薄暗い部屋の中に朝日が差し込む執務室。
鳳「ふぅ…そろそろ準備をしないとな。遅刻などしたら大目玉だ。」
長門「そうだな。」
何時の頃からか二人で睡眠をとるようになり、隣に長門が居る安心感からか、スッキリとし心地よい目覚めとなった。
数時間後
鳳「食事は済ませた、服も着替えた、書類は持った。…そろそろ出発の時間だな。」
長門「会議の終了予定時刻は深夜になる。…今回も泊まりになるな。」
鳳「恐らく、な。簡易的な着替え等も持っていこう。」
身支度を終え、大本営に向かう準備が概ね完了した頃に大和と鳳翔が執務室に入ってきた。
大和「そろそろ出発のお時間ですか?」
長門「そうだが…何かあったのか?」
鳳「いや、俺達がここを離れている間の代理を頼んであるからな。その件だな。」
鳳翔「はい。各員の引き継ぎは完了しておりますので、その報告に参りました。」
鳳「そうか。ご苦労様。…んじゃ、そろそろ向かうとしますか。後は頼んだぞ。」
大和、鳳翔「はい!」
さらに数時間後 大本営にて
鳳「定期的に来るが、この感覚は何時まで経っても慣れないな。…時間か。」
長門「彼方に影山提督がいらっしゃる。挨拶をしておこう。」
鳳「お久し振りです影山さん。」
影山「あぁ鳳さん、お久し振りです。この度の作戦、お疲れ様です。」
鳳「いえ、影山さんもお疲れ様でした。」
影山「積もる話もありますが、それは今度に。今は会議に向かいましょう。」
お互いの秘書艦を別室で待機させ、2人で会議室に向かった。
大本営会議室にて
清家「諸君、今日は忙しい中集まってくれて有難う。…早速話を進めよう。今回集まってもらったのは、先日の大規模作戦の纏めをするためだ。まず最初に…
清家大元帥主導の元、大規模作戦の報告会は進行し、各鎮守府の提督は自分の担当していた海域の報告を行っていった。
清家「ご苦労。次に今回の作戦の功労者でもある鳳提督、報告を頼む。」
鳳「はい。今回の作戦において我々は敵基地の最深部に突入。深海棲艦の研究データと思われる物の入手に成功。その後は当鎮守府の艦娘により、残党の撃退に成功しました。」
清家「うむ。…今回の皆の働き、感謝する。深海棲艦に奪取されたとされるコンテナの発見には至らなかったが、他の場所に運ばれた可能性も含め、今後も調査を進めていこうと思っている。なお、今回の作戦で見事活躍してくれた提督達には追って褒美の資材を贈る事とした。」
影山「流石ですね鳳提督。やはり清家大元帥が見込んだだけのことはある。」
鳳「偶然ですよ。皆さんの協力がなければ作戦は成功しなかった。私だけの実力だけじゃありませんよ…。」
清家「時間もだいぶ経ったな。今回は此処までにしよう。皆、ご苦労であった。事前に割り当てた部屋で休んで行くといい。」
鳳「やっと終わりましたね…。」
影山「そうですね。まだ課題は残っていますが、一先ずは落ち着きました。…時間も時間です。食事に行きませんか?」
鳳「そうしましょうか。長門達を呼んできましょう。」
大本営の食堂にて
鳳「…という訳だ。」
長門「私達の行動で深海棲艦に対して一撃を与える事に成功した、か。まだまだこれからだが、今はホッとしているさ。」
影山「鳳さん達の活躍で回収したデータは大本営で解析して、今後の深海棲艦との戦いに活用されるとの事です。」
愛宕「そうよねぇ~。もっと頑張らないとねぇ。」
影山「そろそろ解散しますか。だいぶ遅い時間になってしまいましたね。」
鳳「えぇ。影山さんはどうされますか?」
影山「私達は鎮守府に帰ります。片付けたい仕事が残っていますので。」
鳳「そうですか。ではお気をつけて。」
鳳「さぁ、俺達は此処で泊ってから帰るか。」
長門「そうしよう。さすがに疲れたぞ。」
鳳「あぁ。」
鳳「ただいま。」
大和、鳳翔「お帰りなさいませ。」
影山提督と解散し、予定通り大本営で一泊した後に鎮守府に帰ってきた俺は会議の結果を報告した。
鳳「…という訳だ。」
大和「なるほど…。」
鳳翔「これからもっと忙しくなっていきますね。」
長門「私達は最も活躍した功績として、現在この鎮守府に在籍している全ての艦娘の改装に必要な資材等を全て大本営が賄ってくれるそうだ。その他、何人かの艦娘を此方に着任させるそうだ。主に海外艦だが。」
鳳「なかなか豪華だな…。さぁ、これからが大変だな。」