※この作品はR-18です。

記憶を無くした提督が成長していく様です   作:鳳 政宗

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第6話 艦娘との交流 ④

あの後も那智や隼鷹を中心とした呑んべぇに散々飲まされた俺は長門に付き添われながら司令室へと戻っていった。

 

鳳「頭が痛い…」

 

長門「あいつ達はかなりの酒飲みだからな。鳳殿は余り強くないんだな。」

 

鳳「強くない、よりあいつ達の飲む量がおかしいんだ…。ウップ」

 

長門「おいおいここで吐かないでくれよ。私に掛かるじゃないか」

 

鳳「流石に吐かないが…もう少し優しくしてくれてもいいじゃないか」

 

長門「病人じゃないからな。まぁ、私も飲んでいたとはいえ、調子に乗って止めなかったのは謝る」

 

鳳「ならいいんだが…」

 

そう話しながら歩いていると、司令室に着いた。

 

鳳「付き添ってくれてありがとう。助かった。」

 

長門「鳳殿は礼を言える人だったんだな。」

 

鳳「…なんだか今日の長門は俺に冷たいな。」

 

長門「なんだ鳳殿。私に甘えたいのか?可愛い所もあるんだな。」

 

鳳「…もう好きに言ってくれ。まぁ、ここまで送ってくれて助かった。ありがとう。長門も気を付けて部屋に戻ってくれ。」

 

長門「あぁ。わかった。では、部屋に戻らせてもらう。」

 

こうして俺は長門に送ってもらい、司令室で就寝した。

 

次の日の朝、長門に起こされた俺は動く気になれず、司令室で食事を取った。相変わらず頭痛はするが食事は美味い。2日酔いも楽になった気がした。

 

食事を取り終えると俺は今日の予定を考えた。

 

鳳(今日の件は何人来るのだろうか。無理にとは言わない、と言ったがやはり来てくれるに越したことは無い。カラオケ、と言っても歌ったことがない…気がする)

 

考えてても埒が明かない気がしたので、気分転換を兼ねてグラウンドへ向かった。

 

グラウンドでは駆逐艦達が元気よく走り回っていて、第六駆逐隊が島風を追いかけていたがなかなか追いつけそうになく、見ていて微笑ましくなった。

 

「あ、提督〜。一緒に走りませんか〜?」

 

誰かに声を掛けられ、ここ最近は余り運動してない事を思い出した俺は参加することにした。

 

電「提督さん…余り顔色が良くないのです。」

 

響「昨日は長門や那智達と飲んでいたらしいよ。あのメンバーと飲むのは流石に嫌だね」

 

暁「私は立派なレディーになる為に沢山お酒を飲むのよ!」

 

雷「そんなこと言って、暁はお酒弱いじゃない」

 

暁「そ、そんなことないんだからね!私は立派なレディーになるんだから!」

 

…どんなコントだろう

 

そう思った俺は準備運動を始め、駆逐隊と一緒に島風が鬼の鬼ごっこに参加した。

 

島風「提督、おっそーい。皆も私から逃げてよ〜」

 

鳳「ゼェゼェ…二日酔いの状態で全力疾走なんかするもんじゃないな。まぁいい運動だか。」

 

暁「島風ちゃーん、もっとゆっくり追いかけてよ〜」

 

島風「ゆっくり追いかけたら鬼ごっこの意味が無いよ〜。というより既にゆっくり走ってるもんね〜」

 

電「でも…島風は本当に速いのです。もう走れないのです…」

 

響「流石にこれは…厳しいな」

 

こうして俺は二日酔いながら駆逐隊達との交流を楽しんだ。

 

1通り走って満足したのか、島風や駆逐隊はどこかへ行った。

 

汗をかいた俺は風呂に入ろうと思った。しかしここで1つ問題が。

 

鳳(そういえば艦娘は入渠する際に風呂に入ることで傷を癒すんだったな…そういえば男湯はあるのか?)

 

そう思った俺は近くを歩いていた大淀に声を掛けた。

 

鳳「そういえば男湯はどこにあるんだ?」

 

大淀「あれ、知らなかったのですか提督。司令室の中にシャワー室があります。そこで前の提督は汗を流されてました。」

 

鳳「汗を流すだけならいいんだが、偶には湯船に入りたいんだ。どこにあるんだ?」

 

大淀「入渠所に行けば湯船に浸かれますよ。前の提督も…」

 

大淀の話を聞きながら1つ疑問が浮かんだ。

 

鳳(おい待て。それって…)

 

鳳「まさかとは思うが、艦娘と一緒に入るのか?」

 

大淀「提督がそれを望むのなら可能だと思いますが、秘書艦や私に言って貰えれば提督の入浴時間を作ることは出来ます。実際、前の提督はそうなさっていました。」

 

混浴かと思ったぞ

 

そう思った俺は大淀に可能なら今から湯船に入りたい旨を伝えた。

 

そして約1時間後、俺は入渠所に向かった。男性用の下着は予備を持っていなかったので、大淀に頼んで用意して貰った。

 

服を脱ぎ、全裸になった俺は1通りの道具を用意して入渠所の扉を開けた。

 

ガラガラ…キャーー!!!

 

誰かの悲鳴が聞こえたかと思うと、俺の顔に洗面器や石鹸が飛んできて、床が濡れていたこともあり盛大にコケた。

 

 

鳳「ちょっ…うわっ!!痛てぇな…」

 

「誰でち!?」

「なんで提督が!?」

「それより提督が!!」

 

なんでこんな目に…

 

鳳「すまない!居たのに気づかなかったんだ。」

 

そう話しながら俺は痛む体を無理に動かし、声の主達を見ないように気をつけながら入渠所を出た。

 

 

 

 

大淀「本当にすいません!潜水艦の娘達が忍び込んでいたなんて…」

 

長門「すまない提督。私の管理不行き届きだ。」

 

鳳「別にいいけど…」

 

裸を見てないだけ良かった。そう思いながら俺は司令室にあるシャワー室で汗を流した。

 

シャワーを浴び終え、着替えを済ませると長門の事務作業を手伝いながら仕事を進めた。

 

 

鳳「…よし。これで終わりか。」

 

長門「あぁ。鳳殿も覚えがいいんだな。思っていたより早く仕事が終わったぞ。」

 

鳳「それはどうも。ところでもう少ししたらカラオケに行くんだが、長門も来るのか?」

 

長門「あぁ。秘書艦である私が参加しない訳にはいかないしな。それに、久しぶりに歌いたい気分だったんだ。」

 

鳳「なんだ、俺とデートがしたい訳ではなかったんだな」

 

長門「…私をなんだと思っているんだ。私は秘書艦として鳳殿の側にいる義務があるんだ。」

 

鳳「まぁ長門がそう思うならそれでいいんじゃないか?」

 

長門「…まぁいい。そろそろ鳳殿も準備をしたらどうだ?発案者が遅刻など、洒落にならないぞ」

 

鳳「それもそうだな。では長門も準備が済み次第、集合してくれ。」

 

長門「了解した。では、私はこれで失礼する」

 

一体何人の艦娘が集まるのだろうか、そういう期待を胸に俺も準備を済ませ、集合場所に向かった。

 




鳳はちょっとしたハプニングに見舞われましたね。あのまま何もなく終わればいいのですが…。

ところでここで少しお知らせをします。R18のタグを付けているので、今後濡れ場等を書く時はサブタイトルに※を付ける様にします。その方が気持ちの準備もできるでしょうし…(笑)
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