Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-隠れ家-
ガルッチside
ガルッチ「とりあえず、皆集まったね。」
未来「うん、先ずは杜王町の現状を、もう一度把握しよう。」
良平「そうじゃな。先ずは、今杜王町の現状じゃが─────」
どうやらトリスタンと名乗る遠藤鳥弓とランスロットは囮だったようで、大半の杜王町の区域は占拠されてしまっている。
そして、それに生き残っていたのは、この世界のトニオさん、支倉未起隆、東方家全員、モードレッドが守っていた山岸由花子、虹村億安、広瀬康一、岸辺露伴。以外の人は恐らく死亡、又は捕縛した可能性もあるらしい。
未起隆「しかし、驚きました。何故円卓の騎士と呼ばれる者が、杜王町を襲ったのか。」
愛梨「それは私が言います。円卓の騎士の目的は、恒久平和。つまり善意も悪意もない平和にすることです。」
仗助「改めて聞くが、矛盾してねぇか?だったら別に襲わなくたっていいんじゃ………。」
紅虎「確かにそうだ。が、彼奴らは人類が邪魔、平和にするために、この世の全ての人類の力を奪おうと考えているんだ。虐殺だろうがなんだろうが、老若男女を殺していた。しかもそれを大勢の奴らに見せつけるために。」
ガルッチ「……………改めて聞くと、度し難い連中だな。それで愛梨さんと紅虎さんは裏切りをしたと?」
紅虎「ああ。」
相当な屑野郎の連中だな。トリスタンを殺したから、とりあえずはいいが…………。
仗助「とりあえず承太郎さんに連絡を入れようかと─────」
ガルッチ「待った、承太郎は恐らく動けない。理由は不明だが、感がそう告げてる。」
仗助「なんだよそれ………。」
紅虎「あ、そういえばアーサー王の奴、何でか知らねえがやたらといっても良いが、ある奴を探せとか何とか────」
愛花「!!」
ガルッチ「ん?」
あれ?愛花の表情が、一瞬強張った気が……………。
紅虎「何でも其奴はスタンド、能力、宝具、神器、異常、過負荷、精霊、反転等の全てを持っていやがるんだ。」
仗助「……………なんだ其奴、勝てねぇじゃねえか。」
紅虎「もし其奴が奴らに見つかり、捕まったら、一巻の終わりだ。もう円卓の騎士に逆らう者は、二度と現れなくなる。」
仗助「うっし!それじゃあ其奴を見つけて─────」
未来「あれ?愛花?」
利用されるのではないかと恐れたのか、愛花は黙ってどこかにいった。
未来「ごめん、僕愛花の様子を見てくる。」
ガルッチ「僕も。」
紅虎「お、おう。」
とは言え、アーサー王がその力を求めてる理由が不明だな。でも、愛花が逃げるって事は、恐らく奴らの狙いは………………。
未来「愛花!如何したの?」
愛花「怖い…………、私…………捕まりたくない!」
未来「え?」
愛花「痛い事なんていや!皆が死んじゃうのはいや!!」
未来「愛花?ねぇ、如何したの?」
ガルッチ「…………愛花、もしかして………。」
愛花「…………。」
ガルッチ「………………なぁ、聞いて良いか?愛花。何で、僕達に近づいたの?」
未来「え?」
ガルッチ「不自然過ぎるんだ。皆は教えていなかったら気付いていなかっただろうけど、僕には何か神々しいオーラを放っていたのが見えたんだ。」
愛花「…………そっか、ガル兄は気付いてたんだ。んじゃあ、白状するけど、私はある奴らのホムンクルス『実験台0号』なの。」
未来「ホムンクルス!?」
やっぱりか…………、人間にしては違和感を感じていたが。
愛花「造られたって事が分かったのは、名札だったの。私、造られたんだなぁって。でも、なんのために造られたのか、分かんなかったの。でも、赤い服をきた如何にも優雅でうっかりしてしまいそうな紳士が現れて──────」
ガルッチ「それ絶対遠坂家の1人じゃん。全く、"うっかり"一族め。」
愛花「それで、そのディスクってのを触れた途端、凄い力が溢れ出たの。そして分かっちゃった。あの人達は私を利用するつもりで、造られたんだって。だけど、全部の能力を得たお陰で、脱走して何処か遠くに逃げようと思ったの。そこで変わった世界の公園に着いたとき、未来兄とガル兄を見つけたの。それで咄嗟に思いついた。あの人達の妹にして、隠れちゃえば良いんだって。」
ガルッチ「……………なるほど、だからあんな事を。」
でも先ず、そのオーラを隠していなかったのは失策だったと思うぞ?
さすがに違和感があったし。
未来「そうだったんだね。」
愛花「ごめんね、未来兄。騙したりなんかして……………。ガル兄も……………。でも、私これからどうしよう…………。このままだと、私……………。私………………───────」
ガルッチ「だからって離すわけないだろ?」
愛花「え?」
ガルッチ「ホムンクルスだからって如何した?妹じゃないから如何した?僕は別に気にしないし、これからも守るつもりだ。これでも僕、大切なものを奪った奴はとことん奪い返し、二度と手を出さないようにメンタルブレイクさせてやるのが、僕なんだ。愛花が逃げてきたその組織に渡すつもりもない。」
未来「ガルッチ…………。」
愛花「兄に…………。」
ガルッチ「任せておけ。君が未来と僕に兄と呼んでくれた時には、もう僕らの妹だ。奴らに手を渡すつもりはない。」
そうだ。誰かを守るのなら、組織だろうがなんだろうが、敵にまわす覚悟ぐらいあるさ。
愛花「………………ありがとう、兄に。」
ガルッチ「未来、絶対にこの子を守ろう。この子が殺される、又は手遅れになってしまったら、僕らの『負け』だ。」
未来「分かってる。絶対に守ろう。」
さて、戻るとしましょうかな。多分話し合いは終わったことだし。
紅虎「戻ったか。」
ガルッチ「ああ、迷惑をかけたな。」
良平「それで、これから如何するんじゃ?」
愛梨「いずれにせよ、杜王町を奪還するほかありません。それからは、アーサー王を殺すだけ。今はそれでいいです。」
ガルッチ「分かった。だが、アーサー王の相手は、僕と未来がする────」
深雪「待って、私もお願い。」
ガルッチ「深雪さん?」
深雪「貴方2人だけ格好付けさせる訳にはいかないわ。それに、何でだろ。そのアーサー王には、滅茶苦茶ぶん殴りたい気持ちなの。」
ガルッチ「………………………………分かった、だが無理はするなよ。」
んじゃ、方針は決まったことだし、後は杜王町の奪還と円卓の騎士を倒すだけ!覚悟しておけよ、アーサー王。
to be continued⇨
-スピリットレストラン-
一方…………、本物の円卓の騎士は。
アルトリア「何故でしょう、私の真似事をしてる輩がいて凄く不愉快なのですが……………。」
ガウェイン「それには同感です、王よ。」
トリスタン「悲しい…………、この世は悲しい……………。」
狂ランスロット「Arrrrrrrrrrthurrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!!!!!!!!!!!」
ランスロット「度し難い人も居た者ですね。」
モードレッド「うっし、父上の名誉を傷つけた奴は、絶対殺す!」
ベディヴィエール「王よ、私も助力しましょう。」
ルッチ「………ガルッチ達、何してるんだろ?っていうか、あの人達の殺意凄すぎるんだけど…………。(・_・;)」