スターダストメモリーで正ヒロインのシーマ様がここでもヒロインです。
子持ちなので原作より(ってどれか解りませんが)ちょっと柔らかめかも知れません。
シーマ章は2月下旬から始まりますが、3月には普通に章が変わる予定です。
2月下旬 ①
年度末試験後のアイダ・レイハンとのデートを見越し、その日のヒデツグはデートコースの下見と体験と言う名の実践を行っていた。
現金収入がガンプラバトル以外になく、自由に使える金が少ないのに女のこととなるとマメなヒデツグだ。
本当なら1月の幕張大会で得た賞金で、彼女の春休み期間に鬼怒川温泉に行き夜はしっとり愛し合いたいのだが、結婚資金を貯めるとミオと約束したし、ガンプラ以外で無駄遣いすると方々から怒られそうなので、比較的安価な温水プールをデートコースに組み込んだのである。
以前のデートでは、成田山に行って記念写真を撮ろうとした時、ロングヘアのアイダが妙に写真映りが悪いことに気が付いたものである。フィルムを使わないデジタルカメラだから何度も撮り直しが出来るが、以降アイダは頭の後ろで髪を纏めたお下げやポニーテールだ。
ヒデツグはロングも好きなのだが、アイダなら結構どんな髪型でも似合うと思う。流石に短過ぎるのは勘弁だが。
予定では雷門の参道で色々見学しつつショッピング。次に墨田区の温水プールに行ってから、スカイツリーの展望台かファミレスで昼食。ハリネズミカフェで小動物を愛でて、最後はラブホである。
デートで食事するのがファミレスや居酒屋で良いのかよ? というところだが、前回はちょっと無理して高い所だったから、今回はファミレスでOKなのである。展望台のレストランが混んでいなければ行くが、値段高めかも知れない。その時はアイダに割り勘を頼むのが情けない。
ハリネズミカフェの後にガンプラやら市中のガンプラバトルへの飛び入り参加、或は古本を見ることも考えたが、ヒデツグの趣味にアイダを付き合わせることも出来ない。
そもそも彼女がチームに名を連ねているのも、実家から東京に出てきた時にヒデツグがガンプラバトルの競技者だったからで、アイダが積極的にガンプラバトルをやっている訳ではないのだ……と思う。
日頃のストレス解消にメガバズーカランチャーを改造したカタストロフ砲を撃ちまくってはいるが……。
電車の中で、そんな計画を立てるヒデツグは自身の胃の訴えに気付く。
朝から何も食べていないまま昼を過ぎる。腹が消化するものを求めて唸り始めていた。このまま夕飯まで我慢することも出来ない訳ではないが、空腹で反って必要以上に食べ過ぎる。その方が不経済だ。
次の駅で降りると、そこは府中だった。
かつて、中学の頃に両足の
医学が進歩した今でも、発生原因の解らないこの病気は、再生医療で治せば簡単に治る。だがそれからのリハビリで苦労したものだ。
この時に、それまで培ってきた体力はほぼ全て失ってしまった。しかし、この時は両親の保護の元にあって絶対的な安心があった。今のように自立して生き、ガンプラバトルで戦い勝たなければ食っていけないようなシビアさとは無縁だった。
これを期に、ヒデツグはちょっとしたマザコンやシスコンになってしまったのかも知れない。ミオとは恋人みたいなものだからシスコンは良いとして、マザコンは良い大人の男として情けないしみっともない。だから中野で死にかけるような事があっても実家には帰らないのだ。
駅を出る前にも腹の虫が鳴るので腹を手で抑えてみる。急な腹減りは糖尿病のサインということを聞いたことがあるが、今日は朝から飯を食べていないので自分は大丈夫だと思いながら駅前を見回す。
すると、そこには「M]のマークを門構にしたファストフード店……マック某ではなく、近頃になって全国で店舗数を増やしているという話題の「マクロスバーガー」を見つけたのである。
* * * * * *
マクロスバーガーというのは、可変戦闘機が登場したり、妙齢な女性とアイドルとの三角関係の青春を描くSFとは何ら一切関係ない。
もし世間で流行っているのがガンプラバトルではなくバルキリーバトルであったなら、此れ幸いとコラボレーションでも計画しようが、ただ単にハンバーガーのサイズが大きく安価、しかも美味いということで、近年になって店舗数を増やしてきたファストフードチェーン店である。
流石に栄養バランスまでも頼りきることはできないが、今のヒデツグにとっては何よりも必要な店だ。
入ってみると昼過ぎだというのに混んでる。
短い期間ではあったがヒデツグも会社員だったことがある。その時の経験則で言うと、今はもう昼休みの時間を過ぎて午後の課業に入っているはずだ。
外は2月の寒風が吹きすさむ寒さだ。暖かい店内に居たいのは分かるが、こりゃぁちょっと拙いんじゃないでしょうかねぇ皆さん? と、お節介を焼きたくなるヒデツグである。
しかし店内の混雑とは関係なく、すぐに注文できた。注文で並ぶ人間が少なかったのだ。ヒデツグは知るまいが、流行っているガンプラバトルとのコラボを計画して本店に集まったマクロスバーガー側の人間と「バ」の付く玩具屋の人間が会議に集まっていたのである。
「マクロスバーガーひとつ。ピクルス多めで」
その注文を聞く女性店員は、ヒデツグの顔を凝視したかと思うと固まってしまった。
「あ、あの……マクロスバーガー1つで……」
「…!! は、はいすいませんっ! 追加のピクルスはお値段が掛かりますが……っ」
二回目にヒデツグが言うと、彼女はきつく
何処かで見た顔なのか、或は見た目が実年齢より若いヒデツグが学校でもサボっていると思ったのかは定かではない。
追加のピクルスはやはり止しとしたヒデツグは、店内が混んでいることから、寒いものの持ち帰りということにして外のベンチに座って食べることにした。外食扱いにすると税金が高くなる。
温かいハンバーガーではなくなってしまうが、金は出来るだけ使いたくないのだ。
あれから十年……ヒデツグは昔に愛した人のことを思い出す。
彼女との出会いも、この府中の駅前デパートだった。
* * * * * *
ヒデツグが親しくして、結婚を意識した謂わば「本命」という女性は3人いる。
その全員と性交した現在であるが、その内の二人は仕事や学業で忙しなくしているので会う回数も限られる。
アイダとミオのことなのだが、ミオの場合は二親等以内の肉親なので結婚も出産もしてもらえないのが現実だ。
病気を持った子供が産まれ易くなるからなのだが、現代の医学では染色体検査とゲノム編集で将来発症するであろう病気すら抑えることが出来る。
しかし、重婚には寛容な世の中も兄妹婚、或いは姉弟婚にまで寛容という話は聞いたことがない。
古代エジプトのファラオ・ツタンカーメンは近親婚の末の子供で若くして世を去ったと言うが、幼くして迎えた妃も姉だか親戚の姉ちゃんだったという。
まぁそんなことで、妹のことは愛しているものの結婚相手からは除外されてしまう。
もう一人は現実的な本命で、昔、父親がフィールドワークとして訪れた台湾で会った新生児が美しく肉感溢れる女性に成長したアイダだ。
日本的名前を付けたつもりでいるらしい彼女の両親だが、彼女の名前が「間」で弟の名前が「
問題は最後の一人だ。十年前の高校時代に知り合った八歳年上の女性……シマ、日本名で志摩という名を持つ女性だ。
出会いの切欠は、ヒデツグの高校がある府中の駅前デパートの玩具売り場だった。
十年前にはガンプラバトルという遊戯が既に世の中に浸透していて、今ほどメジャーでもないし競技人口も多くもなかったが、大型のデパートや玩具屋にはガンプラを製作するための工作室が付属するように作られていたのである。
その頃はガンダム>量産型(ジム)なヒデツグである。高校の下校の途中に作っていたガンプラは黒いガンダムMk=Ⅱ……ティターンズ仕様のMk=Ⅱでだった。
ガンプラ製作初心者ではないが、この頃からヒデツグはパチ組み機を製作・使用している。それでも今より自由に使える金は多かった高校生時代だから、ヤスリ掛けをして今のジムより高性能のガンプラである黒Mk=Ⅱを作ったものである。
後に愛する事となるシマの連れ子……幼稚園児の志摩・
「……………見てるだけでそんな楽しい?」
Mk=Ⅱを買って作り始めてから、しばしば製作している所を見るようになった幼女にヒデツグは訊ねた。ガンプラというのは【男の子】の領域であって、女児が興味を示すことを不思議に思ったからだ。それに対してアカリという幼女は、声を出すのでもなく頷くことで肯定する。
今でこそ女性ファイターやビルダーも多いが、ガンプラバトルの黎明期は女性なり女の子がガンプラで戦うことに意外性を感じていたものである。アカリという少女がガンプラに興味を持つのが解るのも、程なくして判明することになる。
「また抜け出したのかい」
そう言ってヒデツグがアカリの為に用意した足場から彼女を下ろしたのが、その当時25歳の志摩だった。汚染度が浅いとは言え、ガノタのヒデツグはシーマ様と呼ぶことになる。
そこまで世話した記憶はないのだが、アカリを世話していた関係ということでシーマ様とヒデツグは話をすることが多くなった。シーマ様は府中の駅前デパートで働いているとかで、アカリは前の夫との子供らしい。
ちょっと重い話を聞かされて、ヒデツグは返す言葉に困る。しかし謝罪はシーマ様からだった。そして、年上ながら気になる女性となっていたシーマ様をデートに誘うヒデツグである。
最初は短時間のデートだったが、次第に半日、一晩、休みの日には一日中一緒にいることもあるし、アカリを連れて本物の親子の一組の親子のように遊園地に行ったこともある。
無論、未成年であるヒデツグも経済的の無力というわけにはいかない。日によっては複数のバイトを掛け持ちして、授業中やデート中に寝てしまったことすらある。
その時はアサクラという男と同棲していたようだが、結婚はしておらず、そもそも同棲事態が志摩には不本意だったらしい。
* * * * * *
シーマ様は今までロクな上司や結婚相手とした男に恵まれなかったらしいことは、彼女の同僚から聞いたことがある。その反面、部下には随分と慕われているようだ。
流石に同棲者がいて人妻と言えるシーマと付き合っているとは公言できないヒデツグだが、何かを感じ取ったパートのオバさんに応援されてしまった。あれが女の感というヤツであろうか。
その日はアカリのお迎えもあるからデートも短く済まそうと思っていたヒデツグだが、シーマはヒデツグを連れたままアカリを迎えに行き、そしてそのまま自宅へと帰ろうとする。
「ちょっ、ちょっと! 拙いですって! 万が一…っ!」
「良いからきな。今日は御褒美やるよ」
ご褒美という言葉の裏に隠された淫靡な響きに、ヒデツグはあっさりと白旗を上げた。そしてヒデツグとシーマの肉体関係も、この時から始まる。
今までに何度の「ご褒美」を貰ったか判らないが、その夜もヒデツグはシーマの自宅に招かれていた。
シーマとアサクラのベッドの上で、ヒデツグの腰に騎乗したシーマが普段着ているスーツ姿では判らない巨乳を揺すりながら、自らも激しく上下に腰を揺らす。
「さ、最高すぎるよっ。シーマ様! もう結婚してっ。俺の子産んでッ」
手を握り合い、指を絡め合うシーマは言葉にならない嬌声を漏らしながら、ひたすら頷く。
「すご過ぎっ! ヒデツグっ、ご褒美上げるって言ってたのに…ッ。ヒデっ、大きすぎっ」
他人とモノの大きさを比べたことがないし、比べる気もないのでヒデツグは自分の逸物が大物とは知る筈もない。だが、シーマとの初体験を経て以降に良く彼女の自宅に招待され、その度にセックスしている。
今では精神的にも肉体的にもアサクラよりシーマの信認を得ているというのは、ヒデツグには大きな自信になった。避妊していないから、このまま直にシーマへの子種を根付くだろう。そうなれば、あの髭オヤジとは別れる。別れてヒデツグとシーマとアカリ、そして産まれてきた子供との4人で幸せに暮らしてける。
打算ではあるが、ヒデツグの思惑はそういうものだ。
「ヒデツグゥ! もう、アタシっ……!」
「良いよ! イって! 俺も……!!!」
直接子宮内に亀頭を突き挿れたヒデツグが、シーマの腰を引き寄せてから動きを固定させて彼女の胎内に勢い良く子種を吐き出す。
挿入させた格好のまま大きな胸にヒデツグを抱き締めて、シーマはゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「ヒデツグ、あんた出し過ぎだって。アタシを何回妊娠させるつもりなんだい?」
「あと三人は産んでもらいたいですねぇ。シーマ様と大家族作りたいし」
「まったく、こんなおばさん捕まえて何言ってんだか。好き者め」
「好きですよォ。シーマ様の碧の髪も大きなオッパイも」
言いながら、その大きな乳房の先に付いている乳首に吸いつくヒデツグ。「大きな赤ん坊だ」と言いながらも、シーマもヒデツグを甘やかし、そのまま再び抱き締めた。
搾乳するようにシーマの乳房をヒデツグは揉むが、既にアカリに飲ませていた母乳は出ない。だが唇で乳首を甘噛みし、舌で転がすとシーマは甘い吐息を漏らす。
「ヒ、ヒデツグ、慣れてる?」
「いや、シーマ様が初めての相手ですけど……。結婚して下されば毎晩でもこんなご褒美あげますから」
「アンタね……」
以前に自分が言ったことをそのまま返されてシーマは呆れるが、こうしたやり取りも楽しいものだった。
しかしその時、玄関のドアを閉じる音がした
今回は前回の半分くらいです。
高校生主人公はシーマ様を寝取れるのか。
シーママ章はちょいと長いです。