Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-摩天楼 1F-
ガルッチside
ガルッチ「妖術百ノ術『窮奇・疾風斬』!」
「奉霊の時来たりて此へ集う、鴆の眷属、幾千が放つ漆黒の炎!『カラミティブラスト』!!」
ちっ、此奴ただの一般人と思っていたが、何かしらの強化魔術で、強くしてるな?だが、此奴は………。
未来「中途半端だね。」
英竜「え?」
深雪「ほな、見てみ。火力は申し分ないけど、途中から弱まってるやん。あれじゃあガルッチに勝とうなんてどだい無理な話やな。」
愛花「もう、関西弁になっちゃってるね…………。」
英竜「それはそうと…………、私…………。」
英竜お姉ちゃん、やっぱり迷いがあるな。無理も無い、あれで動揺しない方が、大したものだが………。
「勝負あったね。」
ガルッチ「?」
「今英竜お兄ちゃんは、迷いを生じてる。もしこちら側に来たら、いくら戦力を揃えても絶対に勝てない。」
ガルッチ「そっちこそ、何を言ってるんだ?」
「何?」
ガルッチ「仮に英竜お姉ちゃんが敵に変わっても、無力化させる方法なら持ってる。メディアが持つ宝具『
深雪「敵対したときの対策既にやってたんかい!!!!というか『
「酷いなぁ、英竜お兄ちゃんが折角手に入れた力を消すなんて、最低な弟だね。やっぱり、僕が弟に相応しい。」
巫山戯やがって、勝ってることにいい気になってる。いや待て?もし彼奴が出した魔法がフェイクだとすれば、本命は……………。
英竜「私は……………、ぼ…………違う、私は…………!!」
未来「ど、如何したの英竜!」
ガルッチ「…………洗脳か。だから勝ち誇っていたのか。」
「その通り!さぁ英竜お兄ちゃん、自分の正直さを教えて!どっちが英竜の弟なのかを!!」
まずい、もし英竜お姉ちゃんが取られたら、ホントに最悪な状態になる…………。
英竜「私は………………………、私は………………………………………!!!!!」
ガルッチ「英竜お姉ちゃん!!!」
英竜「私は、もう一度ガルッチにキスしてもらいたぁぁぁい!!!!」
ただその言葉で、全員( ゚д゚)ポカーンとしていた。どちらの弟なのかではなく、ただ僕のキスを要求していただけだった…………。
英竜「うぅぅ…………、恥ずかしい………。////////////」
「なっ、え?た、確かに、洗脳が効いたはず………。な、なのに………何だって?」
ガルッチ「お姉ちゃん、もしかして…………?」
英竜「そ、その…………、なんて言うか…………。/////////」
未来「っていうか、何の洗脳したんだろう?( ゚д゚)」
深雪「ウチが聞きたいぐらいやわ………。( ゚д゚)」
愛花「もしかして、洗脳の内容が原因なんじゃ………。」
「嘘だろ!?僕は確かに、『自分の正直な部分を言って』って洗脳を────」
ガルッチ「……………。( ゚д゚)ポカーン」
「しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
なんか彼奴が錯乱しちゃってるけど、とりあえず………。
ガルッチ「『無明十二段突き』!!」
「あっ───────────────」
僕は直ぐさま『天満月』を持ち直して、目にも止まらないほど12回突き、振り下ろした瞬間血飛沫をあげて、そのまま倒れた。
ガルッチ「………………とりあえず、英竜お姉ちゃん。もう大丈夫────」
英竜「ねぇ、ガルッチ…………。」
ガルッチ「ん?」
英竜「その、ね?もう一度でも良いから、キス…………してくれる?/////////」
ガルッチ「ふぁ!?//////」
なっ、えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!
全員『( ゚д゚)ポカーン』
ガルッチ「え?きゅ、急に如何したの?」
英竜「その、あの時のキス、さ。なんて言うか、少し情熱的っていうか………………。/////////」
ガルッチ「いやいや、軽めのキスだよ!?不意打ちのキスだよ!?何で情熱的なの!?」
英竜「その、ね?ガルッチの軽めのキスが、少し…………心に響いてね………。景気付けの筈なのに…………、暖かくって…………。//////」
ガルッチ「………………。/////////」
英竜「駄目かな?」
ガルッチ「その、お姉ちゃん?あれあくまで、景気付けのやつだから、そんなホイホイとすることは───────」
英竜「(﹡ƠωƠ֦﹡)」
って、滅茶苦茶期待しまくってるし!?何?そんなによかったの!?ただ景気付けに軽くキスしただけで、そこまで!?
ガルッチ「と、兎に角今は駄目!!ここ戦場だし、油断してやられるかもしれないんだから。」
英竜「そんなぁ…………。」
未来「まぁ、し、仕方ないよね………。」
深雪「せ、せやな………。」
ガルッチ「その代わり…………。」
英竜「?」
ガルッチ「その代わり、終わったら好きなだけいっぱいやってあげるから、それまで我慢して。」
英竜「ホント!!」
ガルッチ「うん、だから今我慢しといて──────」
英竜「わーい!!!ガルッチ大好き~!!!♡♡♡」
ガルッチ「お、おいおい!もう、しょうがないお姉ちゃんだなぁ………。」
この時未来は何故か悟りを開いたかのような顔をして、『尊い』と言っていたそうな…………。とりあえず、先を急ぐために、エレベーターに乗り込み、最上階まで登った。あ、あの弟と名乗ってた奴は、復活できないように肉片ごと燃やし尽くしました。
未来「ガルッチ………、このエレベータ。」
ガルッチ「うん、どうやら500階までしかいけないようだね………。」
愛花「あ、そういえばこの摩天楼、9那由多階位────」
英竜「高い!?」
ガルッチ「何その気が遠くなりそうな階数!?」
深雪「アホやろ!?こんな高い摩天楼作ったら何時崩れるかわからへんやないか!!!!」
未来「ゼロノス、絶対に登るとき面倒くさがってるんじゃないのかな?」
クリムゾン「はぁ、2人とも。ブルトン使って最上階に行った方が良いんじゃねえのか?」
あ、そういえばそうだな。でも………。
未来「確かにそうだね。」
英竜「いや。お薦めは出来ない。」
クリムゾン「何故だ?」
ガルッチ「ちっ、なるほど………。既に対策済みって訳か………。」
英竜「ガルッチ、どうだった?」
ガルッチ「どうやら、次元を使って屋上に行かせないように、強力な結界を張っている。しかも、結界を外すには何処かの階にいる結界師を見つけて倒さないと、ブルトンで屋上に行くことが不可能だ。」
英竜「むう、最低でもどれだけ倒せばいいの?」
ガルッチ「最低でも、10人倒せば結界を維持できなくなる。そこがチャンスだ。」
英竜「分かった。じゃあ、ジャックと神風、愛花とは別行動しよう。」
クリムゾン「おう、任せておけ。」
500階に着いた途端、僕と未来、英竜は右サイドを、ジャックと深雪、愛花は左サイドで別れ、結界師を探し始めた。
to be continued⇨