Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-プリズマ☆イリヤ 前-
未来side
早速ですが、一言言います。まさかの敗北です。
ガルッチ「クソ!!鍛錬を怠ったのが運の尽きだったのか…………?」
未来「しかも、何あの尋常じゃない力は?」
総刃「はぁ……………、はぁ……………。」
災厄「フハハハハハハ!!!弱い、弱すぎるぞ!!いや、俺が強すぎるからかな?」
正直、あの災厄の技が、殆ど天災人災等の災害を操っているけど、此奴は規格外過ぎる。それ以上の災害を起こしてきた…………。
災厄「まぁいい、どうせここで死ぬんだ。手始めに…………この小娘から殺そうか。」
ガルッチ「ッ!イリヤ!!」
イリヤ「ぁ…………ぐっ………!!」
災厄「どうだ?苦しいか?安心しろ、すぐに楽にしてやろう。しかし良い肌だ。先ずは骨までしゃぶりついてやろうか。」
『ペロッ………。』
あの災厄がイリヤを舐め始めた瞬間、ガルッチから何かが切れる音が大きく聞こえた。まるで、何かの琴線を強く触ったかのように、先程のダメージがなかったかのように、ガルッチはすぐさま立ち上がった。
災厄「ほぉ?まだ立てるのか?意外と突きが浅かったのかな?」
ガルッチ「………………黙レ、造花。」
瞬間、僕の背筋が凍ってしまうほどの恐怖を感じた。まるで、死の間際に立たされているかのような、恐怖を。総刃という人も同じだった。
そして、ガルッチの目には光が無く、むしろ今まで僅かの光を取っ払ってしまい、その瞳にあったのは、憎悪と絶望、ただそれだけだった。
ガルッチ「貴様ハ、触レテハナラヌ領域ヲ、大キク踏ミ込ンダ。ダカラ、肉片残ラズ、殺ス!」
災厄「そのようなボロボロな貴様に、何が出来る?どう言う手を使おうが、俺の能力には勝て─────」
ガルッチ「オルタナティブモード、起動。」
『Loading!Alternative,Set!』
『反転モードに移行、これよりガルッチの属性は混沌・悪に変化します。』
髪の色は黒く染まり、目には白い部分が黒く変色し、紫色の光が強く輝いていた。それだけでなく、体から紫色の刻印が張り巡らせながら光らせていた。
でも、僕は何故か分かる。これが、ガルッチの前世、本来の『虚王魔神』の姿なんだと。きっと、皆には見せたくはなかったんだと思う。
『真名:ラーク・バスター・ガルッチ・オルタナティブ(虚王魔神)
CV,内山昻輝
クラス:アヴェンジャー&バーサーカー
マスター:なし
性別:男
身長:150cm
体重:45kg
属性:混沌・悪
ステータス 筋力:∞/耐久:Z/敏捷:∞/魔力:∞/幸運:A(C-)/宝具:∞
クラス別スキル
復讐者:EX
恨み・怨念が貯まりやすい。特にガルッチの場合は、憎悪を最大限まで上げ、筋力と魔力を底上げする。
忘却補正:EX
時がどれほど流れようとも、彼の憎悪は決して晴れない。ただし、復讐を果たすと元に戻る。
自己回復(魔力):EX
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。最も、無限もあるガルッチには、無用なスキルではある。
狂化:EX
意思は残るものの、大切なものを穢し、傷つけた人物対象に、この狂化が発動し、誰かが止めないかぎり狂い続ける。
保持スキル
戦闘続行:EX
例え致命的な傷を負ったとしても、復讐を果たすまでこのスキルが続く。
等』
ガルッチ「■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!!!」
災厄「フン!突進だけの攻撃なんざ単調すぎる!!」
『ガキンッ!』
災厄「何ッ!?」
ガルッチ「反転宝具起動!『
災厄の足元から水が飛び出し、そのまま宙を舞っていると動きを止められ、球状の結界に入れられていた。その途中、イリヤを手放すも、
っていうかガルッチって、狂化しても魔法は使えたんだね……。
イリヤ「お兄………ちゃん?」
ガルッチ「待ッテロ、スグニ終ワラセル………。フンッ!!」
災厄「なっ、何だ!?急に水が─────」
今度は結界から黒い水が湧き出し、あっという間に満たされ、災厄の姿が見当たらなくなった。
ガルッチ「今ココデ、貴様ノ終焉ガ見エタ!!!!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その後はガルッチは黒い翼を広げ、僕の目ですら追いつけないほどの素早く剣を振るい結界から黒い水飛沫をあげ、そこから赤い液体が滴り落ちていった。
多分あれ、血だろうね。
総刃「え?あれがガルッチ?っていうか何なのあれ!?」
フラン「私知らないよ!?あんなお兄ちゃん見たことないもん!」
簪「ガルッチ!!」
ガルッチ「コレデ、終ワリダ!!『
黒い水が入った球状の結界を地面に叩きつけると、結界は割れ、黒い水は消滅し、残ったのは災厄と思われる肉片が散らばっていた。
そこへ降り立つガルッチは、その肉片ごと燃やし、何もなくなったのが分かった途端、何時もの姿のガルッチに戻った。
ガルッチ「……………………全く、相変わらず進歩ないよなぁ。」
総刃「ガルッチ………?」
ガルッチ「総刃、迷惑掛けちゃったね。キレたとは言え、度が過ぎた。あれはもう、あの頃の僕に戻ってしまったようなもんだしなぁ…………。多分、母さんに殺された理由は、これかな………?」
イリヤ「お兄ちゃん…………。」
ガルッチ「イリヤ、ごめん。下手すれば当たってたのに………。」
イリヤ「ううん、お兄ちゃんだったら上手いこと当たらないようにすると信じてたよ。」
ガルッチ「そう…………か…………。」
『バタンッ!』
未来「ガルッチ!!!!」
???「一体何ご……………って、幼い頃の私が居る!?」
イリヤ「あ、プリヤちゃん…………。って大人になってる………。」
ルビー『え!?あれがプリヤさんですか!?幼女じゃなぁぁぁい!!!』
プリヤ「プリヤって何!?待って、名前もプリヤになってるし!?」
ルビー(プリヤ)『いいじゃないですか。でもその前に、何ですかこの状況。』
未来「お願い、死なないで!!死んじゃイヤだよ!!」
フラン「待って未来お兄ちゃん!?落ち着いて!お兄ちゃん死んでないよ!?」
こいし「というか寝てるだけだから、落ち着いて!!」
???「さっきの爆音を聞いて急いで戻ったけど、何なのこれは………。」
???「私に聞かないで。理解不能だから。」
イリヤ「あ、プリエちゃんと美遊ちゃんもヤッホー!」
プリエ「って、幼いイリヤ!?っていうかプリエちゃんって何!?可愛いからいいけど。」
美遊「幼いイリヤ?でも雰囲気はクロに似てる。」
ギル「あれは平行世界、もとい異世界から来た者だ。しかし、彼奴の力……………正直あれは人類悪と言っても過言ではないほどのものだった。」
総刃「人類悪!?」
ガルッチ「ハハハ…………、否定は…………しないよ。」
未来「ガルッチ!?よかった~…………。」
ガルッチ「勝手に殺すな、未来。」
総刃「ガルッチ、人類悪ってどう言う!?」
ガルッチ「ギルが言ったとおりそのままの意味だ。僕のクラスには、ビーストもあるんだ。しかも
全員『それはそれでどうかと思うけど……。』
ガルッチ「それは言わないお約束。」
それにしても、ガルッチがここまで元気になるなんて。本当にすごいなぁ………。
???「ありゃま、もう終わってたのか。いやまあいっか、懐かしい顔ぶれも居るし。」
4人「「「「! その声って!!」」」」
総刃「あ、貴方は?」
僕らの目の前に現れたのは、桜の絵柄の和装を纏い、氷のオーラを纏った刀を持った青年が、ガルッチを見ていた。
っていうか、この人は一体…………。
星龍「久しぶりと言いたいが、初対面の人達もいるから自己紹介するよ。僕は蒼天星龍、またの名を憎悪の大魔神『ディテスト・シェイド・クロノス』だ。詳しい話は、僕に付いてきて、皆。」
to be continued⇨
-光の国-
全王神「って事なのよ。」
風龍「なるほど。もう一度聞いたとは言え、それでガルッチを…………。」
全王神「何にせよ、息子を殺しちゃったことには変わりないよ。転生させたけど、まさか酷い虐待をしている場所に転生させちゃうなんて、思わなかったし。」
英竜『あの、全王神様。ガルッチは、この先大丈夫なのでしょうか?』
全王神「どうなんだろう。息子は自分の力を制御してるけど、何かの琴線…………まぁ、あの雑魚がイリヤちゃんを舐めたせいで触れちゃって暴走しちゃったらしいけど、まぁあれは仕方ないよ。私だったら、ボッコボコにしてやりたいしね~。きゃわいい女の子を、変態野郎に渡すわけにはいかないし。でも、今問題なのが…………。」
風龍「ジャックの兄、だね。どうやら、英竜だけじゃなく、星花、藍、士織等の転生者を狙ってるそうだし、しかも最強のホムンクルスと無敵のホムンクルスを作成してるって聞いたぞ。」
全王神「へぇ、ここまで喧嘩を売るなんて、あのゼロノスって奴は相当な命知らずなんだね。」
風龍「だが、奴は『零の龍神』だということも事実。油断は出来ない。」
全王神「そうだね。流石の私も、これは全力でバックアップしないと。英竜は侵略だっけ?もし終わったら息子達の応援をお願いね。」
風龍「さて、と。おい士、何時まで気絶してる。」
士「いてっ!?全く、そもそも気絶させた原因は…………。いやいい、例のあの場所だろ?連れてってやる。」
風龍「ああ、そうしてくれ。」
全王神「さてと、私も久しぶりに本気出しちゃおうかな?」