サターニャ「ラフィエルの彼氏になるわ!」ガヴリール「は?」
ガヴリール「意味わかってんのお前」
サターニャ「ふっふっふ、ガヴリール、さては知らないのね?いいわ!このサタニキア様が教えてあげる!」
サターニャ「彼氏とは、女性をその肉体で屈服させ、従属させるものの事を言うのよ!つまりまぎれもなく……悪!」
ガヴリール「へー」
ヴィーネ「あはは……サターニャ、あとで辞典でちゃんと意味を調べたほうがいいわよ」
サターニャ「ちゃんと調べたわ!この……悪魔の辞典でね!」
ガヴリール「ダメだこりゃ……」
ヴィーネ「まぁ、本人がそれでいいなら……」
ラフィエル「みなさんこんにちは~」
サターニャ「お、来たわねラフィエル!私はお前の彼氏になるわ!」
ラフィエル「おや~?これはどういうことでしょう……?」
ガヴリール「そういうことらしい」
ヴィーネ「適当に相手してあげて……」
サターニャ「ということで食らいなさい!サタニキアパンチ!」
ラフィエル「きゃっ!」ヒョイッ
サターニャ「ふ~ん、今のパンチを避けるなんて、なかなかやるわね……流石私のライバル2号!」
ラフィエル(面白い状況ですが、休み時間には限りがあるので終わらせておきましょうか……)
ラフィエル「あ!サターニャさん!空飛ぶリヴァイアサンが!」
サターニャ「え、どこどこ!?」
ラフィエル「えいっ」ポコン
サターニャ「ひゃっ……」ペタァ
ガヴリール「負けたな」
サターニャ「……きょ、今日のところはこれくらいで許しておいてあげる!」
サターニャ「敵を倒すにはまず敵を知る必要があるわね……」
サターニャ「ということで!ラフィエルの一日を追跡することにしたわ!」
サターニャ「お、出てきたわね……どこへ行くのかしら……!」
サターニャ「ケーキ屋に入った!甘いものが好きなのね……ふむふむ」
サターニャ「え、帰り道に戻らない……?そのままどこへ行くつもりかしら?」
サターニャ「なんか知らない家に入っていったけど……」
サターニャ「……ベランダに忍び込んで、窓から様子を見ましょう。私は耳もいいしね」
サターニャ「ふー……。ここのベランダ、ちょっと狭くない?あ、玄関が空いたわね……」
ラフィエル「マサキさ~~~ん♪」
俺「お、ラフィ!」
サターニャ「だ、誰あの男!?」
ラフィエル「今日は、ケーキを買ってきたんですよ!一緒に食べましょう!」
俺「お、いいねぇ!でも~……」
ラフィエル「でも?」
俺「ラフィを食べてから~♪」ガバッ
ラフィエル「きゃっ!早速ですかぁ~!?もう~!」
俺「ラフィ、ラフィ……」チュッ
ラフィエル「んっ……マサキさんは、食欲より性欲なんですね♪」
俺「ちがうよ、何よりもラフィが一番ってこと」
ラフィエル「また調子のいいこといって~♪」
サターニャ「な、なにしてるのかしらあの二人は……?」
俺「ラフィ、ラフィ……」モミモミ
ラフィエル「あんッ!そんなに強く揉まれると……あぁんッ」
俺「へへへっ……」ヌギヌギ
サターニャ「な、なんで服を脱いでるの!?意味わかんない!」
ラフィエル「いつでもどうぞ……♪」
俺「じゃあ、いれるぞ!」ズブブッ パンパンパンパンパン
ラフィエル「あぁッ!はぁんッ!やぁんっ!」ビクッ ビクンッ
俺「ラフィ!ラフィ!!」パンパンパンパンパン
ラフィエル「マサキさん!マサキさん!」
サターニャ「な、なに……あれ……」
サターニャ「もしかしてあれが……相手を肉体で屈服するってこと……?つまりあいつは……」
サターニャ「……家に帰って調べてみましょう」
サターニャ「えっと、今度はネットで……あ、出てきたわ、なになに……?」
サターニャ「彼氏とは、女性の恋人である男性……」
サターニャ「女性の恋人である男性」
サターニャ「恋人である男性」
サターニャ「男性……」
サターニャ「つまり私は……」
サターニャ「ラフィエルの彼氏には……なれない……?」
サターニャ「な、なんなのよもう!」
サターニャ「どうして彼氏って男限定なのよ!不公平じゃない!」
サターニャ「それに……おかしいわね……」
サターニャ「あの二人を思い出すと……なんか胸のあたりが……ズキズキして……」
サターニャ「痛い……痛い……なんで……なんで……?」ポロポロ
サターニャ「このままじゃ嫌……」
サターニャ「……なにか、なにか良い方法はないかしら……」
サターニャ「来たわね、マサキ」
俺「お前がサターニャか」
サターニャ「ええ、大悪魔胡桃沢=サタニキア=マクドウェルよ、今日はあなたに、勝負を挑むわ」
ガヴリール「なんか始まるみたいだな」
ヴィーネ「ラフィ、何か知ってるんじゃないの?」
ラフィエル「さぁ~……なんでしょう♪」
ヴィーネ(あ、知ってる)
サターニャ「勝負は徒競走100メートル!私が勝ったら……あなたにはラフィエルの彼氏をやめてもらう」
サターニャ「そして私は、……ラフィエルの彼氏になるわ!」
ガヴリール「あいつまだ言ってるのか」
俺「良いだろう……その勝負、受けてたとう」
ラフィエル「それでは位置について~……よーい……」
サターニャ(絶対に負けない……人間に……しかも、男なんかに!」
ラフィエル「ドン!」
俺「先に行かせてもらう」ズダダダダダダダッ
サターニャ(なっ……はやい!でも……)ダダダダダダッ
俺「ふっ」ダダダダダダダッ
サターニャ(負けられない……負けたくない……!)ダダダダダダッ
サターニャ(負けたくない負けたくない負けたくない!)ダダダダダダッ
サターニャ(ラフィエルは……私の……私の……私の大切なっ……)ダダダダダダダダッ
俺「……」
サターニャ「……」
ガヴリール「マサキの勝ちだな」
サターニャ「……なんでよ……」
ヴィーネ「サターニャ?」
サターニャ「なんでよ、なんでなのよぉ……なんで、私がラフィエルの彼氏じゃいけないの?わぁぁぁぁぁぁん……」ポロポロ
サターニャ「どうして?ねぇどうして?なんで彼氏って男じゃないといけないの?私は、私はラフィエルのことが……好き……なのに……!」
ラフィエル「サターニャさん……」
俺「解決策がある」
サターニャ「……へ?」
俺「お前が俺の彼女になればいい」
サターニャ「どういうこと?」
俺「そしてお前はラフィエルの彼女、そして彼氏になる」
サターニャ「???」
俺「つまり……俺はラフィエルの恋人であり、ラフィエルはサターニャの恋人であり、サターニャは俺の恋人となる」
サターニャ「うん……」
俺「すなわち……悪魔的三角関係(デビルズトライアングル)!」
サターニャ「デビルズ……トライアングル……」
サターニャ「……!!!」パァァァァ
サターニャ「かっこいい!!!そうよ、人間もなかなかやるわね!その手があったわ!」
サターニャ「そうと決まればさっそく!ラフィエル!私の彼女になりなさい!」
ラフィエル「はいっサターニャ様!」
ガヴリール「ちょ、ラフィ、それでいいの?」
ラフィエル「はい、なんだか楽しそうですし……なにより」
ラフィエル「私のために頑張ってくれるサターニャさんは、なんだか胸に来るものがありました♪」
ヴィーネ「まぁ、一件落着ね……」
サターニャ「ちょっとマサキ!このアイス私のよ!」
俺「先に手を付けたものがアイスを制する……すなわち、悪魔的法(デビルズルール)」
サターニャ「なんでも悪魔的って言えばいいものじゃないのー!!」
ラフィエル「お二人が頂かないのなら、私がいただきますね」パクッ
サターニャ「なーっ!ちょっとラフィエル!?」
俺「ラフィはしたたかだな……」
ラフィエル「ふふふっ、お二人の争いを見ながら食べるアイスは格別です♪」
サターニャ「私のアイス~!!」
俺「……また3人で買いに行くか、アイス」
ラフィエル「ええ、そうしましょう♪」
ラフィエル(……そして)
ラフィエル(お二人と一緒に過ごす時間は、私にとってなによりかけがえのないものです♪)