※この作品はR-18です。

Moon Light Another fate   作:深緑 風龍

92 / 95
第84話 超大宴会

-孤独の岬-

 

ガルッチside

 

ガルッチ「ふうっ、この辺りでいいかな。」

 

僕はあの戦いが終わった後、超大宴会があるらしいのだが、先にやるべき事をやることにした。

そのやるべき事というのが、ジャックとゼロノスのお墓だった。

 

ガルッチ「まぁ、今回のメインはアギラだけど、こっちはサブだからね。まさかグレンラガンを操縦できたなんて思わなかった。」

 

しかし、彼奴がいなくなったお陰で、まさかの本当に半身がなくなるなんて思わなかったよ。英竜お姉ちゃんったら、気付いていないだろうけど、瞬時に再生出来るけどなぁ。目以外。

まぁいっか。さて、と…………。

 

ガルッチ「そこにいるんだろ?出て来い。」

 

後ろを振り向くと、そこには英竜お姉ちゃんとは似ても似つかぬ姿があった。だが、それが誰なのかは分かった。

霊長の抑止力、『阿頼耶識(アラヤ)』だった。

 

ガルッチ「今更何の用だ。どう足掻いても、ここまで歪んでちゃ、さすがのお前でも対処出来ないだろ?それとも、根本的な原因である母さんを殺すとか?だったら何故態々自分から出て来なかったんだ?」

阿頼耶識「………確かに、今更遅すぎた。ガイアですら、それも理解している。だが、そんな私でも、意地が出来た。今回歪ませた元凶である、お前を殺しに来た。」

ガルッチ「…………そうか、万人の幸せを優先して、僕達を自ら殺しに来たって訳か。下らない、万人の為に、個人の幸せを奪うなんて、熟々思ってたが、やはりお前は存在してはならないようだな。」

阿頼耶識「何故だ?何故個人の幸せを求める。その為に、一体どれだけの犠牲を払ったんだ?どれだけの人類を殺してきたんだ?」

ガルッチ「お前が、思ってる以上に殺してる。そしてこれからも、僕は殺し続ける。だがそのためには、お前が邪魔だ。お前のせいで、エミヤが苦しむ。お前のせいで、切嗣が苦しむ。だからこそ、阿頼耶識。お前を殺す。」

阿頼耶識「愚かな男め、ならばこの手で、この力でお前という存在を無かったことにしてやる。感謝するがいい、お前の義姉の力で殺してあげるのだ。」

ガルッチ「…………無駄なんだけどな。お前には。」

阿頼耶識「何?」

 

僕は直ぐさま直死の魔眼・絶望を発動させて、『天満月』を抜いてバッサリと斬った。

 

ガルッチ「式より先に、抑止力という名の、神様を殺しちゃったな。」

阿頼耶識「まさか…………、私が……………。万人の民よ……………、どうやら、お前達の幸せを……………守れないようだ……………。」

 

阿頼耶識はそのまま倒れ、存在諸共消えるのが分かった。絶対に勝利できる数値で来るのなら、それは無駄なことだな、阿頼耶識。

僕はこの世の全ての刃、お前がどれだけの数値で挑んでも、数値そのものを斬る。

さてと、これでやるべき事が出来たな。

僕の幸せを守るために、母さんを、英竜お姉ちゃんを守るために、抑止力を殺す。ついでに、魔術師達の目標である根源も絶つ。

 

英竜「ここに居たのか、ガルッチ。…………ガルッチ?」

ガルッチ「英竜お姉ちゃん、僕決めたよ。」

英竜「?」

ガルッチ「英竜お姉ちゃんを邪魔しようとする抑止力の根源を、僕が殺す。阿頼耶識もガイアも何もかも、英竜お姉ちゃんを仇となる奴らを殺すから。」

英竜「待て待て待て待て!!!何故ヤンシスに!?というか何があった!?」

ガルッチ「阿頼耶識が英竜お姉ちゃんの姿で殺しに来たから、直死の魔眼・絶望で殺してやった。」

英竜「っていうか阿頼耶識今更来たの!?対応遅いししかも弱すぎ!?」

ガルッチ「安心して、英竜お姉ちゃん。あの2人を殺したら、後は母さんが仕切れば万事OKだから。」

英竜「やだ………、私の義弟、愛が─────ってそんなんじゃ無い。ガルッチ、宴の準備終わったよ。」

ガルッチ「あ、もうか。それじゃ行こっか。」

 

僕は直ぐさま英竜お姉ちゃんと一緒に歩くと、ふとあることを思い出した。

 

ガルッチ「ところでお姉ちゃん。約束覚えてる?」

英竜「約束?」

ガルッチ「ほら、言ったじゃん。あの弟を倒した後に─────」

英竜「あ、えぇぇ!?ほ、本気で言ったのか!?」

ガルッチ「本気も何も言ったじゃん!!」

英竜「ま~じか。\(^o^)/」

 

えー……、まぁ宴会が終わってからでいっか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして………。宴会が始まった。まぁ正直、合同での宴会が始めるなんて思わなかったからな。

ただまぁ、問題が………、カオスな状況なんだけどね…………。

 

ガルッチ「まぁでも、こんなカオスな状況も、悪くないかもね。」

全王神「ガルッチちゃん、楽しんでる~?」

ガルッチ「うん、バッチリと。」

全王神「それにしても、アギラちゃんの歌、ホントに上手いね。」

ガルッチ「そうだな。」

全王神「でも、ガルッチちゃんの半身──────」

ガルッチ「安心しろ、ちゃんと戻ってる。どうやらこの超獣、僕の再生力と相性が良すぎたのか、滅茶苦茶馴染むんだ。代わりに、ジャックを失ったのが辛いけどな………。」

 

正直言って、ジャックがいないと寂しい。けど、悲しんではいられないのは分かってるさ。彼奴が死んだ分、僕が生き続けないと………。

その後僕は、英竜、未来、愛花、深雪、藍、夜神、士織の8人で最後の締めくくりをするためにステージに上がり、マイクを手に取った。

歌のことだが、どうやら母さんのリクエストがあったため、それを歌うことにした。

 

ガルッチ「皆、準備はいい?」

未来「何時でも良いよ。」

愛花「(ゝω・)b」

深雪「アハハ、ウチも歌う羽目になるなんて………。まぁしゃあないか。」

藍「というか、Fateで選ぶなんて、全王神様も変わってるね。」

英竜「まぁそんな全王神様と出会えたお陰で、今があるって言うのも事実だけどね。」

夜神「そうだね。」

士織「それじゃ、そろそろ歌おう?皆待ってるし。」

英竜「ガルッチ、準備は?」

ガルッチ「OKだよ、お姉ちゃん。では、聴いてください。『blossom』。」

 

Fate/Extra cccのエンディング曲で、前にフランが歌ってた曲を、今度は僕らが歌う番になった。

すると、僕らの後ろに、一本の桜が現れ、花びらを散らし始めた。と同時に曲が流れ始め、最初は英竜お姉ちゃんが歌い始めた。

 

英竜「夢一つ~、密かに生まれ~てた。♪眼差しが、私射抜~いた、瞬間に。♪」

 

夜神「暖かい~、掌、魔法のように。♪戒めに、閉ざされていた。♪心、開いた。♪」

 

藍「誰も、名付けない花に。♪」

 

士織「そっと、話しかけた人。♪」

 

藍「貴方には見てて欲しい。♪」

 

士織「夜明けまでの光。♪」

 

4人「「「「蕾が、解けて~いく~。♪

 

 

こんな小さな、私のかけら。♪触れ合って、溶け合って、満ちていく。♪

 

 

桜色した、淡いこの恋。♪いつか、愛に育つまで。♪」」」」

 

 

1番を歌い終わったお姉ちゃん達は、マイクを下ろした。と、同時に、僕はヘアゴムを解き、ポケットの中に入れた。いつの間にか、後ろ髪が長くなったと思いながら、僕は初めて、女声で歌い始めた。

 

ガルッチ「悲しみの~、運命が待つの~なら。♪世界ごと、未来を変~えて、あげる~から。♪」

 

愛花「美しい~、詩人の言葉~より。♪何気ない、微笑み。そ~れが、私~の寄香。♪」

 

未来「誰も、傷付かないように。♪」

 

深雪「一人、苦しんでいたの。♪」

 

未来「君の為に生きたい。♪」

 

深雪「純白のドレス着て。♪」

 

4人「「「「奏でよう、永久の誓い~。♪

 

 

無邪気な時が~、過ぎ去って今~。♪想うまま、願うまま、身を焦がす。♪

 

 

求める事を、止められぬ愛。♪いつか、恋を越えるまで。♪」」」」

 

お互いに歌い終わると同時に、フランとこいし、簪、本音、鈴美さん、オーフィス、レティシア、白夜叉がウェディングドレスを、イリヤだけは『天の杯(ヘブンズフィール)』の羽衣を着込みながらステージに上がり、マイクを取った。と、同時に、僕らの衣装がいつの間にか変わった。僕は結婚式や戦闘の時に何時も着ていた『月夜の袴』を、未来は二十世紀少年時代に着ていた白いスーツを、深雪達はフラン達が着ているウェディングドレスに着替えさせられたのだ。さすがの英竜お姉ちゃんも予想外だったそうだ。

その時、母さんの念話が聞こえた。

 

全王神『実は英竜ちゃん達やガルちゃん達に内緒で、サプライズ結婚式の準備を進めてたの。』

 

サプライズ結婚式、だって?ってちょっと待て、まさか────

 

全王神『そう言うこと、だから英竜ちゃん達と結婚しちゃいなよ。未来ちゃんたちも含めてね。♪』

 

オイオイオイオイ!!マジかよ!!ってそれフラン達は──────

 

全王神『快くOKしてくれたよ!』

 

やっぱりか…………。

 

英竜「ガルッチ、何で私ウェディングドレスなんかに!?」

ガルッチ「お姉ちゃん、要するにこれ結婚しろって事だろうね。」

英竜「ハイィィィ!?!け、けけけけ結婚!?だ、誰と!?////////////」

ガルッチ「ステージでマイクを持ってる人全員って事じゃないかな?」

士織「ふぁ!?」

英竜「と、とととととと突然過ぎるって!!そ、そもそも、先ず恋人から─────」

ノア「恥ずかしがる必要はない、全世界を救ってくれた怪獣娘。君も、幸せになればいいと思うぞ。」

 

ノア!?いつの間に来たの!?

 

英竜「で、でも………、私…………その…………。////////////」

ガルッチ「はぁ、英竜。こっち向いて。」

英竜「ちょっと待って、これって─────」

 

この後の未来が分かっていたのか、英竜は赤くなるも、構わず僕は英竜にキスした。

 

ガルッチ「僕は君のことが好きだ。未来もそうだし、フラン達も、簪達も、夜神達もそうだ。だからこそ─────」

英竜「いやいや、あのね!?物事には順序があってね!?////////////」

ガルッチ「順序なんてどうでも良い!!僕は結婚することには構わない!夜神達も、簪達も結婚も構わないって言ってた!」

英竜「って、藍達いつの間に!?/////////」

藍「えへへ、全王神様の質問の時にねぇ。まさかこんな形で結婚だなんて、思わなかった。」

 

英竜が滅茶苦茶焦ってるな。まぁ無理も無いか。無性愛の英竜だったし、仕方ないよね。

 

ガルッチ「それで、如何なの?英竜。」

英竜「わ、私は…………………………………。/////////」

 

もう顔が真っ赤になっているも、覚悟を決めたのか大声で言った。

 

英竜「私だって、ガルッチ達と結婚したい!!!!!/////////////////////」

 

 

それが滅茶苦茶響き、音楽ですら一時的ではあったが止まった。そして、僕の答えは勿論。

 

 

ガルッチ「だったら、結婚しよ。英竜。」

英竜「ああ、そうしよう。ガルッチ。」

 

 

そして、皆は歓声をあげて祝福してくれた。皆はおめでとうと言う言葉が飛び交い、母さんはうれし涙を見せた。

音色が再び流れると、直ぐさま僕と英竜は歌い始めた。

 

ガルッチ「誰も名付けない花に~。♪誇る理由、くれた人。♪」

 

英竜「君には生き続けて欲しい。♪」

 

ガルッチ「強い風に、♪」

 

英竜「もしもこの花っ。♪」

 

ガル英「「散ったと~して~。♪」」

 

そして最後の部分で、皆歌い始めた。

 

全員『ほんの微かなっ、希望の針が。♪

 

 

私(僕)から、貴方(君)へと、伝えてく。♪

 

 

不器用な恋も、歪な愛もっ。♪

 

 

全て、砂に、還るけど~………。♪』

 

英竜「尽きぬ~未来~。♪」

 

ガルッチ「見える~か~ら~~~…………。♪」

 

歌い終わると、皆は一斉に割れる程の拍手を送り、超大宴会+サプライズ結婚式が終わった。それにしても、母さん。それ僕にも教えて欲しかったなぁ…………。

 

全王神『え~、教えちゃったらサプライズじゃなくなっちゃうじゃ~ん。♪』

 

はぁ、やれやれだぜ。

 

 

to be continued⇨




そろそろ最終話が近いな………、ってその前に84.5話作ってからかなぁ……….
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。