※この作品はR-18です。

Moon Light Another fate   作:深緑 風龍

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第43話 破滅の魔神フランVS運命を操る吸血鬼レミリア

-紅魔館 屋上- -月夜ノ刻- -望月-

 

フランside

 

 

【Lancer Remilia Scarlet VS Berserker Frandle Scarlet】

 

 

【Sword or Death】

 

 

先ず動き始めたのは、お姉様の方だった。私に追いつけないほどの動きで、私を突こうとしている。でも、私からしたら、鈍いわね。

 

フラン「遅い!」

レミリア「どうかしら?」

 

薙ぎ払う動作もしようとしているけど、お姉様。その攻撃は無駄よ。

 

フラン「よっと。」

レミリア「ちょこまかと、良く動くわね!」

フラン「私のお姉様だったら、もっと素早く動くわよ。こんな風に!!」

レミリア「ッ!?」

 

普通の人からしたら、一突きしたように見えるけど、実際には50回ほど突いていて、避けきれなかったのか、衣服が破けていた。

 

レミリア「やってくれるわね…………。スペルカード発動!紅符『スカーレットマイスタ』!!」

 

ここでスペルカードを使ってきたわね。でも、そんな狭さなんて、序の口よ。

 

咲夜「なんと………。お嬢様の弾幕を、途惑う事なく、狭いはずの隙間に入って、近付いている………。」

アラヤ「フラン姉さんは、もしレミリアお姉様と似た人物がいたらの対策で、ずっと修行していたんだって。」

(フレディ世界)フラン「凄い…………!私も混ざりたい!」

簪「うーん、今は我慢して?」

(フレディ世界)フラン「むぅ…………。」

 

そういえば、当時の私もこんな感じだったなぁ。

 

レミリア「余所見なんて、随分余裕ね!その心臓、もらったわ!」

 

あの構え、やはり来るのね。

 

レミリア「必殺『ハートブレイク』!!」

フラン「トラップ発動!『テンタクルス・インカーセラム』!」

レミリア「え?キャッ!?」

 

素早い攻撃で、私に当ててくるなんて甘いわよ。お姉様。そしてお姉様は、触手に捕まり縛られてしまった。

 

レミリア「ひ、卑怯よ!!触手をっ、使うなんて!」

フラン「罠に気が付かなかったお姉様が、どうかと思うけどね。それに私、まだ本気すら出してないわよ?」

レミリア「何ですって?」

フラン「だって、まだこの槍以外スペルカードも能力も使ってないんだもん。」

レミリア「…………………………どうやら、そこまでコケにさせられているなんて、思ってもみなかったわ。いいわ、預言してあげる。この戦いで最後に勝つのは『私よ』!」

 

その途端、触手は無惨にも何かに切り裂かれてしまい、お姉様は自由に動けるようになっていた。多分あれは、咲夜ね。

 

咲夜「別世界の妹様、出来ればこう言う類の罠は使わない方がいいですよ。」

フラン「それもそうね。まぁ、さすがに能力を使われるぐらいなら、そろそろ宝具を使おうかな。」

レミリア「宝具?」

 

無駄な足掻きとか思ってるけど、その運命……………『破壊』してあげる。

 

フラン「一撃必殺!『刺し穿つ碧緑の槍(スピア・ザ・クリプトン)』!!」

レミリア「早っ──────」

 

緑の一閃が走り、お姉様を貫いた。咲夜だったらわかるけど、他の人からしたら、まるで瞬間移動したかのように見えてしまうでしょうね。

 

フラン「私の勝ちよ、お姉様。」

レミリア「…………驚いた。戸惑い無く、私の心臓を射抜くなんて。本当に、私の妹とは思えないほどの、純粋な殺意ね。」

フラン「アーチャーのカード、頂くわよ。」

レミリア「ええ、どうぞ。お好きなように。」

 

さて、アーチャーのカードが手に入ったけど……………。どうやら此、『無銘』と描かれたエミヤさんの姿だった。ようはExtraのエミヤシロウって事になるわね。

 

フラン「さて、貰った物は貰ったし、お兄ちゃんのところに──────」

レミリア「貰った!神槍『スピア・ザ・グングニル』!!」

フラン「っとてでも言うと思ってたわ。」

レミリア「!?」

 

奇襲と言わんばかりに、グングニルを投げつけたお姉様だったけど、それは奇襲じゃなくて、悪足掻きっていうのよ。私はすぐに右に避け、グングニルを手に取り、そして…………。

 

 

 

 

『ズドゴン!!』

 

 

 

 

そのまま腹パンしました。それも内臓破裂してもおかしくないぐらいにとても重い一撃を。

 

咲夜「お嬢様!?」

フラン「安心して、咲夜。気絶させただけだから。」

咲夜「え…………。」

 

お姉様はグッタリと私に寄り掛かっていたけど、死んではいなかった。あの腹パンが利いたのか、気絶してしまったようだ。私はお姉様を抱え、咲夜に渡した。

 

フラン「迷惑をかけちゃったね、咲夜。それと、もう一人の私。」

(フレディ世界)フラン「……………ねぇ。」

フラン「なぁに?」

(フレディ世界)フラン「私も…………、貴方のように、この能力を制御できるの?」

 

うーん、難しい質問してくるわね。

 

フラン「それは分からないわ。制御できず、自分自身を壊しちゃった私も居れば、能力その物を破壊しちゃった私もいるから、何とも言えないわね。」

(フレディ世界)フラン「そっか…………。」

フラン「でも、それはあくまで可能性の1つよ。私は、ガルッチお兄ちゃんと出会ったお陰で、初めてこの能力で、守りたいって思っていたの。どんな障壁だとしても、私の手で破壊して、お兄ちゃんを守りたい。そしたら制御も出来て、更には強化したのよ。だから、如何するかは、あなた次第。パチェに魔法を教わるのもいいし、独学で色々と学ぶのも良いかもしれないね。」

咲夜「ですが、それでは─────」

フラン「何も教わらず、何も関わらせないっていうのは、酷な事よ。咲夜。お姉様にとっては、最善の道だけど、それは外の世界の関係を遮断すること。そして、能力の暴走を高めてしまう事よ。」

(フレディ世界)フラン「……………………。」

簪「フランちゃん………。」

アラヤ「フラン姉さん……………。」

鈴美「フランちゃん………………。」

フラン「いずれにしても、この子には色々と教わった方がいいよ。何時かは、大人になって、私みたいに結婚して、子を持って家庭を築いていく。そんな生活が待っているんだしね。」

 

この世界のお姉様は、変なプライドを持ってるし。超えたくないなら、プライドを捨てて、必死に頑張ればいいのに………。だから軽く見られちゃうのよ。まぁ、それでも私のお姉様だけどね。

 

フラン「それじゃみんな、帰ろう。」

(フレディ世界)フラン「待って!」

フラン「?」

(フレディ世界)フラン「此、持っていって。」

 

この世界の私が渡してくれたのは、2人の人物が描かれたガシャットと、ゴースト眼魂だった。

 

(フレディ世界)フラン「そのガシャットはフレディおじさんに渡して。そしてこっちは、貴方の友達にあげて。きっと、役に立つと思うわ。」

フラン「ありがとう。ばいばい、もう一人の私。」

 

そして、私達は紅魔館を後にし、博麗神社に戻っていった。

 

 

-博麗神社-

 

ガルッチ「お帰り、フラン。丁度僕らも二人のカード回収したところだよ。」

こいし「私も~。」

 

どうやら、お兄ちゃん達も終わって、先に戻ってきたようだ。

そして私達は一度カードを見せ合ってみた。アサシンとキャスターに関しては、お兄ちゃんの言うとおり、小次郎とメディアだった。こいしと戦ってたライダーは、アレキサンダー大王ことイスカンダルだったらしい。でも、こいし達はこの世界のさとりお姉様達と協力して手に入れたらしい。

 

未来「後は、ランサーを倒せば、何とかなるね。」

ガルッチ「でも、これまでハートレスサーヴァントの気配は無かったな………。ちょっと確認のために、地図出して、調べてみる。」

 

お兄ちゃんは地図を出して、解析を始める。その数十秒後、凄く驚愕した顔をしながらみんなを見ていた。

 

フラン「如何したの?」

ガルッチ「あり得ない…………、そんな馬鹿な事が!!」

フレディ「如何した?」

ガルッチ「ランサーと聖杯の場所が変わってる!しかも、なんだここ!?こんなとこ、幻想郷には無かったぞ!?」

未来「えっ!?この位置って………、まさか……………。」

フレディ「間違いねぇ、以前アンブレラ研究所を潰したはずの場所じゃねぇか………。」

ガルッチ「ん?この反応…………、ちっ!聖杯だけじゃない。ハートレスサーヴァントもここにいやがる!」

 

えぇぇぇ!?って事は、ここが最終決戦場所!?

 

ガルッチ「……………いや待て、おまけにキースもここにいる。どうやら、本格的に幻想郷を支配しようとしてる。」

チャッキー「なっ!?」

フレディ「よっしゃ、だったら俺達の手で────」

ガルッチ「いや、ラスボスは僕がやる。」

未来「え!?ガルッチ、また!?」

ガルッチ「キースは、僕の尊敬している先生であり、教官なんだ。彼奴が何があったかは、ゲンムから聞いた。説得は無駄なのは承知の上。でも、僕は感謝しているんだ。あの教官だったからこそ、僕もエレンもミカサもアルミンも、ジャンも、コニーも、サシャも、胸張って頑張ってきたんだ。見抜けなかったのは、僕の落ち度だ。」

フラン「お兄ちゃん…………。」

 

そういえば、お兄ちゃんは進撃の巨人の世界に行ってたんだっけ。確か部屋にも、立体起動装置が飾ってあったわね。

 

ガルッチ「安心しろ、僕は負けない。そして途惑わない。確実に、彼の苦しみを解き放つために、息の根を止める。」

フレディ「…………その眼、なんだかジェイソンを思い出すぜ。」

ガルッチ「そうか……………。久しぶりに、殺戮の本能を、解放するか。ミスト、この場所の兵士の数を。」

ミスト『確認済みよ。ザッと、10億人の兵士がいるわ。その中に、ランサーのカードは植物室、ハートレスサーヴァントは実験室、そして聖杯は最深部。おそらくそこにキースさんがいるわ。』

ガルッチ「…………分かった。」

そんなとき、私はこの世界の私から貰ったガチェットをフレディさんに、眼魂はこいしちゃんに渡した。

 

フラン「この世界の私から頼まれたものよ。フレディさんのは、多分強化形態のガシャットだと思うよ。こいしちゃんのは、多分私のアイコンだと思うわ。とりあえず、お兄ちゃんが言うには、これが最後の決戦であり、異変解決になると思うわ。」

ガルッチ「そうだね。みんな、疲れてるだろうけど、このままランサーの位置に行くぞ!!」

全員『おー!!!!!』

 

 

to be continued⇨

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