さて、それではいよいよ本格的に音崩し再開!…とはいかないんだよなぁこれが( ̄▽ ̄;)今回も過去回想からの本編です。
展開が遅い?
「いいんだよ、細けえことは!」って革ジャンマッチョなアフロヘアーのお兄さんが言ってるので許してください(´-ω-)人
今回は音崩しに伴う他国の動きも交えて展開予定。なんで予定かと言うと前書き書いてる段階ではそこまで進んでないからです☆←無理でした(白目)
あ、あと白の年齢訂正。原作より3歳ほど年上ということで。まあ大体それくらいなんだなあって思っていただけたらよろしいです。…時系列振り返ったら再不斬に抱かれた時点で12歳より上じゃないとおかしいことに気づきましたので(´・ω・`)
まあ、そんな気にしないでください。
※告知※
https://novel.syosetu.org/111392/2.html
~俺は鳥じゃねえ~ とある超竜軍団長の軌跡
上記の第二話を更新しましたので告知(´・ω・`)
今後の展開について簡単なアンケートを募集していますのでどうぞ感想をお寄せください。
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夜の音隠れ。
三人の男達が、静かに夜空を見上げて月を見つめていた。
臥待月。満月を過ぎて遅くなった月がいつの間にか現れているその姿を見ながら、各々は自分のペースで酒杯を呷(あお)る。
「…そうか、久蔵が死んだか」
「ああ、あいつ“畳の上じゃ死ねない”とか言っておきながら、最後は弟子に看取られて死んだとよ」
「羨ましいですね。自分が大切にしていた誰かに最後を見届けてもらえるっていうのは…」
それぞれ“うちはサイゾウ”“桃地再不斬”“鬼灯満月”である。
久蔵とは、霧隠れの抜け忍である彼ら二人が里を抜けた際に着いてきてくれた暗部の手練れだった男だ。
かつて再不斬の覚悟を見届けた彼は、再不斬が仲間を率いてクーデターを起こした際にも率先して彼の味方となり、音隠れへと所属してからは後進を育てるとしてひとりの少女を弟子にとっていた。
弟子となった少女─美甘─とサイゾウには少なからず縁があったこともあり、今こうして音隠れを訪ねた際に久蔵の訃報を聞き、その旧友とも言える再不斬と満月のふたりを交えて酒を酌み交わしていた。
「そういえば満月、お前子供が出来たんだってな」
「そうなんですよ!正直最初の頃はつわりとかで大変で大変で…!でもお腹が大きくなってくるに連れて、なんていうか、俺がこの子の父親なんだって思うと、体の奥底からふつふつと沸いてくる“なにか”があるというか…!」
「おいサイゾウ、そいつにその話振ると長いぞ」
「…みたいだな。朧と結婚したときも相当だったが、こりゃ親バカ確定だな」
朧とは、音隠れに住むくの一であり、かつてサイゾウに体と引き換えに解放された一人でもある。彼女は一年ほど前に、一目惚れした満月に口説き倒され彼の妻となっていた。
はしゃぐ満月を肴に再不斬とサイゾウは酒を呷る。
「美甘のヤツの実力は確かだ。若い分まだ粗削りだが、正面からの実力ならもう十傑集入りしてもおかしくないぞ」
「…!そこまでですか?」
サイゾウの言葉に満月は驚き見つめる。
「ああ、一度受けてみたが、硬化していてなお俺の腕が切り落とされた。とっさに避けてなければ危なかったな」
「…わざわざ切られるヤツがあるかよ」
「なんだ、心配してくれるのか?さっすが音隠れで“旦那にしたい忍ランキング”で一位を取っただけあるな」
「だああああ!それを言うんじゃねーよ!大体なんだあの企画は!?しかもなんで一位になったときのコメントを白に聞いてんだよっ!?」
「…“再不斬さんってば、優しいだけじゃなくて…その、夜もスゴいんですよ”だっけか。いやあ、ごちそうさまです!ぶわっはっはっ!」
大笑いするサイゾウに再不斬は殴りかかるがサイゾウはひょいひょいとそれを避ける。
満月はそのノリに置いていかれながらも、かつて霧隠れでは見られなかった再不斬の姿に安堵する。…サイゾウの完全再現した声真似にはドン引きしていたが。
「そういえば、あの男。“拾の刀”の男は、本当に彼でいいんですか?」
「んー?まあ、いいんじゃないか。本人がやりたがってることだし。…にしてもああも変わると元が自分だった自信をなくすぜ」
「うぎぎぎ…!は、離せぇ…!」
再不斬を卍固めで拘束しながら、サイゾウは十傑集に名乗りをあげた“己の分身”について思いを巡らせる。
かつて外道の術で別個の自我を与えて大崎九郎との旅を同行させたサイゾウの竹遁影分身は、いつの間にか自我を確立させるまでに至っていた。
その上、旅の途中で出会った少女“美甘”と愛し合い、彼女と添い遂げるとまで言い切ったのだ。
これを消すのを忍びないと思ったサイゾウは、彼に新たな名前として“レンヤ”を与え、ひとりの忍びとして扱うことにしていた。
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音隠れの一角。
ある一軒家で、男女がふたり激しく交わっている。
「だめ…で、ござるぅ…!あっ!おしり…!おしりがぁ!」
男の逸物が挿入されているのは菊門とも呼ばれる尻の穴。
直腸まで抉られ、全身を汗でしとどに濡らしながら少女は走る快感に身を悶えさせる。
「美甘…!イクぞ!」
「はい…!お情けをっ!はしたない私の菊に…!レンヤ殿のお情けをぉ!」
「うおおおっ!!」
「はぅ…!んあっは、あああっ!!」
たっぷりの種汁を注がれ、達したことにより全身の力を脱力させる美甘。
いまだ尻の中で固さを残すレンヤの逸物を味わいながら、混ざりあった互いの淫臭に美甘は胸をときめかせる。
「ん…ちゅ…ふうぅ…はっ、はっ、はっ!」
体を仰向けにして、レンヤの口づけを味わう美甘。
甘さとそれに伴う痺れるような快楽に、美甘はとろけるような夢心地を味わう。
「…久蔵様が抜けた十傑集の欠員。レンヤ殿が立候補したというのは本当でござるか?」
「ああ、本当だ」
「…私では、まだ“足りない”でござるか」
互いの息が整った頃、唐突に切り出した話題にレンヤ、元サイゾウの竹遁影分身は答える。
「いや、技術だけで言うならお前の剣の腕が師匠を上回っているのは俺もサイゾウも、そして大蛇丸も知るところだ」
「でしたら!」
「…聞け。だがそれは正面からの話だ。搦め手を前提とした忍同士の戦いじゃ、それだけでは通じない。急ぐな、お前は俺にとって大切な相手なんだ。焦ってなにもかも手に入れようとする必要はない」
レンヤは美甘の頭を優しく撫でながら諭す。
美甘はそんなレンヤに甘えるように頭を彼の胸板へとすり付ける。
「わかったでござる。であるならば、今後も精進するのみ!…つきましては、その、もっとしてほしいでござる…♪」
「…わかった」
レンヤは興奮を隠さず、美甘に覆い被さる。
甘い声は、夜通し一軒家から響き渡った。
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「疾っ!!」
「覇っ!!」
互いの剣が真っ向から向かい合い、そこに込められたチャクラが溢れ周囲を吹き飛ばす衝撃波となる。
向かい合って斬り合うのは、美甘と鬼灯満月。
その様子を、白、再不斬、サイゾウ、レンヤが見守っていた。
「満月の一撃を受け止めるか…」
再不斬は白と変わらない小柄な体型ながら、見た目以上に怪力である満月の一撃を受け止める美甘の戦いを見て感嘆の声をあげる。
「それだけじゃないみたいですよ。彼女の動き、ほとんど“間”がありません。それに加えて久蔵殿から伝授された“雲耀の太刀”が彼女にはある…サイゾウさんはどう見ます?」
なぜかセーラー服の白が再不斬の腕に絡み付きながら冷静な意見を述べると、話をふられたサイゾウが写輪眼で見抜いた速度を正直に述べる。
「雷遁で瞬間的に肉体の超活性を行っていた久蔵と比べればまだ“遅い”。ま、並みの写輪眼でも見抜けないほどには早いがな。“雲耀”ではなく、せいぜい“忽”の速さといったところだろう」
「…だがそれでも十傑集では上位に食い込む剣の腕は驚異的だろう。大体、あいつに腕ぶった切られておいてよくも上から言えたもんだぜ」
サイゾウの正確な見切りに異を唱えるようにして口を挟んだのはレンヤであった。
彼が“未だ至らぬ”と断じた美甘の剣を庇うレンヤであるが、そこにサイゾウへの対抗意識があるのは否めない。
「ま、そいつは否定せんよ。後はあれで搦め手を覚えられれば大分手強いな。…そら、そろそろ満月が勝つぞ」
サイゾウに言われ、全員が勝負へ集中する。
裂帛の気合いから放たれる太刀を剣で逸らし、受け止める満月であったが、次第に剣を使わずとも躱すことができるようになっていた。
鬼灯満月。彼の名は彼が霧隠れにいた当時より“あらゆる忍刀を操る”として有名であったが、その最たる能力は驚異的なまでの学習能力にあった。
事実、今も美甘の剣をあっという間に見切っており、すでに彼女の剣を紙一重で避けている。
さらに彼が持つ刀は、持ち主である大蛇丸でさえ扱えなかった草薙の剣最高の一振り。
その名も【布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)】。
神樹の幹より削り造られた、との伝説を持つこの剣はあらゆるチャクラを弾き、また“成長する”特性を持つ。
音隠れに来てより彼の手にあった布都御魂剣は、今では水のチャクラ性質を有し、その姿を変幻自在に変える。もっとも、今はその能力を制限し“ただ固い両刃の剣”としているだけだが。
「取ったでござる!…え?きゃっ!」
美甘は満月の腕を切り落としたつもりだったが、彼の特異体質を知らなかった美甘は水を切り裂いたような感触に驚き、ダメージのなかった満月から蹴り飛ばされてしまう。
だが飛ばされた彼女の後ろには瞬身で移動したレンヤがおり、彼女が地面を転がる前に優しく受け止める。
ちなみに平然と腕を切り落とそうとしているがこれは重傷であっても即座に治療できる音隠れだからこそである。
「うう…負けてしまったでござる」
「安心しろ、剣の腕ならあいつにも負けてなかったんだ。今後はチャクラを扱う修行の比率を増やせばいい」
「レンヤ殿ぉ…」
「美甘…」
慰められ、甘える美甘を見て満月は「僕当て馬だなー」とか思っていたが同時に帰ったら久しぶりに妻の“朧”を思いきり求めたくなっていた。
「ねえ再不斬さん、僕も甘えていいですか?」
「お前常にだろう。いや、別に甘えるなって言ってるわけじゃなくてだな…!」
白はその姿を見て自分達もいちゃいちゃしようと再不斬を見上げて質問し、再不斬はその見上げる姿にダメージを受けつつ狼狽える。
「なんだこの空気」
この場において相手がいないサイゾウだけが、なぜか置いてきぼりになった気がしていた。
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絢爛豪華な街並みでも知られる音隠れの里。
しかし今その発展した街の一角は、破壊し尽くされ瓦礫の山と化していた。
「《颱遁・烈風斬》!!」
幻幽丸は自身の血継限界を手に持つ倭刀【風神の太刀】に乗せ飛段を切り裂く。が、斬ったはずなのに飛段の傷口は即座に塞がれてしまう。
「ひゃぁっはっは!痛えなちくしょぉ!でも全然効かねぇぞぉ!」
笑いながら飛段は大鎌のギミックを発動させ、ワイヤーを発射して幻幽丸を捉えようとする。
「《椿の舞い》!」
君麻呂が全身から骨を出し、そのひとつでワイヤーを切り落とすと、そのまま飛段へと向かい高速の連続突きを見舞わせる。
「うおおおおぉぉ!めっちゃ痛え!超激痛!ジャシン様見てて下さいよォォ!!オレ本気出すから!マジ本気!」
傷つき、確かに血も流れているはずだが一向にダメージを与えられない飛段の様子に君麻呂は苛立ちを強めていく。
「おのれぇ…!」
怒りのままに呪印を解放しようとする君麻呂だったが、それを飛段の死体を吸収することで回復した重吾がチャクラ砲で飛段を牽制しつつ彼を抑える。
「落ち着け君麻呂。幻幽丸も、チャクラを使いすぎだ。一度状況を整えるぞ」
「アイツの死体を食ったのか…!?重吾、お腹壊したりしてないかい!?」
「問題ない、ちゃんと消化できている」
「…コントは後にしてくれ。重吾、なにか分かったか」
重吾の心配をしているのか、そもそも天然なのか関係ないことを気にする幻幽丸。
それに正直に答える重吾とのやり取りを君麻呂がつっこみ、なにか少しでも情報が手に入ればと重吾に訪ねる。
「…ひどく奇妙な相手だ。ヤツの死体は間違いなく人のモノだが、同時にとても“がらんどう”な感じがあった。もしかすればあそこにいるのは本体ではないのかもしれん」
「サイゾウ様の六道の術に似たようなモノがあるが、あれとは別か」
「ああ、死体ではない。かといって傀儡でもない。“奇妙”だと言ったのはそういうことだ」
「それは厄介だね…」
幻幽丸は対峙する相手の不死身ぶりがより強調された結果に戦きながらも、自分ができることをするためにチャクラを練り上げる。
「ならば封印術で対処しよう。僕と幻幽丸で動きを止めるから、呪印で拘束してくれ」
「承知した」
「任せてくれ」
三人がそれぞれ対処を整えると、飛段の隣にはさらに巨大化した角都がいた。その大きさはすでに六メートルを越えている。
「グフ…グフフ!キキ貴様らのシシ心臓をエエ抉り出しオオ俺に取り込んでくククれルルる!!」
黒い触手を全身から生やし、さらにあちこちに無数の仮面を取り付けたその醜悪な姿を見て三人は警戒を強める。
「やれると思ってるのかよぉ!」
飛段が飛び出し、大鎌を振り下ろし向かってきたのを重吾が受け止める。
「君麻呂!」
「《早蕨の舞》!!」
動きが止まった飛段を君麻呂が地面を経由して生やした骨の牙によって拘束していく。
「《呪禁封縛》!!」
手足を貫かれ動きを封じられた飛段は重吾からの一撃を受け、全身を呪印で覆われていく。
複雑な紋様が飛段の全身を覆っていくが、彼の顔から笑みは消えない。
「消えろロロロロ!!《火遁・頭刻苦》!《風遁・圧害》!《混成忍術・外留愚々》!!」
「まずい…!《颱遁・断空壁》!!」
角都から放たれた風遁により勢いを増した火遁を幻幽丸は圧縮した空気の層を作り受け止めるが、複数の頭から火遁と風遁を発射する角都には敵わず競り負けてしまう。
「ぐああああっ…!!」
幻幽丸は風神の太刀で威力は減衰させたものの、直撃を受けることになってしまい吹き飛ばされる。
「幻幽丸…!」
「よそ見してていいのかよぉ!オイ!」
幻幽丸を助けようと動こうとした重吾だったが、突如として現れた“別の飛段”に教われ腕を切り裂かれてしまう。
「馬鹿な…!」
この事態に慌てたのは君麻呂だった。
間違いなくさきほどまで捕らえていたはずの飛段が拘束を抜け、重吾を斬りつけていることに焦りを見せる。
「ハッハァ!残念だったなガキども!そして再び準備は整ったぜぇ!」
言うなり飛段が重吾の血を取り込むと、皮膚が黒と白に変化し骨のような模様が浮かび上がってくる。
同時に自ら切った手首から血を滴らせ、その血を使い足で法陣を描いていく。
「《呪術・死司憑血》!!」
「させるか!」
宣言と同時に飛段は大鎌で自らの胸を刺そうとするが、それを君麻呂が止める。が、予想以上に強い力に君麻呂は引っ張られていく。
「うおおおお!!!」
拮抗したふたりの間に《仙力解放》状態となった重吾がつっこみ、自身へのダメージも省みず飛段を吹き飛ばす。
「くくく…!しぶといなぁおいぃ!角都!めんどくせぇからまとめて吹き飛ばしちまぇ!!」
「グカカカカ…!よし、トト特大のジュジュ術をかますぞゾゾ!!」
飛段が下がるのと同時、角都が合計五つの火遁を解放し、それに二つの風遁を合わせていく。
「ここまで、か…」
「ぐっ…!こんなところで…!」
「すまない、みんな…!」
少年達の間に絶望が広がるなか、ひとりの忍がその前に躍り出る。
「───まったく、あたしの里を滅茶苦茶にしてくれた代償は重いわよ」
「母さん!」
「「大蛇丸様!」」
向かってくる極大の火炎にもまったく怯まずに、大蛇丸は片眼の輪廻眼を発動させ術を起動する。
「《封術吸引》」
手を差し出し、極炎はその規模が嘘のように大蛇丸の掌に吸い込まれていく。
その光景に後ろの三人は呆気に取られるが、大蛇丸はなんとも言えない表情で振り向く。
「…ねえ君麻呂、その“母さん”ていうのは止めなさいって言ったでしょ。ああもうそんな顔しないで、わかったわよ、いいわよ母さんで」
「母さん…!」
「はぁ…で、あんたら、人の子供になにしてくれてんのよ」
里を傷つけられたとき以上の怒りをもって殺気を叩きつけるが、飛段も角都もまるで怯む様子がない。
そもそも、これだけの戦闘を繰り広げたというのにまるで消耗していないように見えることがそもそもおかしいと大蛇丸は思っていた。
「なるほど、“色々”おかしいことになってるみたいね…」
大蛇丸は警戒を最大限に強めたまま、目の前のふたりを観察する。
まともにぶつかれば影と相対しても互角以上に戦える三人との戦闘で“無傷”というのはありえず、であるならばその秘密にはなにか仕掛けがあるということ。
「まずはあなたね。…たしか、ジャシン教の飛段だったかしら」
「おぉ?なんで俺のこと知ってるんだよ…あー、お前が大蛇丸かそうかそうかなるほどなぁ!じゃあ死ね!」
ひとりで納得しながら飛段は突如として凶相を示し先程の数倍の速度で大蛇丸へ突っ込んでくる。
「あなた馬鹿でしょ」
しかしそれは大蛇丸の神羅天征によって弾かれ、その勢いのまま角都の所まで吹き飛ばされてしまう。
「ひとつ質問するわ、“なぜ音隠れを狙ったの”?」
「ケヒヒ…!痛って~!ああ?狙った理由なんぞねーよババア!ガッ…!!!」
「そう、残念ね。地獄で反省なさい」
大蛇丸が言うと同時に地面から現れた獄閻王が飛段の体から魂を抜き取り“食らって”いく。
これまでどれだけダメージを負っても苦しむ姿ひとつ見せなかった飛段が、そのときはじめて悲鳴をあげはじめた。
「あああああああああああっっ…!!!!イダイイダイイダイ!!やべでぐれぇ!!」
ブチブチと肉が千切れるような音と共に飛段の魂が幽体と共に無理矢理体から引き剥がされていく。
角都はどうにかそれを食い止めようとするが、霊体に触れられない彼ではどうすることもできない。
飛段の不死の秘密。それはジャシン教によってもたらされた偶然の産物である。
《霊化の術》というものがある。かつて木の葉に存在した加藤一族が得意とした忍術であり、その名の通り自らの霊体を分離させ相手に取りつき一方的な支配を可能とする忍術である。
飛段の不死はこれに近く、自らの肉体に霊体として取り憑いている状態であるのだ。呪術・死司憑血は、これによって不安定な霊体を血を媒介に相手を殺し、相手の霊体を自分に吸収させることが目的の呪術である。ダメージが相互に及ぶのはこの為であり、本来の目的から言えば相互ダメージは一種の副作用とも言える。
これを知っていた黒ゼツは彼に白ゼツを無数に仕込み、仮に肉体が破壊されても次々と白ゼツコピーに乗り移ることであたかも絶対に殺せないように見せかけていたのである。
しかも白ゼツが持つ再生能力のおかげでダメージもすぐに回復してしまう。
だが当然、コピーがなくなれば憑依先を無くした飛段はさ迷うしかない。本来彼を殺すにはストックがなくなるまで殺し続けるしかないのだ。
が、今回大蛇丸は輪廻眼で飛段の不安定な霊体を一目で見抜くと、地獄道による魂の強制的な引き剥がしを行ったのだ。
そして痛みの感覚がおかしなことになっている飛段は、霊体を無理矢理剥がされるという行為から自身の消失を連想し、それが激しい苦痛となって現れたのである。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛~~~~~ッッッ!!!」
やがて一際激しい断末魔を残すと、かつて飛段だった肉体はさらさらと白い砂のようになって崩れ去っていった。
「さあ、次はあなたよ」
「ココ小娘が!モモ悶え狂い死ぬがヨヨよい!」
角都は術が効かないことから巨体と化した肉体と触手で大蛇丸を襲おうと迫る。
「《増幅口寄せの術》!行きなさいマンダ!」
しかし迫る直前現れた巨大な大蛇が、真正面から角都を飲み込まんと大口を開けぶつかり合う。
「グロロロロロッッッ!!!」
角都は触手と硬化した体でマンダの口を引き裂くが、その分だけマンダの首は多肢にわかれていき角都の動きを封じていく。
「終わりよ、《天碍震星》!!」
里から十分に距離を取った時点ですでに発動されていた隕石が角都へと降り注ぐ。
純粋な物理エネルギーによる破壊はいかなる防御をもってしても打ち破ることはできず、角都はすべての心臓を潰されマンダ共々消滅した。
「…ふう、終わったわね。みんな、他にも被害が出ているところがあるから手分けして…かふっ…!」
チャクラをあらかた使い尽くし、感知しても気配がないことから大蛇丸は油断していた。
…それこそが、なによりも危険だというのに。
「ああ、残念ながらこれで終わりだ。大蛇丸、あなたは死ぬ」
「母さあぁぁん!」
万華鏡写輪眼によって“最初からこの場の全員に幻術をかけていた”イタチが、須佐能乎で大蛇丸の胴を貫きながら、現れた。
音を崩す不協和音。その音が、にわかに大きくなって里を包みつつあった。
ということで大蛇丸先生危うし!
ちなみに自分cv高野麗さんとか言っておいて頭のなかは折笠愛さんでした(´・ω・`)ビックリ
まあ読んでる方の好きな方でイメージしてください人( ̄ω ̄;)スマヌ
まあ大体本編に入れられたと思うのですが、他国の様子まで行けなかったなあ( ̄▽ ̄;)
案の定だよ!
・久蔵
再不斬が同胞を皆殺しにした卒業試験のとき見守っていた暗部のおっちゃん。
里抜け時には結構高齢。サイゾウをヒヤリとさせる剣の腕を持ち、チャクラの瞬間的な超活性による極意“雲耀の太刀”は彼をして回避不能と言わしめた。
様々な苦労が重なり病で一気に衰弱したが、最後は弟子にとった美甘に看取られて死んでいった。享年62歳。名前のモデルは七人の侍から。
・鬼灯満月
原作とアニメの双方で大々的な扱いをされながら台詞が一切ないという非業の人。
この作品においては再不斬と共にクーデターを起こして里を抜けている。
音隠れにてサイゾウを慕ってやってきたオリキャラ朧にひとめぼれ。口説いて口説いて最終的には押し倒して水化の術を駆使したオリジナルプレイで完堕ちさせる。サイゾウからある意味寝取った唯一の男として音では名を轟かせている。
設定にあった“すべての忍刀を使いこなした”設定をもとに草薙の剣最高の一振り【布都御魂剣】を授けられる。
キャラのイメージはマクロスのマックス。ナルト世界に多数いる天才をぶっちぎりで置き去りにする本物の天才です。