今回は書き溜めてないせいか短めです。
4000字ちょっとしかないです。
でも続きます。次も夢戦です。
有情と虚弱体質の底で
ゴテンバコロニーから一機の航宙輸送船が出ていく。
食肉加工用の家畜を乗せた船だ。
ゴテンバコロニー宇宙港には、1人残されたヒデツグがいた。
第一次ネオジオン戦争から数年、即時完成を約束されたゴテンバコロニー群は地球から穀物の種や野菜や果実の苗の輸入。
そして養蜂の技術者を招き入れ、それらを生産するためのプラントとして栄えてはいたが、今では従業員への支払う賃金が滞るほど資金繰りに喘いでいた。
開業当時は物珍しさと有機野菜の栄養価が評価され、上得意先の多かったゴテンバだったのだが、合成食料に比べると随分と価格が高いことと販路が狭いこと。
そして、ヒデツグが食肉として育ててきた黒毛和牛に対して情を移してしまい、出荷するのを戸惑った為である。
しかし、ヒデツグも家族を養い、従業員も養わなくてはならない身だ。従業員にも家族がいるのだ。ヒデツグの我儘で稼げる筈の儲けを不意にすることなど赦されない。
「次は……人間に産まれて来てくれ」
コロニーから離れる輸送船にヒデツグは語りかける。
牛達との思いでは様々あるが、ここでは割愛させていただく。
色々あったのだ。ペットか家族かという程に心を寄せてしまったヒデツグなのだが、彼等はあくまでも食肉専用。心がどれだけ締め付けられるように苦しかろうと、それはヒデツグの責任である。
そんなゴテンバコロニーだから、計画してた利益より実益はかなり少ない。
だからヒデツグは再び連邦軍の仕事を請け負わなければならなかった。
第一次ネオジオン戦争の時のような、雇われ兵の仕事である。
* * * *
アイダやコヤスとプルの姉妹、そして未だに名を知らない褐色銀髪巨乳さんの他に新入社員のジャギ様似の若者と先日会って即日結婚した昔の恋人のシーマ・ガラハウが地球圏の各地を回り、販路を拡大しようとしてくれているが、ヒデツグは連邦から示された仕事を請け負う。
「ヒデツグ、また戦いがあるのか?」
聞いて来たのはハマーン改めハニャーンだったが、今では三児の子を産んでママーンとなったストレートシャギーのハマーンだ。
バニーガールの格好で、胸を覆う布から今にも爆乳が溢れ出そうである。
このハマーン、私服でエッチするのも好きだが、こういうコスプレをして着たままエッチをするのも好きなド淫乱である。
やっぱりピンクは淫乱だった。
「うん、また地球圏がキナ臭くなってきたからな。ちょっと行ってくる」
「では仕事が終わって帰ってきたら……な?」
ヒデツグの首に腕を回して後ろから抱き込む。ハマーンの言っている意味が判ったヒデツグだが、次に床を同じくするのはアイダの番だったハズ。その次はシーママ様だし……。
「何人も子供が欲しい……。そう言ったのはお前だぞヒデツグ。一晩で三人同時に面倒を見るくらいの甲斐性は欲しいな」
ママーンに4Pを強請られてしまった。疲れるだろうが、一度に六つの爆乳に囲まれるのは、セレブや酒池肉林を目指したT卓でもないと出来ないんじゃなかろうか?
「良いですとも!」
鼻息荒く、ヒデツグは答える。仕事の資金繰りに困窮して、愛する牛さんを食肉として売り払ったことなどすっかり忘れていた。
「だがママーン! 君は! 別口で今からも頂きまァーすッ!」
子持ちの人妻の色気を振りまくバニガ衣装のママーンにルパンダイヴ。
ママーンの胸布をずらすと白い双球が「バンッ」と弾けるように零れ、ピンク色の突起をヒデツグの指が摩る。
「相変わらずエロ過ぎだよママーン・サーン!」
「ヒデツグが好きだからっ…もうっ」
声に喜色が混じるママーンのバニガ股布をずらし、抜刀したヒデツグの性剣を挿入。後ろから腰を突き挿れるたびに愛蜜が飛び散り、周囲を汚す。
もう濡れているとは、このママーン……ピンクは淫乱というか淫乱の塊である。
マシュマーが知ったらビッグバンレベルの大爆発を起こしそうだ。
野外で四つん這いになったママーンを後ろから責める度、爆乳がダイナミックに揺れるという痴態を昼間から演じてしまったのである。
ヒデツグとバニガママーンの痴態は、逐一警備用ドローンに撮影されていたそうな。
* * * *
「仕事は一週間だから、じゃあ一週間語に4人で」
ママーンや帰還したアイダとシーママに出かける挨拶をしたヒデツグは、迎えである連邦軍の輸送船に乗り込む。
どこの部隊かと言えば、以前協力することになったハグレ隊だ。
まず、アナハイムがある月まで行き、今回伝達される作戦とモビルスーツを受領しなくてはならない。
サイド3より地球から離れたゴテンバコロニーだが、まぁアレなのでパっと月面上空。白髭ガンダム宜しくワープしちゃったわけだが、アレなので気にしないで欲しい。
アレだアレだと口うるさく言うが、大事な事なので何度でも言います。
輸送船からタッカーのような小型の宇宙艇に乗り換えると、宇宙艇は月面と宇宙を結ぶ宇宙港に入っていった。
「ようこそ! ジャ○リマンへ!」
獣ガールではなく、ハグレのオッサンがヒデツグを迎える。
「いい加減怒られるよ!!」
アンマンかと思ったらアンマンじゃなかった。ガノタでなくとも「ニクまんやピザまんは無いのか?」とネタで語る者は多いだろう。それが寄りによってジャパ○マンである。つまみ食いしまくりのパクりまくりは流石にどうなのかとヒデツグは危惧するのだ。
「へーきへーき。アナハイムなんだから」
何か問題が起きたら、死の商人・アナハイムエレクトロニクスに責任を取らせるということだろうか?
そんなことを、酸素欠乏症か何かでIQが減ったと思われるハグレのオッサンを見ながらヒデツグは思った。
* * * *
アナハイムのMS工廠まで呼び出されたヒデツグの前に、先程のオッサンがIQ戻ったような顔で言う。
IQ戻ったような顔とは実に微妙で曖昧な言い方だが、知能が戻りオッサンとしては見てて不愉快ではない顔と思って頂ければ幸いである。
「ニワ・ヒデツグ。これから貴官のモビルスーツを引き渡す」
パブロフの犬の如く上官に敬礼していたのは昔の話で、今は「へいへい。それで」とヒデツグは続きを促した。
モビルスーツドックが稼働し、空になったハンガーが動いて行くとやがて一機のモビルスーツが姿を現す。
その黒い機体に、ヒデツグは憶えがある。というか愛着がある。
「貴官にはこれを使ってもらう。このジムⅡのカスタム機を」
そのジムは艶のない黒を基調としており。桜吹雪のデコレーションがシールドや機体表面の各所にあしらっている。五月人形の代わりに代わりに床の間に飾っておきたいくらいだ。だが基本性能は今の戦場では確実に現役機に後れを取るだろう。
「いやちょっと待って。今更旧式機を渡されても困りますよ。グリプス戦役の時には既に旧式になってたでしょ」
メタい話、これは競技ではなく実戦である。シャア・アズナブルも「実戦あるのみ」と言ってた。
「いやいや、相手も旧式MSばっかりで来る予定だからさ」
「ギラ・ドーガとかじゃないんですか?」
「袖付きだよ」
「………………今何年?」
「96年。袖付きはトリントン基地を襲撃する動きを見せている」
ヒデツグの認識が非常に甘かった。第一次ネオジオン戦争の次は逆シャアだと思い込んでいたが、ラプラス戦争をしていたようである。
「えー、逆シャアじゃないのー?」」
「ラブ+戦争。で、トリントン襲撃だから。逆シャアはまた別の機会にあるでしょ」
オヤジがおかしい事を言ったが、とかく今回はアニメ版準拠らしい。
「で、コレ。この機体じゃ流石にシャンブロの相手は無理なんでユニコーンガンダムくださいよ。3号機のフェネックスとかあるんでしょ?」
「フェネックさんはアライさんと帽子泥棒を追跡中である」
何を言い始めるのかこのオヤジ。再び獣並みのIQに戻ったようである。
「いやモビルスーツの方を……」
「フェネックがいないとどうにもならん」
あくまでも他からネタをパクる気らしい。こいつどうしてくれようか?
「じゃあジェガンとかあるでしょ」
「あれフロントアーマーないし」
「スタークジェガンは付いてたでしょ」
「あれ特殊任務用だし、もう墜ちてるし」
このオヤジ、どうしてもヒデツグに最新鋭機を使わせないつもりらしい。
「だがこのジムニルスホイホイカスタムも伊達ではないぞ」
「オイ!?」
「冗談だ。設計した技術者を呼ぼう」
そうして、ヒデツグとオヤジの前に姿を現したのは元ジオンの技術者であり、個人傭兵時代の速射式散弾銃を作り上げた親父様であった。
知り合いがアナハイムに再就職が決まり、祝うべきなのだがゴテンバで雇うつもりだったので素直に祝えない。
「このジムⅡブシドーカスタムの性能を疑っておるな?」
こんな喋り方だったっけ? 突っ込みたいところがあるが、正式名称が判ったし喋らせておこう。
「携行装備はビームスプレーハジキに実体式の斬艦ポン刀とビームカタナ一振り。固定装備は頭部の60mmチャカ2門じゃ」
カタギが使って良いモビルスーツではない。今気付いたがペイントとか極道のソレである。
「更に、駆動系には人工筋肉を使いレスポンスとトルク両立しておる」
起きてからネットでググれば人工筋肉は実用化されているだろうが、この世界ではオーパーツだ。このオヤジ様、やっぱりやらかしてくれた。
「このモビルスーツ、開発から長々使われておらんでなぁ。使いこなせる者がおらんかったのじゃ。ちなみにコクピットにはパイロットの動きをダイレクトに伝えるトレースシステムを採用しておる」
オーパーツここに極まる。長々使われなかったのはソイツのせいじゃないかと思うのだが、連邦のハグレ隊はトリントン救援に秘蔵の機体を出すようだ。
見るだけなら中々良いと思っていたヒデツグも、このモビルスーツを動かしたくなってきた。
「トリントン基地から10km離れた地点にHLVで送る。ヒデツグは機体に搭乗してくれ」
「了解した」
すぐさまアームから機体コクピットを開き、乗り込むヒデツグ。
誰も罠を仕掛けた覚えはないのだが、罠はそこにあった。
「ぐ、ぐぇ~」
彼の筋力では、トレースシステムに耐えられる筈もなかったのである。
ガンダムUCってOVA版とアニメ版でだいぶ違うんですねぇ。
筆者である庵パンは未視聴だったので初めて知りました。
なので、違うところが合っても大目に見て下さい。
まぁジム極道カスタムがある時点で大きく違うんですが。