Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-固有結界内-
アラヤside
それにしてもこの蜂、一体何処から湧き出てるの?有り得ないほどの数なんだけど………。
ペイン「無駄だ、どれだけの蜂を呼ぼうが、全てを滅ぼすなぞ不可能だ!」
アラヤ「だったら、此奴ならどうだ!拡散弾!」
トリガーを引き、大きく反動するも、ペインに近づくと同時に拡散し、当たりに居た蜂は死滅していく。
ペイン「は、蜂が!!」
鳳凰「今の内に撃ちまくるよ!!」
リサ姉さんと鳳凰姉さんの同時射撃により、ペインのダメージも侵攻している。でも、もっといい方法があるはずだ。
たとえば…………、火炎瓶で燃やすとか。
ペイン「いや待て、貴様何をする気だ!?」
アラヤ「貴方を燃やします。蜂が酔ってこないように。」
3人「「「そんなことしたら、森が燃えるだろ(燃えちゃうでしょ)!?自然を大事に!」」」
え~、いい方法だったと思ってたんだけどなぁ………。ん?
ガルッチ「いい方法があるぞ、みんな!」
未来「何?」
ガルッチ「火炎瓶を使って、このジャングルの固有結界を燃やし尽くすってのは────」
4人「「「「いやいや待て待て!!自然を大切にして(しろ)!?」」」」
ガルッチ「いや、敵のお前が言うことなの?」
フィアー「当たり前だろ!?最近地球温暖化の原因があるのだからジャングルを燃やしたら駄目だろ!?」
ガルッチ「……………敵の筈なのに正論って。」
あ、母さんも同じようなことをしようと思ってたんだ。
ペイン「くっ、燃やされる前に、まずはそこの小僧を倒さなくては………。」
すると、再び蜂が集まっていき、僕に向かって襲いかかってきた。そういえば、殺虫玉持ってた気がする。そう思い、僕は毒煙玉を地面に叩きつけた。途端に蜂はその煙を吸ってしまい、一瞬にして死んでいった。
あ、この手があったか。僕はすぐさまあらゆる毒キノコを集め、それの弾を作り出し、毒弾を作り上げた。その弾をハンドガンに入れて、すかさずペインに向けて放った。
ペイン「グハッ!?貴様、一体何を────────グフォ!?」
鳳凰「アラヤ!一体何をやったの!?」
アラヤ「毒キノコを使った弾を撃ったんだ。しかも、その毒キノコはエゾテングダケ。それとカエンダケ。」
全員『それさすがにエグいだろ(でしょ)!?』
そんなこと言われても、これ作ったの初めてなんだけど。まぁ、まさか上手く行くとは思わなかったけどね………。
ペイン「こ…………、これだ…………………。この…………………、痛みだ……………!!」
鳳凰「ッ!?リサお姉ちゃん!アラヤ!伏せて!!」
え?どういう──────
『ズドォォォオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!(THE PAIN!!!!!)』
なんと、毒にやられたのか、ペインはそのまま自爆をしたのだ。そして周りに居た蜂型テラーバイトは、ペインが死んだことにより、どんどん息絶えていった。うーん、自爆するなんて思わなかったなぁ。
リサ「ねぇ鳳凰ちゃん、何で自爆するって分かったの?」
鳳凰「一瞬だけど、僅かだけどカチッって音が聞こえたの。」
アラヤ「そういえば、狩人もやってたんだったね。」
さて、後は母さん達の戦いを手伝わないと。きっと倒せば、この固有結界も解けるはず!
sideChange
ガルッチside
さっきの爆風からして、ペインは死んだか。いやまあ、やり方がエグいけど、何はともあれ倒したからいっか。だが、あの原始的な罠が、まさかここまで発揮してるとは………。
『グゥゥ~…………。』
ん?今腹が減った音が聞こえた気がする…………。
簪「ねぇ、何か方法ないの!?これじゃあ撃っても撃っても、避けられちゃうよ!」
本音「それに、あの罠引っかかっちゃったら身動きが取れないよ~!エロ同人誌みたいに!」
ガルッチ「いや、何故エロ同人誌が出てくるのか謎なんだが………。だが如何すれば………。」
そういえば、アイリさんから貰った弁当の中見てなかったな。ちょっと開けてみるか。
そう思い、僕は銃をしまい、袋から弁当箱を取り出した。みんなは驚いてるのをよそに、そのままふたを開けた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………』
結果から言おう。
アイリさんの弁当は、ダークマターしかなかった……………。やっぱりアイリさん、料理しない方がいいです。はい。
未来「ちょ!?なにこのヤバい料理!?いや、それ以前になんなのこれ!?」
ガルッチ「アイリさんが作った弁当だとか……………。いやもうこれ、得体の知れない何かだな。」
本音「うわー…………、これはちょっと引くよ…………。」
簪「私もそう思う…………、もうこれ料理以前の問題だよ……………。」
リサ「ママ、これ食べ物じゃないよね?」
簪「食べちゃ駄目よ、リサ。」
アラヤ「……………。」
鳳凰「やっぱり、アイリ母さんは料理はやっちゃいけないってのが、改めて分かっちゃったね。」
ガルッチ「うーん、如何する?」
アラヤ「待ってみんな、僕にいい考えがある。」
全員『?』
数分後…………。
フィアー「ぬぉ!?食べ物か!!」
ホントに来たよ!!でも、さすがに開けたら絶対ヤバいよね?ってかそれ以前に─────
『ムシャムシャパクパクガツガツ…………』
食ったァァァァァァァァァァ!!!!!!
簪「(え?アレ食べちゃったの!?)」
ガルッチ「(幾ら何でもアレは死ぬぞ?)」
未来「(あー、この後の展開が読めちゃった気がする…………。)」
本音「(どんな展開?)」
すると、食べるのをやめたかと思えば、急に血を吐き出し、苦しみ始めた。
フィアー「グフォァァァァァ!!!!!!!な、なんなのだ…………、この食い物!?ま、不味すぎる以前に、気分が、悪く…………。視界も…………………み……………え…………………。」
そしてそのまま仰向けに倒れるや否や、自爆した。
『ズドォォォオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!(THE Fear!!!!!)』
アラヤ「あーうん、やっぱりアイリさん料理しちゃ駄目だね。」
全員『当たり前でしょ!?』
っていうか、フィアーがアイリさんの弁当食って死ぬって、嫌それ以前にあの戦いに意味があったのか!?いや、時間稼ぎもあったが、まずフィアー!よく躊躇いなく食えたな!?
-海鳴町-
そう思いつつ、固有結界は解除され、先程起きてしまった戦いはなかったことにし、何食わぬ顔で、施設へ向かった。
ガルッチ「アイリさん、もう作るなよ?」
to be continued⇨