Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-???-
ゼロノスside
クックック、奴ら何も知らずに全滅しようと必死になっているな?魔神柱達が死んで行けば行くほど、こちらに英竜達のデータが揃っていく。
ようやくだ、ようやくで…………ん?
ゼロノス「何だ?魔神柱フェニックスが届くはずのデータが来ない?」
何故だ?一体何があったというのだ?いや、気にしないで置こう。ほぼ揃っていれば、後はどうでも良い。
っていうか、此が手っ取り早かった。馬鹿か?俺は?とりあえず資料はホムンクルスに渡してっと。
ゼロノス「ハァ………、疲れた。ちょっと気分転換に出掛けるか。ストレス解消の為にも…………。」
あー、疲れた…………。暫く出番無くてもいいや。
(風龍「オイオイオイオイ!?ラスボスが言っちゃいけない台詞だぞ!?」
全王神「あー大丈夫、終盤で復活するし。」
風龍「それもそっか。」
士「というかさっきから、俺ツッコミ役にしかやってないんだが………。」)
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-ヒメムラサキ 町長の家-
ガルッチside
ガルッチ「っというわけです。」
「なるほど、じゃからどういう訳か、スライム娘達がガルッチ達と共に入ってきたという訳か。」
ミスト「そう言うことですね。」
まぁ一応、その村で何が起こったのか、ライムが一から説明してくれた。
「……………!?そ、そうか。やはり…………。」
ガルッチ「町長?やはりって?」
「ガルッチ、厄介なことになったぞ。この旗の紋章、変わってるが『サンライト王国』だぞ!?」
ガルッチ「ブゥゥゥッ!?」
余りの驚きで、口に含んでいたお茶を吹き出してしまった。って、ホントに厄介なことになってるな!?!
ガルッチ「嘘だろ!?嫌な予感はしていたが、そんな馬鹿なことがあるのか!?」
「何だ?知ってるのか?」
ガルッチ「かつて、あそこに所属していた事があるが、前までは日光らしい日光なんて無かったんだ。最初は全く気にしていなかったんだが、段々不安になり、王に出会ってみたら、相当なぐーたらしていて、殆どが大臣が仕切ってたんだ。王子に関しては、何かを恐怖してるかのように震えてたし。んで、暫くしてファイヤーエンブレムの英雄王とも呼ばれる『マルス』に戦闘技術を叩き込まれ、大臣に反逆した結果、王も目が覚め、王子の正気も戻ってめでたしめでたしって思っていたんだけど……………。」
「実はというとな、それからの事なんじゃが、お主がいなくなってから、またとんでもない事が起こったんじゃ。その王と王子が、『暗殺』されたんじゃ。」
な………………………なんだと!?!?!?
ガルッチ「じゃあティングはどうなったんだ!?他の奴は!?」
未来「ガルッチ、落ち着いて。」
「そう言う奴等はまだ分からん。じゃが、新王の情報なら聞いたことがある。『グリアンズ・シャイターン』、邪知暴虐で悪名が高いのが有名な奴で、超が付くほどの税金を払わせ、自分は酒池肉林をするというとんでもない───────ガルッチ?」
「なんて奴……………ん?」
殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ殺サナキャ……………………………………。
フラン「なっ、何だか凄く怖い殺意を抱いてる気がする………。」
こいし「お兄ちゃん、ちょっと落ち着いて?ね?」
ガルッチ「何ヲ…………、言ッテルノ?」
こいし「ヒッ!?」
ガルッチ「落血着射手要留似決まってルジャン。」
イリヤ「なんか別に漢字にしなくてもいいとこに漢字になってるんですけどォォォォォォォ!?!?!??!?!」
本音「一部何処かのヤンキーみたいによろしくが『四六死苦』みたいになってるけど………。」
ガルッチ「安心シロ、至ッテ冷静ダ。」
ライム「…………此大丈夫なのかな?」
未来「ガルッチ。」
ガルッチ「?」
未来「落ち着いてくれたら、夜…………僕に甘えてもいいよ。」
ガルッチ「ッ!!」
全員「え?」
ガルッチ「……………約束、だよ?//////」
未来以外全員『(そこで落ち着くんだ…………。)』
(士「未来の奴、ガルッチの好感度カンストを振り切ったんじゃねえのか?」
風龍「………。」)
なんか聞こえる気がするけど、別に─────
全王神『ちょっと皆!!!聞いて頂戴!!!!』
全員『!?』
ガルッチ「おい母さん!?何だ急に!?」
全王神『良いから、先ずは此を見て!!』
一体何が……………。
英竜『“僕”の勝ちだな。ゲーティア。』
ゲーティア『……ふん。好きにするが良い。』
あれ?何でだ?英竜の顔、何処かで…………?
英竜『ん?好きにしちゃって良いの?』
ゲーティア『勝者には、敗者を好きにしても良い権利がある。煮ようが焼こうが殺そうが、好きにするが良い。』
英竜『あ、そう。じゃあ………。クロックGを暫く貴方に預ける。殺したら但じゃおかないけど、其の子と共に修行してみない?』
……………………………………………え?
全員『えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっ!!!!!!!!!!!!!????????』
オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ!!!!!!!敵なのに!?英竜、良いのかそれで!?
英竜『クロックGもそれで良いかな?』
クロック『あうー☆』
ゲーティア『……………良いのか?』
英竜『いずれ宇宙侵略が完了したら、私の真の目標も達成に近くなるからね。そのためにも、自分を不利に追い込んでこそ、更なる成長を遂げられる。ピンチはチャンスって言葉があるようにね。それに………。』
それに?
英竜『ゲーティア。クロックG。ヤプール。テンペラー。メフィラス。綺麗な黄昏でしょ?世界を壊して作り直しても、こんな貴重な光景が再現出来るとは限らない。人々が消えたら、娯楽も日常も楽しめない。もし貴方の主が、『世界を壊して作り直す』と考えてるなら、大きな間違いだよ。作り直してもまた問題が現れたら消して、また作り直しても問題が起きてまた消す。そんな無限に等しいループになるだけさ。それが嫌なら、世界を壊すなんて馬鹿な真似、やめた方が良い。』
ゲーティア『……………ふん。』
英竜『ねえ、ゲーティアがどんな存在かは知らないし、何者かも知らないけど、人間を信じろとは言わない。でも、この美しい世界は、本当に壊すしか無いのかな。』
ゲーティア『……………主には、報告させてもらう。きっと後悔するぞ。』
英竜『そうなっても仕方ないよ。まっ、そうならないよう努力すれば、どんなに絶望的であっても、何度でも立ち直れるんじゃないかな?』
ゲーティア『…………ふん、来い。』
クロック『うあー♡』
そして、そのまま映像は途切れ──────
ガルッチ「ガッ!?アァァァ!?!?!」
ミスト「兄や!?」
未来「ど、如何したの!?」
なんだ此!?頭が、頭が割れるほど、痛い!?!?!なんだ!?一体何が!?
-???-
痛みが引くと、そこにはクロックGとゲーティアが次元の狭間で休んでいるのが見えた。
ゲーティア「……………とは言え、今後は如何するべきか。」
クロック「?」
ゲーティア「早く気付くべきだったかもしれん。フェニックスはいつの間にか裏切り、ロードとか言う男に持って行かれ、そもそも我々魔神柱は、捨て駒に過ぎなかった。今更、主の所に戻る必要があるのか……………?」
クロック「あー、あー。」
ゲーティア「ん?なんだと?」
クロック「うー、あー。おー、おー。」
ゲーティア「主を裏切れと!?しかし、私は……………。そういえば、あの遠坂凛と衛宮星夜の奴等は……………。」
何故だろ、ゲーティアに笑みがこぼれてた気がする…………。
ゲーティア「…………そこにいるのだろう?ゼロノス様を仇となる者よ。」
ガルッチ「!?」
ゲーティア「なるほど、あの英竜とは違うベクトルで、相当な力と技術を持ってるようだ。」
ガルッチ「…………なら如何するんだ?」
ゲーティア「待て、私はもうお前達に敵対しない。それに、暫くはお前達の刺客は来ないであろう。」
ガルッチ「何故そう言える。」
ゲーティア「ゼロノス様は、既に英竜達の能力のデータを取得した。奴の最終兵器の完成まで、間近に迫ってきてる。が、配備されるのは、相当掛かる。」
ガルッチ「………………何故教える?」
ゲーティア「何故だろうな。貴様なら、ゼロノス様を止められると思ったからかな。」
クロック「あー、うー。」
おいおい、過大評価しすぎじゃねえか?
ゲーティア「さてと、いずれにせよ居場所を失った今、何処へ行くべきか………。」
ガルッチ「だったら、爺ちゃんのとこに行って。未来達から聞いたけど、スパルタではあるが、鍛えやすいだとか。」
ゲーティア「ふん、スパルタ教育か。ならばそこに向かおうではないか。行くぞ、クロックG。」
クロック「あーい。」
ゲーティアは立ち上がり、もう一度クロックGの手を握り歩き始めていった。
ゲーティア「忠告しておく。英竜に手を出すな。奴は、お前達が思っている以上に厄介な奴だぞ。」
ガルッチ「分かってる。でも、もしあの人が僕の大切なものを奪おうとしてたら、その時は死ぬ覚悟で復讐する。
例え未来達が、危険人物だと分かっても、僕は最後まで守るつもりだ。完膚無きまで折り続けようが、錆びれていこうが、何度でも戦い続ける。それが、『
ゲーティア「……………そうか。」
そうして、2人は渦の先へ行き、姿を消した。
英竜「大きく出たね、ガルッチ。」
ガルッチ「…………聞いていたのか。」
英竜「ええ、勿論よ。最初から最後まで。」
ガルッチ「そうか。」
英竜「本気?貴方の大切なものを奪ったら、私に復讐するって。」
ガルッチ「ああ、勿論だ。」
英竜「いくら貴方でも、私には勝てないよ?」
ガルッチ「かもな。だが構わない。それならば何度でも立ち上がり、何度でもお前を殺す気で挑むから。
ついでだから英竜、此方の忠告を聞いておけ。」
英竜「?」
ガルッチ「『この世の全ての刃』を、甘く見るな。鞘がなくなれば、全も、無も、虚も、何もかも斬り裂く『刃』と化す。『
英竜「……………何もかも斬り裂く『刃』、ね。分かった、その忠告受け取る。」
しかし、どうやってこっちに来たんだろ?いや、いいか。
ガルッチ「そういえば、英竜。」
英竜「なんだ?」
ガルッチ「もし、君の前世を教える気があったら、誰でも良いから話してね。その辛さ、いつか身を滅ぼすかも知れない…………。
だから、僕みたいに一人で抱え込まないで。」
そうして、視界が真っ白になり、気がつけば、僕は布団に寝かされていた。
-ガルッチの家-
未来「ガルッチ!大丈夫!?」
ガルッチ「あ、ああ。何とかな。」
どうやらさっきの頭痛で気を失い、未来が家に運んでくれたようだ。
未来「もう、いきなり頭痛で倒れるんだから、皆慌ててたよ?ホントに─────」
ガルッチ「……………。」
でも、確かにあの頭痛は何だったんだろう?気が付いたら変な場所についたし、あれはどう言う意味なんだ?
だけど、何かが…………何かが近付いてる気がする。何なのかは分からないが、この頭痛は何かを意味している。
でも、如何していきなり頭痛なんかに────
未来「ガルッチ!!」
ガルッチ「はいっ!?」
未来「ホントに大丈夫?今度はボーッとしていたようだけど………。」
ガルッチ「………大丈夫。」
未来「何だか心配だよ。この世界に来てから、何だか様子がおかしいよ?」
ガルッチ「っ………。」
未来「少し休んだら?それか、ここで旅をやめるのも─────」
ガルッチ「それだけはダメッ!!お願いだから、それだけは…………やめて。」
もう未来と離れたくない、また遠距離恋愛は、もう嫌なんだ……………。
未来「……………ごめん、此は禁句だったね。君の場合。」
ガルッチ「いや、怒鳴ってごめん。考え込んでいたとはいえ、心配掛けちゃったしね。」
未来「それで、何が見えたの?」
ガルッチ「ゲーティアは、こう言ってた。今後は刺客は来ない、って。それと、英竜と再会したんだけど、何故か既視感があったんだ。何処か見覚えがある気がして………。」
未来「え?それって、僕みたいな?」
ガルッチ「さぁ、未来と同様記憶が曖昧だからね。この記憶は、遠藤宇宙の頃か。ロスト・エンドの頃か。もしかしたら、僕の知らない本当の前世が、持っているのか。」
未来「待って、そこは考えすぎじゃないかな?少なくても、君の前世は色々あるだろうけど、考え込みすぎるとパンクしちゃうよ?」
確かに、またあの頭痛は勘弁だ。
ガルッチ「って、考え込んだら、ちょっと目眩が………。」
未来「今日はゆっくり休んで、回復したら町長さんが言ってた『サンライト王国』の調査しに行こう?」
ガルッチ「分かった…………。」
to be continued⇨