Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-アンブレラ研究所 ???-
ガルッチside
ガルッチ「…………え?」
嘘だろ?ここって…………、ここって…………!
ガルッチ「ウォール・ローゼ南方面駐屯の訓練兵団の訓練場じゃないか!!」
どういう事だ!?何でこんな場所に!?っていうか、さっきのドアが無い!?如何して………?
ミスト『待って、兄や。この場所はVRの世界よ。』
ガルッチ「え?それじゃ………。」
ミスト『キースが作った世界かも。あれ見て。』
ミストが示す方向には、104期生らの人と、教官達が立っていた。その中央に居たのは、キース教官だった。
そういえば、あの中に、僕も入っていたな。今思えば、懐かしい。
『おい、貴様!!』
『はっ!』
『貴様は何者だ!?』
『シガンシナ出身、アルミン・アルレルトです!!』
『そうか、馬鹿みてぇな名前だな!!親が付けたのか!?』
『祖父が着けてくれました!!』
今思えば、あの罵倒する理由も頷ける。教官は、通過儀礼であり、『それまでの自分を否定して真っさらな状態から兵士に適した人材を育てるため』に必要な過程だったからこそ、あの言い方をした。当時は分からなかったが、納得できるな。お?僕の番が来たな。
『貴様は何者だ!何しにここに来た!?』
『シガンシナ出身のラーク・バスター・ガルッチ!ここに来たのは、この世の全ての巨人を滅ぼすために来ました!!!』
そういえば、あの時は偽の出身と動機を言うために、あんな事を言ったんだったな。そんなこといったら、皆静まり返ってたな。
『…………貴様、この世の全ての巨人を滅ぼす、そう言ったのか?』
『そうです!!領地を奪われた人間達の復讐するために、同じ屈辱と苦しみを、巨人共に味合わせてやりたい!そう思ってきました!』
『ふんっ、面白い!貴様が口先ではないとこを、この私が見定めてやろう!!』
アハハ、今思えば恥ずかしい………。でも、文字通りの意味にもなっちゃうとこだったしな。
すると、そこにいた人達は消えると、今度は立体起動装置の適性検査が見えた。僕は難なくクリアしたけど、なんか違和感があったな。今はエレンの適性検査の場面だが。あそこで一時的に、維持できたけど、そこで転けちゃったんだっけ。僕は見抜いていたけど、もう一人気付いた人もいたな。
言わずとも、教官だった。
『おい、エレン・イェーガーとベルトを交換しろ。』
『はい!』
あ、そういえば、僕がベルトを着ける担当だったな。
『教官、これ破損しています。』
『ふむ、やはりか。ベルトが破損するなんて聞いたことはないが、後で検査項目に入れておこう。』
結果はエレンも訓練に励んでいった。でも訓練事態は、僕に取っちゃ楽なものだった。格闘訓練は、特に楽なものだったな。もしも僕が盗人だったらどう行動するか、見つかったらどう戦うか、1番組んでいたのは、アニだったな。敵ではあったが、良い訓練相手だった………。
ガルッチ「ほんと、懐かしいな…………………………。」
ある程度見ながら進むと、教官がいる場所に着いた。確かこの場面って………。
『来たか、ガルッチ。』
『どうか、なさいましたか?』
『貴様、夜中にも鍛錬と狩りをやっているそうだな。』
『どちらも、癖というか、趣味のようなものです。食料に関しては、問題ないとは思いますが、余分にあった方が良いと思い、鍛錬を込めて、狩りもしていました。』
『なるほど、動体視力や身体能力を極限まで高めるのは良いことだ。だが休まなければ、襲撃したときに全力をだせんぞ。』
『ご安心を、休憩時には、必ず仮眠は取っています。』
『そうか、そろそろ戻るがいい。』
教官は、何かと気をかけていた。僕からしたら、罵倒するただの教官だと思っていたが、違った。教官は、皆に悔いが無いよう、厳しい訓練を心身諸共強くしていったんだ。
休みの時は、ちゃんと休んでたな。その時は、結構踊っていたな。まぁ、一応鍛錬を意味しているけど。
そう思いながら、どう見ても場違いな扉を見つけた。
ガルッチ「恐らく、この扉だな。入ってみるか。」
-アンブレラ研究所 ???-
中に入ると、そこには果てしない草原と夕日の景色に着いた。その目の前には、教官がいた。
キース「遅かったな、ガルッチ。」
ガルッチ「…………教官。」
キース「ふっ、懐かしい。だが、こんな変わり果てた私を、まだ教官と呼んでくれるのだな。」
この声、間違いなく教官の声だ。
ガルッチ「ジェイソンから聞きました。教官を、辞めさせられたんですね………。」
キース「ああ、私は悔しかった。無能に変わり果てた私は、世界を追い出され、気がつけば幻想郷の世界に着いた。後は、ジェイソンの言うとおり、幻想郷を支配するつもりだ。」
ガルッチ「………………もう、如何することも出来ないのですか?」
キース「すまないな。もう私には、幻想郷を支配する他ないのだ。説得は無駄だ。それに、もう私は、サイボーグだ。」
振り向くと、そこには全身銀ピカのサイボーグと化してしまった教官の姿があった。確かに、説得は無駄のようだ。
ガルッチ「………………出来れば、貴方を殺したくなかった。追い出した奴らの事に怒りを感じるのは、僕も同じです。」
キース「貴様…………。」
ガルッチ「ですが、幻想郷を明け渡すわけにはいかない。この幻想郷は、僕にとっての故郷でもあるんだ。だから、貴方を殺します。教官。」
キース「ふっ、出来るものなら、やってみるが良い。」
すると、キースの腕は6本となり、ライトセーバーらしき剣を装着した。変わり果ててしまった教官、もうあの頃の厳しく、優秀で、思いやりがあった教官は、もう何処にも居ない。だが、それでも僕は、僕にとって、尊敬した教官とは、変わりなかった。
どんなに変わり果てようとも、幻想郷を支配する他なくなったとしても、それでも僕は、受け入れる。それを承知の上で、教官。貴方を殺す。だが、せめてだけでも、これだけは言いたい。
ガルッチ「教官、最後に言いたいことがある。」
キース「なんだ?」
僕は進撃の巨人にいた時、訓練兵だったときの頃にやった敬礼を、教官に見せた。
『心臓を捧げる敬礼を』。
ガルッチ「第104期生元訓練兵から代表して、このラーク・バスター・ガルッチから、最初で最後の感謝を贈ります!!」
キース「………………言うが良い。」
ガルッチ「3年間、心身諸共鍛え、巨人を打ち倒す知識を学ばせたことを、ここで改めて言います!
ありがとうございます、貴方という教官で、良かったです。」
キース「………………………そう言われると、私も少し救われる。やはり貴様は、他の奴らとは違っていたな。ならば私も、全力で殺さなくてはならない。来い、ラーク・バスター・ガルッチ!!教官として、我が最大の宿敵として、貴様を殺してやろう!!」
ガルッチ「では、もう敬語は必要ないね。」
絶対に、生きて帰る。
そう決心し、魔神化に加えて神話礼装を着けた。言ってみれば、これがあれを除いた最終形態なのかもしれない。
実力は、教官より上。教官もそれに承知の上で、戦おうとしてる。
ならば本気で挑まなくては………!!
ガルッチ「行くぞ、キース教官。我が剣術の極地、恐れずして掛かってこい!!」
キース「ふっ、来るが良い!ガルッチ!」
to be continued⇨