Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-次元を超える無限の刃製と無限の鍵製-
ガルッチside
『無限の剣製』、元を辿ればエミヤシロウが生み出した固有結界に過ぎなかった。だけど、今更だがこの世界を作り替えたのは、大昔何処かの大図書館で読んでた時だっけ?
その時に目に止まったのは、『一時的に心像世界を作り替える魔法の書』。その時だっけ?でも、それを作り出すには詠唱があった。
詠唱の種類は多かったが、それによって心像世界は違っていた。しかも、自分の深層心理が変われば変わるほど、心像世界も変わっていった。それと同時に、僕は詠唱を変えた。
ガルッチ「悪夢再現『無限の剣製と幻影の世界』!!」
エンデ「何!?」
最初は『悪夢』。両親に裏切られ、憎悪と絶望、そして喪失が作り出した最初の固有結界。血に塗れた武器達が、エンデに向かって襲いかかってきた。
エンデ「だが、所詮は贋作!この俺の敵では─────」
ガルッチ「僕の贋作を舐めるなよ?此奴は……………『対真作宝具』とも呼ばれるぐらいの贋作宝具だからな。"剣よ、奴の動きを停めろ"。」
血塗れの剣はエンデに絡み付き、身動きが取れない状態となり、どれだけ暴れてもビクともしなかった。
未来「開眼『破砕の魔眼』!能力粉砕!!」
エンデ「なっ!?」
未来には見えるマークに向かって殴ると、何かの破片が飛び散った。っと同時に、剣は消滅した。
エンデ「って思ったが、拍子抜けか。今度は此方から……………あれ?能力が出ない!?」
未来「君の能力を粉砕させて貰った。もう君には、能力を持たないただのホムンクルスだ。」
エンデ「だ、だが!!まだ終わりじゃ────」
ガルッチ「させるか!闇の再現『闇夜の無限の剣製と幻影の世界』!!」
次に『絶望』。一度は希望の光を射し、太陽を崇めることが出来たが、僕には眩しすぎた。だから決意した。二度と希望の太陽が見られなくて良い。希望の太陽は兄さん、ならば僕は明けない絶望の月となり、希望を守る絶望となった。
どれだけの苦痛を与えても構わない、ただみんなの幸せを守れたら良い。そんな固有結界。
どこからともなく現れた闇の月が、閃光を放ち、エンデにぶつかった。
エンデ「あ…………!ガハッ!?」
総刃「星光の絆の鍵よ、力を!!『
総刃が振り下ろしたキーブレードは、かつて兄さんが持っていた『約束のお守り』とよく似たキーブレードだった。振り下ろしたと同時に、眩しい程の光の斬撃が走り、闇の閃光を斬り裂き、ついでにエンデに深傷を負わせた。
ガルッチ「能力を封じられ、致命傷とも言われるほどの傷を負ってるというのに、まだまだ立ち上がるか?最早虫の息だというのに。」
エンデ「…………だ、ま……………れ!!!!」
ガルッチ「次で終わらせるぞ。未来、空とフレディを召喚して。」
未来「分かった。」
『FREDDIE KRUGER!TATSUGAMI SORA!SUMMON!』
未来の隣には、フレディと空が現れ、それぞれの武器を持っていた。フレディはガシャコンブレイカーのブレードモードとガシャコンキースラッシャーを、空は神龍殺しと
フレディ「また召喚されたか。しかも今回は、俺の好きな斬撃武器のおまけ付きか。」
空「そういえば、其方は?」
総刃「あ、俺は総刃です。」
空「総刃だね、宜しく。」
未来「さて、エンデ。」
ガルッチ「蘇って早々悪いが、ここでくたばって貰うぞ。」
そして、この『次元を超える無限の刃製』は、絶望でも悪夢でもない。ならば何か?それは『幸せ』。満たされることのない苦しみの末に、漸く見つけた幸せ。あの時未来が止めてくれた事で、今まで血に染まった草原は消えゆき、代わりに地面から溢れ出てくる光の球、空には無数の星々と青い月が佇んでいた。
絆を繋げる為に戦い続け、大切なものを守るために、この幸せと共に生きる。そんな固有結界。
ガルッチ「
『FINAL ANOTHER INFINITY ATTACK BONDS FOAM RIDE…………』
未来「例え離れ離れになったとしても……………!」
『FINAL INFINITY ATTACK BONDS FOAM RIDE…………』
空「必ず会えると信じて……………!」
『ULTIMATE HYPER BOOST!!』
フレディ「未来とガルッチが出会った、俺達の見ず知らずの仲間と共に!」
【ガッチョーン!ガシャット!キメワザ!!】
総刃「今ここに、剣を振るう!!」
エンデ「お、おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
さぁ、行こう。此奴で終わりだ!!
『<DIDIDIEND>!!』
『<DEDEDECADE>!!』
【マイティバンドディメンションヒーロークリティカルフィニッシュ!!!】
総刃「先ずは俺から!!『
総刃は兄さんが持つ
空「次は俺だ、
空は総刃が出した斬撃よりも早く走り出し、素早くエンデを斬った。
フレディ「さぁ、地獄を楽しみな!!」
フレディはまるで今までの鬱憤を晴らすかのように、滅多斬りしていた。
未来「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
未来は上空へ跳び上がり、エンデに向けてライダーキックをお見舞いしようとした。そこには、ディケイドの模様と、その上に『∞』が描かれたカードが現れた。
そのままエンデの胸部に直撃し、風穴が空いた。最後は、僕だけ。
ガルッチ「真偽、無欠にして盤石!」
先ず僕が投げたのは、黒い翼のキーブレードと白い翼のキーブレード。2本から残光が見え、エンデを斬る。
ガルッチ「力、次元を穿つ!」
お次に、エミヤシロウが使ってる干将・莫耶を投影し、同じように投げつける。
ガルッチ「刃、海を裂く!」
今度はエクスカリバーとダインスレイフを投影し、近付けて斬りつけ、
ガルッチ「絆、時を越えて!!」
瞬時に次々の聖剣と魔剣を投影し、それを用いてどんどん斬っていく。そして、総刃が放った斬撃が来ると同時に離れ、すぐさま
ケテル『全宝具使用可能!』
バチカル『我が主、奴にトドメを!!』
僕はすぐさま飛び上がり、何時でも斬り掛かる準備をした。後ろには、先程出会った『虚の龍神』フェイクの姿と『零の龍神』の龍の姿、そして『全の竜神』のドラゴンの姿がいた。
さぁ、全よ!零よ!虚よ!無よ!絆よ!僕に力を貸してくれ!!!!
ガルッチ「我ら、共に全てを駆け抜けん!!『
『ズサッ!』
生命の樹の剣からは白く輝く虹色の斬撃を、邪悪の樹の剣からは黒くどんよりとした虹色の斬撃を交差するかのように斬り裂き、エンデを殺した。いや、正しくは、偽者のエンデだ。
本物は、おそらく何処かの世界へ行っているはずだから…………。
ガルッチ「………………僕は偽り。然れど、この幸せと思い、そして意志は真なり。」
僕は無意識に、その言葉を出し、そのまま空を見上げた。眩しい程に希望が満ち溢れた太陽と、煌めくように青く光る月。
偽りでもいい、此が夢でも良い、其れが僕にとっての唯一の幸せだというのならば、気にしたりしない。
to be continued⇨