あらすじ:「月刊モンスター姦マガジン」の企画、「童貞モンスターと行く!タバサのパコパコ馬車ツアー」が開催されることになった。パコパコ馬車ツアーとは、通称「パコ馬車」と呼ばれ、馬車で童貞モンスターと専属モデルが旅をしながら筆おろしをする名物企画だ。今回は人気モデルのタバサがパコ馬車に乗ることになった。しかし、企画の日程が友好国ラインハットとの晩餐会と被ってしまう。タバサはパコ馬車を優先させようとするが、ビアンカはそれを察知し、晩餐会当日に連れ戻そうと一緒にパコ馬車に乗り込む。
ブヒオを真・光の教団から取り戻して一ヶ月後が経った。ブヒオはブヒックスの世話を進んでやるようになり、ビアンカとのわだかまりも溶け、平和な日々が戻った。
ビアンカはブヒオ捜索に長期間グランバニアを空けていた。父の介護という言い訳も難しくなり、ビアンカはグランバニアに一時戻ることになり、久々の王宮暮らしを忙しく過ごしていた。
グランバニア城のある日の昼下がり。王妃ビアンカは、娘であるタバサを探していた。
来週、友好国であるラインハットで晩餐会が開かれることになっていた。ラインハットの国王ヘンリーとビアンカの夫でありグランバニア国王リュカは竹馬の友であり、定期的に晩餐会を行い旧交を温めていた。今回はラインハット城にて晩餐会が行われることになったため、リュカが家族とともに訪ねる予定であった。
しかし、娘のタバサはその晩餐会を辞退したい旨を先ほどビアンカに告げてきたのであった。辞退して何をするかというと、『月刊モンスター姦マガジン』の企画、『童貞モンスターと行く! パコパコ馬車ツアー』という童貞モンスターと旅をしてセックスをするといういかがわしいツアーに参加するというのである。
「タバサったら晩餐会をさぼって変な旅行に行くなんて。16歳にもなって王族の自覚が無いのかしら……」
はあ、とため息をつくビアンカ。性的に奔放な娘を持つと、気苦労が絶えない。
「グランバニアでタバサが行きそうなところは全部行ってみたけれど、影も形も見当たらないわ……」
ビアンカは独りごちた。グランバニアに居ないとなると、次に居そうなところはどこであろうか。
「やっぱりモン爺のところかな……」
オラクルベリーのモンスター爺さんは『モン爺』との愛称で呼ばれている。モンスターと心を通わせ、モンスターを飼育し、使役する能力を持った仙人のような老人である。しかし、それは表の顔で、裏の顔はモンスターと人間の女性が交尾する話や絵を載せる雑誌『月刊モンスター姦マガジン』の編集長であった。
このパコパコ馬車ツアーという企画は、雑誌の編集長であるモン爺が深く関与していることは間違いない。
「オラクルベリーに行ってみるしかなさそうね……」
ビアンカはキメラの翼を宙に放り投げる。瞬時にビアンカの体が浮き、光ともに姿が掻き消える。キメラの翼の魔力で、オラクルベリーに瞬時に移動したのであった。
世界最大の歓楽街を擁するオラクルベリーのうらぶれた裏通りに、モンスター爺さんの住処はあった。その地下室には鉄格子をはめた部屋がいくつもあり、獣臭が濃厚にする。こんな街中で、数多くのモンスターを飼育しているのであった。
そしてモンスター爺さんの居住スペースにはベッドなどの家財道具に他に、大量の本棚が所狭しと並べられていた。本棚にはモンスターの生態についての辞書のような厚さの本や、女性とモンスターがまぐわうイラストがたくさん描かれた本もある。本のほとんどがモンスターにまつわるものであった。
机の上には、原稿用紙が積まれてる。次号の『月刊モンスター姦マガジン』用の原稿であった。このモンスター爺さんの居住時スペースは『月刊モンスター姦マガジン』の編集部も兼ねているようだった。
モンスター爺さんの部屋に、大きな世界地図が壁一面に張ってある。地図上には色の付いたピンで数か所マークされていた。その地図の前で、タバサとモンスター爺さんと、ひとりの中年男性が何やら真剣な表情で話し込んでいた。
「……まずグランバニア城を馬車で出てから、チゾットへの道を行きます。モンスターのみなさんと馬車で交流していただく感じになるかと……」
恰幅の良い中年男性が、地図のピンを指さしながらタバサとモンスター爺さんにパコパコ馬車ツアーの旅程を説明している。
男の説明を聞きながら、ふむふむと頷くタバサとモン爺。
「旅程はだいたい分かったわ。で、わたしにとって肝心なのは童貞のモンスターたちのことよ。モンスターの種族は問わないけど、やっぱりチンポが大事だと思うの。いいチンポのモンスターを選んでほしいな」
「ふむ、馬車での旅行ゆえに、体格が小さいモンスターしか参加できないのじゃが。では、できるだけペニスの大きいモンスターを選ぶようにするかのう」
モン爺は腕まくりをして、グッと拳を握りしめて、小さな力こぶを見せつける。やる気十分だ。さぞかしタバサ好みの大きなペニスのモンスターを探してくれるのだろう。
「やった! ありがとうモン爺♪」
タバサは小躍りするように、手のひらを胸の前で合わせる。
このように、和やかにモンスター姦の計画は話し合われていた。
「タバサ、聞いたわよ。やっぱり変な旅行に行くつもりなのね」
地図の前で顔を合わせて話し込んでいた3人は、急に背後から女性の声を聴いて、はっと振りかえる。
彼らの後ろにはビアンカが呆れた表情を浮かべつつ、腕組をしていた。
「ママ……これはパコ馬車じゃなくて、普通の旅行の計画で。いかがわしいやつじゃないのよ」
タバサは苦しい言い訳を述べる。作り笑顔が張り付いたようだ。
「嘘おっしゃい。今の話、バッチリ聞いていたわよ。モンスターのおちんちんがどうとかとか言ってたわよね」
「あ、そこから聞いてたの……はあ、別にいいじゃない。晩餐会なんて毎年やってるんだし、今回くらいパコ馬車に行っても」
嘘が始めからバレていることが分かり、タバサは今度は開き直る。
「何言ってるの! あなたは王女なのよ? 晩餐会って王族同士の外交の場なんだから。王族が晩餐会サボって、いかがわしい乱交パーティーみたいなのに参加するってどういうことなの!?」
ビアンカは地下室に響き渡るくらいに声を張り上げて、タバサを りつける。
「まあまあ。タバサも遊びたい盛りの年なのじゃよ。ビアンカだって、タバサくらいの年頃は山奥の村でのんびりと過ごしておったのじゃろう? タバサは生まれた時から王族で、やれ晩餐会だ、やれ世界を救うだとか気が休まる時がないんじゃないかのう」
モンスター爺さんがタバサに助け舟を出す。
「まあ、そうかも知れないけど……でも晩餐会は行かないわけにはいかないわ」
ビアンカはリュカと結婚するまでは、母が亡くなるなど大変なことはあったが、平凡な村娘として過ごしていた。モン爺が言う通り、タバサが感じているであろう重圧というのは自分の若い時とは比べようがないものだ。ビアンカの説教の語気が弱まる。
「しかし、ビアンカの言うことはもっともじゃ。晩餐会は国家の大事じゃ、おろそかにしてはならぬ。だからこうするのはどうじゃろう? パコ馬車の日程を少し短くして、パコ馬車が終わればすぐにラインハットにルーラして晩餐会に参加するというのは? 」
「……まあ、晩餐会に参加するのならいいけど。タバサのやりたい事を、何が何でも辞めさせたいわけじゃないし……」
ビアンカはモン爺の折衷案を渋々ながらも了承した。タバサのような無軌道な娘は、ある程度は欲望を発散させておかないと手が付けられなくなるだろう。
「やった! ママ大好き!」
タバサは玩具を買ってもらえる子どものような無邪気な笑顔で、ビアンカに抱きつく。
「ただし、わたしもそのパコパコ馬車ツアー? ってやつについて行くから。変なことしないか心配だし……そして旅行が終わったら、あなたを連れてすぐにラインハットの晩餐会に行きますからね」
「わかった! それでいいわ!」
タバサはビアンカに抱きつきながら、快活な返事をする。
「いやあ、良かったです。私たちのパコ馬車が、ビアンカ様公認になったのですね」
ニコニコと人のよさそうな笑みを浮かべている恰幅の良い中年男性が、会話に割って入ってきた。ビアンカには見覚えが無い顔である。
「丁度良かった。ビアンカに紹介しようと以前から思っておったのじゃが、機会がなかなかなかったのう。こちらがかの有名な32代目ドン・ハメモじゃよ」
「ビアンカ様、はじめまして。ハメモです。人はドン・ハメモと私を呼びますが、ハメモと気軽に呼んでやってください。よろしくお願いします」
モン爺に紹介され、ハメモと名乗った恰幅のいい中年はうやうやしく御辞儀をする。王族であるビアンカに対して、当然の礼儀と言えよう。
「……え~と、何で有名な方なのかしら?」
ビアンカは囁き声でモン爺に尋ねた。
「おっと、知らんのか。写実的な春画で有名な匠じゃよ。そもそもドン・ハメモ初代は伝説の建築家、ドン・ガアデの高弟で壁画の匠であったが、代を重ねるうちに春画も描くようになり、昨今のように春画といえばドン・ハメモと言われるような権威になったのじゃ」
モン爺はドン・ハメモに聞こえないように小声で、かつ早口で蘊蓄を講釈する。ドン・ハメモはどうやら業界では有名な職人らしい。
「……はじめまして、ハメモさん。以前から貴方の絵を拝見させていただいていました」
適当に話を合わせようとするビアンカ。
「おお、ビアンカ様が私の絵を? 光栄です。私の絵は女性とモンスターが性交する表に出せない絵ばかりで、モン爺様に『月刊モンスター姦マガジン』という活躍の場所を与えられるまでは冷や飯食らいであったのです……女性で私の絵のファンが居るとは本当に光栄です……うっ、うっ……」
ドン・ハメモは、大きな肩を震わせ泣き始める。ビアンカは不用意な発言をしてしまったらしい。
「そうだ! 私の絵を分かっていただけているのなら、どうです? 今回のパコ馬車でモンスター姦デビューしてみるというのは……! 私は今回のパコ馬車に随伴し、タバサさまと童貞モンスターたちの痴態を余すことなく描く予定なのです。ビアンカ様もモデルとして参加していただければ、私がその性交の御姿を魅惑的に描いてみせます! 母子でモンスター姦なんて、滅多に無い題材ですし……!!」
ドン・ハメモは涙を自分の袖でぬぐいながら提案した。ハメモの目が爛々と輝く。
「ほっ、ほっ、ほっ。ビアンカはタバサの母親だけあって、モンスター姦に関しては既に歴戦の勇者じゃぞ。モンスターの強さで例えるならば、タバサがキラーマシンとすると、ビアンカはさしずめグレイトドラゴンじゃ」
モン爺が話をさらにややこしくなるような事を言う。
「ややっ、流石です……! モンスター姦界のグレイトドラゴンとは、かなりのツワモノですな! 失礼いたしました。今回のパコ馬車では、私がビアンカ様に勉強させていただきます!」
恐縮し、深く御辞儀をするドン・ハメモ。
「今回はタバサのお目付役として同行するだけだから、モンスターとエッチなんてしませんよ……?」
ため息をつき、呆れたようにビアンカは言った。
パコパコ馬車ツアー初日は、快晴であった。旅行にも、野外での交尾にも持って来いの日だ。
「よ~し、ヤってヤリまくるわよ!」
タバサは機嫌良さそうに、しきりに右手の親指を人差し指と中指の間に何度も出し入れする卑猥な仕草をしている。これで王女である。ビアンカは頭が痛い。
「タバサ、ほどほどにしなさいよ。ツアーが終わったらすぐに一緒にラインハットに行くのよ」
ビアンカはグランバニアに居るときのようなドレスではなく、昔から着慣れている村娘の服に身を包んでいた。あまり目立ちたくないのだろう。
「わかってるわ、ママ」
タバサはこれから咥えるチンポのことで頭がいっぱいなのか、生返事で応える。
用意された馬車はなんの変哲もない一般的な馬車であった。ただ、周囲から馬車の中が見えないように、入り口にすだれを掛けていた。
「タバサ様、もう童貞モンスターたちは馬車でスタンバイしております」
ドン・ハメモがうやうやしくタバサに告げる。ドン・ハメモは肩掛け鞄を背負っており、中には絵の具や筆などの画材が満載であった。準備は万端なようだ。
「よし、モンスターさんたちに挨拶しましょうか」
タバサが馬車の入り口から中を覗き込む。
「みなさんこんにちわ! タバサよ。今日はパコパコ馬車ツアーに参加してくれてありがとう!」
快活に挨拶をするタバサ。しかし、馬車の中に座っているモンスターたちは快活さとは真逆の連中であった。
「へへへ……こ、こんにちわ……」
「ども……」
モンスターたちは小さな声で、辛うじて挨拶のような言葉をつぶやく。うつむきながらブツブツ話し、タバサの顔も直視できていない。
「あれ、みんなどうしたの? 体調悪い?」
タバサは心配するように歩み寄り、モンスターの顔を覗き込む。
「あはっ、え~と……」
モンスターはしどろもどろだ。うつむきながら赤面している。照れているらしい。
しかし、タバサがふいと下を向くと、モンスターのペニスがギンギンに隆起しているところが目に入る。さらにあたりを見回すと、モンスター全員がペニスを勃起させているではないか。
「みんな、全然体調悪くないわね……むしろ超元気じゃない!」
タバサの表情がぱっと明るくなる。
「タバサ様、彼ら童貞モンスターは雌と接することが極端に少ないために、タバサ様のような美しいピチピチギャルにどう接していいのかわからないのです……目も合わせぬシャイボーイたちですが、人一倍、いえ、魔物一倍交尾に興味シンシンですよ」
ドン・ハメモはタバサに耳打ちするように言った。
「シャイでも童貞でも、いいチンポ揃えたじゃない。流石ね!」
タバサは片肘でツンツンとドン・ハメモの腹をつつく。
「ええ、タバサ様は巨チン好きと聞いておりましたので、童貞モンスターの応募者から選りすぐっていいチンポの者を選抜いたしました」
良い仕事したぞ、と言わんばかりにドン・ハメモは自分の胸を拳で軽く叩いて見せる。たしかにモンスターたちは揃いも揃ってしょぼくれたモンスターばかりであったが、ペニスだけは立派だった。
「よし、では出発しましょう! ではビアンカ様、手綱をよろしくお願いします。わたしは皆さんの様子を絵に描くことに専念させていただきますので、御者はビアンカ様にお願いすることにいたします。王妃様にこのようなことをさせてしまい、すみません」
ドン・ハメモは慇懃に頭を下げる。
「気にしないで。慣れてるし、何もしないでついて行くのも手持ち無沙汰だから。じゃあ、行きましょう」
ビアンカは馬車の御者台に座り、手綱を握り、馬にむち打つ。こうしてパコパコ馬車ツアーが開始となった。
グランバニア城に国境にそびえる巨大な山脈。その山の麓に、大きな洞窟がぽっかりと開いていた。大きな馬車が余裕で通れるような幅がある。山岳の村、チゾットへの通り道であった。ビアンカもグランバニアに初めて行ったときに、夫のリュカとともにこの道を通ってきた。
(あの時はお腹にレックスとタバサが居たっけ。体調が悪くてチゾットで倒れちゃったのよね。懐かしいわ……)
ビアンカは当時を思い出して感慨に浸っていた。それにしても当時、お腹にいた娘がいかがわしい雑誌の乱交企画に参加し、自分はそれについて行っているというのは何の因果なのだろうか。
(本当に人生何があるかわからないものね……)
手綱を引きながらビアンカはため息をついた。
洞窟に入ってしばらくして、あたりは漆黒の闇に落ちる。灯りは馬車のランプだけが頼りだ。ビアンカは器用に馬車を進める。旅慣れているだけあって、手慣れたものである。
ドン・ハメモがやにわに、すっと立ち上がり馬車内のモンスターたちに声をかける。
「では早速はじめましょう! タバサ様による、『チンポ当てゲーム』です!』
今までタバサを直視できず、うつむきがちだったモンスターたちが、ガバッと顔を上げて「おお~!!」と大きな声でとどよめく。
「え? 今、チンポ当てって言ったの? 何?」
ビアンカは御者台に居て馬車を操縦しているため見ることはできないが、馬車の中で風変わりなゲームが始まる様子を聞いて動揺する。
「月刊モンスター姦マガジンの読者の皆様には説明は要らないと思いますが、一応説明をしておきますね。タバサ様が目隠しをして、フェラチオをします。そしてペニスの形状や精液の味からどの種族のモンスターか当てるという単純なゲームです。タバサ様がモンスターを当てるたびに、タバサ様は衣服を一枚ずつ脱いでいきます! 外した場合は何も起きませんのでご安心を。それではスタート!」
タバサは目隠しをして、馬車の中央でクルクルと円を描くように回転し始める。そして急に回転をやめる。タバサの脳が揺れる。この状態では、位置感覚は狂ってしまうため、馬車の席順でモンスターを当てることは出来ないだろう。
タバサはよろめきながら歩みを進める。目隠しもされているので、直進は出来ず、ジグザグに歩いていく。そして、隅に座っているモンスターの胸元に頭がぶつかる。そのままタバサはペタリと床に座り込んだ。
タバサは、視覚情報が奪われた状態で、どのモンスターかわからないペニスを握り、躊躇なく大口を開けて咥える。
まずタバサのフェラチオ相手として選ばれたのは、大きな木槌を持つずんぐりとしたモンスター、ブラウニーであった。声は出さないものの、すごく気持ちよさそうな表情でペニスをしゃぶらせている。
「うふふ……♥ もう誰のチンポかわかっちゃった。でもイカせてあげるね♥」
ーー―ジュッポ♥ ジュッポ♥
タバサは頭を激しく振りながら、怒張したペニスを何度も根元まで深く咥える。
「……ッ!!!」
ブラウニーが激しいストロークにたまらず吐精する。
そのままタバサの口腔内に精液をぶちまける。
「んぐっ、ぷはあっ♥ このチンポ、ブラウニーのでしょう? だってチンポのカリの部分がすごくもっこりしてて、木槌みたいだもの!」
タバサは一気に精液を飲みほした後、目隠しをしながら答える。
「おおっ」と歓声を上げるモンスターたち。
「むむっ! タバサ様、お見事……! 正解ですっ!」
ドン・ハメモが正解を認める。
「まあ、ブラウニーのチンポって特徴的だから簡単ね。じゃあ一枚脱ぐわ♪」
タバサは腰のベルトを外し、床に落とす。バックルが床に接触し、ガチャリと音を立てる。ベルトを外すと、タバサの服はワンピースのようになった。
「脱いだ! 脱いだ!」
ただベルトを外しただけなのに、モンスターたちがやんややんやと囃し立てる。
「ようし、次も張り切って行きましょう! タバサ様、お回りください!」
またタバサはクルクルと回り始める。そして今度はスライムナイトの騎士の部分のペニスを咥え込み、また目隠しをしたままペニスの持ち主をピタリと当ててしまった。
「じゃあ、この服ぬいじゃうね♥」
タバサはザーメンを口の中に残したまま、一気に服を脱いだ。地味な服の下から現れたのは、黒いレースの下着だった。それは美しくも淫靡にタバサの豊満な乳房を覆っていた。
「おっぱい! おっぱい! おっぱい!!」
モンスターたちがタバサの乳房をみて大きな声で唱和する。手を叩き、小躍りしながら性器をいきり立たせている。
(な、なんて卑猥なゲームを考えつくの……そしてこの盛り上がりっぷりは何?)
ビアンカは馬車の手綱を握りながら、背後で繰り広げられている狂乱の宴を感じつつ、めまいがするような感覚に襲われた。
ブラジャーを取るタバサ。ぼるんっ、と巨乳が弾み出る。乳首はピンと尖って桜色であった。
一瞬の静寂の後、「ほうっ……」とため息をつくモンスターたち。
そしてとうとうタバサはすべてのペニスを当て、全裸になってしまった。
タバサは馬車の中央で両手を頭の後ろで組み、ガニ股で腰を得意げに振る。陰毛に覆われたタバサの濡れた秘部が、ランプに照らされテラテラと光る。
タバサのスケベなボディを見て、モンスターたちはフェラチオで射精したばかりというのに、再びペニスを隆起させていた。
「さて、皆様方! ちょうど山頂に着きましたところで、タバサ様が全裸になってしまいました! いったん『チンポ当てゲーム』は終了です。 これから下山して、本番のお楽しみはこれからです!」
ドン・ハメモが大きな声で皆に伝える。
「おお~!!」
大きくどよめく童貞モンスターたち。
本番、それは言うまでもなくモンスターたちの童貞卒業の機会になるであろうことだ。興奮するのも無理のない話だ。
「いや〜、タバサさまの素晴らしいおフェラ顔が描けましたよ! 傑作に出来上がりました!」
「いいじゃない! この企画の挿絵にぴったりのエッチな絵ね!」
タバサに描きあがった絵をみせるドン・ハメモ。タバサも全裸で満足そうに微笑む。
「タバサ……服、着なさいね。山頂だから寒いわよ」
ビアンカは馬車の手綱を握りながら、冷静に諭す。ビアンカの表情には諦めが見て取れた。
一行は下山し、麓のネッドの宿屋で一泊宿を取った。パコ馬車のために、温泉付きの離れを貸切にしたのであった。ここがパコパコ馬車ツアーの最終目的地であり、童貞モンスターたちを卒業させる舞台であった。
モンスターたちとドン・ハメモは一足先に温泉につかり、タバサを待っていた。モンスターたちはみな、今か今かと童貞卒業の瞬間を待ちわびて、ソワソワしている。
「皆様方! 最後に確認しますよ。タバサ様で童貞卒業したいか~!!」
温泉にモンスターたちとつかっていたドン・ハメモは唐突に立ち上がり、自分のペニスがまる見えにも構わず、拳を振り上げ、まるで煽動するようにモンスターたちに問うた。
「うおおお~!!」
ことさら大きな声で返答する童貞モンスターたち。盛り上がりは最高潮に達している。
「よ~し、じゃあ卒業だ! 今日で童貞にさよならだっ! それではタバサ様、どうぞ~!!」
ドン・ハメモが呼ぶと、湯けむりの向こうから、タバサが手を振りながら登場する。
「おおお~!!」
モンスターたちはどよめく。タバサはすでに全裸で、乳も陰部も隠さずに堂々と温泉に入ってきたのだ。
「タバサ、ほどほどになさいね。これが終わったらルーラしてラインハットで晩餐会よ」
タバサに付いてきたビアンカは、タオルで前を隠してやってきた。あくまでもタバサのお目付け役に徹するつもりらしい。
「うんうん、大丈夫!」
タバサは生返事だ。もはやペニスのことしか考えていない。
「みんな、今日はパコパコ馬車ツアーに参加してくれてありがとう! 今日はわたしで童貞卒業していってね! じゃあ、感謝の気持ちを込めて、いくわよ! パイキルトッ!!」
ーーープルンッ!
タバサは得意の淫呪、爆乳魔法パイキルトを唱えると、ただでさえ豊満な乳房が倍増し、たわわに揺れた。
「おお~っ!!」
モンスターたちは、生でパイキルトを見るのは初めてらしく、大仰に驚く。
「今日はさらにすごいわよっ! パイキルトッ!!」
ーーープルルルンッ!!
なんと、パイキルトの重ね掛けである。大きな乳房が、さらに膨らみ揺れる。乳房の下部はタバサの恥骨あたりまで到達してしまった。超乳と言える大きさだ。しかし、このような巨大さにも関わらず、乳房は張りを保っており、球形を維持していた。
温泉にプカプカと浮かぶタバサの乳房のあまりの妖艶さに、息をのむモンスターたち。
「ふふ、おっぱい大きいだけじゃないのよ! ほら、そこの彼、乳首にチンポを押し付けてみて?」
指名されたモンスターは、言われた通りに恐る恐るペニスを乳房に押し付ける。すると、ペニスは乳首の中にずぶずぶと入っていくではないか。
「すごいでしょ♥ これだけおっぱいが大きいと、チンポも入っちゃうのよ♥」
普通の乳房では乳腺はペニスを挿入できる程の幅を持たないが、爆乳魔法で大きくなり、かつ魔法の力のせいか乳腺が広がりやすくなったおかげで挿入が可能になったようだ。
「ああっ、チンポで乳首広がっちゃって、気持ちいいよっ♥」
ペニスが乳首の乳腺をぎゅうぎゅうに広げている。それがタバサに性的快楽を与えるらしい。
「な、なんて気持ちいがいいんだっ! ううっ!」
ーーードクッ! ドクドクッ!
モンスターは挿入して間もなく、乳内射精してしまう。
「もう、おっぱいの中でいっぱい出してくれちゃって♥」
ヌポンとペニスを抜いた後、乳首にはぽっかり穴が開いたようにみえる。その乳首の穴から、射出されたばかりの白濁した精液がごぽりと溢れ出た。
なんというエロティックな乳だろう。生殖行為に類することができる乳など、この世にふたつと存在するのか。
「お、俺もいれるっ!」
「俺もっ!」
乳での性交を傍から見ていた他の2匹のモンスターが、それぞれ乳首に取り付く。
勃起したペニスを乳首に押し当て、ズッと挿入する。
「おほ~、なんという気持ちよさだ!」
モンスターたちは嘆息しながら、何度も腰を振る。
「あはっ、そんな乱暴にっ♥ でも気持ちいいっ♥ もっと激しくしていいのよっ♥」
タバサは、乳をオナホールのように無遠慮に扱われているが、それが気持ちいいようだ。
まごまごしてニプルファックに参加しそこねたモンスターたちは、タバサを取り囲み、ペニスを勃起させて切ない表情を浮かべている。
それに気付き、タバサはクスリと笑う。
「ほら、肝心な所が空いているわよ♥」
タバサは大股開きし、陰唇を見せつける。ピンク色の陰唇が、温泉のお湯越しにもはっきりとわかる。すでに膣口が開いて、ペニスを受け入れる準備万端と言わんばかりだ。
一番前に居たモンスターが、ふらふらとたいまつに引き付けられる蟲のように、女性器に引き付けられる。そして、恐る恐る勃起したペニスをずぶりと挿入する。
「あ、あったかいっ! 気持ちいいっ!?」
モンスターは思わず叫ぶ。タバサの膣の中はぬめぬめとまるで温泉の中のように温かかく、ペニスにまとわりつく。童貞のモンスターがずっと夢想していた女性の膣は、想像を超える気持ちよさであった。
「ちゃんとできてるよ♥ ほら、動いてみて♥」
モンスターはゆっくりと腰を動かす。ちゃぷちゃぷとお湯の音が響く。
「おおっ、出るっ、出る出るっ!」
もう少しこのあったかい膣を味わいたかったのに、思わずモンスターは射精をしてしまう。
「童貞卒業おめでとう♥ じゃあ、つぎの彼、どうぞ!」
タバサは射精したばかりのモンスターにキスをして、次のモンスターを股に招き入れる。一匹ずつ丁寧に童貞を奪っていくつもりらしい。
またあぶれたモンスターたちは、自分で自分のペニスをしごき始める。
「あん、もったいない♥ 自分でしちゃダメよ。ちゃんとわたしが童貞卒業させてあげるから♥ 待ってる間、ここで我慢してね♥」
タバサは右手を上げ、腋を見せつける。きちんと処理されているのか、毛のないツルツルの腋だ。
モンスターの一人が、恐る恐る腋にペニスを押し当てると、タバサは腕を下ろし、腋でペニスをキュッと締めた。
「ほら、腰を動かして!」
「おお~!?」
モンスターは半信半疑に腰を動かし始めたが、なかなかどうして具合がいい。しっとりと汗で濡れた腋は、まるで膣壁のようにモンスターのペニスを擦った。
今度は腋マンコということなのだろう。腋と腕に挟まれた空間が、丁度性器のようになって、モンスターのペニスを包み込んだ。
タバサのどこを使ってもいいのだということを、モンスターたちはようやく理解したようだ。腋マンコをみたモンスターたちが、わらわらとタバサに群がる。
「もごっ!? んん~♥」
あるモンスターは、タバサの空いている口にペニスを無遠慮に突っ込み、腰を打ち付ける。強制的なフェラチオ、俗に言うイマラチオである。
また、あるモンスターはタバサの背後に回り、肛門にペニスをねじ込む。
「んんっ♥ んんん”~~♥」
膣、乳、口、腋にペニスを突っ込まれているタバサは逃げることもできず、肛門に易々と勃起ペニスを受け入れる。
くぐもった声でうめくタバサ。しかしそれは苦悶の声ではなく、はっきりと快楽のうめき声であった。さすがタバサ、肛門性交でも感じることができるらしい。
つっこむ穴が無くなり、あぶれたモンスターたちは遠慮はしない。タバサのすべすべの頬、背中、ふとももなどを使い、ペニスを擦りつけ快楽を満たそうとしている。
そして、モンスターたちは我慢できず、タバサの肢体につぎつぎと精液を浴びせ始めた。
「ごぼっ♥ みんな、しゅごいよお~♥ タバサも気持ちいいよっ♥ もっと精液まみれにしてっ♥」
口内発射された精液を嚥下しながら、タバサはおねだりをする。
射精してもまだまだ性欲が収まらないモンスターたちが、引き続き我先にとタバサの体中の穴や窪みにペニスを擦りつける。
「タバサ、ママちょっと気分悪くなってきたから他の温泉に行ってくるわね」
ビアンカはモンスターとありとあらゆる所で結合しているタバサに声をかけたが、タバサは全く聞いていない。「おっほ~♥」と下品な喘ぎ声を上げながら、大量のペニスをしごくのに夢中であった。
からだの至る所で、精液を浴びるタバサを尻目に、あきれ顔のビアンカが温泉を離れていった。
ドン・ハメモは全裸で、熱心にタバサとモンスターの性交をキャンバスに描きこんでいたが、ピタと手を止め、一瞬ビアンカを見る。そして、ふうむと頷き、合体して塊のようになったタバサとモンスターたちを描写するために、ふたたび手を動かし始めた。
(もう、あんなの付き合ってられないわ)
ビアンカは、もはや連中のノリについて行けなくなり、独り宴から離れ、別の温泉につかり旅の疲れを癒していた。狭いながらもビアンカ以外には誰も居ない、静かな温泉だ。
(前にリュカともこの宿に泊まったことがあるのよね。こんな離れと温泉なんて無かったけど)
ビアンカがお湯を楽しんでいると、ひょこりと小さい生き物が湯けむりの向こうからやってきた。
小さい生き物は、人間の子どものような背格好で、二足歩行でとことこと近づいてくる。紫色の体毛に、背中から小さな翼が生えている。口から大きくはみ出た大きな舌が、歩くたびに揺れる。そして、背丈の倍くらい大きなフォークを持っていた。
モンスターのミニデーモンであった。今日のパコパコ馬車ツアーの参加者である。今はタバサを中心とした肉欲の宴の真最中であるにも関わらず、ひとりでとぼとぼ歩いていた。
裸で風呂に入るビアンカの姿を見て、ハッとするミニデーモン。
「ああ、ミニデーモンさんもお風呂に入りに来たのね。気持ちいいわよ」
ビアンカは裸を見られたが、平気な顔をしている。ミニデーモンの子どもような姿に気を許しているようだ。
「えっと……ビ、ビアンカさんは、その、タバサさんみたいなこと、できないんでしょうか……」
うつむき、ビアンカの胸元を大きな目で凝視しながら、ミニデーモンはどもりながら言った。唐突な会話の入り方である。女と話するのに慣れていないのであろう。
「タバサみたいなことって、エッチのこと……?」
「え、あ、そうです……」
ミニデーモンは自分から言っておいて、うつむきながら赤面する。
「じ、自分は、パコ馬車に選ばれた友人がお腹壊しちゃって、急遽代役として来たんです……自分もたまたま童貞だからそこは良かったんですけど。でも、タバサさん、チンチンがおっきくないモンスターには興味ないみたいで。さっき、自分も童貞捨てようとしてタバサさんに挿入しようと思ったんですけど、全然やらせてくれないんですよね……『あなたはいいや。他にも温泉があるからそっちに入ってこれば?』なんて言われてしまって……」
名は体を表すというのか、選抜された他のモンスターと違い、このミニデーモンのペニスはミニサイズであった。しかし、タバサは無体である。ミニデーモンは目に涙を浮かべて半泣きになっているではないか。
「そうね。タバサっておちんちんがおっきくない男の人には興味ないのよ」
ビアンカは憐れむように言う。せっかくこのような乱交企画に参加して、自分だけお預けなんて寂しい話である。
出し抜けにミニデーモンは地べたに額をこすりつけるように、突っ伏した。いわゆる土下座の姿勢を取る。
「お、お願いします……こ、これ、人間のお願いのやり方ですよね? この通りです……! 友人に、『俺の代わりに童貞捨ててこい。頼んだぞ』って言われ来たんです。友人が誰よりも一番童貞捨てたかっただろうに、何の悔しさもみせずに、自分をさわやかに送り出してくれて……! こ、このまま童貞のまま、帰れないです。友人に合わせる顔がありません。後生ですから交尾させてください……!」
ミニデーモンはどこで知ったのか、この世界の一地方で、屈辱的な謝罪やお願いの仕方と言われている『土下座』をやってみせ、叫ぶように懇願した。
「ちょっと、そこまでしなくても……」
ビアンカも、その土下座の意味は知っていた。相手はプライドを捨てて、ビアンカにお願いをしているのだ。
「わ、わかったわ。せっかくこんな旅行に来て、エッチできないなんてショックよね。ほんの少しだけなら……」
ビアンカにはミニデーモンを憐れむ気持ちもあった上に、パコパコ馬車ツアーの異様な雰囲気にビアンカも飲まれてしまっていた。その無茶な申し出を、つい承諾してしまった。
「あ、ありがとうございます……! じゃ、じゃあさっそくお願いします!」
ミニデーモンは土下座の態勢から、一気にビアンカの首筋にまとわりつき、その大きな舌で舐めまわす。
ザラザラとした大きな舌で首筋を下から上に舐め上げる。
「あ、ちょっと……そこから……!? あんっ♥」
ビアンカは前戯から入る律義さに驚き、さらに意外と丁寧な舐め方に感じてのけぞる。
「ビ、ビアンカさんっ! 気持ちいいんですか? ど、童貞のテクニックに感じてるんですか? 『月刊モンスター姦マガジン』の連載、『女を喜ばせる性技』で勉強した甲斐がありましたよっ!」
ミニデーモンは自分が机上で学んだ技が、ビアンカを喜ばせていることに感動しているようだ。
「ビアンカさんっ、ビアンカさんっ!」
ビアンカの名前を呼びながら、ビアンカの乳房を舐めまわし、腰、ヘソ、腋の下まで舐めまわす。
「ああっ♥ そんなことろまで舐めないでっ♥」
ビアンカはミニデーモンの舐めテクニックに嬌声をあげる。自信をつけたミニデーモンはビアンカの股間に潜り込み、今度はビアンカの女性器を舐めまわす。
「そ、そこは駄目っ♥」
ビアンカは避けようとするが、ミニデーモンの舌は逃がさず、ビアンカの陰唇をベロベロと舐めまわす。ビアンカの陰唇は、既に愛液で溢れ、ビアンカの薄い金色の陰毛も湿ってしまっていた。
「ふ~む、何やらいやらしい雰囲気を感じて来てみれば。モンスターのペニスを咥え込まない夜はないということですな? さすがはタバサ様の御母堂です」
ビアンカがハッと声のする方に振り向くと、キャンバスをわきに抱え、画材を背負って描く気満々のドン・ハメモが立っていた。
「ち、違うのよ、これは、その……」
しどろもどろになるビアンカ。しかしハメモは構わずキャンバスを目の前に設置し、ふむふむと頷きながら絵の具をパレットで混ぜ合わせ始めた。
「ビアンカ様、そのまま、そのまま。私がビアンカ様の美しい交合をしっかり絵にして差し上げます。ビアンカ様とタバサ様の美しい挿絵が、次の号の月刊モンスター姦マガジンに載るでしょう! 夢の競演、楽しみですなぁ〜!」
機嫌良さそうにキャンバスに筆を走らせるドン・ハメモ。
「ハメモさん、誤解しないで、きゃあっ♥」
今度はミニデーモンがビアンカの秘部に指を挿入しながら、クリトリスを舌で刺激し始めた。
クチャクチャと音を立てて、ミニデーモンの唾液とビアンカの愛液が混ざりあう。こんな芸当は下の長いモンスターにしかできないだろう。
(おちんちんは小さいけど、すごいテクニシャンなのね。この子、初めてのエッチでどんどん女の人を喜ばせる技を成長させているのね……!)
ミニデーモンの成長っぷりに、母のような気持ちでほほえましさを感じると同時に、かつて味わったことのない性技に女としての本能を揺さぶられるビアンカ。
「ビアンカさん、も、もう挿入していいっすか? チンポ入れちゃいますよっ!?」
「わ、わかったわ……でも、中で出さないでね? わたし、人妻なの」
「は、はいっ、じゃあ出すときは顔射でいいっすか?」
「……中に出さないのなら、いいけど……」
「エロいっす、ビアンカさんっ! 顔射OKっすね! じゃあ入れますねっ!? ああっ、気持ちいいっ! これがセックス! 俺、やったぞっ!」
蕩けそうな表情で、必死に腰を振るミニデーモン。
(あれっ? おちんちん、入ってる……よね?)
ビアンカが結合部を見てみると、確かにビアンカの膣口からミニデーモンの細いペニスが出たり入ったりしている。さんざん巨大なペニスを受け入れたビアンカには、挿入したことすら気付かない粗末なものであった。
「き、気持ちいいですかっ!? 感じてますかっ、ビアンカさんっ!」
ミニデーモンが息を切らせながら、ビアンカに尋ねる。
「す、すごいわ……! なんて素早い腰の動きなの! 気持ちよすぎるわ!」
正直に粗チンが気持ち良くないとも言えず、わざとらしくミニデーモンを褒めるビアンカ。
「ちょっとミニデーモン君、腰を振るのはいいが、その長い舌を生かして、もっとビアンカ様を気持ちよくして差し上げたらいかがかな?」
租チンの挿入で、一気にビアンカの熱が冷めたことを見て取ったドン・ハメモが助け舟を出す。
「そ、そうですね! もっと舐めなきゃですよね! 童貞卒業した気持ちよさに、うっかりしてました!」
ドン・ハメモの忠告を素直に受け取り、ミニデーモンは腰を振りながら舌でクリトリスを刺激し始める。
「ああっ♥ すっごい♥ 本当よっ♥」
ビアンカはまた本気で感じ始め、快楽に身を捩らせる。
「おおっ、素晴らしい交合です! わたしもノッてきましたよ! 本気を出します!」
言うや否や、ドン・ハメモは自分のズボンとパンツを一気にズリ下ろし勃起したペニスを露わにした。そしてペニスに絵の具を塗り付け、そのままペニスを筆代わりにして、キャンバスに描き始めた。
「ちょ、ちょっと、ハメモさん、何やってるんですか!?」
ビアンカはミニデーモンのモノを受けつつも、ハメモの突飛な行動に驚く。
「わたくし、芸術欲が頂点に達すると、この描画法ができるようになるのですっ! リビドーの高まりが肉体を筆に変えるのです! これが私の奥義『チンはペンより強し』ですよっ!!」
ドン・ハメモは叫ぶように言った。そしてペニスで絵を描くことを止めない。意外と大きなサイズの勃起したペニスを、腰をグリングリンと回しながら器用に操る。
勃起したペニスというおおよそ絵筆に適さない物を使いながらも、キャンバスの中では官能的な絵が色を得て、どんどん形になっていく。
ドン・ハメモは『月刊モンスター姦マガジン』で春画を描く以前は冷や飯喰らいという話だったが、確かにこのような前衛的すぎる描画スタイルでは美術界で彼の居場所は無かったであろう。
ミニデーモンには、隣で珍妙な方法で絵を描いているドン・ハメモの姿は目に入らない。この天女のように美しい、ビアンカの躰に夢中でそれどころではなかった。
「ビアンカさん、顔に出しますからね? 顔面に精液かけちゃいますよっ! 自分の精液でマーキングしちゃいますよっ!?」
精液をぶっかける宣言をしながら、ラストスパートのピストン運動を加速させるミニデーモン。
「ああ、ああ! ビアンカ様! 私も達します! ああっ!」
ドン・ハメモはいつのまにか、絵を描くことは止めて、声を出しながら手淫に励んでいる。ミニデーモンの腰の動きに負けじと手のストロークを激しくする。
ーーードピュッ! ドプドプッ!!
射精する直前でペニスを引き抜いたミニデーモンは、ビアンカの顔面に精液を浴びせかける。その細いペニスに似つかわしくない、大量の白濁汁だ。
ミニデーモンの射精と同時に、ドン・ハメモも達する。ハメモのペニスの先端から、白濁した精液がほどばしり、キャンバスに描かれたビアンカの顔の上にべっとりとついた。実際のビアンカへの顔射と同じ部分に、である。これぞ匠の神技なのか。
「ビアンカさん、ありがとうございました。これで自分に自信が持てそうです。友人も喜んでくれるかと思います……!」
事後、満ち足りた表情で、童貞を卒業したミニデーモンは帰って行った。ずっと片思いだった雌のミニデーモンに今度アタックしたい、と意気込んでいた。ビアンカは、それを聞いて、少し自分の行為を誇らしく思った。
「ビアンカ様、あなたは本当に素晴らしいことをしました。自分に自信がなかった一匹のオスを、あんなに前向きな男にしてあげたのですからっ……!」
ドン・ハメモはビアンカの行為に感激しているようだった。
「ええ、良いことをしたのかもしれませんね……」
「ビアンカ様、今わたくしが描いた絵をご覧ください。わたくしの絵に、先ほどの行為の崇高さが、欠片でも宿っていればいいのですが」
ビアンカは、ハメモに差し出された自分の性交が描かれた絵をのぞき込む。
「えっ、これ、私ですよね……」
ビアンカは思わず嘆息する。その絵は写実的かつ官能的で、現実以上の迫力で性交を描き切っていた。宮廷で描かれる面白みのない肖像画とは一線を画す出来であった。ビアンカも、この絵の素晴らしさを認めないわけにはいかなかった。
しかし、ただ一点、ハメモの精液をぶっかけたままにしているのが気掛かりであった。
「……もしかして、ハメモさんの精液もそのまま絵の具として使うんですか?」
「いえいえ、このままだとぶっかけた部分が腐るので、後でぶっかけた精液を絵の具として生かしたままにして防腐処理をいたします。それで問題はございません」
出すものを出して、絵も完成させて、満ち足りた笑顔を見せるドン・ハメモ。だが、ビアンカが懸念しているのは、そういう問題なのだろうか。
こうしてパコパコ馬車ツアーは成功裏に終わった。ドン・ハメモが精魂込めて描いた絵と、そのパコ馬車の経過を詳しく追ったレポートは『月刊モンスター姦マガジン』に載り、多くの読者を魅了し、マガジンはますます部数を伸ばしたと言う。
また、ラインハットでの晩餐会も成功裏に終わった。タバサの美しい成長ぶりを、ラインハットの貴族たちはほめそやしていた。王子コリンズも彼女と会食し、気のない素振りをしつつも、その美しさに見とれていた。ビアンカ以外の晩餐会出席者は誰も、つい数時間前までタバサがモンスターとペニスで繋がっていたことは知る由もなかった。