※この作品はR-18です。

Moon Light Another fate   作:深緑 風龍

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第80話 歪んだ兄弟愛と守護する姉弟愛

-摩天楼 1F-

 

ガルッチside

 

ガルッチ「妖術百ノ術『窮奇・疾風斬』!」

「奉霊の時来たりて此へ集う、鴆の眷属、幾千が放つ漆黒の炎!『カラミティブラスト』!!」

 

ちっ、此奴ただの一般人と思っていたが、何かしらの強化魔術で、強くしてるな?だが、此奴は………。

 

未来「中途半端だね。」

英竜「え?」

深雪「ほな、見てみ。火力は申し分ないけど、途中から弱まってるやん。あれじゃあガルッチに勝とうなんてどだい無理な話やな。」

愛花「もう、関西弁になっちゃってるね…………。」

英竜「それはそうと…………、私…………。」

 

英竜お姉ちゃん、やっぱり迷いがあるな。無理も無い、あれで動揺しない方が、大したものだが………。

 

「勝負あったね。」

ガルッチ「?」

「今英竜お兄ちゃんは、迷いを生じてる。もしこちら側に来たら、いくら戦力を揃えても絶対に勝てない。」

ガルッチ「そっちこそ、何を言ってるんだ?」

「何?」

ガルッチ「仮に英竜お姉ちゃんが敵に変わっても、無力化させる方法なら持ってる。メディアが持つ宝具『破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)』、それを使えば特典も消滅する。」

深雪「敵対したときの対策既にやってたんかい!!!!というか『破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)』が最強なんじゃ………。」

「酷いなぁ、英竜お兄ちゃんが折角手に入れた力を消すなんて、最低な弟だね。やっぱり、僕が弟に相応しい。」

 

巫山戯やがって、勝ってることにいい気になってる。いや待て?もし彼奴が出した魔法がフェイクだとすれば、本命は……………。

 

英竜「私は……………、ぼ…………違う、私は…………!!」

未来「ど、如何したの英竜!」

ガルッチ「…………洗脳か。だから勝ち誇っていたのか。」

「その通り!さぁ英竜お兄ちゃん、自分の正直さを教えて!どっちが英竜の弟なのかを!!」

 

まずい、もし英竜お姉ちゃんが取られたら、ホントに最悪な状態になる…………。

 

英竜「私は………………………、私は………………………………………!!!!!」

ガルッチ「英竜お姉ちゃん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英竜「私は、もう一度ガルッチにキスしてもらいたぁぁぁい!!!!」

 

 

 

ただその言葉で、全員( ゚д゚)ポカーンとしていた。どちらの弟なのかではなく、ただ僕のキスを要求していただけだった…………。

 

英竜「うぅぅ…………、恥ずかしい………。////////////」

「なっ、え?た、確かに、洗脳が効いたはず………。な、なのに………何だって?」

ガルッチ「お姉ちゃん、もしかして…………?」

英竜「そ、その…………、なんて言うか…………。/////////」

未来「っていうか、何の洗脳したんだろう?( ゚д゚)」

深雪「ウチが聞きたいぐらいやわ………。( ゚д゚)」

愛花「もしかして、洗脳の内容が原因なんじゃ………。」

「嘘だろ!?僕は確かに、『自分の正直な部分を言って』って洗脳を────」

ガルッチ「……………。( ゚д゚)ポカーン」

「しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

なんか彼奴が錯乱しちゃってるけど、とりあえず………。

 

ガルッチ「『無明十二段突き』!!」

「あっ───────────────」

 

僕は直ぐさま『天満月』を持ち直して、目にも止まらないほど12回突き、振り下ろした瞬間血飛沫をあげて、そのまま倒れた。

 

ガルッチ「………………とりあえず、英竜お姉ちゃん。もう大丈夫────」

英竜「ねぇ、ガルッチ…………。」

ガルッチ「ん?」

英竜「その、ね?もう一度でも良いから、キス…………してくれる?/////////」

ガルッチ「ふぁ!?//////」

 

なっ、えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!

 

全員『( ゚д゚)ポカーン』

ガルッチ「え?きゅ、急に如何したの?」

英竜「その、あの時のキス、さ。なんて言うか、少し情熱的っていうか………………。/////////」

ガルッチ「いやいや、軽めのキスだよ!?不意打ちのキスだよ!?何で情熱的なの!?」

英竜「その、ね?ガルッチの軽めのキスが、少し…………心に響いてね………。景気付けの筈なのに…………、暖かくって…………。//////」

ガルッチ「………………。/////////」

英竜「駄目かな?」

ガルッチ「その、お姉ちゃん?あれあくまで、景気付けのやつだから、そんなホイホイとすることは───────」

英竜「(﹡ƠωƠ֦﹡)」

 

って、滅茶苦茶期待しまくってるし!?何?そんなによかったの!?ただ景気付けに軽くキスしただけで、そこまで!?

 

ガルッチ「と、兎に角今は駄目!!ここ戦場だし、油断してやられるかもしれないんだから。」

英竜「そんなぁ…………。」

未来「まぁ、し、仕方ないよね………。」

深雪「せ、せやな………。」

ガルッチ「その代わり…………。」

英竜「?」

ガルッチ「その代わり、終わったら好きなだけいっぱいやってあげるから、それまで我慢して。」

英竜「ホント!!」

ガルッチ「うん、だから今我慢しといて──────」

英竜「わーい!!!ガルッチ大好き~!!!♡♡♡」

ガルッチ「お、おいおい!もう、しょうがないお姉ちゃんだなぁ………。」

 

この時未来は何故か悟りを開いたかのような顔をして、『尊い』と言っていたそうな…………。とりあえず、先を急ぐために、エレベーターに乗り込み、最上階まで登った。あ、あの弟と名乗ってた奴は、復活できないように肉片ごと燃やし尽くしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来「ガルッチ………、このエレベータ。」

ガルッチ「うん、どうやら500階までしかいけないようだね………。」

愛花「あ、そういえばこの摩天楼、9那由多階位────」

英竜「高い!?」

ガルッチ「何その気が遠くなりそうな階数!?」

深雪「アホやろ!?こんな高い摩天楼作ったら何時崩れるかわからへんやないか!!!!」

未来「ゼロノス、絶対に登るとき面倒くさがってるんじゃないのかな?」

クリムゾン「はぁ、2人とも。ブルトン使って最上階に行った方が良いんじゃねえのか?」

 

あ、そういえばそうだな。でも………。

 

未来「確かにそうだね。」

英竜「いや。お薦めは出来ない。」

クリムゾン「何故だ?」

ガルッチ「ちっ、なるほど………。既に対策済みって訳か………。」

英竜「ガルッチ、どうだった?」

ガルッチ「どうやら、次元を使って屋上に行かせないように、強力な結界を張っている。しかも、結界を外すには何処かの階にいる結界師を見つけて倒さないと、ブルトンで屋上に行くことが不可能だ。」

英竜「むう、最低でもどれだけ倒せばいいの?」

ガルッチ「最低でも、10人倒せば結界を維持できなくなる。そこがチャンスだ。」

英竜「分かった。じゃあ、ジャックと神風、愛花とは別行動しよう。」

クリムゾン「おう、任せておけ。」

 

500階に着いた途端、僕と未来、英竜は右サイドを、ジャックと深雪、愛花は左サイドで別れ、結界師を探し始めた。

 

to be continued⇨

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