※この作品はR-18です。

記憶を無くした提督が成長していく様です   作:鳳 政宗

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ちょっと無理矢理感や後出し感がしますが気にしないでください(^^;


第33話 提督の過去⑧ 前夜

数日後、一通の手紙が届いた。

 

鳳「いよいよか…。」

 

長門「やはり、な。」

 

手紙の内容は件の作戦が開始されるとの事だった。

 

大本営直属の鎮守府が主力となり、その他の鎮守府は沿岸警備や万が一に備え、予備兵力として待機せよ、との事だった。

 

鳳「尚、今から指名する提督は特例として基地攻略作戦の本隊に加わる様に。」

 

何名かの提督の名前が書かれてあり、最後には俺の名前が書かれていた。

 

どうやら、今までの戦果や鎮守府で所有している艦娘と敵の相性の様な物も考慮されての編隊であるらしい。俺の所の場合は戦果も十分にあり、前回の作戦の手腕を買われての事らしい。

 

鳳「…要はうちの鎮守府も基地攻略作戦の一員として働け、って事か。」

 

長門「その様だな。作戦は前回の感じで行くのか?」

 

鳳「恐らく、そうなるだろう。基地攻略も重要だか万が一に備え、沿岸警備や鎮守府の警備も必要だからな。…部隊を編成する必要がありそうだ。」

 

長門「その様だな。」

 

 

 

数時間後

 

秘書艦である長門を中心に数名の艦娘を呼び出し、部隊編成や作戦の確認をした。

 

編成としては水上打撃部隊と空母機動部隊の2つの連合艦隊を組み、護衛退避を使用した場合に備え予備兵力の艦娘を随伴させる事にした。本来では有り得ない編成だが、念には念を入れる為にこの編成とした。

 

鳳「水上打撃部隊の第1艦隊は旗艦長門、陸奥、大和、武蔵、一航戦の加賀と赤城だ。第2艦隊の旗艦神通、雷巡の木曾と大井と北上、島風と雪風だ。空母機動部隊の第1艦隊は旗艦翔鶴、瑞鶴に二航戦の飛龍と蒼龍。扶桑型の扶桑と山城だ。第2艦隊は旗艦阿武隈、初月と照月、鈴谷と熊野、ビスマルクとする。尚、金剛型とアイオワ、暁型駆逐艦を予備兵力として随伴させる。その他の艦娘には沿岸や鎮守府の防衛を担当してもらおう。」

 

長門「なかなかな編成だな。」

 

大和「私達が本隊として交戦するのですね…。」

 

武蔵「何を迷っているんだ。大和型の主砲は伊達ではない所を見せてやれるじゃないか。」

 

赤城「慢心…できませんね。」

 

加賀「鎧袖一触よ。」

 

鳳「この編成は明日、俺から皆に話そう。作戦予定日は4日後だ。それまで、各々準備を進めておいてくれ。」

 

了解!といい返事を返す艦娘達を見て、改めて今回の作戦の規模の大きさを実感した。

 

 

 

次の日の朝

 

鳳「周知の通り、3日後に大規模な作戦が開始される。昨日、主力の艦娘達を中心に編成を考えておいた。今から発表する。」

 

こうして昨日の編成を発表していった。

 

鳳「…以上だ。なにか質問はあるか?」

 

扶桑「提督の言う兵器、というのはどういう物なのかわからないのでしょうか?」

 

鳳「残念ながら現時点では判明していない。基地に向かい、怪しい物があれば奪取、若しくは破壊という事になるだろう。」

 

それから何度が質問をされ、返答をし、今回の作戦に関する発表を終えた。

 

今日と明日は鎮守府で過ごし、攻略作戦をする際の中継基地に前夜に集合。軽い打ち合わせをして作戦開始となる予定だ。

 

鳳「さて、忙しくなるな。」

 

 

 

そして2日後の夜。

 

作戦の準備を終え、執務を終了させ、一息入れている所に長門が来た。

 

長門「少しいいか、提督。」

 

部屋に入ってきた長門は少し緊張した面持ちで椅子に座った。

 

鳳「どうした?」

 

長門「少し、側にいて欲しい…。」

 

少し緊張した面持ちの長門は暫しの沈黙を破り、話し出した。

 

長門「此度の作戦、かなりの激戦が予想される。…私とて、無事にいれるか分からない。そうなる前に、提督と一緒に過ごしたいのだ。」

 

鳳「随分、柄にもない事を言うな。ビックセブンとしての自信がないじゃないか。」

 

長門「自信が無い、…確かにそうかもしれないな。」

 

鳳「長門…。」

 

長門「今晩は一緒に過ごしてもらえないだろうか…。」

 

どうやら長門も今回の作戦には思うところがある様だった。何時もの自信はどこへやら、不安げな表情であった。

 

鳳「まぁ、最近はこのような時間を取ることも出来なかったからな。今日くらいは一緒に過ごそう。」

 

そう言って長門のそばに座ると、不意に抱き締められた。

 

鳳「長門!?」

 

長門「…今は何も言わないでくれ。何も言わず、傍にいて欲しい。」

 

抱き締め返すと、少し震えていた。ビックセブンと言われる長門であるが、それ以前に1人の女性である。無論、感情だってある。不安と2人きりの時に見せる気の緩みが同時に来たような感じだった。

 

鳳「長門…。」

 

名前を呼ばれ顔を上げる長門の口にキスをした。

 

初めは戸惑っている様子の長門も暫くするとそれに応えるかの様にキスを受け入れた。

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