもうサクラを押し倒していた。

 

「ぁ……」

 

 押し倒しただけでサクラ声が漏れる。これで本気でサクラが欲しがっているとわかる。止めれるはずがない。

 

「優しくするからな」

 

 コクンと頷いたのを見て、ディーノはサクラのくちびるを奪おうと顔を寄せた。

 

 

 

 

 コンコン。

 

 聞こえた音に反応し、ディーノは目を開ける。そう、目を開ける。

 

「……嘘だろ」

 

 思わず呟いたのは仕方がないだろう。

 

 サクラの反応にどこか変だなとは思っていた。自制が効きにくいとも思っていた。しかしそれはないだろう。せめて後1分は待って欲しかった。

 

 昨日の寸止めといい、かなり酷い。朝から最悪だ。

 

「ディノ、まだ寝てるのか?」

 

 ノックとともに聞こえた声に慌てる。この音で起きたのだ。相手はサクラなので文句は言わないが、部下なら八つ当たりしていたかもしれない。

 

 少し冷静になったディーノは、返事をかえさねーとと思うが、返事をすればサクラは部屋に入ってくる。しかし自身の身体はサクラと会えるような状態じゃない。躊躇している間に、サクラがドアを開けた。慌てて布団をかぶせる。どこを、とは言わない。

 

「ディノ?」

「……すまん、今起きた」

「珍しいな」

 

 心配なのか、ディーノのベッドにサクラは近づいてくる。今は来るな!と言えれば楽なのだが、残念ながらサクラは大人の男性事情に詳しくない。傷つけないように、言葉をかける。

 

「だ、大丈夫だ。それより、桂はどうした?」

「兄はもう帰ったぞ」

 

 ピクリとその言葉に反応してしまう。夢と同じ展開になるかもしれないと期待を込めて見たが、サクラはいたって普通で桂が帰ったことにスネていた。

 

 サクラはそうだよな……と思いながらもディーノは口を開く。

 

「今度はオレ達から会いに行こうぜ」

 

 嬉しそうにサクラが笑ったので、ディーノも自然と笑顔になる。

 

 夢のような展開に期待したのは事実だ。ディーノばかりが求めているので、どこかでサクラからも求めてほしいと思っていたから夢を見たのだろう。しかし今サクラが笑ったのはディーノが言ったからだ。家族以外にサクラが素直に甘えるのはディーノだけである。とっくの前から求められていたのだ。

 

「ディノ、今日はどうするんだ?」

 

 そういや、時間が出来そうだったので数日前に声をかけていたなと思い出す。ディーノが起きるのが遅いので声をかけに来たようだ。

 

「もちろん出かけるぜ」

 

 しかし先ほどまで幸せを噛み締めていたため、いつもより反応が鈍かった。だからなのか、サクラはディーノに近づき、顔を覗き込みながら言った。

 

「ずっと忙しかったんだろ? 疲れているんじゃないのか? 無理する必要はないぞ?」

「大丈夫だ。疲れてねーよ」

 

 どっちかつーと元気すぎる。心の中でそうつけ加えて、ディーノは苦笑いする。サクラも本当だと信じたようで微笑んだ。恥ずかしがることもなく、パーティで見かけるものとは違う微笑みにディーノはドキッと心臓が跳ねた。

 

「ディノ、やっぱり少し変だぞ」

「いや、今のは……」

「今のは?」

「大きくなったな……と思ってよ」

 

 見惚れたせいでディーノの言葉選びは最悪だった。そこは綺麗などが正解である。せめて大人になったぐらいの言葉を使えばギリギリセーフだっただろう。しかしサクラ相手にこれは完全にアウト。そのため先ほどの笑顔が消え、サクラの機嫌が急降下していく。

 

「サ……クラ……?」

 

 スネたり怒れば、まだ良かった。サクラは無表情である。化粧映えする整った顔立ちのサクラである。無表情はかなり怖い。ツナ達ならこの無表情を入学当時に見ているが、ディーノは見たことがない。ディーノが出会った時も無表情に近かったが、感情を出さないように抑えているのがわかるものだった。つまり今の無表情とはまったくの別物。

 

「……帰る」

 

 部屋ならいいが、これは実家に帰るという意味だ。もちろん察したディーノは必死に手を伸ばす。スペックの差があったおかげで、サクラを抱きしめることが出来た。

 

「1人で行くな、サクラ。……頼む」

 

 ディーノの懇願にサクラは抵抗するのをやめた。その代わり、グスッと鼻のすする音がし始める。

 

 気にしねーわけがねぇよな……、とディーノは心の中で呟く。サクラの本質は甘えたがりだ。サクラ本人も子どもっぽいと自覚しているだろう。だから子ども扱いは許容範囲というより喜ぶ。しかし子どもとして見られるのは嫌なのだ。

 

 出来るだけ防いでいるが、ディーノが居ないところでこの手の悪口を浴びせられたと部下から報告は受けていたのだ。もちろんサクラのフォローし、相手にはそれ相当の対処をしたが。

 

 サクラの背を撫でながら、ディーノはどうするべきかと頭を悩ませる。謝るのは論外。ディーノは謝りたいが、サクラは聞きたくないだろうし、更に傷つけてしまう可能性もある。

 

 要はディーノがサクラを女として見ているとわかってもらえればいいのだ。だが、口で説明したってシコリは残るだろう。以前その方法をつかって、今もサクラが受けた傷は残っている。

 

 ……手っ取り早い方法はある。あるが、教えた後にサクラがどんな反応をするかわからない。意識するだけで終わってくれればいいが……。

 

「ごめ、もう、大丈夫」

 

 サクラの取り繕った顔を見て、ディーノはサクラの不安取り除くことを最優先だと判断した。

 

「まっいずれ通る道だしな」

 

 ディーノの発言にサクラが怪訝な顔をしているが、説明は後だ。しばらくお預け状態になる可能性が高いのだ。今は楽しませてもらう。

 

「サクラ……」

 

 名を呼んだだけなのに、サクラの肩が跳ねた。声だけでディーノがどれだけ欲しているか察したかもしれないが、もう止まることは出来ない。

 

「んっ!!」

 

 いつもはゆっくりと入るからか、いきなり舌をいれればサクラの腰が引けた。しかしディーノは逃す気はない。口づけしながらも身体を密着させる。これは今まで絶対に出来なかったこと。

 

 やりすぎないように、サクラの頭と腰に手を固定した。それでもサクラの柔らかさが理性をぐらつかせる。

 

 ……キス以上のことはしない。その代わり思う存分キスは堪能する。

 

 ディーノが理性が飛んだ時のキスとはサクラも違うと感じているはずだ。最初以外はサクラのペースに合わせて、ゆっくりと高ぶらせているのだから。

 

 時間をかけて弱い箇所を攻め、身体を跳ねさせ、声を漏らさせる。もともとサクラは我慢が得意なタイプではない。徐々に反応する箇所が増えていく。ペースをあげても楽しいが、この後に教えることがあるので、あまり体力は減らしたくはない。呼吸の落ち着きを待って、冷静になった状態で知るのはサクラにはキツいだろう。反応する箇所が増えるにつれ、ゆっくりと動かした。

 

 いつもより長く深くしたのもあるのか、サクラに変化が現れる。基本というより、ほぼ受け身のサクラが少しずつ積極的に絡ませてきたのだ。ゆっくりと引っ込めていけば、サクラが追いかけてくる。恐る恐るなのも、またディーノの息も荒くする。

 

 理性がとびかけているため、もう終わるべきだ。しかしここで終わるのは惜しい。それにここで終わればサクラは失敗したと思うかもしれない。モジモジとサクラが僅かに動き出したのも、ディーノの理性を狂わせていく。

 

 結局、その後すぐに止める羽目になった。サクラの息があがってきたのだ。自分の積極的な行動にあがりやすくなったのもあるが、ディーノのペースが徐々にあがってしまったのもあった。正直もったいないことをしたと思いながらも、助かったという気持も強かった。

 

 抱きしめ合いながら、互いに息を整える。余韻に浸りたいが、サクラと話をしなくてはならない。少しずつ離れると、サクラも察したようで離れていく。離れたところで視線があう。サクラの眼はとろけながらも、まだ欲しいと訴えていた。ディーノ自身もまだ物足りないという眼をしていたのだろう。自然と互いに求め、軽くキスをした。

 

 ディーノはサクラの手首を掴み、自身の下半身へと近づけた。当たった途端怖気ついだがそれは一瞬のことで、サクラは大人しく触れた。密着していたので気付いたと思いたいが、途中からサクラに押し当てていた気がする。

 

「オレがサクラに興奮しているのがわかったか?」

 

 声をかければ、視線を泳がせながらも僅かに頷いた。それを見た途端、ディーノはサクラの手を離す。服の上からといってもこれ以上触れられていれば、理性がもちそうにない。

 

 ゆっくりとサクラ自身とも離れ、ディーノは息を吐く。正直、トイレにでも駆け込んで今すぐ出したい。サクラを放置して出来るわけがないので、気合いで我慢するが。とりあえずサクラの目にはこれ以上触れさせないように、布団をかぶせする。

 

「今日、出かけるのはやめとくか……」

 

 いっぱいいっぱいだっただろうと思い提案したが、サクラは首を横に振った。

 

「無理する必要はないんだぜ?」

「大丈夫」

 

 サクラの可愛さに、いつもの癖で頬にキスを落とす。ついやってしまったが、サクラは軽く頬を染めるだけでディーノから逃げる様子はない。少し肩の力を抜くことができたディーノはあることを思い出す。

 

「そういや、サクラは朝メシ食べているのか?」

「まだ。どうするかわからなかったから、起こすついでに聞きに来たんだ」

「……すまん。今からなら家で食べるか」

 

 そうは言ったものの、未だにベッドから出れそうにない。

 

「サクラ、先に食べててくれ」

「なんでだ?」

「あー……その、シャワーでも浴びて頭を冷やしたいんだ」

 

 チラッとサクラは布団の中に隠れているディーノの下半身に視線を向けた。サクラは男女のことに関して知らないだけで鈍くはなかった。今日教えたことで冷やしたいのは頭だけではないと察したようだ。

 

「その、私に出来ることがあるなら手伝うぞ」

 

 思わず勢いよくサクラを見てしまった。ディーノの視線に気付いているのか、顔をあげることはないが耳が真っ赤だった。この前のように理解していないわけじゃない。ちょっと落ち着きかけていたのに、簡単に元気を取り戻してしまった。

 

「無理する必要はないぜ。ほっときゃなおるんだ」

「……子どもじゃないんだろ」

 

 まだ引きずっているのではなく、ディーノが子どもとして見ていないと理解したからこそ言ったようだ。といっても、明らかに無理していそうだが。

 

 突っぱねてもいいが、変な方向に努力しそうだとディーノは思った。桂に質問攻めしそうな展開が見えたのだ。流石にそれは可哀想である。

 

「サクラ、ちょっと後ろを見てろ」

 

 ディーノの言葉にサクラはすぐに後ろを向いた。それでも逃げ出したいような感じはしない。

 

 準備を整えると凶暴なものを取り出したが、サクラから絶対に見えないように布団で隠した。落ち着くように息を吐いた後、ディーノはサクラを呼ぶ。ディーノの声に振り返ったものの、サクラはカチカチに固まっていて思わず笑ってしまった。

 

「サクラ、キスしたい。それ以上はしねーから」

 

 今度はサクラが勢いよくディーノを見た。それだけでいいのか?と思いっきり顔に書いていた。

 

「その代わり、自力で立つか、捕まっててくれ。支えれそうにねーから」

「わ、わかった」

 

 くちびるに当たった感触で夢ではないと確信する。普段より緊張しているからか、声などの反応は少ないが、ディーノの首に手を回し、必死に耐えている様子に興奮した。

 

 

 

 

「……2人分の朝ごはん頼んだ後、部屋で待ってるから」

「ああ。わりぃ、頼んだ」

 

 返事をすればサクラは扉へと向かう。ちょっと早歩きだったが、部屋から出る直前に振り返りディーノに手を振った。

 

 ホッと息を吐く。もっと嫌悪感を抱くだろうと思っていたし、手伝うとするなんて思いもしなかった。相変わらずディーノの予想と斜め方法へとサクラは行動を起こす。

 

 安心した途端、サクラの前では言えなかった言葉をポロっと呟く。

 

「エロすぎだろ……」

 

 奇しくも、ドアの向こう側でも同じ言葉を呟いていたが、互いの声が聞こえることはなかった。




最初の予定では、風呂に入ると聞いたサクラは大人しく部屋に戻ってました。
書いててあまりもディーノさんが可哀想で変更したww
でもサクラはそう簡単にはやらないぞ!←
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