豚と芋虫を掛け合わせたような醜い不具の息子ブヒックスに、自らの肢体を使ってエッチを餌に言葉を覚えさせようとするビアンカとタバサ。コスプレセックスまでしてブヒックスに言葉を教えこむ。
ビアンカが、豚と芋虫を掛け合わせたような醜い不具の息子ブヒックスとふたりきりの生活を始めてはや2カ月。エッチなことを絡めて言葉を教えることには成功したものの、どうしても自分の体を使うだけでは限界があった。例えば、犬という自分の体の部位と関係のない単語や、大きい、小さいといった形容詞などを教える際にはお手上げだったのだ。
(やっぱり父親がいないとダメなのかしら…)
ブヒックスの教育に煮詰まり、だんだんとネガティブな考えになっていくビアンカ。
ブヒックスはビアンカの暗い表情を読み取り、ビアンカの手を慰めるようにぺろぺろと舐める。
母想いの健気なブヒックスに、ビアンカは勇気づけられる。
「ブヒックス、ありがとう…わたし、独りであなたを育ててみせるわ!」
ギュッとブヒックスを抱きしめるビアンカ。
「ピギィ…! ママ…!」
日夜ブヒックスに乳を吸われ、さらに大きくなったビアンカの乳房に顔を埋めたブヒックス。おもわずペニスもムクリと大きくなる。
「ブヒックスったら。またおちんちんおっきくして。昨日6回は出したのに…」
「ブヒィッ、パイパイッ! パイパイッ!」
ブヒックスは慣れた様子で口を使いビアンカの服をズリ下げ、ビアンカの乳をまろび出させ乳首を吸い始める。
「あんっ❤︎ ブヒックス、おちんちん固くしておっぱい飲むなんて、お行儀悪いわよ」
そう言いつつ、ビアンカは優しく乳を吸わせながら手コキしてあげている。ブヒックスもピギィと鳴きつつ気持ちよさげな表情だ。
「もう、おっぱい吸うのばっかり得意になって。ママ、気持ちよくなっちゃう・・・」
緩急をつけたブヒックスの乳吸いの技に、ビアンカは思わず性的な喜びを感じる。母乳を出しながら、ビアンカの乳首はツンと上向いてしまう。
「ママ、探したわ!」
ビアンカしか知らぬはずの洞窟に、闖入者が唐突に訪れた。16歳になる実娘のタバサだった。
「タ、タバサ…こ、これは…その…」
ビアンカの胸に吸い付く異形の赤子。そしてその赤子をビアンカが手コキしてあげているという、娘に見られたくない状況を見られてしまった。
まさかオークと自分の仔を育てているとも言えず、まごつくビアンカ。
しかし、タバサは衝撃的ともいえるこの状況に、まったく動じた様子もなかった。
「ママ、もしかしてその仔、ブヒオさんがパパなの?」
「どうして、それを…」
一言で真実を言い当てられ、言葉に詰まるビアンカ。
タバサはビアンカがオークのブヒオとデキていることを以前から察知しており、かつビアンカがブヒオとの子どもを腹に宿していることも知っていた。しかしそれはタバサがブヒオを誘惑し、性的に仲良くした時に知り得た情報であった。
「う〜ん、女の勘…かな?」
ブヒオから直接聞いたと正直に話して、詳しく聞かれてブヒオを誘惑した件が露見してもマズい。タバサは適当なことを言って誤魔化す。
「で、弟くんは名前は?」
「…ブヒックスよ」
タバサに隠し立てはできないと思ったのか、ビアンカは正直に話すことにしたらしい。
「ふうん、ブヒオさんとレックスからとったのね。いい名前だわ。ほら、ブヒックス! お姉ちゃんのタバサよ! お姉ちゃんがピチピチギャルでよかったでしょ♪」
タバサは中腰になり、胸元を強調するポーズをとる。
「プギィ…!」
ブヒックスはタバサのボリュームのある胸元を、身を乗り出してジロジロと見つめる。そしてブヒックスのペニスはすぐさま怒張する。
「タバサ、あなたお姉ちゃんなんだから、弟を誘惑しないの!」
「え~、ママだってさっき手コキしてたじゃない」
「あ、あれは、教育の一環なのよ。エッチなことに絡めないと、ブヒックスは言葉覚えないから…」
ビアンカは痛いところを突かれて、しどろもどろになる。
「私、全然いいと思うな。お母さんやお姉ちゃんとエッチなスキンシップしたら、もっと仲良くなれると思うの。ところで、ブヒックスのおちんちん、すっごいのね!」
巨チン好きのタバサにとって、弟のペニスだろうが関係ないようだ。熱っぽい視線でブヒックスのペニスを見つめている。
「タバサもブヒックスに言葉教えたいな! ママ、いいでしょ? ふたりでやればもっと言葉覚えるわよ!」
「まあ、バレちゃったし、この際いいけど…この仔、体に関する単語はだいぶ言えるようになったんだけど、他は全然覚えなくて…エッチなことに絡めないとダメみたいで、それだと限界があるのよね…大きいとか小さいとか、そういう概念をどうやってエッチに絡めて覚えさせたらいいのか分からなくて…」
ビアンカは溜息をつく。
「そっか、でもエッチに関係した言葉なら覚えるのね…こういうのはどうかしら?パイキルトッ!」
タバサが爆乳魔法を詠唱すると、ただでさえ大きな乳がさらにボルンッと巨乳化する。
「ブヒックス、これはおっきいオッパイよ。ほら、舐めてみて❤︎」
「プギィッ! オッパイ!」
差し出された姉の乳を、躊躇なくチュパチュパと吸いまくるブヒックス。
「そしてこれが…ヘナパイッ!」
貧乳魔法ヘナパイの詠唱とともに、みるみるタバサの乳がしぼみ、洗濯板のようなぺたんこな胸になる。
「これがちっさいオッパイよ。じゃあ繰り返してやってみるね♪」
タバサはパイキルトとヘナパイを交互にかけ、ブヒックスに乳を押し当て、舐めさせ、その度に『おっきいオッパイ』『ちっさいオッパイ』と繰り返し口にする。ブヒックスも嬉しそうにサイズの違う乳を口に含み、頬ずりしたりしている。
そしてタバサは何回も乳のサイズを変えた後に、地面に小枝を使って大きな丸と、小さな丸を描いてみせた。
タバサは小枝を使って大きな丸を指した。
「じゃあ、これはなに? ブヒックス、さあ、答えて」
「…オッキイ! オッキイ!」
「よし、あってるわ。えらいわ♪ じゃあこっちは?」
今度は地面の小さな丸を小枝で指す。
「…チッサイ! チッサイ!」
なんとブヒックスは大きい、小さいという概念をタバサの乳を通じて理解するようになったのだった。
「ね?ママ、 1人で全部やろうとしちゃダメよ。力を合わせれば、ブヒックスをいつかは立派なオトコのコにしてあげることができるわ」
「タバサ…ありがとう。タバサは立派なお姉ちゃんだわ」
ビアンカはタバサの優しさに、そしてブヒックスの成長に涙ぐむ。
そしてビアンカとタバサは、お互いにアイディアを出し合いブヒックスの教育に当たることになった。
数日後、ビアンカはタバサが立案した新たな教育法を試すことになった。
「ほ~ら、ブヒックス♪ この服どうかしら?」
ビアンカとタバサは乳や尻をほとんど露わになったメイド風の服に、猫耳を模したカチューシャを身に着けていた。尻には尻尾も付いており、猫をモチーフとした服らしい。タバサがブヒックスの教育のためにオラクルベリーの怪しい防具屋で買ってきたのだった。
「タバサ、ママにこんな格好させて…わたしを何歳だと思ってるのよ!」
ビアンカは猫のコスチュームのあまりのスケベさに顔を赤らめ、胸元や尻を手で隠している。
「ママ、似合ってるわよ♪ ブヒックスの教育のためなんだから、ちょっと恥ずかしいくらい問題ないわよ。ブヒックス、ほら、お姉ちゃんは猫ちゃんになったにゃあっ♪ ほら、ママも猫っぽく喋って」
「にゃ、にゃあんっ、ママも猫ちゃんになったにゃあっ! …は、恥ずかしい」
ビアンカは恥ずかしいながらも、タバサと招き猫のようなポーズをとってみせる。ふたりの豊満な乳房がたゆんと揺れ、それを見たブヒックスのペニスは思わず怒張する。
「ほら、発情猫ちゃん二匹がブヒックスを食べちゃうぞ❤︎」
タバサはブヒックスにキスをし、舌を絡ませあう。
「ほら、猫ちゃんよ。猫。猫よ、ブヒックス…」
猫という単語を連呼しながら、ブヒックスにキスをするタバサ。
「ほら、ブヒックス。ママ猫ちゃんだにゃあっ❤︎」
ビアンカはいやらしい猫コスプレを見せつけるように、ブヒックスの目の前で尻を8文字を描くように淫猥に振る。
尻振りに当てられたブヒックスは、今度はおもわずビアンカの尻に顔を埋めてぐりぐりと押し付ける。
「ああんっ、ブヒックス、猫ちゃんのお尻そんなにしちゃだめにゃあっ❤︎ママ猫ちゃんのお尻、気持ちよくなっちゃうにゃあっ❤︎」
いやらしいブヒックスの顔の動きに、まんざらでもないビアンカ。
「…ネコ! オシリ!」
ブヒックスはふたりのエロティックなコスプレのお陰で、『猫」という単語をすぐに覚えた。さすがはコスプレの魔力と言うべきか。
「すごいわ、ブヒックス。もう覚えちゃったのね。じゃあ、つぎはウサギさんね。いまから着替えるわよ❤︎」
今度はバニースーツをそうびするビアンカとタバサ。これも尻や乳がこぼれ出そうなくらいのきわどいコスチュームだ。
「ブヒックス、うさぎさんはとってもエッチな動物なんだぞ❤︎ エッチなうさぎさん2匹のこうげきに耐え切れるかな?」
小悪魔のような笑みを浮かべるタバサ。ブヒックスの体を舌で舐めまわす。
「ほら、うさぎちゃんがぺロペロしちゃうんだからね♪ うさぎさんよ。ほら、ママもエッチなうさぎママなんでしょ?」
「そ、そうよ、わたしはとってもスケベなうさぎママなんだからね…」
ビアンカも負けじとブヒックスの体を舐め回す。ふたりの美女の全身リップに、ブヒックスも息絶え絶えだ。
「ピギィッ! ウサギ…! ウサギ…!」
ブヒックスはウサギという単語をモノにしたらしい。気持ち良さげにウサギと連呼している。
「もうイクの? 気持ちよくなっちゃうね、ブヒックス。お姉ちゃんうさぎとママうさぎに、いっぱいかけていいのよ? ブヒックスの精液、好きなところにドピュドピュかけてね❤︎」
タバサが睾丸をねっとり舐めながらささやく。ビアンカは一心不乱にペニスを舐め回している。
「ウッ…!サ、ギ…!」
ブヒックスのペニスから大量のザーメンが射出され、うさぎコスプレをした母と姉の全身が白濁液まみれになった。
ビアンカとタバサは妖艶な笑みを浮かべて、ザーメンをブヒックスが良く見えるようにゆっくりと舐めとるのであった。
そして次々と繰り出される新しい動物コスプレ。ブヒックスはふたりの努力の甲斐もあって、沢山の言葉を覚えることができた。当初ビアンカが心配した知能の遅れだったが、逆に同年代の人間やオークに比べても優れた言語能力を獲得したのであった。
体当たり肉欲レッスンを開始して二ヶ月後、さらにブヒックスに進んだ内容を教えるようになった。
「よ〜し、今日は文字の授業よ」
授業と言いつつも、ブヒックスの目の前で、服を脱ぎ始めるビアンカとタバサ。たわわに実った乳が服を脱ぐ動作でプルプルと揺れている。
「ブヒックス、じゃあママとタバサお姉ちゃんのお尻の動きを注意して見ててね」
ビアンカはブヒックスに向かって尻を振る。産後の肉付きの良い尻が大きく揺れ、それとともに乳房もブルンブルンと揺れている。そして全裸でガニ股で尻を振るため、女性器が丸見えだ。
激しいケツ振りと羞恥心からか、ビアンカはハアハアと呼吸を荒げながら、顔を上気させている。
「ブヒックス、ほら、今の尻文字わかった?」
「ブ! ブ!」
「そう!『ブ』よ。じゃあ次はタバサね」
「は〜い♪ ブヒックス、お姉ちゃんのお尻の動きをよ〜く見ててね!ほら、どうかしら?」
タバサも淫らに尻をプリプリと振り、尻文字を書く。ビアンカと違い、張りのあるピチピチとした尻が元気に弾む。
「ヒ! ヒ!」
ブヒックスは喰い入るようにタバサの尻振りをみて、答える。
二人の美女のあられもない尻文字をどんどん当てていくブヒックス。
「ク! ク!」
「ス! ス!」
「よ〜し、全部言えたわね! 通して言うと、何になるのかしら? じゃあ一文字ずつやってみるわね!」
ビアンカとタバサは尻を振り振り、尻文字を再現する。グラマラスな美女二人の肢体が弾むように揺れる。
「ブ! ヒ! ク! ス!」
「そう、それで『ヒ』の後に息継ぎしてみようか。『ブヒックス』って言うのよ。ほら、 もう一回お尻振ってあげるから言ってみて」
ビアンカとタバサはまた交互に尻文字を描く。
ブヒックスは母親と姉の弾む尻を見ながら、「ブ!ヒッ! ク! ス!」と今度は正確に何度も連呼している。
「すごい、文字が読めるようになったのね!」
「ブヒックス、ほんと天才かも。まだ産まれてそんなに経ってないのに文字まで読めちゃうんだから」
このまま育っていけば、名のある魔法使いになるかもしれない。自分が教える知識がブヒックスの四肢のない肉体を補うすべになってくれればとビアンカは思う。そうすると自然、教育にも熱が入る。
「よし、勉強熱心なブヒックスのために、今度は新しい勉強法を試してみましょうか♪」
ビアンカはブヒックスを仰向けにし、今度はブヒックスの勃起したドリルペニスにまたがる。
そして性器で息子と繋がりながら、腰をグリングリンと円を描くように振る。
「ブヒッ!ブヒィッ!!」
ブヒックスはあまりのビアンカの蠕く膣の気持ち良さに鳴き声を上げる。
「ほら、ブヒックス、まだ勉強は終わってないわよ♪ 今度はどんな文字かな?」
ビアンカは挿入しながら尻文字を描いているらしい。ブヒックスにとって、セックスしながらの教育効果は、尻文字を見るだけに比べて何倍にもなる。
ビアンカは、腰の動きを見やすいようにという配慮か、両手を首の後ろで組んで腰を激しく動かしている。
教育のためと言いつつ、ビアンカは上気しきった淫らな表情で一心不乱に腰を回している。明らかに発情したメスの表情そのものだ。
「マ!マ!」
「そう、今の尻文字は『ママ』よ。私のことよ! ブヒックスを大好きなママのことよ❤︎」
「ママばっかりズルいよぉ❤︎ 『お姉ちゃん』って文字も覚えてもらうんだからっ♪」
タバサはブヒックスの顔面にまたがり、自分の股間を押し付ける。いわゆる顔面騎乗という格好だ。
タバサはブヒックスの顔面にマンコを押し付けながらグリグリと腰を回して尻文字を描く。
「ブヒックス、今の尻文字わかるかな?」
「オ! ネ! エ! チャ! ン!」
「すごい、ブヒックス、一回で当てたのね!お姉ちゃんのことよ、ブヒックス!」
自分を指差しながら、ブヒックスの顔面に女性器を押し付け、続けて腰をいやらしく振り回すタバサ。
「ほら、ブヒックス、お姉ちゃんのおまんこビショビショでしょ! お姉ちゃん、ブヒックスにお姉ちゃんのこと、覚えてもらえて嬉しいからだよ。ほら、もっと文字教えるね♪」
タバサとピンク色のマンコから愛液がほど走り、ブヒックスの顔面を汁まみれにする。ブヒックスは愛液を逃すまいと、ジュルジュルと音を立ててマンコを舌で貪る。膣内の愛液も逃すまいと、ブヒックスは舌でタバサの中に侵入を試み、ジュボジュボと舌をマンコに出し入れしている。
「ああんっ、すごいよっ!ブヒックスの舌すごいっ!オチンチンみたいにオマンコ突き立てるのっ♪」
タバサは弟の舌遣いに嬌声を上げながらも、尻文字を忘れず激しく腰をグラインドさせている。
「タ、タバサ、ママ、もう限界なのっ。ごめんね、ママ、お先にイッちゃうわ…今日の尻文字授業終わりになっちゃうっ! ああ、ダメェッ!」
「ママ、わたしもイッちゃう…!腰がけいれんして尻文字これ以上できなくなっちゃうよぉっ!」
「ピ、ピギィッ!」
ブヒックスがたまらずビアンカの膣内にありったけの精液をぶちまけると同時に、ビアンカとタバサも達してしまった。ビアンカもタバサも、尻を軽くけいれんさせてオーガズムの余韻に浸っている。体力的にも今日の尻文字授業はこれ以上無理なようだった。
ふたりは性的な教育の余韻に浸った後、ブヒックスの成長ぶりを褒めたたえる。
「ママ、この二ヶ月のブヒックスは本当にすごい成長ぶりよ。ブヒオさんも驚くと思うわ」
「そうね。こんなに頑張ってるブヒックスを見たら、ブヒオも考え直してくれるかしら…あんな人でもブヒックスのパパなんだから」
ビアンカは、あのブヒオがブヒックスを殺そうとした夜のことを思い出すと悲しくなる。
思わずビアンカの目に涙が浮かぶ。
「ママ…ママ…」
ビアンカが悲しんでいる様をみて、ブヒックスは舌でビアンカの顔を舐め回した。涙を拭ってくれたのであった。
「ありがとう、ブヒックス。優しいのね…」
見れば、今度はブヒックスが大粒の涙を流している。
「ピギィ、パパ…パパ…」
ブヒックスは、ビアンカにとってブヒックスの父であるブヒオが必要であることを感じとったのか、ビアンカの涙を舐めとりながら、しきりにパパと連呼するのであった。
ビアンカはタバサに内緒で尻文字でパパという単語を覚えさせていた。やはりあんなに愛し合っていたブヒオのことを忘れ難かったのだろうか。
「そうね、ブヒックスにとって、いえ、わたしにとってもやっぱりブヒオは必要だと思う。あの時、ブヒックスを殺そうとするブヒオを説得もせずに逃げたのは、間違いだったのかも…」
「ママ、今からでも遅くないわ。ブヒオさんと会って、ブヒックスを認知してくれるように説得しようよ。こんなに頑張ってるママとブヒックスを見て、心を動かされないわけがないわ! ブヒオさんって根は優しいと思うの」
「うん、根はすごく優しいのよ…タバサ、ママやってみるわ。今からブヒオのところに行ってくる」
「わたしも一緒に行こうか?」
「まずわたしが独りで行こうと思うの。前みたいにブヒオが逆上してもブヒックスが危ないし。タバサはブヒックスとここで留守していてね」
「うん、わかった。ママ、気をつけてね」
ビアンカはこくりと頷いた。
そしてビアンカは単身で、ブヒオとともに暮らしていた洞窟を訪ねた。
(脅されても今度は絶対に逃げないんだから…!)
固い決心を胸に、住み慣れた洞窟に足を踏み入れるビアンカ。緊張で顔がこわばっている。
しかし、洞窟はもぬけの殻だった。しかも何か争いがあったかのように、壺や食器の破片が散乱している。
「な、何があったの…」
呆然としているビアンカの前に、ひょこりと小さな糸目のモンスターが現れた。
「おお、ビアンカちゃん。無事だったノカ」
以前結婚式ごっこのときに、ビアンカにひどいイタズラをしたつちわらしであった。
「あ、あんたこんなところで何してるのよ。このひどい有様はあんたの仕業!?」
「べ、別に俺が荒らしたわけじゃねえヨ! 様子を見に来ただけだっテ。おととい、強そうなモンスターの軍団が来て、労役のためにって言って無理やりここいらのモンスターを攫っていったんだヨ。そんなかにブヒオもいたみたいだゼ」
「労役? 誰がなんのために…?」
「お、俺も分かんねえケド、そいつら『真・光の教団』って名乗ってたみたいだゼ…」
「真・光の教団…」
昔、リュカを奴隷にし、石化したビアンカを女神像として祀っていた教団が『光の教団」と名乗っていた。リュカが教祖のイブールを倒し、教団を壊滅させたはずだったが、それとは関係があるのだろうか。
ビアンカは嫌な予感がした。
「ありがとう、ブヒオは探して見せるわ。あなたも攫われないように気をつけて」
「お、おい、あぶねえっテ! あんな豚のために命かけることねえヨ!」
ビアンカは首を横にふる。
「あんなオークでも、わたしにとっては大切なひとなのよ」
ビアンカの迷いのない態度に、つちわらしは呆気に取られる。
そしてビアンカは洞窟を去って行った。
「あんなべっぴんに命がけで探してもらえるなんテ、羨ましいやつだゼ…」
荒れた洞窟にひとり残されたつちわらしは、肩をすくめて呟いた。