時間になったので俺は集合場所に向かった。
既に何名か集まってる様で、俺が到着すると軽く挨拶をされた。
金剛「ヘーイテートクぅ〜、私達は参加シマース♪」
比叡「気合い、入れて、歌います!」
榛名「よろしくお願いしますね、提督。」
霧島「お姉様方、もう少し落ち着いて下さいよ…あ、よろしくお願いしますね。」
赤城「慢心してはダメ。全力で歌いましょう。」
加賀「私の歌を披露する時が来たわね。」
龍驤「うちも参加させてもらうでぇ〜」
扶桑「あまり歌は上手じゃないんですけど…」
山城「何を言ってるんですかお姉様。お姉様の歌は世界1ですよ」
青葉「私も取材がてら参加します!」
ビスマルク「Admiralの歌には興味あるわ」
那珂「那珂ちゃんの生歌を聴けるなんて提督は幸せだね〜」
長門「私は当然参加するぞ」
まぁ流石にこれだけ集まるのは予想外だった。せいぜい4~5人と思っていたので、とても嬉しく感じた。
まぁ今日しか機会が無い訳ではないので、この場に居ないメンツにも後日何かしら考えるとしよう、そう考えた俺は全員を連れて街のカラオケに向かった。
鳳「すいません。予約していた鳳ですが」
「お待ちしておりました。お部屋へご案内致します。」
案内された部屋はなかなか広く、20人は収容出来そうな場所だった。
鳳「さて、最初は誰が歌うんだ?」
皆に聞こえるように話すと、那珂が名乗り出た。
那珂「最初は那珂ちゃんが歌う〜♪」
那珂の歌声は素晴らしく、流石(艦隊一のアイドル)を名乗るだけはあった。
その後は加賀が持ち歌の加賀岬を歌い、扶桑と山城はバラード系のデュエットを歌った。
金剛姉妹は進め!金剛型四姉妹を歌い、ビスマルクは聞き役に徹していた。赤城に至ってはフードを食べるのに夢中で、聞いているのか分からない印象だった。
ある程度時間が経つと、加賀が俺に話しかけた。
加賀「そういえば提督は何を歌うのかしら?」
那珂「あ、それは私も気になるなぁ〜」
鳳「あ、俺も歌うのか?」
長門「提督が歌わないと意味ないだろう」
金剛「テートクの歌デスか〜。とても興味ありマース。」
鳳「そこまで言うなら少しだけ歌うか…」
こうして俺は周りに勧められ、アニメ版のエンディングの吹雪を歌った。
ビスマルク「この歌なら吹雪も連れてきたら良かったわね」
加賀「えぇ。確かに。」
龍驤「提督、結構歌上手いやんか。惚れ惚れするわぁ〜」
歌い終わると拍手をされ、少し照れた俺は椅子に座り直した。
鳳「久しぶりでも、案外歌えるものだな。」
赤城「歌い終わったんですか?食べるの夢中であまり聞けてなかったです。」
加賀「食べるのに夢中すか。慢心してはダメとあれほど…」
鳳「まぁいいじゃないか。よく食べる人は嫌いじゃないし、な」
赤城「あら、私って口説かれてるんですか?」
青葉「これはスクープですね!是非記事に…」
長門、鳳「やめろ」
青葉「じ、冗談ですよ〜」
こうして各々が歌いながら、楽しいひとときは過ぎていった。艦娘達の歌を聴きながら、偶にはこういう風に皆で交流するのも悪くない、と俺は感じた。
店を出て鎮守府に戻ると、大淀が司令室にいた。
大淀「お帰りなさい提督。楽しめましたか?」
鳳「あぁ。少し緊張したが、なかなか楽しめたよ。」
大淀「それは良かったです。ところで、明日は本部に出向いて頂きます。」
鳳「前に言っていた件か?」
大淀「はい。恐らく明日にも正式に辞令が下るかと思います。先程、司令官用の服も届きましたし、明日はこれを着て頂きます。」
鳳「なるほど。しかし、本当に提督になる、と実感すると緊張するものだな。」
大淀「それは心配ありません。私や長門を含め、精一杯サポートさせて頂きます。提督は提督にしかできない事がありますから。」
鳳「はは、言ってくれるな。さて、明日から司令官として気持ちを切り替えていくか。」
長門「頑張ってくれよ鳳殿。」
こうして俺は大淀や長門と話をして、仕事が終わったのを確認すると、風呂に入って眠りについた。