※この作品はR-18です。

ガンダムビルドファイターズ OB   作:庵パン

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最近、ガンオンを再開したんですけどね、
気付かない内に大将に昇進してたんですよっ!
これって仕様なのでしょうかっ?
まぁ腕前がヘボいので降格まっしぐらですが。
前章は次の回で終わりです。


タコ焼き

ヒデツグが「ゴテンバ」などという静岡めいた農業型コロニーを作ろうと考えたのは、デラーズ紛争末期のコロニー落としが切っ掛けである。

スペースコロニーの発言力を増すために、北米の穀倉地帯にコロニーを落下させようとしていた彼等の作戦だったが、ヒデツグが搭乗するRGM-79のジム・ガン、或は波動砲によってコロニーは消滅。ヒデツグは皆の飯(マンマ)を守ったのである。

しかし、食べ物を大事にしない戦争だの紛争だのをしていれば、人類はいつか共食いという禁忌に手を出し兼ねない。

ならば、呑気に生きてないで何時か自分も生産者を始めよう―――それがヒデツグの物欲を強化した所以だった。

デラーズ紛争は、皮肉にも地球圏の人々にジオン残党の脅威と恐怖を植え付けることになり、ティターンズが結成され連邦の主導権を握る切っ掛けともなった。

 

まぁそんなワケで、今では連邦・ジオン・時のポっと出勢力から等しくMSという装備を頂戴し、被害を与え続けていたヒデツグは銀髪褐色肌巨乳の名前知らない美女さんの計略に引っかかって、連邦の弱小下部組織である「ハグレ隊」の戦力としてタコ八郎に搭乗し、グレミー軍への急撃を仕掛けていた。

既にテンタクルスロッドめいた触手で、搭乗員の○学生女児とキュベレイMk-Ⅱを12機を鹵獲済みである。

中には赤キュベレイや紫キュベレイも混じっているのだが、まぁ第一次大戦時のドイツ軍的なパーソナルカラーだろうとヒデツグなんかは気楽に予想する。

搭乗していた彼女達は、アッガイさんの責めが激し過ぎたとあって、補給艦「ベスプッチ」の中で就寝中である。

この補給艦、外装からして連邦の補給艦「コロンブス」なのだが、「転んだらブスっと刺さった」的な音が痛々しいので、ヒデツグが名称を変更したのである。

そう、この艦はヒデツグが個人的に所有する艦なのだ。ハグレ隊は、艦から前線で戦う戦力まで「おんぶに抱っこ」だとヒデツグは思ってしまう。

といっても、「ベスプッチ」も連邦から奪取したものなのだが。

 

「中尉!」

タコ八郎への補給の間に、ベスプッチの艦橋内に入るとすぐにヒデツグに声が掛かる。

「おぉ、アイダちゃん」

そこにいたのは、ゴテンバにいたアイダだ。彼女がこの場にいるのは、一時同じ部屋にいたから理解出来る。

それでも少し思う。

ゴテンバ、無人にしてて良いの?

しかしまぁ、宇宙海賊の被害に遭おうが宇宙スカベンジャーに遭おうが、一年間に二億人分の糧食を生産出来るゴテンバ・コロニーの即日建造は本任務後という契約されてる。

アイダとの幸せな生活が、すぐそこまで来ているのだ。

ハグレが約束を反故にしたら、今後は「連邦から奪いまくるしコロニー100本くらい落とす」とヒデツグは公言してい“ない”が、オッサンも理解しているハズ。

「アイダ!」

ヒデツグからアイダに近付き、しっかりと抱き締める。

絶賛無重力中だから、アッガイさん補給中にでも自室に連れ込んで、アイダの中にも子種をたっぷりと補給したい。

だが、その分のエネルギーが減ったまま再出撃するワケにも行かないので、1G下の子作りまで温存しておくしかない。

「怖い思いさせてゴメンな~」

「いえ、中尉のチームに入ってから、このようなことは覚悟してました」

抱きしめて、頭を撫でたりスキンシップして明らさまな愛情表現を示すが、アイダは真面目なものである。

ヒデツグは以前までに、過去の苦い記憶を思い出して少して愛情表現を控えていたが、求めてきたのは彼女だった。ここは欲望を隠さず愛情を示さずにいられない。

過去にメガバズーカランチャーでフレンドリーファイアをやらかすポンコツ姫だったが、最近は頑張っているし相変わらず真面目だし、二人っきりの時は程々にエロい。抱き心地も、褐色さんに比べても勝るとも劣らない。

「えっと、中尉、人がおりますので……」

気付いたら、艦橋内には他人がいた。

操艦しているアイダを抱き締めるような、車を運転中にセクロスという危険行為に似たことをするハズが無いし、ならばヒデツグが迂闊だったということになる。

いや、ヒデツグ自身、褐色さんが工作員だったということもあって以前より一層、周囲に警戒している。艦橋に入ってからも周囲を見回したのだ。

ベスプッチは自動運転だった筈だ。にも関わらず、人がいる。

見れば褐色さんが操艦中だった。この人、ホントに油断ならねぇ。

「中尉、あの人は?」

「あぁ……ただの工作員の方です」

PMX-004.タイタニアのコクピットで子作りセックスした相手とは、よもや言える筈がない。早く別の場所に避難したいところではあるが、褐色さんがアイダに対して要らんこと言わないとも限らない。

「グレミ―軍の拠点、コア3が小惑星モウサと衝突。大破したのを最大望遠で確認。ハマーン軍との戦闘が泥沼化しています」

オペ子さんの知らせに、ベスプッチが両軍の衝突を確認し停止。3時間の待機ということをヒデツグは思い出した。

というか、仮にも作戦中なのだから艦橋内でエロエロラブラブしている場合では無い。本番とまで行かずとも、オーラルなセクロスをしてしまったがオペ子さんも褐色さんも気にはしていない素振り。

だが間違い無く視界や部屋の隅で迷惑行為である。

っていうか、ヒデツグがブリッジを見回した時はオペ子さん、居なかった筈である。

何? 何なの? 探し物が下手とか、そんなレベルじゃないくらいに見落としたけど、近くに隠し出入り口でもあるの?

「ニワ・ヒデツグ中尉」

操艦していた褐色さんが舵を下位の者に委ね、ヒデツグに話があるようで招く。この場でも十分に出来るの筈だが、褐色さんはベスプッチの面談室にヒデツグのみを呼んだのである。

 

 

*  *  *                       *  *  *

 

 

ヒデツグへの話というのは、この後の方針についてだった。

「あぁ、そういうことなら大丈夫。ハグレ幹部のオッサンには十分に伝わってるから、契約を反故にしたら拙いってことは解ってるよ」

契約を脅しという手段で確かなものにしたということを暗に伝えたのだが、褐色さんの知りたいことはそういうことではなかった。

「え……貴女、今回の任務で退役するの?」

「はい。私も中尉と共に往ければと……」

ハグレ隊のオッサンのセクハラが嫌で、褐色さんもゴテンバ永住希望らしい。

そりゃぁお色気キャラだもの、セクハラいこともしたくなる。

実際淫乱褐色キャラがいると楽しそうだが、この人、どういうつもりだろうか?

「あの…最初は苦労すると思うんですよ。農業ですし、他にも色々専門家を呼んで生産業する予定を考えてますから。あと出会いとか無いですよ。サイド3より地球から離れてますんで」

起業する前から就職面接するとは思わなかったが、ヒデツグは褐色さんがゴテンバ・コロニーで働きたいのかと思い込んだ。なにせ食べ物に困らないし職場環境はオートメイションを考えている。コロニーの守備隊はヒデツグやコヤスが担うから外敵が襲来して被害を出す可能性も低い。

なら褐色さんも守備隊の一員として雇えば良いと思うところだが、この娘というか女は危うい。就寝中にアイダが寝ている脇で、ヒデツグなんかと騎乗位セックスでも狙うんじゃないかと思ってしまって快い話が出来ないのだ。

「いえ、大丈夫です」

なにが大丈夫なのか解らないが、褐色さんは言う。

「ヒデツグ中尉の妻としてゴテンバに」

何を言うかと思えば、正妻として1G下のセクロス狙いとは。

「いやいや、ダメダメ。私は既にアイダのと予約中だから」

「問題ありません。月の裏側と言えば地球から離れた暗黒空間。そこのゴテンバ・コロニーは地球の光が届かぬところです。そして法も。ですから重婚でも近親婚でも……」

「いやいや近親は拙いでしょっ!」

嫁さん二人というのは、異性が好きなヒデツグでも考えみるに嬉しいが大変そうである。特にアイダや褐色さんのような巨乳の持ち主は。それでもだ。

「アイダがOKなワケが……」

「アイダ・レイハン少尉が了解して下されば良いのですね」

アイダって少尉だったのか――と、思うのはさて置いて、その言葉にヒデツグは危険なものが見え隠れするような気がした。

「ア、アイダが痛い思いしたり、苦しい思いするのは駄目ですよ。この件は作戦が終わってから話し合いましょう。三者面談で」

 

 

*  *  *                         *  *  *

 

 

待機時間はヒデツグらが予想する通り縮められ、現在チームのMS搭乗員である二人はベスプッチに接続されたアームの先のタコ八郎に急ぐ。グレミ―とハマーンの軍勢は潰し合ってくれているから、手を出さずとも何れ自然消滅してくれるんじゃないかとも思ってしまうが、ここでヒデツグが動かないと契約違反である。

農業型コロニーの建造は安くないのだから、ハグレのオッサンは契約不履行を理由に金の出し惜しみをするかも知れない。ならば両陣営の頭を討ち取るくらいの功績は、ガンカメラに撮っておく必要がある。

「中尉、来ましたか」

「すまん、二秒遅刻した」

「いや、良いんですけどねそのくらい」

「っていうか、私が【中尉】って呼ばれるの可笑しくないか? もう軍属じゃないのに」

「今はハグレ隊の戦力として動いてますからねぇ……って、それよりも」

急いで出撃だァー! ……とでも言うのかと思ったが、コヤスが言うのは別の話だ。

「プル&プル……っていうかプルの姉妹なんですけど番号で呼ばれるの可哀想だと思うんっすよ」

「あぁ、そうだな。囚人じゃないんだからな」

そこでコヤスは丁度12人いることから、旧暦の名称を当てることを考えたようだ。

「……あのさ、睦月ちゃんや皐月ちゃんは良いとして、長月(ながつき)ちゃんとか師走ちゃんってのは人の名前じゃないだろ」

「っすかねぇ……」

「まぁこの話も帰ってきてからしよ。十四者面談くらいで」

14人もいたら会議が紛糾しそうな気がするが、ヒデツグは司会なりMCでもやれば良いと思っている。自己主張が強い司会が来る可能性も否めないが。

コヤスはヒデツグが「この話も」と言っていることが気にはなったが、深くは追及しない。

どうせ、そこまで描写する気も無いし。

 

 

 

*  *  *                       *  *  *

 

 

開戦一番で「ぽわっ」と出したフォトンマットリングによって出力とか色々強化したタコ八郎の活躍は凄まじかった。ガザやガザやガ・ゾウムををテンタクルロッドっで真っ二つにしながら、グレミ―軍のドライセンを襲撃。大海原に巣食う怪物のように、此れをバラバラに解体してしまったのである。

「アッガイさん、それそういう武器じゃない!」

ヒデツグは何もしてないが、アカハナ憑きのアッガイさんが鬼神の如き戦いを見せていた。

憑いているいるとは言え、一応推進剤を使っているから程々に怠けて欲しいのだが、そんなこたぁ知ったこっちゃねぇ……とばかりにドーベン・ウルフの群に気化爆弾を投げつける。

宇宙で使って意味あるのかね、コレ? とは思いながらも触手によって投げられた大型手榴弾のようなFAEBは、六匹の宇宙犬を飲み込む大爆発を起こし一定の戦果を見せた。

宇宙世紀に気化爆弾が使われる機会が数える程しかなかったし、“準核爆弾”とも呼ばれる気化爆弾の爆風範囲が予想外大きかったこともある。

触手四本が犠牲になってしまったが、相応の戦果はあっただろう。

スペースウルフ隊の姿は一体として残さず、綺麗に蒸発していた。

「あれ? ラカン・ラカランは?」

「今吹っ飛ばしたドーベン・ウルフ隊にいたんじゃないですかね」

「えーっ、ネットで見たら最近ザクⅢ改に乗り換えたって書いてたのに」

一体そんな情報が何処に有ったのか、コヤスは聞かざるを得ない。

「blogに書いてたんだよ。良い歳のオッサンが毎日律儀にblog更新させるのはキモいから辞めろって言おうと思ったんだがけどな……」

毎日ラカンのblogをチェックしていたヒデツグが言えた事ではないのだが、意外とオッサン同士で仲が良いのかも知れない。

この後、コヤスはラカンのblogで「乗る機体、宇宙ワンコに統一しました!!」という記事を見つける。

自己主張が強すぎてホントにキモい。

「っつかリゲルグとかゲーマルク見ないっすね」

あとハンマ・ハンマもというコヤスの呟きに、ヒデツグは自分なりの見解を示す。

「一応、これ小説版だからな。リゲルグの褐色さんはエンドラの副艦と駆け落ちしたのかも。ゲーマルクさんはでなくて良いよ。あの露出狂が出て来ると厄介だし」

強化し過ぎたハンマ・ハンマは、パイロットがハマーン大好き過ぎて破裂したんだろ、と推測する。

「つかコヤス、そっちはそろそろ活動限界じゃないか?」

タコ八郎が12人の女児と同じ数のキュベレイをゲットして、ベスプッチから補給を受けていたのは、八郎の経戦能力の無さが原因していた。

「あぁ、帰り分のバッテリーはありますよ」

「バッテリーって何処のコズ・イラだよ。漏電して無駄に電気使ってるんだから、お前は分離して帰れ」

この作者、ガン種を冷遇しているワケではない。全然知らないだけである。

オクトパスがアッガイから分離すると、児童体型の機体が姿を現した。

「最近マッシヴなアッガイが現れたけど、やっぱこっちが良いな」

「そうスかぁ? あのムキムキな感じも良いじゃないッスか」

「馬鹿め。あんなマッシヴだと萌え機じゃないでしょうが」

宇宙世紀にも、このような細かい派閥争いは起きていた。まぁ良い大人同士だから大きな争いには発展しないのだが。

「じゃあ私はちょっとコア3まで向かう」

「やれますか? アッガイで」

「いや、これはMS-04Rっぽい」

ジオン機の形式番号に付く【R】は宇宙専用。或は宇宙でも使えるMSであることを示すものだ。

が……。

オクトパスを律儀に見送ったアッガイinヒデツグ。グレミ―軍やハマーン軍の戦力は、互いに喰い合ったり超級覇王電影弾的なメガスペシャルアタックめいた物で真っ二つにされたりバラバラにされたりして既にない。

コア3近くの宙域にいるアッガイさんだが、彼の機体が移動する素振りは、四半時起っても一向に見られなかった。

「これ……普通のアッガイだ」

ヒデツグが操作するアッガイはMS04-Rではなく、地上戦用のMS-04であることが判明した。

アッガイが宇宙で活動できたのは「オクトパス」という拡張ユニットが有ったからだと判明したのである。

「うぉおおい! ちょっと待て!」

漆黒の宇宙でボッチにされてしまったが、通信を入れて助けを求めようにもミノフスキーがたっぷり濃厚に撒かれた戦場跡、暫く濃度が低下することはなさそうだ。

このままもたついてたら、エゥーゴとかガンダムチーム辺りが出てきて二つの目標を倒してしまうだろう。

そうなれば、折角の労働も無意味。敵MSを倒した分だけの報酬という話もしなかったし、ハグレのオッサンは契約内容を履行しなかったと言って金を払いそうもない狡さがある。

宇宙空間で活動できる水陸両用MSといえば、アッガイのライバル機であるカプルだが、今からカプルに乗り換えは出来ない。今現在存在しないので無理を言っても仕方ない。

そしてアッガイ=サンとそのファミリー機体、アイツらもうアッガイじゃねぇ。

だが、普通のアッガイもアッガイ=サンくらいのファンシーさはある。あると信じる。

ならば――――。

「ソォォオオイ!!」

アッガイが持ちうるファンシーさフル動員で宇宙空間を泳ぐ。泳ぎだすのだ!

まぁ実際ミノフスキー粒子で満ちている空間である。アッガイとか中身のヒデツグが、必死になって泳げば宇宙でも泳げると思う。なにせヒデツグ最初の二つ名が「多摩川のランブルフィッシュ」だ。気合とか根性とかプライドとかを推進剤にして泳げると思う。

 




ご感想等、御座いましたら何卒宜しくお願いします。
あるとモチベーションとか色々上がります!
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