鳳「やっと終わった…。」
かなりの時間、会議とかに時間が掛かり、部屋に戻ったのは深夜になってからだった。
長門「随分遅かったな。」
鳳「例の兵器の件に加え、近況報告とかに時間が掛かったからな。個人面談だから全員が終わるのが遅かったんだ。」
長門「それはそれは…お疲れ様、と言っておこう。」
鳳「あぁ、ありがとう。」
不本意ながら長門とこうして2人きりの時間を過ごすのは何時ぶりか。久々のゆっくりした時間なので、長門の態度も幾分柔らかくなっていた。
鳳「それにしても、泊まりがけというのは聞いてなかったな。」
長門「そうだな。軽く部屋を調べてみたが盗聴や盗撮の類いはないようだ。純粋に連絡を忘れていた、という事だろう。」
鳳「まぁ、仮にも本拠地だからな。そんな事を疑っていたら気が休まらない。妙な事をする訳でもないから、ここはゆっくりさせてもらおう。」
長門「妙な事…?」
鳳「…なんでもない。」
長門「それはそうと。」
鳳「ん?」
長門「風呂と食事はどうするんだ?一応の着替えはあるものの、流石に風呂には入りたいし食事もしたい。」
鳳「それなら心配はない。大本営側が夕食と朝食、風呂の用意をしているらしい。食事は各々好きな時間に食堂で食べ、風呂は部屋にある浴槽か大浴場で入浴せよ、との事だ。」
長門「そうなのか…。ひとまず食事にしないか?」
鳳「そうだな。」
という訳で部屋を出て、食堂に向かう事になった。
鳳「まぁ、時間が時間だから人数は少ないな。」
壁に掛けられてる時計を見ると2100。流石に食堂にいる人は少なかった。部屋で食べている人もいるのだろう。
食事を受け取り、どこで食べるか探していると声を掛けられた。
影山「あ、鳳提督。宜しければご一緒しませんか?」
鳳「宜しいのですか?」
影山「えぇ。是非。」
鳳「では、お言葉に甘えさせて頂きます。」
ひょんな事から影山提督と食事をする事になった。隣には秘書艦の愛宕がいた。
鳳「それにしても、民間人を標的にした行動を起こそうとしてるとは…。」
影山「えぇ。どうしてそんな事をするのでしょうか…。」
鳳「これは自分の予想ですが。」
影山「?」
鳳「民間人を標的、という事自体ガセなのではないでしょうか。」
影山「と、言いますと?」
鳳「ガセ、とは言いきれませんが何か特殊な兵器の開発は事実で、民間人というワードで自分達提督を…煽る、ではありませんが必死さを促しているのではないでしょうか。」
影山「確かに、兵器開発は事実としても、どうやって民間人を標的にしているというのが分かったのでしょうかね…。」
長門「どういう理由があるにせよ、私達艦娘は深海棲艦を倒すのが使命だ。誰がとか関係なく、敵が向かってくるなら迎え撃つまでだ。」
愛宕「そうよねぇ〜。」
鳳「…まぁ今は考えても分かりませんからね。今は食事を楽しみましょう。」
こうして他愛ない話をして、他人との食事を満喫した。
長門「ところで、風呂はどうするんだ?」
食事を終え、部屋に戻ると不意に長門が話した。
鳳「特に決めていないな。部屋の風呂でも大浴場でも構わないが。…これが自分の鎮守府なら一緒に入ろう、とでも言えたんだかな。」
長門「な、何をっ//」
結局、お互いに大浴場で風呂に入り、部屋の布団で眠りについた。