※この作品はR-18です。

Moon Light Another fate   作:深緑 風龍

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第63話 ガルッチの祖父との出会い

-???-

 

深雪side

 

総刃「え?ちょっと星龍さん!?ここ何処ですか!?」

星龍「何処かって?少なくとも、ミッドチルダではないよ。そうだな、君達が言う『英霊の座』と言うべきか。」

美遊「英霊の座!?」

 

え、英霊の座って、これが!?一軒家があって、庭園っぽい庭もあるけど、これが!?

 

星龍「まぁ、ちょっとした理由があって、この場所にいるんだけどね。」

 

『ガラッ』

 

星龍「早苗、帰ったぞ。」

早苗「あ、お帰りなさい。星龍さん。って4人とも、久しぶり!」

フラン「早苗さん、久しぶり!」

星龍「早苗、悪いけどガルッチを頼む。」

早苗「え!?何があったの!?」

ガルッチ「キレて、スタミナ切れと貧血を起こした。以上。」

未来「あれで!?」

 

いやいや、普通に考えてあれスタミナ切れと貧血で済ませる分けないでしょ!?

それで済ませるガルッチって何者!?あ、虚王魔神だったわね………。ってそれでも変やないか!?自分おかしいと思わんか!?って、いつの間にか方言に戻った気がする。

 

星龍「………まあいいか、とりあえず皆。上がってくれ。」

 

そうして私達に案内した場所は、不思議と落ち着く和室のところに到着した。

 

ルビー『ほっほう、これは一種の固有結界的な場所ですね。』

イリヤ「分かるの?」

ルビー『こんな魔力ダダ漏れなら一目瞭然です。素人なのか、それともわざとなのでしょうか。何かと戦意喪失させるような落ち着かせる魔力を出してますし。』

ルビー(平行世界)『流石私、やっぱり分かりますか。でも、誰が出して────』

???「これはわざと魔力を放出してるんだ。んで、こういう部屋にしたのは僕だよ。」

 

若々しい声が聞こえた。その声の方を探すと、そこには髪の色が4色も分かれ、右から順に山吹色、空色、エメラルドグリーン、緋色で、顔立ちはアラヤ君みたいに童顔、ただ体つきについては凄く、男らしいです。うん、不思議と抱かれても良いなんて思ってしまうほどの、いい男です。

 

未来「貴方は?」

???「まぁ待て。まずは座って、お茶でも飲んで、話をしよう。星龍、彼は?」

星龍「今少し休ませています。後で様子を見に行った方が良いでしょう。」

???「分かった。もう下がって。」

星龍「了解。」

 

うーん、でも誰なんだろう。

そう思いながら座ると、人数分のお茶が現れ、私達は手に取った。

 

???「さてと、先ずは初めましてだな。こうして久しぶりに生者と話が出来るのは何時ぶりだろうか。」

未来「死者なのですか?」

???「ううん、どっちかというと生きてる方。まぁ死者扱いも当然か。」

フラン「死者扱い?あれ?どこかで聞いた気が………。」

???「まぁ、先ずは自己紹介だな。多分フランとこいし、イリヤも聞いたことはあるらしいがあえて言わせて貰う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は『ラーク・ブライアン・ロード』。ガルッチの祖父で、『全の竜神』と呼ばれる有翼人だ。」

 

えっ?ガルッチのお爺ちゃん?滅茶苦茶若いのに!?何でや!?どう見てもお爺ちゃんとはいえへんがな!?おかしいとちゃうんか!?

 

深雪「というかおじちゃん!?何処が歳取ってんねん!?少なくても26歳にしか見えへんやん!!」

未来「あれ?深雪?何そのしゃべり方?」

本音「スノーちゃんって、実は大阪出身なのかな?」

深雪「あ…………。えーっと………その、とにかくどう見てもお爺ちゃんとは言えません!!」

簪「逸らしたね。」

総刃「深雪さんって、もしかして関西出身?」

深雪「なっ!?なななななな何をいいいいい言ってるのかかかかかかかな?」

オーフィス「声が震えてる。図星だね。」

 

うー、バレてもうた。うち本当はこの方言で話すの苦手なんや……………。

だって恥ずかしいやん!人前で方言で話すなんて!!いやや~、うちどうすればええんや………。

 

深雪「って、それより!何処にお爺ちゃん要素が!?」

ロード「いや、隠居なんだけど。」

深雪「あー、隠居ね…………。って、納得するか!!」

 

『バシンッ!』

 

ロード「あいたっ!?ハリセン何処から出したの!?」

深雪「やかましい!!全く、どうしてくれるんや!!これ隠すの大変やったんやからな!?」

鳳凰「……………深雪お姉ちゃんの方言、可愛い。」

深雪「ッ!!////////」

アラヤ「これはこれで、アリかも。」

深雪「ッ!!!!!//////////////」ゾクゾクッ!

リサ「ねぇ深雪お姉ちゃん、たまにでも良いからそのしゃべり方してくれる?」

 

 

『カチッ』

 

 

深雪「もう、ショタロリコンでいいや。」パタンッ

 

 

悔いはあらへん、ここがうちのアヴァロンだったんや…………。

 

 

sideChange

 

 

 

ロードside

 

えー、あの子鼻血出しながら気絶しちゃったんだけど、どうしよう………。

 

アラヤ「ねぇ、えーっと……………曾お爺ちゃん。深雪姉さんが気絶しちゃったんだけど………。」

ロード「あー………、うん。この子にはまた後で説明するよ。それより先ず、僕に聞きたいことはあるかな?」

総刃「それじゃあ聞きますが、死者扱いってどういう事ですか?」

 

あー、そこからか。

 

ロード「そうだね。多分ガルッチから聞いたと思うけど、僕は無の神との戦いで、敗れてしまい、自爆魔法で死んだと皆は思ってるだろう。」

フラン「確かに、絵本でも書かれてたわ。」

未来「でも、何で生きてるのですか?」

ロード「まぁ、ワイルドドック式だね。でも、出ないようにしてたんだ。」

簪「何でですか!?ガルッチと再会したら喜ぶと────」

ロード「いや、それこそ駄目なんだ。関係してるのは『全の竜神』だ。」

オーフィス「全の竜神と再会しないと関係が?」

ロード「うん。って言っても、ワイルドドックが答え出しちゃったから意味ないけど。実は『全の竜神』っていうのは、竜神だと思われてるけど、ちょっと違うんだ。勿論本物の竜神はいるけど、それになろうって言う人物も結構いるから、其奴らも『全の竜神』と呼ばれることが多いんだ。」

鈴美「え?『零の龍神』みたいな一族も?」

ロード「いや、残念ながら、『零の龍神』みたいに一族は存在しない。居るのは『全の竜神』と、それになろうと思う人だけ。」

 

そう、正直『全の竜神』が1体だったのは驚いた。『零の龍神』と違って、『全の竜神』は天上天下ただ1人だが、弟子募集はしてたようだ。そして、『全の竜神』になるには条件があり、その条件が『死んだ者扱い』にならなければならないという。

ちなみに、入っちゃえば、例えバレても気にしないようだ。

 

未来「それじゃあ、貴方は死んでいた間は、その『全の竜神』の元で修行を?」

ロード「そう、そして晴れて皆より先に『全の竜神』になって、修行を終え、ここでのんびり隠居していたんだ。そして、君達を見ていたんだ。正直、孫の前世が無の神を生み出したのは驚いてたけどね。」

 

あれは驚いた。ガルッチが無の神を作ったなんて、思わなかったから。でも理由は納得した。確かに誰もが見てくれなかったら、ああなるのは仕方ないよね。

 

イリヤ「じゃあ、お爺ちゃん。お願いがあるけど────」

ロード「とは言え、残念ながら協力は出来ない。」

未来「何故!?」

ロード「その、自爆魔法で使った魔力が、あまりにも膨大すぎたから、まだ回復しきってないんだ。せいぜい日常的に使える分しか使えないから、役には立てない。」

未来「そう、ですか。」

ロード「とは言え、今の君達だと『零の龍神』には勝ち目はない。先程のホムンクルスだけど、あんなのは序の口だ。」

???「ロード様。お茶のお代わりを持ってたぞ。」

ロード「あ、ありがとう。レイ。」

 

この子はどういう訳かうちに来て、弟子にして下さいといった少女。レイ。どうやらこの子は、今ガルッチ達が戦おうとしている『零の龍神』が生み出したホムンクルスの一人だが、英竜と呼ばれる子に負け、愛でさせられ、その力が入った宝珠を持って何処かに向かったら、たまたま僕が居る場所に到着し、いきなり『弟子にしてくれ!!頼む!!』って、いきなり言うからびっくりしたよ………。

 

未来「君は?」

レイ「レイだ。今英竜との勝負に勝つため、ロード様の元で厳しい修行をやってる。」

未来「英竜と!?」

レイ「ん?知り合いなのか?」

フラン「うん、お兄ちゃんも英竜と出会ったことあるよ。」

レイ「なるほど………。ロード様────」

ロード「慌てるな。さてと、君達も聞いたとおり、今から君達には修行をしてもらう。レイ、教育を頼んだぞ。」

総刃「あの、俺らもですか?」

プリヤ「え?何させられるの?」

プリエ「いやまさかそんなことは────」

ロード「また襲われても遅くないように、お前達も修行してくれ。」

プリヤーズ「「やっぱりかァァァ!!!」」

美遊「イリヤ達を守れるなら、私は構わない!」

レイ「よし、皆着いてこい。」

 

そして、皆はレイに連れられ、地下室に向かった。

さて、ガルッチの顔でも見ようかな。

 

sideChange

 

-???-

 

ガルッチside

 

 

ここは………、昔見た悪夢か?今まで見なかったのに、何故今更これを?

 

???「やれやれ、見るに堪えないな。この転生者は。」

 

ん?ってこいつ、虚王魔神の頃の僕?

 

ガルッチ「なんで僕の目の前に出て来るんだ?僕はあの頃のお前じゃない。」

虚王魔神「ああ、お前は俺じゃない。だが、腐っても俺はお前だ。この事実は変えられない。だから、俺がお前に出て来るのも不思議じゃないだろ?」

ガルッチ「どうだか。一応言うが、僕はお前のようなつまらん存在にはなる気はない。」

虚王魔神「よく言うな、俺は過去のお前だぞ?」

ガルッチ「だが、もうお前のような失敗をするわけにはいかない。」

虚王魔神「無理だな。」

 

過去の僕は嘲うかのように、声をあげていた。

 

虚王魔神「お前の前世が俺である限り、また失敗を冒す。永遠に、誰も守る事なんて出来ない。」

ガルッチ「……………かもな。薄々思ってるさ。だが、それはお前の失敗を引きずっていたらの話だ。」

虚王魔神「何?」

ガルッチ「確かに、あの言葉にキレ、母さんを守るためとは言え、大変な失態を犯し、殺されたのは事実だ。否定はしない。でも吹っ切れたさ。イリヤの肌を舐められ、一度狂化した時にな。」

虚王魔神「おい待て、俺の姿を狂化扱いか!?」

 

当たり前だろ。その頃のお前、つまらんだけじゃなく、狂信者的な存在だったんだぞ?それなら狂化あってもおかしくないはずだ。

 

ガルッチ「どちらにせよ、お前は邪魔だ。この人生は僕のものだ。」

虚王魔神「ふっ、お前。俺を忘れたとは思っていないだろうな?」

ガルッチ「耐久と幸運以外∞なんだろ?確かに、今の僕は弱体化してる。だからどうした?そんな物は関係ない。もう僕は、以前のお前じゃない。消してやる!貴様は、僕なんかじゃない!!」

虚王魔神「そうか。ならば例の台詞を言うか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我は影………、真なる影。」

ガルッチ「ペルソナの台詞かよ。」

虚王魔神「いや、否定したらこれ言うのが常識だろ。」

ガルッチ「お前が言うか………。」

 

過去の僕の姿は変わり、8つの腕が生え、血に塗れ剣が刺さった大地は割れ、それぞれの場所に浮いた。なるほど、あれが僕の影。まさしく化け物そのものだな。

あれに負けたら、確実に死ぬ。これで勝てたら凄いけど、まぁ足掻くとするか!!

 

ガルッチ「来いよ、虚王魔神は2人も要らない!僕が消してやる!!!」

 

 

to be continued⇨




-始原の城-

あー、研修会疲れた…………。っていうか坐禅より正座の方がキツかったんだけど。

士「んで………、なんで俺までやらせたんだ。足が滅茶苦茶痛ぇんだが。しかもペシペシ叩かれたし。」
束「私も…………。」

邪な心境でもあったんじゃないの?

士&束「「解せぬ………。」」

はぁ、本格的な授業が始まるのは明後日か。こりゃ頑張らないとなぁ………。
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