Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-孤独の岬-
ガルッチside
ガルッチ「ふうっ、この辺りでいいかな。」
僕はあの戦いが終わった後、超大宴会があるらしいのだが、先にやるべき事をやることにした。
そのやるべき事というのが、ジャックとゼロノスのお墓だった。
ガルッチ「まぁ、今回のメインはアギラだけど、こっちはサブだからね。まさかグレンラガンを操縦できたなんて思わなかった。」
しかし、彼奴がいなくなったお陰で、まさかの本当に半身がなくなるなんて思わなかったよ。英竜お姉ちゃんったら、気付いていないだろうけど、瞬時に再生出来るけどなぁ。目以外。
まぁいっか。さて、と…………。
ガルッチ「そこにいるんだろ?出て来い。」
後ろを振り向くと、そこには英竜お姉ちゃんとは似ても似つかぬ姿があった。だが、それが誰なのかは分かった。
霊長の抑止力、『
ガルッチ「今更何の用だ。どう足掻いても、ここまで歪んでちゃ、さすがのお前でも対処出来ないだろ?それとも、根本的な原因である母さんを殺すとか?だったら何故態々自分から出て来なかったんだ?」
阿頼耶識「………確かに、今更遅すぎた。ガイアですら、それも理解している。だが、そんな私でも、意地が出来た。今回歪ませた元凶である、お前を殺しに来た。」
ガルッチ「…………そうか、万人の幸せを優先して、僕達を自ら殺しに来たって訳か。下らない、万人の為に、個人の幸せを奪うなんて、熟々思ってたが、やはりお前は存在してはならないようだな。」
阿頼耶識「何故だ?何故個人の幸せを求める。その為に、一体どれだけの犠牲を払ったんだ?どれだけの人類を殺してきたんだ?」
ガルッチ「お前が、思ってる以上に殺してる。そしてこれからも、僕は殺し続ける。だがそのためには、お前が邪魔だ。お前のせいで、エミヤが苦しむ。お前のせいで、切嗣が苦しむ。だからこそ、阿頼耶識。お前を殺す。」
阿頼耶識「愚かな男め、ならばこの手で、この力でお前という存在を無かったことにしてやる。感謝するがいい、お前の義姉の力で殺してあげるのだ。」
ガルッチ「…………無駄なんだけどな。お前には。」
阿頼耶識「何?」
僕は直ぐさま直死の魔眼・絶望を発動させて、『天満月』を抜いてバッサリと斬った。
ガルッチ「式より先に、抑止力という名の、神様を殺しちゃったな。」
阿頼耶識「まさか…………、私が……………。万人の民よ……………、どうやら、お前達の幸せを……………守れないようだ……………。」
阿頼耶識はそのまま倒れ、存在諸共消えるのが分かった。絶対に勝利できる数値で来るのなら、それは無駄なことだな、阿頼耶識。
僕はこの世の全ての刃、お前がどれだけの数値で挑んでも、数値そのものを斬る。
さてと、これでやるべき事が出来たな。
僕の幸せを守るために、母さんを、英竜お姉ちゃんを守るために、抑止力を殺す。ついでに、魔術師達の目標である根源も絶つ。
英竜「ここに居たのか、ガルッチ。…………ガルッチ?」
ガルッチ「英竜お姉ちゃん、僕決めたよ。」
英竜「?」
ガルッチ「英竜お姉ちゃんを邪魔しようとする抑止力の根源を、僕が殺す。阿頼耶識もガイアも何もかも、英竜お姉ちゃんを仇となる奴らを殺すから。」
英竜「待て待て待て待て!!!何故ヤンシスに!?というか何があった!?」
ガルッチ「阿頼耶識が英竜お姉ちゃんの姿で殺しに来たから、直死の魔眼・絶望で殺してやった。」
英竜「っていうか阿頼耶識今更来たの!?対応遅いししかも弱すぎ!?」
ガルッチ「安心して、英竜お姉ちゃん。あの2人を殺したら、後は母さんが仕切れば万事OKだから。」
英竜「やだ………、私の義弟、愛が─────ってそんなんじゃ無い。ガルッチ、宴の準備終わったよ。」
ガルッチ「あ、もうか。それじゃ行こっか。」
僕は直ぐさま英竜お姉ちゃんと一緒に歩くと、ふとあることを思い出した。
ガルッチ「ところでお姉ちゃん。約束覚えてる?」
英竜「約束?」
ガルッチ「ほら、言ったじゃん。あの弟を倒した後に─────」
英竜「あ、えぇぇ!?ほ、本気で言ったのか!?」
ガルッチ「本気も何も言ったじゃん!!」
英竜「ま~じか。\(^o^)/」
えー……、まぁ宴会が終わってからでいっか。
そして………。宴会が始まった。まぁ正直、合同での宴会が始めるなんて思わなかったからな。
ただまぁ、問題が………、カオスな状況なんだけどね…………。
ガルッチ「まぁでも、こんなカオスな状況も、悪くないかもね。」
全王神「ガルッチちゃん、楽しんでる~?」
ガルッチ「うん、バッチリと。」
全王神「それにしても、アギラちゃんの歌、ホントに上手いね。」
ガルッチ「そうだな。」
全王神「でも、ガルッチちゃんの半身──────」
ガルッチ「安心しろ、ちゃんと戻ってる。どうやらこの超獣、僕の再生力と相性が良すぎたのか、滅茶苦茶馴染むんだ。代わりに、ジャックを失ったのが辛いけどな………。」
正直言って、ジャックがいないと寂しい。けど、悲しんではいられないのは分かってるさ。彼奴が死んだ分、僕が生き続けないと………。
その後僕は、英竜、未来、愛花、深雪、藍、夜神、士織の8人で最後の締めくくりをするためにステージに上がり、マイクを手に取った。
歌のことだが、どうやら母さんのリクエストがあったため、それを歌うことにした。
ガルッチ「皆、準備はいい?」
未来「何時でも良いよ。」
愛花「(ゝω・)b」
深雪「アハハ、ウチも歌う羽目になるなんて………。まぁしゃあないか。」
藍「というか、Fateで選ぶなんて、全王神様も変わってるね。」
英竜「まぁそんな全王神様と出会えたお陰で、今があるって言うのも事実だけどね。」
夜神「そうだね。」
士織「それじゃ、そろそろ歌おう?皆待ってるし。」
英竜「ガルッチ、準備は?」
ガルッチ「OKだよ、お姉ちゃん。では、聴いてください。『blossom』。」
Fate/Extra cccのエンディング曲で、前にフランが歌ってた曲を、今度は僕らが歌う番になった。
すると、僕らの後ろに、一本の桜が現れ、花びらを散らし始めた。と同時に曲が流れ始め、最初は英竜お姉ちゃんが歌い始めた。
英竜「夢一つ~、密かに生まれ~てた。♪眼差しが、私射抜~いた、瞬間に。♪」
夜神「暖かい~、掌、魔法のように。♪戒めに、閉ざされていた。♪心、開いた。♪」
藍「誰も、名付けない花に。♪」
士織「そっと、話しかけた人。♪」
藍「貴方には見てて欲しい。♪」
士織「夜明けまでの光。♪」
4人「「「「蕾が、解けて~いく~。♪
こんな小さな、私のかけら。♪触れ合って、溶け合って、満ちていく。♪
桜色した、淡いこの恋。♪いつか、愛に育つまで。♪」」」」
1番を歌い終わったお姉ちゃん達は、マイクを下ろした。と、同時に、僕はヘアゴムを解き、ポケットの中に入れた。いつの間にか、後ろ髪が長くなったと思いながら、僕は初めて、女声で歌い始めた。
ガルッチ「悲しみの~、運命が待つの~なら。♪世界ごと、未来を変~えて、あげる~から。♪」
愛花「美しい~、詩人の言葉~より。♪何気ない、微笑み。そ~れが、私~の寄香。♪」
未来「誰も、傷付かないように。♪」
深雪「一人、苦しんでいたの。♪」
未来「君の為に生きたい。♪」
深雪「純白のドレス着て。♪」
4人「「「「奏でよう、永久の誓い~。♪
無邪気な時が~、過ぎ去って今~。♪想うまま、願うまま、身を焦がす。♪
求める事を、止められぬ愛。♪いつか、恋を越えるまで。♪」」」」
お互いに歌い終わると同時に、フランとこいし、簪、本音、鈴美さん、オーフィス、レティシア、白夜叉がウェディングドレスを、イリヤだけは『
その時、母さんの念話が聞こえた。
全王神『実は英竜ちゃん達やガルちゃん達に内緒で、サプライズ結婚式の準備を進めてたの。』
サプライズ結婚式、だって?ってちょっと待て、まさか────
全王神『そう言うこと、だから英竜ちゃん達と結婚しちゃいなよ。未来ちゃんたちも含めてね。♪』
オイオイオイオイ!!マジかよ!!ってそれフラン達は──────
全王神『快くOKしてくれたよ!』
やっぱりか…………。
英竜「ガルッチ、何で私ウェディングドレスなんかに!?」
ガルッチ「お姉ちゃん、要するにこれ結婚しろって事だろうね。」
英竜「ハイィィィ!?!け、けけけけ結婚!?だ、誰と!?////////////」
ガルッチ「ステージでマイクを持ってる人全員って事じゃないかな?」
士織「ふぁ!?」
英竜「と、とととととと突然過ぎるって!!そ、そもそも、先ず恋人から─────」
ノア「恥ずかしがる必要はない、全世界を救ってくれた怪獣娘。君も、幸せになればいいと思うぞ。」
ノア!?いつの間に来たの!?
英竜「で、でも………、私…………その…………。////////////」
ガルッチ「はぁ、英竜。こっち向いて。」
英竜「ちょっと待って、これって─────」
この後の未来が分かっていたのか、英竜は赤くなるも、構わず僕は英竜にキスした。
ガルッチ「僕は君のことが好きだ。未来もそうだし、フラン達も、簪達も、夜神達もそうだ。だからこそ─────」
英竜「いやいや、あのね!?物事には順序があってね!?////////////」
ガルッチ「順序なんてどうでも良い!!僕は結婚することには構わない!夜神達も、簪達も結婚も構わないって言ってた!」
英竜「って、藍達いつの間に!?/////////」
藍「えへへ、全王神様の質問の時にねぇ。まさかこんな形で結婚だなんて、思わなかった。」
英竜が滅茶苦茶焦ってるな。まぁ無理も無いか。無性愛の英竜だったし、仕方ないよね。
ガルッチ「それで、如何なの?英竜。」
英竜「わ、私は…………………………………。/////////」
もう顔が真っ赤になっているも、覚悟を決めたのか大声で言った。
英竜「私だって、ガルッチ達と結婚したい!!!!!/////////////////////」
それが滅茶苦茶響き、音楽ですら一時的ではあったが止まった。そして、僕の答えは勿論。
ガルッチ「だったら、結婚しよ。英竜。」
英竜「ああ、そうしよう。ガルッチ。」
そして、皆は歓声をあげて祝福してくれた。皆はおめでとうと言う言葉が飛び交い、母さんはうれし涙を見せた。
音色が再び流れると、直ぐさま僕と英竜は歌い始めた。
ガルッチ「誰も名付けない花に~。♪誇る理由、くれた人。♪」
英竜「君には生き続けて欲しい。♪」
ガルッチ「強い風に、♪」
英竜「もしもこの花っ。♪」
ガル英「「散ったと~して~。♪」」
そして最後の部分で、皆歌い始めた。
全員『ほんの微かなっ、希望の針が。♪
不器用な恋も、歪な愛もっ。♪
全て、砂に、還るけど~………。♪』
英竜「尽きぬ~未来~。♪」
ガルッチ「見える~か~ら~~~…………。♪」
歌い終わると、皆は一斉に割れる程の拍手を送り、超大宴会+サプライズ結婚式が終わった。それにしても、母さん。それ僕にも教えて欲しかったなぁ…………。
全王神『え~、教えちゃったらサプライズじゃなくなっちゃうじゃ~ん。♪』
はぁ、やれやれだぜ。
to be continued⇨
そろそろ最終話が近いな………、ってその前に84.5話作ってからかなぁ……….