ニルス君はGBFTに入ってニルス・ニールセンから
ヤジマ・ニールセンと名字だけで名前が行方不明でしたが、
最近見たらヤジマ・ニルス・ニールセン(?)とかになってました。
まぁ何が言いたいかていうと
アイランド・ウォーズ見てないんですよッ!!
レンタルショップで貸し出してますかねぇ…………。
1月7日
「クオッカ=サン、自撮りしましょう」
オーストラリア南西部に浮かぶロットネスト島。一人の女性が小型の有袋類との記念写真を撮ろうと奮闘していた。
彼らクアッカワラビーという動物は、生まれつき口角が上がって常に笑っているような表情を見せていることから人間には「世界一幸せな動物」と呼ばれている。
そんな彼らであるが、好奇心の強い動物なのか人間が近くに寄っても逃げることはない。むしろ、カメラを見せると寄って来るくらいだ。
数を激減させた原因の一つが、野生動物としては低すぎる警戒心だと思われる。
噛み付かれる可能性があるので、お触りは厳禁だ。この可愛さ故に毎年噛まれて怪我をする者がいるが、彼らの食性は草、低木の芽、葉などの草食に向いた歯なので、酷い怪我をする者はいない。
クアッカワラビーと自撮り写真を撮ろうとする女性であるが、若いながらも熟れたその肢体は通常なら身体の線が出る服装でもないし露出度が高い訳でもない。なのに一部の男性には目の毒であった。
長袖のインナーシャツとジャケットの間にもう一枚着てくれれば良いのだが、小高い双球がスウェットを中から押し出し、その豊満さを如実に主張している。
そこから腹部にかけてはなだらかに括れ、その腰で質量が有るであろう双球を支えることが出来るのかと心配になるくらいだ。
しかし直に彼女の腹部を見ることが出来る者がいれば、その筋力に驚き、男であれば彼女の
そこから下にはスラリと長い足がデニムのパンツに覆われているが、少し腰を屈めるとムッチリとした形の良い臀部が突き出される。
彼女の躰を一言で言い表すとしたら次のように集約される。
「実にけしからん娘」
である。
男という動物は剛健な身体を持つ女にこそ己の遺伝子を遺させたがる。閨を共にしたいと考えるだろう。
だが、彼女もそんな迂闊なことは今までに一度としてさせたことはないし、そんな状況に近付いたこともない。
そもそも彼女自身、自らの身体がそんな優れたものと思ってなかったし、何の自意識も無かった。
それでも、国外に出てみて解る。自分が如何に男の眼を誘き付け易いのかを。
今のオーストラリアは暑い季節だ。本当ならジャケットも脱いでシャツの袖もめくり、涼しくしたいのだが、形の良い胸が明らかとなる服装をしてしまうと用のない男共が群がってくることがあるから困る。
彼女の出身国の婚姻制度は“多少”変わってはいるが、彼女自身は何も変わっていない。
そもそも、結婚制度が変わっているからといって淫売や売多が多い訳でもないし、故郷の人々が異性に求めるものは、他の国々と変わらない。
いや、むしろ国の成り立ち方が成り立ち方だ。禁欲的とすら言える。だが、彼女も若く三十路に届く年頃である。
見た目では二十代後半と見分けがつかないのだが、もう30の峠を越した。先程「娘」と表記したが、スマン「娘」と言える年齢ではないのである。
ともかく、彼女も「これは」と思う男が居れば、それなりに積極的になりたい。今まで異性に対して警戒し過ぎたのだ。
「おねーさん、一人?」
声のした方を見れば、二人の男がいた。何時も通りの変な虫か? 片っぽの方の顔がカマキリっぽいし。
「人待ち中だよ」
「どんな人?」
そんなこたァどうだって良いだろうがっ! と、思うところだ。羽虫と同じで鬱陶しい。やはり虫か。
「別に彼氏じゃないよ」
「じゃあ俺達とご飯食べに行かない?」
「えー、どうしようかな」
「奢るからさ」
昼飯がタダと鬱陶しさの板挟みとなって、返答の仕方がおざなりになってしまった。
昼を奢ってくれるならば悪いかと思い、慌てて付け足す。
「世話になった宿の人だよ」
そんなことを言ったところで、一人の少女が走って来た。
「遅くなってゴメンなさぁ~い!」
けしからん軆の女性が待っていたのは、彼女が近くのトイレに行っていたからだ。
名をプリス・マケインという。
男の名ではない。が、プリスは第二次反抗期なのかお年頃なのか、この名が余り好きではないらしい。
曰く「痛い名前」だと言う。日本的に言えばDQNネームらしい。
どの辺りが痛ネームなのか、けしからん身体の彼女……グロリア・チェンバレーに解らないのが悔しい。
これがジェネレーションギャップというヤツか。
そんなお年頃のプリスがトイレで踏ん張っていたなど、まさか言える筈もなく先程ような対応になってしまった。
「グロリア、この人たち……だれ?」
少女特有か二次成長期の少女特有の感覚で見慣ない2体の羽虫っぽい人間を真っ先に警戒しだすプリス。
その感覚、大切になさい……そうグロリアと呼ばれた女性は思ったことであろう。
羽虫二匹は両方とも女に餓えてる感じがある。餓えてなければグロリアに声を掛けて、飯に誘うなどしなかった筈だ。
「私とご飯食べたいんだってさ」
「いやいや、そっちのお嬢ちゃんもよかったら奢るよ」
そんなことを言う羽虫。
プリスは14歳程度。羽虫はロリコンの可能性が出てきた。グロリアも30歳を超して一応ながら人生経験も“それなりに”してきた。ここは慎重に見る必要がある。
グロリアは年齢的に危機感を持つべきかも知れないが、プリスはこれからなのだ。彼女の記憶に変な思い出を加えるわけにはいかない。一時保護者であるグロリアが許してはいけない。
「う~ん、それじゃねえ……」
プリスから放れて羽虫×2だけに聞こえる声でグロリアは話す。
「ガンプラバトルで私に勝てたら飯でも一晩でも付き合ってあげるよ」
夜伽という餌を用意しつつ、自らのフィールドに誘う。
「おっ、良いの? マジ得意だよガンプラ」
そう言う羽虫Aに、多少不確定な事態を考えてしまう。だがビルダーにせよファイターにせよ自らの腕を上回っている人間に会えるなら僥倖である。
不世出のそういった人間を探しているのだから。
「あぁ……でもね、挑戦権は一人一回20ドルだからね。二人同時でも良いよ」
こうしてグロリアは昼飯代を稼ぐのである。
その数時間前の午前中…………。
* * * * * *
RGM-196、最後のジム系列機と言われるフリーダムという名称の機体。
ジム系列の複数のガンプラパーツを元に、スクラッチビルドで作り上げられた一品である。
その左肩に追加武装を載せたガンプラが、プラフスキー粒子で作られた夕日によって黄金色に照られる海面上を滑走しながらビームライフルを撃つ。放たれた攻撃はガンダムヴァーチェのGNフィールドに阻まれ、光の葛となって消えた。
「へぇ、頑張るじゃん」
作品の設定上で付与されたモビルスーツの特殊機能も、素組みしたままではガンプラバトルでは効力を発揮しない。
原作、或はアニメ通りの機能をバトル時に持たせたいのなら、相応に手を加えなければならないのだ。
そういう意味でフリーダムを操作するグロリア・チェンバレーは、相手のゲハ・ジオヤ(63)が一年でだいぶガンプラ制作能力を上げたものだと思う。
「フッハ! いつまでも賞金稼ぎにデカイ面させるか! オレの進化の現実というものを教えてやる!」
ジオヤが1年で進化したビルド能力は、彼の中では20年分くらい苦労だったのだが、グロリアは遥か昔に数時間で通った道である。
「頑張ったことは認めるよ」
でもね……と、フリーダムの左肩に追加された六連ロケットランチャーが起動の為にせり上がる。
絶対の防御など無い……それが彼女の理論だ。2丁のGNバズーカにGNキャノンの一斉射を躱し、肉食性の猛獣の如くヴァーチェを中心に旋回し始める。
六連ロケットを撃つフリーダムがヴァーチェを中心に旋回するのは、爆煙で敵機が見えなくなるのを回避するためだ。
正面から攻撃を受けているヴァーチェだが未だ健在。旋回攻撃を続けるフリーダムに照準を合わせ続ける。
だがそこはグロリア、細かな軌道を駆使して狙いを絞らせない。
「まだまだ甘いよ! オジサン!」
シールド裏のビームカノンと右肩に起こした同種のロケットランチャーの飽和攻撃。起こる爆炎とそこから返されるように放たれる幾筋かのビームを避け、目標に接近。
ヴァーチェからの重い一撃は、フリーダムには到底耐えられないように見える。目標の直前でそれまでの軌道を外れ、爆炎の中から飛び上がった。
同時に右手に持つビームライフルを捨て、軽く握り拳を作りながらもフリーダムの特殊兵装を機動させた。
「ばぁぁァァくさいぃっ!」
フリーダムの右手がプラフスキー粒子の特殊効果を受け、真っ赤に光るが、そこにヴァーチェのGNバズーカが放たれ、フリーダムを強かに叩いた。
しかしGNバズーカの弾は、フリーダムの装甲表面を多少焦がしただけで弾かれていく。
「ゴォォッド! フィンガァァァァァ!!!」
轟き叫ぶグロリアとフリーダムの右手がヴァーチェの装甲を突き破り、穴を広げて抉り取る。
フリーダムは直後に退避し、起こる爆発のエフェクト。
Bttle End
CPUによって告げられる試合終了の合図。
「どうだ!」
戦いの勢いのままに、エキサイティングしていたグロリアは観衆の面前で思わずガッツポーズを取ってしまった。
「ちっ……ちくしょおォ……。最後こっちの弾当たらなかったか!?」
最後に放たれたGNバズーカは、乾坤一滴の一撃に見えた。
あの瞬間、実際にガンプラバトルしていたジオヤだけでなく、多くの観衆がジオヤの勝利と捉えただろう。
「ちゃんと正面から当てないと世界レベルには通用しないよ」
着弾寸前、グロリアは射角を浅くして攻撃を弾いたのである。
彼女が作り上げたフリーダムはそれだけの芸当が出来るガンプラであり、グロリアもそれだけの業を持つファイターだった。
そんなビルドファイターに、ちょっとガンプラ造りが上手いだけの蟷螂顔のニーチャンが勝てる訳がないのである。
* * * * * *
フリーマントルを渡り、パースにあるモーテルで過ごす晩。
ベットに寝そべっていた爆乳女の片足を抱え、自らの男根をその女陰に突き込む。
漏れる女声の嗚咽に似た声は痛みからか嬌声か、何れにせよ昼間にその爆乳で周囲を魅了し続けてきた女だ。望まないものではない筈。
昼前のガンプラバトルでも、尻を振り大きな乳房を揺らしていた女だ。望まない訳がない……。
そう考える蟷螂顔は女を正面から抱え、立ったままの体位で男根を子宮にまで突き挿れる。その肉棒も、女の中で更に固さを増して膨らむ。
更に、こちらは二人いるのだ。もう一人の蟷螂じゃない顔の方が女の後ろから覆い被さるようにして抱き付き、乳房を揉み上げながらその先端の乳頭を探り、強かに摘む。
その痛みに女は小さな悲鳴を漏らすが、むっちりとした臀部を撫で上げながら充血し勃ち上がった肉棒をアナルに擦りつけ、ゆっくりと挿入し腸内をも犯していく。
蟷螂顔が突き上げれば嬌声を挙げ、背後から乳房を搾るように揉めば母乳を漏らして喜ぶ。淫乱を形にしたような女に遠慮は不要だった。
40ドルで夢の3P串刺しセックス。
唇で乳首を甘噛みしながら、直接授乳するのも良い。
充血し、大きく肥大化した男根から、遂に子宮内に大量の子種が飛ばされる。
夜は長い。
二人のザーメンタンクとなった女の下腹部は、精液で膨れて妊婦のようになった。
この女の次女か長男の父親は、二人のどちらかだ。
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……………
というところまで妄想が及んだが、その妄想は惜しくも――――
――というか全く、毛ほども、1ミクロンも実現には程遠いものだった。
「あ――、うん。これはちょっと…………」
ガンプラ壊すのも悪いし、あっさり終わらせても相手はつまらないかな。と、思ってダメージレベルCにして、二人の第一回戦は程々に長時間を掛けて勝負してきた。
こうなると解っていれば、早々にダメージレベルAでロケランを使い、粉々に叩き潰せば良かったと思う。既に300ドルほど巻き上げているのに、休憩を申し出たと思ったら現金握って帰ってきた。
預金を下ろして来たのか? まさか近くで強盗など違法行為を働いは訳ではあるまいな?
「ど、どうしたの? そのお金?」
「家から持って来たんだよっ!」
何やら焦燥感が漂う。本当に警察沙汰を起こす前に止めさせた方が良い。昼飯代ほど貰えれば良かったんだし。
「あー……好い加減この次で終わりだからね」
「…………………………」
「……返事ッ!」
「アっ!? ハイ!!」
空気を震わせたんじゃないかと思う程のグロリアの一喝は、蟷螂とその相棒、更には見ていただけのプリスまで驚かせた。
既に2対1の勝負は常態化していて1試合するごとにグロリアには40ドル入ってくる。
その形式で既に8回以上の勝負。いや、勝負とすら呼べない。グロリアには機械的な作業でしか無かったのだ。
少しは連携すれば良いものを、蟷螂とその相棒は原作設定より遥かに高機動を誇るフリーダムを一度として足止めも出来ずに終わっている。
サービス回として手を抜いてやったのは、それぞれ最初の一回のみである。
最後の回は足を止め、敵線を撫でるようにロケットランチャー全弾発射で一気に撃破。
敢えて言おう。
この戦闘でのセンスの無さ……実にアメイジングであると。
ガンプラの改造が得意だとかほざいていたが、シャアザク&ガンダムのミキシングにスミ入れだけとは、お父さんの日曜大工の足元にも及ばない。
それで360ドルも巻き上げるのは流石に悪いので、半分は返すことにしたグロリアである。
「すいませんね。同意の上で払ったのに半分返して貰って……」
「いや、流石に巻き上げ過ぎでしょ」
「お子さんにもだいぶ待っていただいたのに……。もしも今フリーだったら、今後ともご教授頂きたいんスけど……」
「えっ、それはどういう……」
ガンプラ云々を教えて欲しいのは解るが、話の仔細が良く解らない。どこぞの士官でもないし戦場でもないのだが、意思を明瞭にしない言葉は時として人を苛立たせる。
まさに、今のグロリアみたいな感じに。
「ですから母子家庭だったらオレと一緒になって、それで偶にはガンプラバトルの事とか色々教え……っ!?」
言ってる最中に、グロリアは意外に大きな両の掌で蟷螂の頭部をバチンと挟む。
「キミの目はフシ穴かなー?」
「ス、スミマセン。程々に御歳を召した方かと……」
プリス程の歳の娘がいる年齢に見えたらしい。
表向きには穏やかな口調を装っているグロリアだが、その裏側には「そんな年増が良いなら婆さんにでも声かけてろ」という思念がある。
とは言え、これは螳螂だけを責めれた話ではない。世の中には「この美しい外見で数児の母」という女性が稀にいる。
まぁ、獣欲に任せて二人で180ドルも無駄に浪費するのもどうかと思うが。
パースのレストランで少し遅い昼食の後、パースにあり今日までグロリアが止まっていたロッジにプリスを送る。
ここが彼女の家だ。父親はパース市内で別の仕事をしているので、母親と一人の従業員が小さくない宿舎の切り盛りをしている。
「グロリア、今日は御馳走さま」
「だいたいカマキリとその相棒のお金だったけどね」
敢えて本人に言うことは無かったが、蟷螂っぽい顔の男の呼称はグロリアの中で決定していたようだ。
「でもゴメンねー。まさか、あんなに粘るとは……」
本来ならば、パース市内のニューイヤー祭の余興で開かれたガンプラバトル大会の後にロットネスト島でクアッカワラビーを愛でる約束をしていたのだ。
にも関わらず、蟷螂衆に言い寄らてガンプラバトルで長時間を浪費。オーストラリアは夏真っ盛りなので陽が暮れるのは遅いが、日没直前まで敢行する始末だ。
「いいわ。私は地元だから。それよりグロリアが残念なんじゃないの?」
「あぁ、私はプリスが来るまでに少し自撮り写真を……」
2~3枚撮ったが、インターネットで紹介されるような見事な物に程遠く及ばない物しか撮れなかったのである。
そんな話を聞いたプリスは鋳直すように身を正し、仕切り直すように聞いた。
「また来年くる?」
グロリアは、今現在世界中のガンプラバトルを回り賞金を稼いで身を立てている身だ。
それがニューイヤーフェスティバルのガンプラバトルの際、ジオヤに「賞金稼ぎ」と揶揄た所以だ。
理由は不明だが、グロリアは独身だというのに得た賞金の大部分を故郷に仕送りしている。
用もないのに、安くない金を使ってオーストラリアまで来る余裕は無い。
「来年もパースの新年に賞金付きのガンプラバトルがあればかなぁ」
そう言うしかないのだ。プリスは大事だがその友情を続けるための嘘はつけない。
「でも、多分来るよ。ガンプラバトルのブームが止む気配はないし」
更に言えば、数年前から一般的なスポーツのように競技化しつつある。
5年前の夏にプラフスキー粒子がこの世から消えて無くなり、ガンプラバトルそのものが不可能になったが間もなくニルス・ニールセン……現、ヤジマ・ニルスとその妻、ヤジマ・キャロライン夫妻によってプラフスキー粒子は再生成を果たし、ガンプラバトルも復活した。
粒子が無かった間、グロリアは故郷に引き込んで国家の雑用のような小さな仕事をしていたが、実入りは今よりも遥かに少なく国家自体の展望も暗闇に包まれていたものだ。
「グロリア、次は何処に行くの?」
「次? 次の予定はね、ニホンに行く予定だよ」
世界で初めてガンプラバトルが行われた国である。今は冬の地だ。今日のように男の男の目を惹くような薄着の格好をしなくて済む。
「ニホンのチバのマクハリってところ」
そんな会話を、数年前から実の姉妹のように付き合って来たプリスに話すのである。
* * * * * *
「ヒデツグ~、オダは?」
新宿バトルドームのガンプラバトルの試合の間。休憩室の座椅子に寝そべるフェリーニはアンニュイにヒデツグに訊ねる。
「正月終わったから、社会人は仕事だよ」
「アイダちゃんは何時、実家から帰ってくるんだあ?」
「リコが言い寄ってウザいからもう来ないって」
何っ!? と、慌てた様子で飛び起きた。女好きのイタリア男は、美女が自分を避けて今までの生活を変えることがショッキングだったらしい。
「ジョークだ。よ21日に帰って来るって」
「な、なんだよ。驚かせるなって……」
「いや、お前ひ……」
他人の彼女に言い寄るなよ。と言いかけて、ヒデツグは言葉を中断させた。
ヒデツグとアイダが交際していることは秘密だ。本来なら収入が安定しないどころか、仕事がないヒデツグは女性と交際して良いものと思っていないし、正式にアイダが彼女と言ってしまえば、別かれる際には彼女もこの場を離れ難くなってしまう性格である。
本音を言えば定職に就き、ヒデツグの人生で今後会うかも解らないアイダのような女性と婚約したいし家庭を持ちたいくらいに愛しているのだが、ヒデツグにはアイダと産まれてくる子供達を満足に食べさせていく甲斐性を持つ自身がない。
賞金付のガンプラバトルで稼いでいるが、このブームが下火になる日がいつ来るかと思うと恐ろしい。
今でこそガンプラバトルは世間からスポーツ等の競技として認められつつあるが、それだけで食べていくには企業に雇われ、そこのチームにでも入らなければ不可能だ。
各地で開催されるガンプラバトルの大会で、将来の不安なく稼いでいくにしても、企業なり相応に大きなバックボーンがあって可能である。
「21日って幕張で賞金付の大会あるじゃないか。お前、行くのか?」
「春の大会の予選だけどね。それでも賞金は出るから私も出るよ」
「チームメイトのアイダちゃんを迎えに行かなくて良いのか?」
「大丈夫。問題ない」
「お前、結構薄情だな」
「勘違いしないでもらおうか」
どういうことなのか。クエスチョンマークを思い浮かべるフェリーニに、ヒデツグは言う。
「アイダちゃんが帰って来るのは夕方だけど、大会受付は早朝だからイケるッ!!」
ヒデツグは、さも早起きが得意ですとでも言うように言い放ったのである。
未だにエロ描写が作品中では夢か妄想の中だけです。
そろそろ本気で子作り……と、思いますが、主人公が子作りセクロスするのは
まだまだ先になりそうです。
次回は遅くなるかも知れません。
いい加減、他の作品……というか魔導の方を進めなければならないので……;
まぁそう言ってそうならないのが庵パンなのですが。
グギギギ.......
――追記――
先週のUAが庵パン史上凄いことになってました。
いや、週二投稿ですしもっと凄い人はスゴイのでしょうが、
庵パンめには考えられない閲覧者数でありますっ。
PIXIVに投稿してた時でからは考えられない数でありますッ (五体投地土下座)
あと感想など御座いましたら………(チラッ