※この作品はR-18です。

記憶を無くした提督が成長していく様です   作:鳳 政宗

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第22話 オオトリ

鳳「…また、か。」

 

???「ヨクキヅイタナ。」

 

鳳「2度目ともなると流石に慣れる。で、用件はなんだ?」

 

???「テイトクトシテノシゴトモイタニツイテキタンダナ。」

 

鳳「あぁ。皆、よく着いてきてくれてるさ。こんな素性の知れない俺に、な。」

 

???「…マァイイ。トコロデ、アノナガトトカイウヤツ、オマエニキガアルンジャナイノカ?」

 

鳳「…どうしてそう思う?」

 

???「ミテワカラナイカ?アイツノシグサヤタイドヲミレバワカルダロ。」

 

鳳「…あいつがどう思っているかはわからないが、俺は長門の事を気に入っている。いや、この感覚は恋愛感情だろうな。」

 

???「スナオジャナイヤツダ。ドウシテスナオニナラナイ?」

 

鳳「…怖いんだよ。」

 

???「コワイ?」

 

鳳「誰かを好きになることが、だ。どう言えば良いのかわからないが、素直になれないってのは不便なものだな。」

 

???「…ナラオレガスナオニナレルヨウニシテヤルヨ。」

 

鳳「…動けない。何をした。」

 

???「フフ…」

 

鳳「おい!答えろ!」

 

???「オマエノココロヲヒラカセテヤルヨ。」

 

鳳「…気遣いは無用だ。俺は俺の意思で、タイミングで全てを打ち明ける。記憶がどうとかじゃなく、純粋に気持ちを、な。」

 

???「…オマエガソウイウナラ、イマハソウイウコトニシトイテヤル。」

 

鳳「…どうも。」

 

???「タダ、アマリニモグダグダシテタリシタラ、ソノトキハワカッテイルヨナ?」

 

鳳「あぁ。」

 

???「ソレデコソ、オマエデアリオレダ、ナ。」

 

鳳「ところで、名前くらい教えてくれよ。」

 

???「…ソウダナ。オレハオマエノカゲ。ダカラ、オオトリ、デイイダロウ。」

 

鳳「分かった。」

 

オオトリ「ジャア、ナ。」

 

鳳「あぁ。」

 

 

 

 

 

鳳「…ふぅ。やっぱり目覚めは悪いな。さっきのオオトリ、本当に俺の影なんだろうか。」

 

 

 

 

朝食を済ませ、グラーフの容態を気にしつつ、日々の業務に勤しんでいた。

 

鳳「グラーフの件は引き続きビスマルクに任せて大丈夫だろう。誰かわからない艦娘より、同郷だと言っていた艦娘なら安心出来るだろうし。」

 

長門「それは同感だな。積もり積もった話もあるだろうし。」

 

鳳「まぁ、今は休むべき時だからな。」

 

長門「フフッ…。」

 

鳳「どうしたんだ?」

 

長門「いやなにもないさ。」

 

鳳「そうか。」

 

長門(提督は優しいんだな。このような人物と生涯添い遂げられたら本望だな…。)

 

鳳「…何かいい事でもあったか?」

 

長門「何故だ?」

 

鳳「ニヤついていたからな。」

 

長門「なっ//べ、別に何も無いが…。」

 

鳳「ならいいんだが。」

 

長門の笑顔、その光景を微笑ましく思いながら仕事を進めていった。

 

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