共和国のリゾート地のスイートで、嬌声が響く。もっとも、このホテルは防音は折り紙付きである。他に漏れるおそれはない。
「はぁ、あ、あ、ああ…!」
シーツをつかみ、嬌声を上げ、女はパールグレーの髪を乱す。やや大柄な男は足をぐっとつかんで、女の蜜のあふれるそこを自らで遠慮なく突き上げる。体が浮きそうになるくらいのそれに、女は悩ましげに眉をよせて、声を漏らす。
「はぁ…あ、っ…やば、エリィちゃん…!」
「あ、いい、いく…レジーくん…あ、ああ…」
シーツに込める指先の力が強くなると、きゅうっと花園を荒らすそれを締め付ける力が強くなる。エリィちゃんと呼ばれた女は艶のある声で男の名を呼び、男の怒張ははちきれんばかりになる。
「おおお、いく、イクっ…!!!!」
パンパンと腰を打ち付けていたのをやめ、ひときわ奥まで貫くようにする。エリィはたまらず眼尻に涙を浮かべながら、快楽にむせぶ。
「あ、あああああ…っ…!」
ドク、ドクっと音がしそうなほどの射精を受けながら、エリィは眼前が真っ白になるような快楽をむさぼる。周りにいる二人の男は、その様子に思わず見とれてしまっていた。
「…やっば、これ」
しばらく余韻を味わったのち、レジーが腰を引き抜いて、少ししぼんだ逸物を包んでいたピンク色のゴムをずらす。先のほうがふくれあがるほどに溜まっていることから、相当な量がそそがれたことがわかる。エリィは半眼でそれをぼんやりとみる。
「レジー、出しすぎだって」
細身のサイクスがニヤニヤしながら口を出す。
「人のことは言えないだろ?俺もだけどな…」
事実、同じように使い捨てられた色とりどりのゴムは、口を結ばれて無造作にベッドに散らばっているが、どれも大きく膨らんでいた。
「本当、射精しすぎよ、貴方たち…」
余韻からようやく抜け出してきたエリィは、ため息を軽くついて三人の男たちを見回す。
「いや、だって、なあ?」
「誘われてたからひょっとして、なんて期待していたけど…」
「エリィちゃんとヤれるってなら、なぁ…」
三人が三人、彼女から味わった極上の快楽を思い出してにんまりとする。彼女の実家の隣に居を構えたことと、警察の世話になったことからこんなことになるとは、出会った時の彼らも彼女も思いもしなかっただろう。
「万が一って考えて、オナ禁していたかいがあったぜ」
「もう…ほんと、こんなことになるなんて…」
ため息をつく彼女に、サイクスが突っ込む。
「ええ、でもさ、こんなホテルに泊まるって聞けばさぁ…」
「だな。俺たちだって期待はするさ」
恨めし気に見つめるエリィの胸のなだらかな曲線を見る。少しまだ息があらい彼女にあわせてぷるぷると揺れるのがなまめかしく、生唾を飲む。
「あ……」
エリィの顔がみるみる赤くなる。彼女の視線を追えば、自分たちの股間が再びいきりたちはじめたのが確認できる。エリィはため息をつきつつ、唇を重く動かした。
「もう一回、する?……」
その小声の提案を拒否することなど、ハイブラッズ達には考えもつかないことだった。