Moon Light Another fate 作:深緑 風龍
-光の国-
ガルッチside
ふう、あれから2万年か。未来の旅も終え、英竜達がやろうとしてるのを手伝ったお陰で、宇宙侵略は完了。
現在は、英竜お姉ちゃんが支配者として宇宙に従わせている。でも、それは僕みたいに力による脅しの支配ではなく、人々の心を奪うという新たな宇宙侵略だった。
勿論、『End of The World』の同盟も永遠と続き、引き続き英竜お姉ちゃん達に技術を教えていた。
兄さんことルッチは、長年の天皇を引退し、その息子が第二の天皇をやっている。隠居はしておらず、代わりに英竜達の技術提供者としてやっているそうだ。
姉さんことラルッチは、どうも英竜お姉ちゃんを目の敵をしていたようで、どちらが姉らしいのか勝負し始めた。実はそれも2万年間も続いていたようで、止めに行ってる僕のみにもなって欲しいぐらい。と言うか仲良くしろよな、姉さんもお姉ちゃんも……。まぁ……、『お姉ちゃん達が聞いてくれない………、仕方ない。自殺するしか───』って言ったら喧嘩をやめて止めに行ってるようだからね。まぁ此はあくまで最終手段だな。
エレメントフェニックスの皆は、それぞれの仕事に就いた。ブレイズは英竜達が生み出した超獣達の教官。アビスは全知の海神。レイスは宇宙自然環境に関わる仕事。ノームは鉱山の親方。カレンはマルフォイの秘書官。んで肝心のマルフォイは、全宇宙ネットワークの社長となり、日々英竜お姉ちゃん達に今まで起こったことをねつ造無く教えている。アルファスは宇宙監獄の監獄長として、日々犯罪者達を光らせているらしい。
僕の息子や娘も、それぞれ仕事に着いてる。バルッチは、性格に似合うほどの執事長。マルッチは超大魔導師兼冒険家として、あらゆる宇宙で遺跡を探している。ドルッチは引き続き天皇補佐。鳳凰は宇宙一の料理長として名をあげている。アラヤはどうもリサと結婚、仕事はどうやら僕の手伝いのようだ。
未来は旅を終えて士と頂上決戦、結果勝利し、激情コンプリートフォームを手に入れたようだ。が、未来が言うには最終手段として使うようだ。そして、次元管理人として、母さんの仕事を手伝ってる。
簪と本音は、正義の味方となり、藍と同じように困ってる人達を助けて行ってるようだ。勿論、育児も忘れず、連れて周りながらだけど頑張っているようだ。
鈴美さんは未来と一緒だが、『零の龍神』として本格的に修行しに行ってるため、最近会っていない。連絡はしているようだけど……。
白夜叉とレティシアは久しぶりに里帰りをしたようだ。土産話も、たんまりあるようで、十六夜達も楽しみにしているだろう。
さてと、んで肝心の僕だけど…………、ってあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
ガルッチ「ヤベッ!!今日ダークザギが転生する日じゃん!!急がなきゃ!!!」
仕事終わって今更だけど、ホントにうっかりしてた!!クソ、転生祝にダークザギ専用の刀を作ったってのに!!畜生!!
-執務室-
『ガチャッ!』
ガルッチ「お姉ちゃん!ザギは!?」
英竜「ガルッチ、入るときはノック。」
ガルッチ「ご、ごめん。慌てると、ホントに………。」
英竜「全く、しょうがないんだから。それよりザギだけど、もう転生し終わったよ。」
ガルッチ「遅かったか…………。」
あークソ、此渡しに来たってのに…………。
英竜「その刀、ザギに渡すのか?」
ガルッチ「うん。ようやく完成して、仕事が終わったら渡そうかなって思って。」
全王神「ガルちゃんホントにごめんねごめんね~!♪」
ガルッチ「母さん?(ニッコリ)」
全王神「はい反省しております超全大王神様。」
ガルッチ「誰もそこまで言えなんて言ってないだろ。」
まぁ要するに、僕は正式に『超全大王神』として、様々な仕事をしている。全王の処遇についても、どうやら僕が決めることになった。
勿論その処遇だが、全王としての権限や能力などのものを剥奪、そして宇宙一の脱獄率が低い監獄城にて仮釈放なしの終身の刑に処した。
英竜「しかし、ガルッチも正式な『超全大王神』か。ホント時は早いなぁ………。」
ガルッチ「そうだね。そういえば、抑止力の方は?」
英竜「問題ない。ただ、どうも調子に乗る転生者は後を絶たないようだ。」
ガルッチ「世知辛いもんだなぁ………。」
英竜「それには同感だ。それより、どうするんだ?っていうかこの効果は?」
ガルッチ「あ、言ってなかったな。此奴は村山刀と言って、僕の力を宿した太刀なんだ。此を使えば、抜かなくても手刀すれば、どんな最硬なものでも綺麗に斬ることができるものさ。キーホルダーは青い月だけどね。」
全王神「なるほど、最強の矛ならぬ、最強の刃ね。」
英竜「オン/オフの切り替えは?」
ガルッチ「大丈夫。ちゃんとしてあるさ。戦闘モード以外は生活に支障は無い。」
持ち手にはネイビーと黒色で、刃部分は血に飢えてるかのような色、クリムゾンにしている。勿論此はジャックを意識して出した色だ。
鞘付きである。
ガルッチ「とりあえず、宅配として此送るね。名前はザギ限定で分かるように、ロシア語かドイツ語で頼む。」
英竜「名前は『超全大王神 ガルッチ』でいいか?」
ガルッチ「まぁ、それでいいかな?」
そんなこんなで、僕はその刀を転生装置に置き、ザギに送り届けた。少なくとも、ザギならあの刀を使えそうだしな。
全王神「あ、そういえばつっくんが言ってたけど。」
ガルッチ「?」
全王神「写真撮るから、世界樹の桜の前に集まってってさ。」
英竜「私も?」
全王神「もっちろん!!『エターナルフォース・ゼロ』と『エクストリームブレード・オール』も一緒にね!(ゝω・)b」
ガルッチ「風の大陸か。そういえば仕事ばかりで、最近『End of The World』に帰ってなかったな。」
英竜「ちょっと皆に聞いてみるから、先に行っててくれないか?」
ガルッチ「分かった、英竜お姉ちゃん。」
んじゃあ僕は、未来達や兄さん達に連絡っと……………。
-風の大陸 世界樹の桜の丘- -昼ノ刻-
懐かしいな、この桜は全く変わってない。2万年も経ってるのに、何時でも散り続けてる。
ギル「よう、我が雑種。久方ぶりだな。」
ガルッチ「ギルガメッシュ、久しぶり。」
ギル「貴様も相当変わったものだな。いつの間にか、我の嫌いな神に成り下がってしまうとは。」
ガルッチ「ごめんね、ギルガメッシュ。」
ギル「気にするな。貴様のような神だったら、きっと我も……………いや、悔やんでも無駄か。」
ガルッチ「新生ウルクの方はどうだ?」
ギル「ああ、問題ないな。英竜とか言ったか?彼奴が援助してくれたお陰で、国を作り出すことに成功したからな。」
ギルガメッシュの服装は、いつの間にかキャスターバージョンになっていて、あの時の金ピカ鎧は着ていないようだ。
ガルッチ「しかし、まさかアーチャーとキャスターのダブルクラスになるとは思わなかったよ。」
ギル「ダブルクラスに慣れずして何が王だ!!いっそ、全クラスにでも────」
ガルッチ「おい待て、無茶するな。っていうかバーサーカーになったら駄目だろ。」
ギル「駄目か?」
ガルッチ「駄目です、英雄王。」
ギル「そうか………。」
ギルガメッシュと話をしていると、未来達や兄さん達が来てくれた。
未来「ガルッチ、もう早く着いてたんだ。」
ガルッチ「そりゃあそうだよ、ここには縁のある場所だからね。」
レイス「ガルッチらしいっちゃらしいよね。主に桜好きってのが。」
ガルッチ「そう言うアンタは、簪と二亜の共同作業でBL同人誌を作ってるじゃないか………。」
レイス&簪「「BLはジャスティス!!!」」
ガルッチ「駄目だこの腐女子達、混ざらせてしまったのが運の尽きか………。」
ブレイズ「そんなガルッチは、何だかんだ言って読んでいると。」
ガルッチ「アハハ………、否定できない自分に恨みたい…………。」
ラルッチ「ガルッチ、白眼になってるよ。」
あ、そうそう。ここ最近この義眼、感情によって色が変わるようになったんだ。普段は蒼眼なんだが、喜びは黄色、怒りは赤、哀しみはそのまま青など、感情が深まれば深まるほど色も濃くなるようになってる。勿論任意的にオン/オフもしてるため、今はオンしている。
英竜「お、皆揃ってるね。」
ラルッチ「おやおや、遅いではないで────」
ガルッチ「姉さん、喧嘩は………?」
ラルッチ「…………くっ!」
英竜「あらあら、私の弟の言うこと聞くなんて、相当ほだされて──────」
ガルッチ「お姉ちゃん…………。」
英竜「…………………。」
ラル英竜「「私の弟、マジ天使…………。」」
簪「おねショタ……………いやショタおね……………。」
レイス「どっちもありね。」
ガルッチ「2人とも、なしだ!」
レイス&簪「「え~。」」
藍「っていうかすっごい大きいね。この桜。」
ルッチ「何しろここは、世界樹の桜と言って、どんな大桜よりも大きく、永遠と咲き誇ってると言われてる、まさにこの世の全てを統べる桜とも呼ばれているんです。」
ギル「我も手にしたかったのだが、手に入ってしまえばせっかくの場所が寂しくなるからな。」
ガルッチ「コレクターEXだなぁ………。」
夜神「ガルッチ、また遠い目になってる………。」
士織「そう言えば、全王神様は?」
ガルッチ「そう言えば遅いな。」
何してんだ?言いだしっぺは母さんなのに………。
ミスト「兄や、全王神が来たよ。」
全王神「ヤッホー!!何時もにこにこ貴方の隣に、這い寄る─────」
ガルッチ「それはニャル子さんの台詞。っていうか見事なまでに普通の女の子に見えるな。」
白いワンピースに麦わら帽子って、しかも裸足?何故こうなるんだよ。仮にも僕の母なんだから、そこは威厳を持って……………、いや母さんには威厳なんて無いか。
全王神「そう言うガルッチちゃんは、ホントに和装が好きだね。」
ガルッチ「此が普段着なんだよ。」
対して僕は、月夜の袴を着ていた。やっぱり僕にはこっちがお似合いかな?
風龍「よっと、どうやら間に合ったようだな。」
メアリー「そうね。懐かしい服を着替えたけど、こっちが私らしいかな?」
ガルッチ「あ、風龍さん。メアリー。」
ギャリー「んで、何で私達まで?関係ないんじゃないの?」
イヴ「うん。ただの一般人なのに…………。」
メアリー「もう、そう言わないの!!」
まさかの『ib』のキャラクターも出て来るとは思わなかったな……………。
メアリー「それより風龍、無茶言ってごめんね?」
風龍「ううん、メアリーが望んだことだし、これぐらいお安いご用さ。」
束「おーい、皆~!桜の木に集まって~!写真撮るよ~!!」
いよいよか………。だったら、急がないとね。
士「んじゃ撮るぞ。」
『カシュン』
その1枚の写真には、かつて赤ん坊の時に、母さんに見せた満面の笑みをした僕がいた。
『親愛なる○○○○へ
ようやく、僕だけのアルカディアを見つけました。二万数百年間ではありますが、やっと見つけました。
此方の生活は上手くいってます。其方はどうですか?
まぁ、其方が何だろうが、多分大丈夫なんでしょうね。……………以前貴方は言いましたよね?自分の幸せを捨てては、他人の幸せを守ることは出来ないって。
確かに貴方の言うとおりです。
とは言え、此は貴方にとって最後の手紙。これで貴方に手紙を送ることは、もう二度とないでしょう。
どうか、気を悔やまぬように、あなたも幸せを見つけて下さい。それか、取り戻して下さい。
それでは、さようなら。『僕』よ。
超全大王神兼この世の全ての刃 ガルッチ』
sideout
-???-
「…………なるほど、幸せそうで安心した。」
それだけ言い、男はガルッチが送った手紙を破り、写真をポケットの中に入れた。
「……………結局僕は、生き残ってしまい、彼女達を置いて行かれてしまった。ずっと後悔していた。こんなことなら、消えて無くなればいいと思った。だが、同じ道を進もうとしている僕を、どうにかしてその道を歩ませないように、旅先で助言していた。
しかし、まさかあの門矢未来とかいう人物が、彼を救うことになるとはな。」
男は常に一人。大切なものを守ることが出来ず、挙げ句の果てには、故郷も失い、永遠と彷徨い続ける亡霊のような存在へと成り果てていた。
「まっ、どっちにしろ僕には関係のないことか。彼奴は僕とは違う人生を歩んだ。今更幸せを見つけろなんて、無理な話だな。
此が僕の末路。絶望に堕ちきってしまった、成れの果て。自殺も出来ず、かといって生きる目的を失った僕には、最早彷徨うしか選択肢は無いからな…………。」
だが、男が持ってる指輪を見て、ふと笑みが零れる。
「…………でも、今思えばあの頃は楽しかった。もう二度と、この感情は蘇らないけど、せめて思い出だけは、焼き付けておこう。
さて、次の世界に行くか。」
そして、男は1枚のカードを取り出し、投げつけると青いゲートが開きその中に入る。
「今度こそ、お別れだ。ガルッチ。決して、絶望に落ちた『僕』に、ならないでくれ。」
それだけを言い残し、男………。
いや、原世界の住人である『ラーク・バスター・ガルッチ』は、この世界から去った。1枚の写真を持ちながら……………。
Star Dust Space&Moon Light Another Fate True Happy End
-始原の城-
ってな訳で、この作品はこれにて終わりです。
ちなみに、最後の部分は、プロト版のガルッチを出させてもらいました。
何故彼だけは救われなかったかというと、既に手遅れになるぐらいに絶望に堕ちてしまって、空虚な存在へと成り果ててしまったのです。
そのために、この作品外でちょくちょくとプロト版のガルッチは現在のガルッチに出会い、自分と同じ運命にならないように、助言をしていました。
ちなみに、この作品が終わっても、次は後日談を作ろうと思います。まぁ4つの作品と違って、不定期更新にはなるとは思いますが、基本R18のほぼ何でもありの作品になると思います。
それでは、ここまで見てくださり、───────
紫「ありがとね~、皆~!引き続き、ゆっかり~んをよろしくね?♡」
……………紫、この大事な締めくくりで、邪魔をするとはいい度胸じゃないか?もう一遍死にやがれ!!!
『エクスグラビドン』!!!!
『ズドガーーーーーン!!!!!』
紫「ヤッダァァバァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
今日の紫 最後の締めくくりで邪魔をしてきた風龍を怒らせて、宝具で殺される。
はぁ、んじゃあ改めて。ここまで見てくれて、ありがとうございます。