鳳「…また、か。」
???「ヨクキヅイタナ。」
鳳「2度目ともなると流石に慣れる。で、用件はなんだ?」
???「テイトクトシテノシゴトモイタニツイテキタンダナ。」
鳳「あぁ。皆、よく着いてきてくれてるさ。こんな素性の知れない俺に、な。」
???「…マァイイ。トコロデ、アノナガトトカイウヤツ、オマエニキガアルンジャナイノカ?」
鳳「…どうしてそう思う?」
???「ミテワカラナイカ?アイツノシグサヤタイドヲミレバワカルダロ。」
鳳「…あいつがどう思っているかはわからないが、俺は長門の事を気に入っている。いや、この感覚は恋愛感情だろうな。」
???「スナオジャナイヤツダ。ドウシテスナオニナラナイ?」
鳳「…怖いんだよ。」
???「コワイ?」
鳳「誰かを好きになることが、だ。どう言えば良いのかわからないが、素直になれないってのは不便なものだな。」
???「…ナラオレガスナオニナレルヨウニシテヤルヨ。」
鳳「…動けない。何をした。」
???「フフ…」
鳳「おい!答えろ!」
???「オマエノココロヲヒラカセテヤルヨ。」
鳳「…気遣いは無用だ。俺は俺の意思で、タイミングで全てを打ち明ける。記憶がどうとかじゃなく、純粋に気持ちを、な。」
???「…オマエガソウイウナラ、イマハソウイウコトニシトイテヤル。」
鳳「…どうも。」
???「タダ、アマリニモグダグダシテタリシタラ、ソノトキハワカッテイルヨナ?」
鳳「あぁ。」
???「ソレデコソ、オマエデアリオレダ、ナ。」
鳳「ところで、名前くらい教えてくれよ。」
???「…ソウダナ。オレハオマエノカゲ。ダカラ、オオトリ、デイイダロウ。」
鳳「分かった。」
オオトリ「ジャア、ナ。」
鳳「あぁ。」
鳳「…ふぅ。やっぱり目覚めは悪いな。さっきのオオトリ、本当に俺の影なんだろうか。」
朝食を済ませ、グラーフの容態を気にしつつ、日々の業務に勤しんでいた。
鳳「グラーフの件は引き続きビスマルクに任せて大丈夫だろう。誰かわからない艦娘より、同郷だと言っていた艦娘なら安心出来るだろうし。」
長門「それは同感だな。積もり積もった話もあるだろうし。」
鳳「まぁ、今は休むべき時だからな。」
長門「フフッ…。」
鳳「どうしたんだ?」
長門「いやなにもないさ。」
鳳「そうか。」
長門(提督は優しいんだな。このような人物と生涯添い遂げられたら本望だな…。)
鳳「…何かいい事でもあったか?」
長門「何故だ?」
鳳「ニヤついていたからな。」
長門「なっ//べ、別に何も無いが…。」
鳳「ならいいんだが。」
長門の笑顔、その光景を微笑ましく思いながら仕事を進めていった。