※この作品はR-18です。

うちはの火影   作:SHV(元MHV)

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復活第一弾(´・ω・`)

今回は外伝と言いつつ、本編と地続き。まああまりにも五影会談と関係なかったので外伝にしたとも言う( ̄▽ ̄;)

今回のヒロインはサソリ(♀)とノノウ。ノノウは追記した分になるので、おまけ感があります。




【番外異伝】絡繰師の新生

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(……何も見えない。何も聞こえない)

 

かつて赤砂のサソリと呼ばれた男は、深い闇の中を揺蕩(たゆた)っていた。

 

(……わからない。オレはどこだ。ここはどこだ)

 

何も感じることができず、思考だけが続く永劫の闇。それは人から理性を奪うに十分足るものだった。

 

(……イヤだ。一人はイヤだ。独りはイヤだ。誰か……)

 

そのときだった。僅かな光を感じた。サソリは思わずその光へと意識を向ける。

 

それは光だったが、何も感じない。言うなれば白い闇だった。だが孤独なサソリは、ふらふらと白い闇(そちら)へ向かって行こうとする。

 

『そっちはダメだ』

 

誰かがサソリに声をかけた。サソリにとって聞き覚えのない声だった。

 

だが、なぜか暖かさを感じる。

 

『こっちへ来るんだ』

 

きっとそちらへ行けば後悔するのだろうと、サソリは考える。

 

だがそれでもサソリは構わなかった。あの白い闇よりも、この炎の如く暖かい気配の方が寂しくないと感じてしまったから。

 

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「ここは……」

 

「あ、目が覚めました? サイゾウ様ー!」

 

眠るサソリの面倒を見ていたカエデが、起きたことに気づいて駆けていく。

 

とてとてと走る姿は愛らしいが、最近はアカデミー生と紛れても違和感がなくなっているその雰囲気にサイゾウを見る目が日に日に厳しくなっていたりする。

 

「今の女は……オレは死んだはずだが……」

 

「いや、死んではいない」

 

サソリの独白を遮るように現れたのは、上半身にかいた汗を拭かれながら現れたうちはサイゾウ。

 

隆起する瘤のような筋肉が見る者に暑苦しさと威圧感を与えるが、本人は気にせず堂々としている。その横では甲斐甲斐しくサイゾウの汗を拭くカエデがいたが、頬を上気させ息を荒くするその姿はどこか変態チックである。

 

「どういうことだ……」

 

警戒も露にサイゾウを睨むサソリ。人形もなく、隙だらけだった環境だが己を使えばどうとでも切り抜けられると考えて──違和感に気づいた。

 

「な、なにぃ!?」

 

「おお、役得役得」

 

「サイゾウ様、めっ!」

 

立ち上がったサソリは一糸纏わぬ姿を晒し、驚愕冷めやらぬ様子で自分の体を見下ろす。

 

まず、胸がある。有り体に言って、いわゆるおっぱいだ。

 

「……キサマ、オレに何をした」

 

「座れ」

 

「……っぐ!」

 

睨むサソリだったが、逆にサイゾウに睨まれ一言で動けなくなる。

 

無論、サイゾウは写輪眼にすらなっていない。万華鏡を発動したわけでもない。

 

サイゾウの発した“胆(たん)”。ただそれだけで、サソリは自分が目の前の男に勝てないことを理解した。

 

「お前をそのような体にしたのは、まあぶっちゃけて言えば趣味だ」

 

その言葉に、せめてもの抵抗として改めてサイゾウを睨むサソリ。当のサイゾウは涼しい顔である。

 

「……一応もうひとつ理由はある。お前の残った“肉身”。そしてお前自身の人傀儡。どちらにも厳重に呪印が施してあったのでな。それと……恐らくだが《別天神》の影響下にもあったな?」

 

有無を言わさぬサイゾウの問いかけ。だがカエデは知っている。本当にサイゾウが相手を尋問するつもりならば、このようなまだるっこしい会話などしないことを。

 

《別天神》や《月読》は別として、いまだ単独での幻術使い最強は目の前の夫なのだ。

 

カエデはサイゾウがかつてマダラと対峙したときのように、サソリという男(?)を説得しようとしているのだと理解していた。

 

「…………ああ、雁字搦めに縛られていたよ。ア(・)イ(・)ツ(・)からしてみれば、オレも所詮は駒の一つだったということだ。皮肉だな。当代きっての傀儡師が、逆に操り人形になっていたんだから」

 

そういって皮肉げに嗤うサソリからは、生きる気力がすべて抜け出てしまっているように思えた。

 

「安心しろ。お前を縛るモノはす(・)べ(・)て(・)取り除いた。お前自身の肉体もな」

 

「……それだ。人傀儡を作ったオレが言えたことではないが、生身の肉体を作り出すなど神の所業だ。キサマはいったい何者だ?」

 

「俺か?俺はうちはサイゾウ。五代目火影だ」

 

「……なるほど。捕らえた敵を片端から犯すという噂、違わぬことない種(・)馬(・)ぶりだな。この体を趣味だと言ったな? 精々好きなだけ犯すといい。今のオレに抵抗する力などありはしないのだろう?」

 

皮肉げに微笑みながら無防備な仕草を取るサソリ。しかしそれを見て怒る人物がいた。

 

「サイゾウ様!」

 

カエデからすればサイゾウは無防備な女の子を乱暴しようとしている卑劣漢である。

 

おおむね間違ってはいないが。

 

「いや待てカエデ! いきなり怒るな! はじめからそのつもりならわざわざ話し合いなんぞせんぞ!? ぬおおぉ!? 頼むから転生眼は止めろ! 木の葉が吹っ飛ぶ!!」

 

ポカポカといった表現がふさわしい勢いの拳だが、それらすべてはチャクラのこもった柔拳である。まともに受ければサイゾウとて悶絶必至の。

 

しかし理解が及ばないサソリはただ呆然とするしかなかった。

 

サソリは己が女の体になったことを、思ったよりあっさりと受け入れていた。それは彼女が彼だった頃より、元々自身の肉体に対しての拘りがないからこその切り替えの早さがゆえである。

 

だからこそ目の前の男が噂通りならば何を置いてもまずは自分を犯すだろうと思ってみれば、自分の存在をまるで無視して痴話喧嘩をはじめている。

 

……とはいえ実際この夫婦が本気で喧嘩でもしようものなら、あっという間にマダラ対柱間の再現である。そんなことになれば里は滅びる。

 

「ええいまだるっこしい! そんなに足りないならば今から抱いてくれるわ! 足腰立たなくしてやるっ!」

 

「もうっ! そんなことじゃ騙されないんですからね! 大体サイゾウ様が、んぅ♡ ……って違う! サイゾウ様があの子を女の子になんかしちゃうぅぅぅん♡」

 

持ち上げられ、文句を言いながらポカポカとサイゾウを叩くカエデ。徐々に全身をチャクラが纏いつつあるので見た目とは裏腹に抜き差しならない事態だったりする。

 

しかしサイゾウは慌てず、抵抗するカエデを愛撫し、サソリが呆気にとられるほどの速度でカエデを脱がしていき、一息に貫いた。

 

「はぅ……はぐぅ……ズ、ズルいです、サイゾウ、様♡」

 

サイゾウの汗を嗅いだ時点で準備万端だったカエデは、サイゾウに抱えられ脱がされた下履きをしとどに濡らしていたこともあって、即座にサイゾウの逸物を飲み込んでいた。

 

「何を言うか! これだけ準備万端で、ズルいも何もなかろうが!」

 

叫ぶサイゾウ喘ぐカエデ。そして困るサソリ。

 

サソリ自身はどうしてか下腹の辺りが熱く感じる自分の新しい体を不思議に思っていた。

 

ちなみにこの後、なかなか帰ってこない二人を心配して様子を見に来たノノウにスゴく怒られた。

 

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傀儡、という技がある。

 

チャクラの糸を用いて己の意思を伝え、人形を意のままにする術だが、これには実は原型がある。

 

チャクラ糸ではなく、そのまま本物の糸を使い操る絡繰。元々は過去の忍が用いた暗殺用忍具の一種でもあった。

 

──あれから数日して、サイゾウはサソリを伴ってかつて大蛇丸と共に研究に使っていた一室へと赴いていた。

 

そこに、サイゾウ自慢の絡繰が仕舞われているからだ。

 

やや埃を被った室内。そこに二体の絡繰が鎮座するのを見て、サソリはほぅと吐息を漏らす。

 

「……随分と古風な傀儡を持っているのだな」

 

一体は身の丈にして三メートルを越える鎧武者。重厚な大鎧には生半可な攻撃が通じないだけの風格があるし、腰に佩いた刀は一振りで人どころか門扉すら両断しそうな威容を醸し出している。

 

もう一体は典型的な忍の姿を模した覆面の絡繰。背中に二刀の忍刀(しのびがたな)を携える。大きさは一体目と変わらないものの、疾(はや)いことを求められているのだろう。細身から窺える俊敏さが目で見てわかる。

 

「古風か。いやな、これの制作者は俺なのだ」

 

「なにぃ……?」

 

「輪廻眼の能力のひとつに、異世界から絡繰を口寄せする術がある。それを応用して“作り方”だけわかった絡繰があったのでな。暇を見て組んでみたのだが、どうにも動かし方が複雑すぎて上手く操作することができん。お前ならやれるか?」

 

なにかを含んだサイゾウの言葉にサソリはムッとするが、刺激されたプライドがただ反論するだけなのを拒み、サソリは無言で絡繰へと触れていく。

 

「……素材は一体なんだ……人傀儡よりも細かい、いや、場所によっては大雑把な部分もある……おい、これはまさか“糸”で操るのか?」

 

サソリはそれぞれの絡繰を確認している内に、その後ろにある指通しのついた四角い板を発見する。よく見れば板からは無数の糸が絡繰へと繋がっていた。

 

「そうだ。俺も正直そんなデカブツを糸なんぞで操れるのかと不思議だったんだがな。面白いことに操るものの僅かな所作を読み取り動いてくれるのだ。どれ、貸してみろ」

 

サイゾウはそういって絡繰の一体、大武者の方の板を取る。

 

そのまま板を操作して五指を通す指通しが張られた木枠状に展開すると、中心に張られた五本の指通しへと指を嵌めていく。

 

「そらっ!」

 

サイゾウが声をかけるのと同時、大武者が動き出す。まるで生きた人間が中に入っているようなその姿に、サソリは息を呑む。

 

一歩一歩歩みを進めるその姿は鈍重なれど、これまでサソリが操ってきたどの傀儡と比べても柔軟なその様子に、いつの間にか目を奪われていた。

 

「こいつらをお前にやる」

 

「……正気か?」

 

サソリはサイゾウの言った言葉が信じられず思わず問い直すが、彼の顔には僅かな動揺も狂気もない。

 

「ああ、代わりに頼みたいことがある。娘の護衛だ」

 

「オレはその娘を誘拐しようとした連中のひとりだぞ……」

 

「だが本意ではなかったんだろう?」

 

あまりに突拍子もない言葉の連続にサソリは困惑を強めるが、本意ではなかったというのも事実だった。

 

“暁”という組織で過ごした日々をかけがえのない日々だなどと言うつもりは更々ないサソリだったが、自分を意のままの操り人形に仕立てあげた者の元へ戻る気になどならなかった。

 

ならば、精々目の前の男の機嫌をとればかつてほどではなくとも存分に“永遠の美”を追求する日々が送れるかもしれない。

 

「……わかった、依頼を受けよう。お前の娘を護衛し、傷一つ付けさせないことを誓う。手付がこの傀儡二体。それと、オレの求める“永遠の美”に関する研究も進めさせてもらう。それが条件だ」

 

「いいだろう、契約成立だ……なぜ脱ぐ」

 

なぜか目の前でサソリが脱ぎだし、困るサイゾウ。

 

なまじ自分で調整した肉体なだけに完璧なプロポーションを誇るサソリの肉体を前にして、思わず逸物が反応してしまう。

 

「……? 契約を交わす際には相手を抱くのが種馬の流儀なのだろう?」

 

「……誰だそんなの言ってたヤツは」

 

「“暁”にいた角都という男だ。まあ、正気だった頃の話だがな」

 

言いながらもサソリは淡々と服を脱いでいき全裸になる。そのあまりに無頓着な様子にサイゾウは頭を抱えたくなるが、どうせだからついでに説明してやろうと考えた。据え膳はいただくのだ。

 

「……なるほど。言っておくが、途中でやめてと言われても止まらんぞ」

 

「当たり前だろう。すでに契約を半ば交わしているのだ。それを中途半端に──んひゃああっ!?」

 

「おいおいどうした? まだ乳首をつねっただけだぞ」

 

言いながらサイゾウはさもありなんと内心でほくそ笑む。

 

サソリの新しい体である女体は、サイゾウ自身が作り上げたものだ。

 

人傀儡を破壊され、カエデの側に転がっていたサソリの本体とも言える核。それは、呪印で汚染されているといっても過言ではないほどにひどい有り様だった。

 

“暁”の情報を得るため、デイダラと呼ばれる男の死体を媒介に穢土転生で洗いざらい知っていることを吐かせたサイゾウだったが、その情報は思っている以上に少なかった。

 

確実にわかったのは、かつての理念は消えてなくなりひとりの男が思うがままに操っていること。

 

そこでサイゾウはか(・)ろ(・)う(・)じ(・)て(・)生(・)き(・)て(・)い(・)た(・)サソリの核を用いて彼を生身で蘇らせることにした。

 

これは他から入った情報からサソリのみが過剰に縛られていたことを受けて、なにか重要なことを知っているかもしれないと考えたのと、ひょっとすれば味方に引き込めるやもと考えたのが理由である。

 

サイゾウはサソリの体を、白ゼツをベースに作り上げ、その体を女体とした。

 

これは単純に趣味というのもあるし、あまり男の体を弄くりたくないというのもあったが、保険のひとつとしてサソリが素直に協力しないようなら女として堕とすつもりでもあったからだ。

 

ゆえに、サソリの今の体はサイゾウのチャクラに反応して感度が数倍に高まるようになっている。それこそ、僅かな時間愛撫されただけで立っていられなくなるほどに。

 

「はっ、あぁ……! う……! ううっ……!」

 

サイゾウは無言でサソリの乳を揉みしだき、小ぶりながら立派に主張する突起を指でころがし反応を楽しむ。

 

ちなみに乳のサイズはやや大きい程度。掌に収まる玄人好みのほどよいサイズである。

 

なお断っておくが乳の大きさに貴賤はない。単なる好みの問題である。

 

「なぜ、むね、ばかり……!」

 

「お前の反応が可愛いからな」

 

「ひぅ……!」

 

無意識にサイゾウの手首に掴まるサソリであったが、乳首をこねられてもはや自力で立つこともままならない。

 

顔は元のままとはいえ、それなりに整った美少年であったサソリの顔は、女の体にあっては美少女そのものとも言える。

 

「もう、ダメだ……!」

 

ぷしゅっ、と勢いのある音と共にサソリが潮を吹く。

 

サイゾウは、失禁したと勘違いして顔を赤くするサソリの膣へと指を伸ばし、そこをかきまぜる。

 

「だめだ……! そこ、きたな、あぅ、うう……!」

 

「大丈夫だ、お前の体はどこもかしこも綺麗だよ」

 

ちなみに最初のトイレはノノウが付き添った。感覚がわからないため仕方ないとはいえ、人に見られながら尿をするという行為が背徳感と共に奇妙な快感をもたらしていたのを、なぜかこのときサソリは思い出していた。

 

「挿入(い)れるぞ」

 

「か、かまわない……! はや、くぅ! すませ、ろ」

 

息も絶え絶え、言葉は途切れ途切れになりながらも、サソリは強気を崩さずサイゾウの逸物を自ら手に持ち導く。

 

「ほら、そこじゃないぞ。こっちだ」

 

「はぐぅ! かはっ……!」

 

とはいえまだ慣れない女体でうまく導けるはずもなく、サイゾウによって場所を修正されサソリは深々と膣内を抉られる。

 

処女膜はあった。だが相性抜群に作られた肉体はサイゾウの逸物に限り処女喪失の痛みをほとんど感じないように作られている。

 

性的な経験がほとんどない人間が突然極上の快楽を叩き込まれたらどうなるのか。答えは恐慌(パニック)である。

 

「大丈夫か、ちゃんと息をしろ」

 

「ひっ……! ひぃぃ……! うあ、うあああっ!」

 

下腹から来る無上の快楽に翻弄され、手足をバタつかせるサソリ。しかし逸物はわずかに腹を浮き上がらせるほどにしっかり挿入されており、わずかな抽挿がやすりで削るがごとく理性をかき消していく。

 

「やだ……! たすけ、てぇ! ひとりは、やだぁ!」

 

遂には子供のように泣きじゃくりはじめるサソリ。

 

サイゾウはそんなサソリを優しく抱き止める。

 

「大丈夫だ。ここにいるだろう。お前はひとりなんかじゃない」

 

「ふぅ……! いっしょ、いるぅ……!」

 

「ああ、お前も俺のモノだ。そら、存分に貪れ!」

 

「ひぎっ! ひきゃああぁぁぁぁぁっっ!?」

 

いくら食べても飽きないという言葉の意味通り、サソリはその膣内(なか)を蹂躙される。

 

角度を変え、内臓を捏ね回されるような感覚を味わいながらも、サソリはほんの僅かに残った理性で己の選択が間違っていないことを悟っていた。

 

(これで、いい……ここなら、安心できる……)

 

白い闇ではなく、暖かい炎を思わせる男に抱かれ、この日サソリは久しぶりに安眠した。

 

その後約三時間に渡ってセックスしていたサイゾウだったが、気絶したサソリを家に持ち帰る途中でカエデにバレて、あわや木の葉が“終末の谷”と化しかけたことを明記しておく。

 

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「すごーい! サソリおねーちゃんカッコいー!」

 

明るい声をあげ、もはや完全に女性の体に慣れたサソリは、ノノウの膝上で拍手するカエデの前で新しい二体の傀儡を操り、その動きを“魅”せていた。

 

「……当たり前だ。オレは格好いい」

 

少々照れて頬を染めながらサソリは更なるアクロバティックな動きを二体の傀儡にさせる。

 

「次郎丸! “虎乱”!!」

 

サソリの声に従い、次郎丸と呼ばれた覆面の傀儡がその絡繰を発動させて腰の部分を開き、複数の歯車が噛み合い回りはじめる。

 

すると、途端に高速回転を開始した次郎丸は両手に持った忍刀を縦横無尽に振るい対峙する大鎧の傀儡へと迫る。

 

「受けろ! 太郎丸!!」

 

しかし大鎧の傀儡、太郎丸も負けじと己の大刀を構え次郎丸の斬撃を受け止めんと身構える。

 

袈裟、逆袈裟(さかげさ)、唐竹、右薙、逆風(さかかぜ)、刺突など、複数の斬撃を振るう次郎丸に対し、太郎丸は最小限致命となる攻撃のみを斬り払い後は自らの大鎧を頼りに攻撃を受け止めていく。

 

「斬!」

 

サソリの声に応えてか、太郎丸と次郎丸は互いに必殺の一撃を出そうとして──乱入してきたサイゾウに三本の刀を止められた。

 

「……確かに俺は訓練しろと言った。ある程度の破損は構わないとな。だが今の一撃は下手をしなくともどちらも壊れかねない一撃だったぞ、サソリ」

 

よく見れば二体の斬撃を受け止める為にサイゾウは須佐能乎を展開しており、その下の腕も硬化状態にあった。すぐに傷口は塞がったが、どちらの攻撃もサイゾウの須佐能乎を貫いたことになる。

 

刀を下げた二体の傀儡はどこか申し訳なさげだ。

 

「……オレは悪くない」

 

「違うの、お父様! 私がサソリおねーさまに頼んだの!」

 

目の前で怒られるサソリを庇おうと、タカノがその前に躍り出る。その姿が愛らしくてノノウ、サイゾウ、サソリの三人が心を奪われる。

 

「ぬぅ、ぐっ! だ、だがなタカノ。いけないことをしたら、まずやることはなんだ?」

 

「は! ごめんなさいなの!」

 

「……カエデは悪くない」

 

サイゾウの言葉に従いペコリと頭を下げるタカノ。サソリも思わず彼女を庇い後ろから抱き締めるが、どう見てもただ単に抱き締めたかっただけにしか見えない。

 

「うん、タカノは悪くないぞー! ほーれ高い高いしてやろう!」

 

「あはは! たかーい!」

 

今は腕を上げるだけだが、これは一度サイゾウが本気で高い高いをして雲まで達したためである。そのときはカエデ、ノノウ、綱手の三人がかりで怒られたが、時々タカノに頼まれたときはこっそりやっていたりする。

 

「また空(・)高(・)く(・)まで飛ばさないでくださいよ、サイゾウくん」

 

「そ、そんなことはしないとも! なあタカノ!」

 

「うん! すっごい楽しいからまたやってねお父様!」

 

「……サイゾウくん?」

 

「タカノーーー!?」

 

毒々しい色の針を取り出したノノウを見て焦るサイゾウ。タカノはそんな二人を見て笑顔である。

 

「……構ってもらえず寂しいなどと、思うものか」

 

そんなサソリは二体の傀儡に肩を叩かれつつ、隅の方でタカノが声をかけてくれるまで待っていたそうな。

 

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~おまけ・ノノウ対サイゾウ~

 

「最近私だけ構ってもらう数が少ないんですよね。これはあれですかね、年齢相応になってきた私の体なんてサイゾウくんは飽きちゃったってことでしょうか……」

 

ひとり自室で悩むノノウ。以前は毎日のように犯されていたのに、目覚めてからはまだ一度も抱かれていない。そのことがノノウを悩ませていた。

 

ちなみにノノウの体は確かに熟女然とはしているが、垂れている部位はひとつもなく、肌の張りも20代の女性から羨ましがられるレベルである。

 

乳の大きさも綱手ほどではないとはいえ、ほどよいそのサイズはサイゾウが思わず通りすがりに揉みたくなるほどだ。

 

「……いいえ、ここで諦めてしまってはあっという間に倦怠期よ。ここは私が努力せねば!」

 

ノノウは奮起することに決めた。さっそく今晩……いや、今すぐにでもサイゾウの所へ向かうことを。

 

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「……一応、以上で報告は終わりです。他、二年間で気になることはありますか?」

 

「いや、渡された資料で後は十分だろう。少し時間はかかるが、これは寝ていた俺の責任だ」

 

サイゾウは火影の執務室でシスイから報告を受けながら事務仕事に取り組んでいた。

 

二年間三代目火影猿飛ヒルゼンが代替わりを務めてくれたとはいえ、その引き継ぎ業務は多量に上る。

 

今も三体の影分身がサイゾウと並行して業務を進めており、膨大な書類すべてに目を通している段階だ。

 

五影会談の日が迫るなか、少しでも多くの情報を取得しなければならないとサイゾウは奮起していた。

 

「……まあ、その辺は止めなかった俺達にも責任があることですから。けど、もうあんな無茶はやめてくださいよ」

 

「そうさな、無理も無茶も状況によりけりだが、そうならないように備えは怠らないさ……ぐっ! ははは、まあ後はこの大量の仕事を終わらせるだけだな!」

 

どこか様子のおかしなサイゾウだったが、シスイはそれを見て呆れを多分に含んだ視線を兄へと投げつける。

 

「……ほ(・)ど(・)ほ(・)ど(・)に(・)お願いしますよ、兄さん」

 

「はは、あ、ああ、もちろんだとも。それよりシスイ、最近お前犬塚家のハナという子とよろしくヤって「では失礼します」……逃げやがったアイツ」

 

釘を刺すシスイへと反撃を試みたサイゾウであったが、その二つ名に恥じない瞬身の速度をもってシスイは部屋を出ていった。

 

ちなみに本人達は隠しているつもりだが、すでにうちは一族・犬塚一族公認の仲である。

 

「……さて、ノノウ。もう我慢できんぞ」

 

「んぶ、ふ、ん。ぷはっ、サイゾウくんこそ射精(だ)しすぎですよ」

 

「それは仕方ないだろう。お前の口が気持ちよすぎる」

 

サイゾウはこれまで二時間近く机の下でフェラをしていたノノウを引っ張り出すと、その修道服をめくり下着をつけていない陰部をむき出しにする。

 

「そういえばノノウとは起きてからまだだったな。待たせた分たっぷりしてやるつもりだったが、待ちきれないとはいえこ(・)ん(・)な(・)場(・)所(・)で仕掛けてきたお前が悪いんだぞ」

 

「え……? わっ、サ、サイゾウくんがいっぱい!」

 

ノノウの前には自分の業務を半ば終わらせたサイゾウの影分身が並んでいた。さすがサイゾウの影分身ということもあり、エロへの欲求から仕事の大半をこれまでの間に終わらせるその根性足るや流石である。

 

「ノノウ、俺達も……」

 

「ずっと本体ばかり咥えて、我慢なんてもう無理だぞ……」

 

「これはこれで……」

 

四人のサイゾウ(内三体は影分身)に囲まれノノウは少しだけ後悔したが、すでに準備万端の体を机の上に横にさせられアソコを拡げられる。ちなみに机の上はサイゾウ本体が三秒で片付けた。

 

「はぁっ♡ ひ、ひさしぶり……!」

 

「嘘をつけ。俺が寝ている間、綱手とカエデも交えて定期的に絞っていたそうじゃないか!」

 

「はぐぅ! は、はいそうですっ! でも、起きたサイゾウくんとするのはひさしぶり、だからぁ♡」

 

サイゾウ本体に貫かれながら、差し出された三本の逸物をそれぞれ両手と口で受け止めるノノウ。聖母と呼ばれる女の淫らな姿にサイゾウ達の興奮は青天井に上がっていく。

 

「ひきゃっ! や、やだ、こんな格好……!」

 

数度の抽挿で視線を感じたサイゾウが、ノノウを抱えて机の前に回り込む。

 

仰向けになり、ノノウの尻たぶを掴み拡げたことで、影分身のサイゾウらは一瞬視線を交差させる。

 

「んぅぅ! んぶうぅぅっ!」

 

口、膣、尻。セックスに用いられる穴という穴に挿入され、ノノウは悶絶する。

 

ひとりは相変わらず手だったが、これは約束された必然。彼にはこの後ノノウの膣へと入れる権利が与えられている。

 

瞬時にこれらの判断を可能としたのは、サイゾウの影分身が情報のみのフィードバックを一部可能にしているからこそ。

 

それは消滅までのカウントダウンを早める行為にもなりかねないが、それを覚悟での行動だった。

 

「本体よっ……! 先に逝くぞ!」

 

「んぐぅぅ……! ん、こく、ごく……」

 

ノノウの口を犯していたサイゾウ影分身が射精と共に煙となって消えていく。彼のこなした業務とノノウを犯した情報が、サイゾウ本体へと完全にフィードバックする。

 

「ぐぅっ……! 俺ももう限界だ、後は頼んだぞ!」

 

続いて尻に挿入していたサイゾウ影分身が消滅する。体勢に負担を強いるためあえて離れていた最後のサイゾウ影分身がノノウの尻へと近づいてくる。

 

サイゾウは彼の目を見てその覚悟を読み取り、ノノウと繋がったまま立ち上がる。

 

「本体……俺は……」

 

「皆まで言うな。俺もお前も、同じ“うちはサイゾウ”だ」

 

どちらも同じドスケベ。ヤりたいことなどはじめからわかっている。

 

サイゾウ本体はノノウを抱えたまま一度膣から逸物を引き抜くと、空中で一回転させその体勢を強引に逆へと変える。

 

「ふや……あぅ、ちょっと、やすませ……くおぉぉぉぉんっ!」

 

さすがに四人相手は無理があったのかノノウがギブアップしようとするが、このサイゾウ達は聞いちゃいない。

 

今度はサイゾウ本体が尻を、サイゾウ影分身が膣内へと挿入し、お互いに息を合わせて抽挿していく。

 

前後に挿さった二本の逸物。どちらも愛しい人のたくましいそれをノノウは飲み込みながら、ちょっぴり後悔しつつ堪能していた。

 

(これ……またやってもらおう……)

 

そんなノノウの内心は知らぬサイゾウブラザーズは勢いよく抽挿を繰り返す。

 

そしてとうとう限界がやってきた。

 

「うぐぅ、本体よ、俺もそろそろ限界のようだ……! ふふ、俺は最後まで、お前に勝てなかった……!」

 

「そんなことはない。お前はまさしく強敵(とも)だった!」

 

「もうらめ、つながっひゃうぅ、おひりもあそこも、めくれひゃうぅぅ……!」

 

断っておくがこれはセックスである。断じて無双転生を繰り広げたりだとか、悲しい兄弟の死闘があったわけではない。

 

「我が生涯に、一片の悔い無し!!!!」

 

叫びと共に射精した影分身が消えていく。

 

サイゾウ本体もそれに呼応するかのように、フィードバックした快感と併せてノノウの直腸へと発射する。

 

「ノノウ、愛してるぞぉぉぉ!!!」

 

「こわれりゅうぅぅぅ……!?」

 

アヘ顔を晒し潮を大量に吹きながらノノウはとんでもない絶頂を迎え、失神した。全身は痙攣し、呼吸も不規則になっているので危うくサイゾウは口を塞いで呼吸を整える。

 

やがてどうにかノノウの状態が安定し(といっても絶頂しすぎただけだが)、サイゾウは改めて部屋の参上を見回す。

 

大量に飛び散った愛液と精液。ビクンビクンと痙攣するノノウ。そして……残った仕事。

 

「……さて、もう少し頑張るか」

 

サイゾウは自分のやらかしたこととはいえ、淡々と片付けをはじめる。とはいえ単独ではどうにもできなかったので、口寄せで死体を後始末する用の蛇を呼び寄せて精液や愛液を処理させたが。蛇達はやや躊躇しながらも一応は片付けてくれた。

 

……余談だが、これ以後執務室でのセックスはサイゾウ自身により禁止事項となった。明文化していないだけでそもそもそんなことをするのはサイゾウくらいなのだが。

 

ちなみにこの通達を受けて卯月夕顔が密かにショックを受けていたそうな。

 

 

 




「なぜ脱ぐ」ってヒロアカでも何度か使ったけど個人的に好きなフレーズ。
デイダラさんの出番を期待していた人はいたでしょうか? 残念ながら情報を吐かされただけでしたがね(ゲス笑)

サソリちゃんはボッチ可愛いキャラなイメージ。cvは悠木碧辺りでイメージしといてください。
タカノはまあ、察した人もいるかもですがちょっぴりサーバルちゃんチック(´・ω・`)

二体の絡繰太郎丸と次郎丸の元ネタは私の尊敬する漫画家筆頭藤田和日朗先生の短編【からくりの君】より。
起承転結のお手本と言ってもいいほどの作品で、時々漫画とOVAを見直すくらいには好きです。ちなみになぜかニコニコ動画に上記作品のOVAが転がってます。主役のひとりは若本さんです。

サイゾウが机の上を片付けた方法はラピュタのドーラみたいに全部押し退けつつ口寄せ空間に仕舞う離れ業だったりします。
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