※この作品はR-18です。

記憶を無くした提督が成長していく様です   作:鳳 政宗

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第16話 とある出会い④

数日後、鎮守府に1通の手紙が届いた。

 

大淀「提督、大本営からのお手紙です。」

 

手紙を受け取り、読んでみると作戦要項が書かれていた。

 

内容を要約すると、とある深海棲艦の1団の本拠地らしき場所が判明した。その本拠地らしき場所は距離自体は遠いが、この鎮守府からが一番近い。規模自体はそこまで大きくないので、ここの鎮守府の精鋭を派遣して殲滅せよ、との事だった。

 

鳳「いくら規模が大きくないとはいえ、ここの鎮守府の戦力で殲滅など出来るのか?」

 

長門「まぁ、過去に何度か大規模作戦は発令されてる。その時がいつ来るかわからないから、その時へ向けての一種の練習の様なものだろう。」

 

鳳「そんなものなのか…。まぁ、大本営からの指示なら従う他ないが。」

 

長門「ところで、それはいつまでに実行するんだ?」

 

鳳「それ自体は書いてない。まぁ、早いに越したことはないだろうから、今からでも準備は勧めておこう。」

 

 

 

昼食が終わった後、大和を呼び出して作戦要項を伝えた。

 

鳳「…という訳だ。なにか質問はあるか?」

 

大和「そこの戦力は小さい、との事ですが具体的な戦力はわからないのですか?」

 

鳳「とりあえず、偵察部隊を編成して様子を見るしかないだろう。いきなり全力を出す程でもないと思う。それに…。」

 

大和「それに?」

 

鳳「例の消息不明の艦娘の件は知っているか?」

 

大和「えぇ。所属不明の艦娘の件ですね。存じております。」

 

鳳「どうも、その艦娘がいるかもしれない海域が丁度そこなんだ。」

 

大和「え?」

 

鳳「どうも出来すぎた話ではあるんだが、念には念を入れてその件も含めて調査してみよう。」

 

大和「了解致しました。」

 

大和に説明を終えた俺は青葉を呼ぶ事にした。

 

青葉「何ですか?提督。」

 

鳳「いや、ちょっと青葉に調べてもらいたい事があるんだ。」

 

青葉「調べてもらいたい事?」

 

鳳「あぁ。」

 

 

 

 

 

 

青葉「そういう事でしたらお任せ下さい!青葉、頑張ります!」

 

鳳「くれぐれも無茶はしないでくれよ?」

 

青葉「分かりました!」

 

指示を出し、部屋を出る青葉を見届けてから俺は深くため息をついた。

 

鳳「ふぅ…」

 

上からの指令も面倒だが、こっちもこっちで面倒だ。

 

鳳(上手く行けばいいんだが、なかなか大変だな。)

 

1通りの用事を終えた俺は仕事に取り掛かった。

 

 

 

 

それから数日後、1通りの情報を集めたので本格的に作戦を開始した。

 

目的の本拠地の戦力は空母ヲ級改flagshipを中心にした約150の数の敵がいた。少数ではあるがこちらも艦娘の数が多いとはいえず、約50名の戦力。被我兵力差は3対1と言ったところか。まともにぶつかっては勝ち目がないので、囮を使って兵力を分断する事にした。

 

鳳「…以上が俺の考えだが、何か気になる点はあるか?」

 

長門「気になる点は特にないが、誰をどこの艦隊にするか、は決まってないのか?」

 

鳳「ある程度は決めてある。二航戦と高雄型、吹雪型と扶桑型を陽動部隊にして、それ以外の艦娘を主力にする。完全にここの鎮守府を空ける事は出来ないので、ある程度の戦力は残すつもりだ。」

 

長門「つまり私は主力部隊に編成されるのか?」

 

鳳「あぁ、そのつもりだ。」

 

長門「腕が鳴るな。ビックセブンと言われたこの私の実力、とことん発揮させてもらうとしよう。」

 

鳳「助かる。後、距離が距離だから中継地点にある無人島を前線基地とする。そこに俺も行こう。」

 

長門「いくら何でもそれは危険では?」

 

鳳「司令官が近くにいた方がある程度の指示は出しやすいだろう。遠距離からだと上手く通信できない事もあるだろうし。それに…」

 

長門「それに?」

 

鳳「艦娘だけに命をかけさせる訳にはいかない。俺だけ安全な所にいるのも気が引けるしな。」

 

長門「いくら私達が居るからといっても過信は禁物だ。危なくなったら直ぐに撤退してくれ。」

 

鳳「了解した。では、早速前線基地の確保に向かうとしよう。」

 

 

こうして俺達横須賀鎮守府の精鋭達を率いて、深海棲艦の基地殲滅作戦(兼所属不明の艦娘の捜索)を開始するのであった。

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