※この作品はR-18です。

自衛官が提督に出向しました   作:FTG

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プロローグ 開戦2

「艦長!“おおなみ”より無線連絡入りました。」

 

「こちら“たかなみ”艦長、溝口だ」

 

『“おおなみ”艦長、下北です。溝口2佐、なにか問題でもありましたか

?』

 

「不審な船を確認した。念のため教練を中止したい。」

 

『そうですか・・・。横須賀の本部に連絡を入れておきます。』

 

「艦長、不審船が動きます!」

 

「こちらも本部に無線連絡をしろ!隣の国の新型艦かもしれん!」

 

「横須賀司令基地に連絡がつながりません!」

 

「何?機器の故障か?」

 

「いえ、“おおなみ”との無線連絡は可能でした。機器のトラブルも見受けられません。どうやら“おおなみ”も本部との連絡がつかない様です。」

 

「先ほどから変な事ばかり起きるな・・・。不審船に無線連絡、直ちに停船させよ!」

 

『こちら海上自衛隊“たかなみ”である。直ちに停船し貴船の国籍及び船舶名を報告せよ。』

 

「不審船からの無線連絡なし!」

 

「交信し続けろ!」

 

「不審船がこちらに近づきます!」

 

 

「警笛ならせ!見張り員は発行信号および手旗信号で交信!」

 

直ちに独特の重低音を轟かせ発行信号と手旗信号により正体不明の艦艇に対する停船措置が執られた。しかし、彼らの行為は“奴ら”にとっては無であった。

 

『警告する!直ちに本艦の航路から離脱し停船せよ!繰り返す、直ちに航路より離脱し停船されたし!』

 

「艦長!英語による問いかけの他、中国、ロシア、韓国語による呼びかけをしましたが応じません。」

 

「艦長、威嚇射撃を具申します!」

 

「しかし、あれが中露だったらどうなる?国際問題に発展しかねんぞ?」

 

「艦長、不審船はすでに我が国の領海を侵犯しています。威嚇射撃は正当な行使です!」

 

「艦長、不審船に武装と思わしき物体を確認、不審船は恐らく軍艦です。」

 

「艦長!本部との連絡がつかない今、判断できる人間は貴方しかいません。今一度威嚇射撃の許可をお願いします!」

 

「致し方ないな、CIWSを上空に向け発射、主砲を不審船に向け無線で再度警告しろ。“おおおなみ”にも無線連絡し威嚇射撃の旨を伝えよ。」

 

「了解!」

 

「CIC、CIWS威嚇射撃はじめ!」

 

「了解、CIWS 威嚇射撃はじめ。」

 

『不審船に告ぐ、直ちに停船せよ!停船せぬ場合には貴船を攻撃する!繰り返す、不審船に告ぐ、直ちに停船せよ!停船せぬ場合には貴船を攻撃する!』

 

警告の無線や信号と同時に毎分4,500発、秒間75発もの弾を撃つことのできるCIWS(ファランクス)の銃声が海域に響き渡り、乗員は味わったことのない緊張感に押しつぶされそうであった。

 




実際現場の判断で撃てと命令できる人はいるのでしょうか・・・。
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