※この作品はR-18です。

Moon Light Another fate   作:深緑 風龍

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第16話 鈴美とクリムゾン

-千夏アジト-

 

ガルッチside

 

未来達が警察署の襲撃した後の事、鈴美さんが僕の部屋に入ってきた。

何だか真剣な顔をして、此方を見ていた。

 

ガルッチ「どうかした?」

鈴美「ガルッチちゃん、ちょっと話があるのだけど…………。あの時の言葉、覚えてる?」

ガルッチ「………自分の正体を知る。それがどう言う意味か、分かるか?」

鈴美「ええ、何故なのか分からないけど、貴方の、誰だか知らない貴方が、何処か雰囲気が懐かしく思うの。まるで、ママの事を、今でも大事に思っているような、そんな感じ。」

 

どうやら、ジャックの存在も気付き始めて来たようだ。まだ完治してはいないが、日常生活にまでは、問題ない。そう思い、僕はジャックを呼び出すことにした。

 

ガルッチ「分かった。それじゃあ、彼奴と話をしてくる。」

 

僕は直ぐさま精神世界に入り、ジャックと話をしていた。

 

 

ガルッチ『ジャック、出番だ。』

クリムゾン『…………。』

ガルッチ『ジャック?』

クリムゾン『なぁ、ガルッチ。』

ガルッチ『ん?』

クリムゾン『俺は、あの子にどう話せば良い………?なんて言うか、彼奴…………、妹に見えて………。』

ガルッチ『……………分かってる、その為の話し合い。だろ?』

クリムゾン『………………そうだな。分かった、俺話してくる。』

 

 

そして僕は、人格交代し、ジャックが僕の身体を乗っ取った。

 

sideChange

 

 

クリムゾンside

 

 

あー、緊張する。鈴美さん、だっけ?何だか彼奴を見てると、スゲぇハズい気がする。妹が、見えるって言うかなんて言うか………。

 

クリムゾン「…………よう、鈴美さん。」

鈴美「貴方が……………、ガルッチちゃんの?」

クリムゾン「おう、そうだ。初めまして、だな。」

鈴美「そう…………ね。」

 

…………ここで会話が途切れてしまい、黙ってしまった。いや、鈴美さん!なんか話があって、俺に話し掛けてんだろ!?ちょっと!?

 

フラン「えーっと、ジャック。私達、お邪魔だと思うから、部屋に出て行くね。」

クリムゾン「お、おう。すまねぇ。」

 

何かの空気を読んだのか、フラン達は部屋を出て行き、今ここにいるのは、鈴美さんと俺だけだった。

流石にだんまりは我慢できなくて、俺から話を出した。

 

クリムゾン「それで、俺を呼び出したのって、何か理由があってガルッチのとこに来たんだろ?言え、そうすりゃ少しはスッキリすると思うぜ。」

鈴美「あ、うん。えーっと、ジャックさん?貴方は、私が何者なのか…………分かるの?」

クリムゾン「…………何故、そう思ったんだ?」

鈴美「私、ママの写真集を見ていたとき、お婆ちゃんの写真があったの。その中に、何故だか知らないけど、その写真に映ってるお婆ちゃんらしい人の隣の人を見ると、懐かしく思っちゃうの………。出会ったこともない、知らない筈なのに、何故か、懐かしい………。そんな気持ちになっちゃうの。」

 

なるほどな。彼奴、今でも持ってたってわけか。ギルサンダーの奴と結婚し、子を産み、その子に写真集を渡して子離れし、気がつけばジョジョの世界に着き、其奴と結婚したときに、鈴美さんが誕生したって訳か。

 

クリムゾン「そうか………。」

鈴美「だから、教えて欲しいの。私は…………、何者なのか。」

クリムゾン「……………酷な真実だが、聞くか?」

鈴美「教えて。」

クリムゾン「分かった。後悔しても、俺は知らねえからな。」

 

俺は少し、一息をつき、鈴美さんに話をした。

 

クリムゾン「いいか、鈴美。お前は、俺と同じ『零の龍神』という一族の血を引いてる存在なんだ。」

鈴美「『零の龍神』?」

クリムゾン「そう。嘗て無の神ことラヴォスを生み出した、始まりと終わりを司る『零』の存在たる龍神。俺や兄貴、そして妹もまた、その血を強く引き継いでいた。お前に流れる血は、俺の懐かしき妹の血『アサナト・カオス・ティポタ』、その血を引いてる。」

鈴美「え?」

クリムゾン「言ってみれば、お前の母親。いや俺からしたら、従姉妹になるな。其奴は俺が住んでた世界から来たというわけさ。」

鈴美「………じゃあ、私のお爺ちゃんは?」

クリムゾン「………『七つの大罪』の漫画、呼んだことあるなら良いが、ギルサンダーっていうのがお前のお爺ちゃんだ。」

鈴美「その人も、『零の龍神』?」

クリムゾン「いや、ドルイド族のクォーター。言ってみれば、お前は、『零の龍神』に加え、ドルイド族、その他の血が、お前に宿してるんだ。」

鈴美「……………。」

 

言葉が出ない、多分それが正解だろう。普通なら、その反応が正しい。知っていたのなら、驚きだがな。

 

未来「鈴美、ここに………あれ?ガルッチ?」

クリムゾン「彼奴はちょっと休んでる。それと未来、今ちょっと鈴美と大事な話をしてる。聞くのは構わねぇが、あまり邪魔をしてあげないでくれ。」

未来「あ、うん。分かった。」

 

未来が扉をしめ、どっかの椅子に座り、俺は話しの続きを言った。

 

クリムゾン「今はまだ覚醒には至っていないが、それももうすぐで、目覚めようとしてる。」

鈴美「…………私、扱えるの?その力………。」

クリムゾン「それは、お前次第だ。それにどうやら、妹より先に、ギルサンダーの魔力が解放しきってるな。其奴が扱ってたのは『雷帝』、つまり雷を自在に操る魔力さ。」

未来「ねぇ、それって『レッド・ホット・チリ・ペッパー』みたいな能力なの?」

クリムゾン「いや、それより強大な筈だ。『ウェザー・リポート』の中の一つ、雷雲を呼び出す事も出来れば、自身に身を纏わす事も出来る。『レッド・ホット・チリ・ペッパー』の使い手だったら、其奴の電気を奪うことも出来るしな。日常でも雷を帯びることが出来れば、大したものだ。」

鈴美「……………。」

クリムゾン「いずれにせよ、お前は人間とかけ離れちまった存在だ。能力といい、血族といい、お前は最初から普通じゃなかった。だが、俺の従姉妹は、そんな辛いことを背負わせねぇが為に、どうやら何らかの封印をしたようだな。だがそれも、終わっちまった………。吉良吉影って男が、殺されちまったことにより、封印の外壁もぶっ壊れた。正直スタンドで無理矢理壊される事は、想定していなかったのだろうな。」

未来「そういえば、『レッド・ホット・チリ・ペッパー』の電気の僅かが、鈴美に吸い込まれるようにいったけど………。」

クリムゾン「なるほど、少しずつだが解放していたのか。そしてガルッチ達が生き返らせたことにより、先にギルサンダーの魔力が解かれてたって訳か。」

 

こりゃ驚きだな。ギルサンダー、どうやらお前の孫が、その魔力をきっちり受け継いでるようだぜ。喜べ、ギルサンダー。お前の子孫が受け継いでくれたぞ。

 

クリムゾン「怖いか?自分が何者なのかを知ったの。」

鈴美「うん…………、覚悟していたけど、やっぱり……………。」

クリムゾン「安心しろ、ここにはガルッチや未来、簪達がいるんだ。それに、俺もついてる。」

鈴美「…………。」

 

話し終わったのか、鈴美は俺に抱き付き、静かに泣いていた。俺も優しく、抱きしめ、頭を撫でていた。こうすれば、アサナトの奴も、落ち着いて眠っちまうけどな。

 

未来「ジャックさん、鈴美は……。」

クリムゾン「ああ、分かってる。此奴は無意識のうちだが、雷帝の使い方をマスターしてる。後は此奴の気持ち次第だ。此奴が覚えてるのは『雷帝の鉄槌』、『雷帝の粛清』、『雷獣の追走』。武器を持てば、『雷鳴斬』、『雷帝の剣』、『雷帝の重鎧』、『雷神の抱擁』。そして、どうやらオリジナルの技である『迅雷の天罰』、『裂雷の刃』とかも持ってるようだ。」

未来「分かるの?」

クリムゾン「妹の孫だろ?撫でただけで、分かっちまった。だが、鈴美は他の技も持ち合わせていやがるな。いずれにせよ、『零の龍神』の能力も目覚めるのは目に見えてる。その為には、戦闘に慣れさせなくばならねぇ。鈴美もまた、戦いの運命には避けられねぇようだしな。」

未来「そうか…………。」

クリムゾン「んじゃ、俺はガルッチに変わるぜ。今度話すときは、俺が出て来たときだな。じゃあな。」

 

さぁ、戻ってこい。ガルッチ。

 

sideChange

 

 

ガルッチside

 

 

どうやら、話は付いたようだな。実際、鈴美さん眠っちゃってるし。

 

未来「それでガルッチ、もう大丈夫なの?」

ガルッチ「変わったの分かるんだ……。うん、日常生活なら支障はないと思う。もうちょっとで完治すると思うよ。」

未来「そっか………。あの時のガルッチは、ホントに可愛かったなぁ………。」

ガルッチ「ぶっちゃけ、あれはろくな事にならん。でも…………、希望するんなら、次からは────────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ズドドドドドオオオオオオオオオッ!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

何事!?

 

鈴美「何!?今のは!?」

未来「一度外に出よう!!」

 

そして僕とフラン達、そして簪達が外に出ると、そこには気持ち悪い笑いをした太った男と白いタキシードを着ていながら、キモすぎて……………って彼奴!!!

 

???「うひょーうひょうひょうひょうひょうひょうひょうひょうひょうひょうひょ!!!」

???「デュフフ………。久し振りだねぇ、フランちゃん、こいしちゃん。」

未来「んなっ!?」

ガルッチ「馬鹿な、一体どうやって!?」

 

おい母さん!何で彼奴が!?

 

全王神『いやいや、私も知らないわよ!?私、あんなの転生なんてしてないわよ!?』

キング『おいベリアル、貴様何かしたか?』

ベリアル『いやいや、俺は全く手を出してねぇぞ!?そもそも、俺は転生させる力なんてねぇんだから!!』

キング『確かにな。』

 

だったら、ラヴォス!お前か!?

 

ラヴォス『いや、そんな奴は全く居なかったぞ?』

 

えぇぇ…………。

 

未来「何で転生してるんだ!?」

ガルッチ「それはこっちの台詞だよ!母さんは、知らないそうだけど。」

簪「ねぇ、アレって何?」

未来「以前ジョジョの世界で、僕が倒したはずのスタンド使い。」

ガルッチ「そしてあの白いタキシードを着ている奴は、僕とフラン、こいし、イリヤと結婚するときに現れた奴……。貴様、一体どうやって!?」

???「教えられないねぇ……。それに、今回は此奴がついてる。闇を操るスタンド使い、だったかな?丸ちゃん。」

金欲「そうそう、オーズ君。彼奴には、今までの借りを、たぁぁぁぁぁっぷり返さないとねぇぇぇぇ!!」

 

ちっ、闇を操るスタンド使いか………。しかもオーズはあのベルトも健在。あーくそ!完治していれば、一気にたたみかけれるってのに………。

っと、そのときだった。

 

鈴美「未来ちゃん、ガルッチちゃん。私に任せて。あと、その剣借りるね。」

未来ガル「「鈴美!?」」

 

なんと鈴美さんが、僕の聖剣スターダストソードを手に取り、前に出たのだ。

 

未来「鈴美!!危ないから下がって!!」

ガルッチ「それに、彼奴らは───────」

鈴美「だから何なの!!もう未来ちゃんやガルッチちゃんや簪ちゃん達に、見守られるのは嫌!!私だって……………、私だって…………!!」

 

 

すると、鈴美の背後から、何かが見えた。すると空は暗くなり、雷鳴が轟いた。しかも驚いたことに、殆どが鈴美さんの周りに落ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴美「私だって!!皆を守りたい!!!来て!『ライトニング・ゼウス』!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷鳴が落ちると同時に、スタンドは唸りをあげ、その雷を取った。途端に剣に変わり、鈴美の隣で浮いていた。

 

鈴美「貴方が闇のスタンドだというのなら、私はその闇を切り裂く雷になるわ!未来ちゃんを………、ガルッチちゃんを…………、そして皆を護る雷として!!!」

ライトニング「まさか、貴様のスタンドになるときが来るなんてね。いいだろう、新しく手に入った力で、その闇を断とう!!覚悟は良いか、レイミ。」

鈴美「ええ、行くわよ!ライトニング!!」

 

 

 

to be continued⇨

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